４月の花（９）

タムシバ　（４．１５）

賢治の「おくら」敷地内。モクレン科。ニオイコブシとも言われ
花は普通のコブシと同じようだ。ただ丈は低く３～９ｍぐらい。
タムシバの葉のほうが、やや細長い。

朝は寒いが快晴である。昨日は２時から地区老連の２１年度総会。
各地区の代表約５０名集まって開催された。議案可決。役員選出の
後、私から簡単にわが老人クラブが正式に４月２５日の総会で解散
し従って地区老連から抜けることになった経緯報告と今まで長年、
会と私への支援を謝する挨拶をした。幸い皆さんから批判的な態度
は無く、終わりに当たって盛大な拍手を受けた。懇親会には参加せず
直ぐ退席した。これでクラブ関係の行事関与は一切無くなったことに
なる。帰宅したら肩の荷が下りて安堵疲れを感じた。まだ夕方には
早かったが、疲れを取るべく酒、ビールを飲んだ。そこに妻が帰って
きて「何の酒ですか」と言うので心境を述べ「卒業祝いだよ」と言った。

今日の午後、車で２０分ぐらいかけて花巻温泉に出かけた。２４日に
行った時満開だったので葉桜を覚悟して行ったのだが、未だ満開の
状態だった。場所によっては少し散り始めたという程度だ。何時もの
句会の仲間の一人も来ていた。しばし俳句談義をする。６０代で若い
し優れた新しい感覚の句を何時も披露してくれる。論客でもあり、的
を射た論で俳論を展開する。だから彼が欠席すると淋しい。今般
ＮＨＫの毎週土曜日に放映されている松山市で開催されている「俳句
王国」に出演要請が来ているそうだ。全国各地から選ばれた８名の
人たちが出演する。名誉なことだ。３時半頃帰宅した。

 

 

４月の花（８）

櫻（１）　　（４．２０）　散歩の途中。ある庭の風景。しだれ櫻。

連日、寒い。ストーブを焚き炬燵にあたる。冬並だ。
昨日は町内会の総会。参加人数が年々少なくなっていく。役員を
入れて３０名ぐらいだ。懇親会の初頭に私が司会の許可を得て
発言し老人クラブの解散を報告し、多年の支援に礼を述べ、今後
町内会の活動の中で高齢者を配慮していくことをお願いし挨拶とし
た。その後酒を酌み交わし、交流を深めた。私よりずっと若い人達と
も話が出来て有意義だった。

豚インフルエンザとのことで大変だ。適性に処理した肉は心配ないと
のことだが、やはり心配だ。当分シャブシャブは止めようと思う。
牛肉ならよいのだろう。しゃぶしゃぶは調理が簡単なので、時々食べ
ている。
午後ゲートボール。６名。男女各３名。男３勝１敗。

４月の花（７）

水仙（２）　（４．３）　庭にて。再録。

寒い。３月下旬の気温とのこと。冬並みの厚着をする。老人に
寒さはこたえる。ストーブを焚き炬燵にあたる。

昨日は好い天気だった。午後町内のグランドゴルフ愛好会の立ち上
げ会議があった。参加する。会員登録は１４名。私はどの程度参加
出来るか甚だ疑問だが、皆と交流したく参加を決めた。月２回開催を
決めた。
長男のところの孫から電話があり現在大学の３年なのだが来春の
就職先が決定したとの事だった。某銀行とのことだった。某生保を
断った上で決めたとの事。内定取り消しなんていうことが起こらなけ
ば良いと思う。

今日午後老人クラブ最後の解散総会だ。約１時間でスムーズに議事
進行し、直ちに懇親会。各々思い出を語り、内容の濃い会となった。
恐縮したのは私に対し長年の功を謝するということで記念品送呈が
あったことだ 。２月最後の役員会で、ある役員から、この件、提案が
なされたが、私が強く固辞する意思を表明し、納得を得たものと思って
いたが、役員一同で準備をしてしまったということなので、有難く受領
した。会が無くなっても、今後お互いの交流を深めることを誓い散会
した、

