楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

庭の花(7)

2010-08-26 14:34:48 | Weblog

ミソハギ (7.20) 花期が長い。盆ころまで咲く。よく田の畦でみかける。

残暑が続く。昨夜は俳句会。7名参加。盛会のほうだ。賢治生誕記念俳句大会
を数日後に控えて熱気にあふれた句会だった。内容的には何時もの通りだが
夏、秋混合の季語の句だ。まだ夏の句が多かったかも知れない。しばしば今年の
異常な猛暑が話題にもなり句にもなった。蛇も話題になった。山間の農家の会員
は日常的に見かけ接している様子で、鼠や害虫の捕食の効用を評価していた。
だから、あまり怖がらず接しているのだ。ただ幼い孫が蛇がいると報せ、見に
いったら蝮だったので、その時は驚いたとのことだ。街中の女性は、ベランダに
横たわっていて怖かったと話していたので、私は蛇避けの粒剤を使っている話を
した。[知らなかった。早速買う」と話していた。

一昨日今年春京都の大学院を卒業し大阪に就職した孫(男)が突然ひょっこり
尋ねてきて驚いた。職場で知り合った友人と二人でのぶらり気ままな旅行をして
いて前日急に花巻に着き花巻温泉に泊ろうとしたが宿がとれず、やむをえなく
新鉛温泉の愛隣館に泊り、これから在来線で青森方面に行き細かいことはこれ
から二人で相談し宿泊場所も現地に行ってから探すとのことだ。急に私達に
逢いたくなり友人は駅に待たせバスで来たと僅か10分ぐらい2年ぶりの再開だ。
車で駅まで送りこれからの旅行の無事を祈った。このような旅も独身時代の
若者の特権だと思った。


今日の俳句(蛇)

山に来て蛇を恐れぬ少女なりき    重信

全長のさだまりて蛇すすむなり     誓子

青大将ばさりと落ちし島の昼      古蝶

 

 


庭の花(6)

2010-08-23 10:01:56 | Weblog

白山芍薬(2) 奥の庭 (5月)  桂の下。

今日も朝から猛暑だ。パソコンは依然重く時間がかかるが脳トレと思い忍耐
してブログに向っている。今朝8時に県立病院に行ってきた。2ヶ月に一回の
泌尿器科の20日の予約日をすっかり忘れて改めて予約するためだ。暦に
書き込んでいたのだが、それを見るのを忘れていた。初めてだ。痛みがある
とかだと忘れないと思うのだが、そうでないし、日頃絶対忘れないと、過信して
の油断大敵だった。幸い薬が無くなる前の27日に予約してくれた。今後は
予約日を大きな円で囲むことにする。

帰ってきて、腹がすいたので、小さな塩むすびを作って食べた。美味しかった。
戦時中、中学4年の時、国鉄の砂利運びの勤労奉仕をしたが、その折、毎日
出される塩むすびが大変美味しかった。おかずは漬物だけ。その思いもあり
いまだに大好物だ。

今日の俳句(夜の秋)

夏の季語だ。残暑厳しい折、夜にどことなく秋めいた感じがする。まさに今の
季節だ。このような情趣をいう季語だ。

夜は秋や雨音深き楢柏        亜波

夜の秋の雲をへだつる障子かな   蛇笏

西鶴の女みな死ぬ夜の秋     かな女

 

 

 


庭の花(5)

2010-08-19 10:54:05 | Weblog

野あやめ   (6月) 書斎前


昨日も暑く、ゲートボールを休んだ。熱中症が怖い。もっぱらテレビで高校野球
観戦。夜は残念ながらプロ野球中継はなく早く寝た。夜中は涼しく寝やすかった。
裏の畠では盛んに虫が鳴いている。蟋蟀らしい。今のところ独奏だ。
娘夫婦が置いていった韓国ドラマのCDを早速プレゼントされたプレーヤーで
再生して見る。面白い。「頑張れクムスン」というドラマだ。全部で24枚ある長編
だがまだ1枚目(7話ある)の6話までしか見ていない。今後楽しみだ。以前見た
「チャングム」に出た美人女優をまた見れたのは嬉しかった。


庭の花(4)

2010-08-16 11:34:44 | Weblog

アカバナ月見草   居間の前庭。 (6.20)