4月の花（６）

賢治碑の片栗　　（４．１５）

辛夷の根元に今年も２輪寄り添って咲いていた。まるで賢治と
トシのようだと思った。例年２輪なのだが３日前に行ってみたら
１輪増えていた。小さな花だった。

昨日は一日雨で家の中にいた。句集を見たり、また今夜ある句会
の準備をした。俳句に使える言葉を捜して賢治全集の詩集「春と修羅」
を読む。「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」など妹トシを亡くした悲しみ
が切々と迫ってくる。詩集から幾つかの使いたい言葉が見つかった。

臨済宗の松原泰道師の「百歳記念講話集」のカセットを注文した。
別巻入れて１４巻（各、約１時間）だ。私にとっては安くない価格だが
思い切って注文した。師の本は以前から時々読んできた。
「般若心経講話」や「人間は生まれたから死ぬ」等だ。老後のこれか
らの日々を少しでも正しく幸せに過ごしたいとの思いからだ。
本で読むより耳から聞いた方が頭によく入ると思う。そして途中から
聞いたり、車の中で聞いたり出きると思ってＣＤでない方を選んだ。

今日の俳句（久保田万太郎句集「こでまり抄」より）

神田川祭の中をながれけり

ふりしきる雨となりけり蛍籠

したたかに水をうちたる夕ざくら

春水のあるひはながれいそぎけり

この恋よおもひきるべきさくらんぼ

4月の花（５）

連翹　（４．１５）　散歩の途中。

右裏に同じく黄色に薄く写っているのはトサミズキ。

昨日午前中は老人クラブの総会と懇親会の準備。参加人数が
確定した。43名中31の名参加。会計と相談し期末残高を使い切る
ように、懇親会の酒肴の内容を決定し業者に諸注文を出した。
これで一段落。開催を待つばかりとなる。

午後快晴の中、満開の桜の下でゲートボール。９名参加す。気分は
最高だった。カメラを忘れて行ったので残念。気分の良いせいもあり、
私のプレーはロングタッチも決めて最高のコンデーション。気分良く
帰宅し飲むビールの味は最高。夜は野球中継もなく、時代劇ドラマ
「かげろうの辻」のみ見て早めに就寝。この時代劇は紙芝居を見ている
ような痛快で胸のすくような面白さがある。

今朝奥の庭の手入れをしていたら、木陰の２箇所にシドケの赤ちゃん
を発見。昨年分けて植えたのを忘れていた。増えれば良いがと思う。
本来山中にある山菜なので、管理が難しく、今まで主に生えているイチ
イの木の下のは年々減っていく。山草、山菜の管理は難しい。一昨年
買って来た白花の片栗、昨年購入したシラネアオイも毎日期待を込め
て見ているのだが芽が出ない。今後これらの購入はほどほどにする。

4月の景（１）

岩手中部病院　　4月から開院した県立病院の正面を望む。

昨日新設になった中部病院に行ってきた。花巻厚生病院の医師が
予約していてくれた。泌尿器科を受診する。新しい最新施設の病院
なので気分が良い。受付の女子職員も親切だったし爽やかだった。
環境が新しいことも加わっていると思う。
医師も初対面なのだが感じの良い先生だった。威張ったり、特権
意識を持ち患者の心情を理解せず、乱暴な言動をする医師にも何人
か過去に接したが、体は治してもらっても心が傷つく。

14日は吟詠会の例会だった。新しく若い私の娘の年齢の女性が仲間に
誘われて見学に来てくれた。最高に嬉しいことだった。会の現状は誘致
運動を必死に展開してきたにもかかわらず成果が上がらず少人数のま
まだ。それも高齢者が多い。教場長の私としては、この吟詠という良い
趣味を若い人にも是非受け継いで行って貰いたいのが悲願だ。その思
いが少しでも実現できることは嬉しい。正式な入会を勧めた。

昨日の午後はかねてクラブ総会の議案書のコピーを振興センターに依頼
していたが出来てきたので、43人分妻と二人でホチキスで止めて仕上げた。
後は総会参加会員の人数報告を班長から受け、懇親会の準備をするだ
けになった。総会は25日。