盆も瞬く間に過ぎてゆく。一昨日娘夫婦一家3人が帰っていった。やはり
寂しい。いつも逢えればよいのだが、それは無理な話だ。分かっているのだが
感情が伴わない。孫娘に詩吟を聞かせた。私の日常の生活の一端を知って
もらえたと思う。そこに今まで以上の相互理解、絆が深まる。
娘婿からパナソニックのブルーレーデスクレコーダーをプレゼントされた。自分で
設置もしてすぐ使えるようにしてくれた。番組の録画をしたり、CDを見たり、楽しん
でもらいたいとのことだ。早速操作の学習をして、楽しんでいる。

PCの調子が悪い。ブログを操作し記事を書くのにも数倍の時間がかかる。万事
反応が遅い。メーカーの富士通のサポートページにアクセスしたら2002年夏型
の修理部品の保管期間は過ぎました。と出た。修理には応じられないとの意味だ
ろう。大変時間がかかり、ブログを書く意欲も無くなる。 替え時かもしれない。

 

 


庭の花 (3)

2010-08-13 10:06:22 | Weblog

赤花マロニエ(2)  前の庭。


昨日の台風は大したことなく今日は晴れた。今娘と孫が賢治碑に出かけた。
今月27日は賢治生誕記念俳句大会来月21日の忌日は賢治祭と続く。
わが吟詠会では盛岡の仲間の呼びかけで、市内の吟友と共に約30名の予定で
賢治祭の5時から始まる主なイベントの前の時間(3時半~4時)の予備イベント
に碑の前で「雨ニモマケズ」の詩を全文吟詠に参加する予定である。だから今朝も
独自で練習した。詩文は見ての朗読だ。詩文はほぼ暗記しているが、吟符は自信
がない人が多いと思う。
「ヒデリノトキハ」は原文では「ヒドリ」となっていて、今でも論争が絶えない。誤記とい
う解釈が定説だ。私達地元の者も大方それに従っている。しかし最近、俳句
会や詩吟の会でも解釈が話題になった。本人が故人である今は永遠の謎だろう。
最近新聞の投書知ったことだが、その記事を読むと僧侶で作家の某氏が「賢治が
そんな単純な誤記をするはずが無い。ヒドリは仏事での日程をたてることを日取り
と言っているので、そのことに違いない。すると続く詩文「ナミダヲナガシ」とも合う。」
といっていることを知った。一理ある説だと思った。

 

 

 


庭の花(2)

2010-08-10 10:20:41 | Weblog

山芍薬(2) 奥の庭。気に入りの花なので実生させるべく種子を採った。


早朝、玉蜀黍を数本採り、後茎をほりあげる。腰痛持ちの私には手で抜くことが
出来ない。深い根ではないが横にはっていて、高い茎や実を支えているだけあって
なかなか強固だ。10本抜いて止めた。トマトも良く毎日赤くなって採れる。。
日曜日には息子にも呉れてやった。茗荷も今朝20個ほど採った。露ぽいので
ほどほどでやめた。最初目が馴れない中は土と同じような色なので見分けがつか
ない。だから手探りでも探して感触で採る。草深い茗荷畠の底にはカマキリや蝉や
コウロギの仔とかの虫もいる。蜂が居ないか何時も注意している。

庭で羽化したばかりの蝉が蜘蛛の巣にかかりまさに餌食になろうとしていた。いかに
自然の摂理であろうとも、長年土中に居たのがやっと出て食われるのは可哀想だと
思い助けてやった。喜んでいた蜘蛛はがっかりし、私を恨んだかもしれない。しかし
蜘蛛には、また獲物にありつくチャンスは多くあるのだと、私自身の行為をを肯定した。


今日の俳句(蝉)

奥の庭には立ち木が多いので蝉が鳴いている。最近みんみん蝉、法師蝉も啼いて
暑さを特に感じさせられる。ヒグラシは涼しさを与えて呉れるが、めったに聞かない。
奥の庭には蝉穴が沢山あいている。

蝉時雨子は担送車に追ひつけず   秀野

朝の蝉富士のくれなゐ褪せゆけり   秋櫻子

蝉の穴覗く故郷を見尽くして       苑子

 


庭の花(1)

2010-08-09 09:33:30 | Weblog

 (5.19) 奥の庭。椋の大木に絡んでいたのだが、伐採後小作りにした。

註。何時もの通り操作したが写真が挿入されない。調子が悪いらしい。

今朝は墓の掃除。その後庭の除草。主に紫陽花の整理。ドクダミ取。

昨日は息子夫婦が来た。韓国産の焼酎小瓶2本をお土産に貰う。嫁は外出し
トイレの小物や妻の日焼けを心配して手袋等を買って来た。

12日は娘夫婦、孫娘が来る予定。賑やかになる。

今晩は俳句会の日。昨日までに9句を準備。今日の明け方床の中で1句作る。

今日の俳句(立秋

連日かってない猛暑の連続だが7日暦の上では早くも立秋。秋となった。

秋たつや川瀬にまじる風の音      蛇笏

草花を画く日課や秋に入る        子規

山国に省略の秋はじまりぬ       眸


夏の花(14)

2010-08-04 16:38:21 | Weblog

虫取り撫子・シラン(2)  裏の花壇。(6.19)


今朝茗荷を3個採る。露ぽいし、少し味わえばよいので、後は探さなかった。
今日は電気器具やさんが来ている。デジタル対応で既にテレビは2台取り替えたが
BS対応のアンテナの設置の為だ。なにかと金のかかることだ。


今日の俳句(天為8月号より)

有馬朗人主宰の句(壬生の鉦15句より5句)

瓶にさす一枝の花吹雪かな

今日の町深く入りけり白牡丹

ちよつと横のぞきては打つ壬生の鉦

壬生の鉦打ち打つ遂に振り向かず

残り鴨孤に徹しゐる一羽かな

私の句(有馬主宰選5句)

羞ぢらひて笑窪も深く山笑ふ

翁草風の嗚咽や馬の墓

ノラの世も久女も遠く月朧

蜆蝶睦言交す卍かな

ふらふらと紙飛行機昭和の日


夏の花(13)

2010-08-03 14:51:21 | Weblog

クレマチス(6.19) 居間の前。


昨日はゲートボール12名参加。終わりごろ少し気分が悪くなった。熱中症気味
かも知れぬ。以後暑い日は控えたほうが良さそうだ。
今日午前中は奥歯1本抜歯。歯槽膿漏だ。毎月定期診療を受けているのだが
医師も見落としていたらしい。私も大したことがないと、なおざりにしていた。万事
早めに手当ておいた方が良い。

賢治童話「グスコーブドリの伝記」を読む。何時読んでも感銘をうける。冷害の
農民の為、命を捨てて救う話だ。「雨ニモマケズ」の思想と同じだ。昔東北地方は
冷害に苦しんだらしい。子供の頃古老から、豊沢川に生活苦から捨てた嬰児の
死体が幾つも浮いていたり、堕胎の為鬼灯を使ったとか悲惨な話を聞いた事が
ある。家でも多少田を貸していて、秋に小作料を払う人が来たが、いつも天候不順
を理由に小作料を負けてくれとしっこく頼んでいた。そして何時も私に小遣い銭を
呉れた。私はそれが嬉しくて「良い人だね」と親に言うと「嘘つきのずるい人だ」と
悪口言っていたのを覚えている。駆け引きも勿論あっただろうが、本当のことも
あったのだろう。その小作の人たちも戦後の農地改革で、かえって裕福な生活に
なった。マッカーサー様様だなと思った。


夏の花(12)

2010-08-01 08:13:24 | Weblog

赤花マロニエ(橡) (5.25) 前の庭。

去年大分剪定したが、心配をよそに咲いた。成長が早い。


今日も暑くなりそうだ。昨日は墓に行ってイタドリを刈ってきた。根が固い木質なので
根絶は出来なかった。またすぐ伸びるだろう。お盆には、あまり伸びないでくれれば
良いと思う。また玉蜀黍、枝豆を始めて収穫した。美味しかったが、どちらも未だ
少し早い感じだった。最近近所では玉蜀黍が狸に荒らされた被害を聞く。狐も目撃
されていると言う。開発や食料事情等で、住宅地にも現れることになったのだろう。
現在、最初の4本荒らされただけだ。ネットを掛けたら大丈夫なので、カラスの被害
だったのかもしれない。冗談に「女狐に騙されてみたいから」と言って夕刻時々出て
見ているが、その気配はない。月の夜なんか出そうな幻想を覚える。被害は困るが
動物がいる風景もまんざらではないと、ほくそえんでいる。


今日の俳句橡の花

橡の花貴船といへばこぼれけり   夜半

雨よりもさみしきさまに橡散れり    占魚

橡の花母も安らぎ給ふらむ      昌治