4月の花（４）

一輪草（１）　（４．３）　庭にて。

地味な花だが、いち早く春を知らせてくれる。庭には四十雀や
鶫、そして雀が来て嬉しそうに餌を啄ばんでいる。掘ったばかり
の畑にも虫があらわになったので啄ばんでいる。
昨日妻が最初の種まきで、豌豆を蒔いた。

私は昨日は一日俳句会。盛岡の国保会館で21年度俳誌「樹氷」
同人俳句会兼懇親会。10時投句締め切り。11時より句会。
「樹氷」は県内発行の俳句結社の一つ。小原琢葉主宰は中央俳壇
でも最も高く評価されている重鎮。満88歳だが、益々評価の高い
句を発表続けている。昨日の参加者は66名。一人無記名で当期
雑詠3句投句。一般参加者は3句選。特別選者は佳作5句。特選1句
選。特別選者は主宰の指名で13名。私も前もって依頼されたので
名誉なことだし勉強になると思い引き受けた。全投句数は１９８句
なので吟味して句を見る。特選句作者には賞として選者の色紙か
短冊を送呈することになっている。私が準備した色紙の句はかって
天為有馬朗人主宰から評価された「付髭の吹き飛ばされし春祭」
の句を選んだ。句会後の懇親会は主催の米寿祝いも兼ねて開催
され3時盛会裡に終了した。

今日は10時から地元の5名からなる小句会がある。5句準備した。
また早朝「天為」4月号分の同人作品5句を選んで投函した。

午後はゲートボールの予定。

4月の花（３）

水仙（１）　（４．３）　庭にて

午前中老人クラブ最後の役員会だ。９名出席。議案書案を配り
審議し原案通り承諾をえる。今月中総会を開催し、報告事項の
外、解散案を提案することとなる。議事を出来るだけ短くし、懇親
会を陽気に盛り上げようとのことになった。じめじめしないと言う
ことだ。

午後囲碁愛好会に行って一局打つ。私が２子を置く。この前勝った
相手だが今日は大敗。有利だったが終盤で逆転された。わが陣内
に一手打たれその対応を誤った。うろたえ形勢を誤った。まだまだ
の感だ。今後の研究課題が大きい。前途多難の感あり。不屈不撓
の精神で行こうと思う。

　　

4月の花（２）

スハマソウ（ユキワリ草）　（４．３）庭にて

4日午後初めての屋外でゲートボール。男女各3名参加。男、女に
分かれて４戦。共に2勝2敗。風が強かったが気分良かった。
昨日5日はテポドン騒ぎで落ち着かない。11時半頃通過。被害なし
とのことで安心した。
午後3教場合同段位審査会に参加。受審者15名。見学応援者含めて
約40名参加。約2時間の後、懇親会。司会者より、審査委員長及び
各教場長に吟詠要請あり、私は「訣別。　梅田雲濱　作」の漢詩を
吟じた。

今日の俳句（天為4月号より）

有馬朗人主宰の句（パリの晩秋15句より5句）

短きはデカルト通り秋深し

黄落やノートルダムの鐘が鳴る

秋灯マリアの影とエスの影

パリの猫も戯れてくる猫じゃらし

パリの宿の穴蔵にゐて火の恋し

私の俳句（主宰選同人作品）

新米やあらたに買ひし炊飯器

ピンぼけの写真貰ひし文化祭

眷属もなき仮の世の隙間風

喫泉に顔を打たれし虎落笛

冬の月木の瘤魑魅（すだま）宿しけり

 

4月の花（１）

クロカッス　（４．３）　庭にて

昨日花巻東惜敗す。試合前、解説者が投手は伯仲だが打撃は
清峰が上というニアンスで評していた。これは楽観を許さない試合
になりそうだ、それでは優勝への執念と運を頼みに全力を出して
ほしいと思い観戦した。しかし守備にも硬さが感じられた。7回菊池
がフォアボールを出した時解説者が「これはいけませんね。こういう
ミスが得点に繋がるんですよ」と言った。まさにその通りだった。この
走者が勝利の1点を得たのだ。続く打者に打たれた時は、下位打者
だし２ダーンなので油断したなと思ったのだが、菊池の談話で「研究
した球を打たれた」と言っていたので、違うらしい。
捲土重来という言葉がある。夏の甲子園を目指して頑張って
ほしい。