楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

4月の暮らし(11日)

2019-04-11 08:31:12 | Weblog

狸のオブジェ  賢治碑入口付近

 

今朝起きてみて驚いた。雪が10センチほど積もっていた。
昨日は畑全体に肥料を撒いて耕運機で掘り、種まきの準備をした。
菊の苗を掘って移植した。また焚火をし、庭の枝葉をはいた。連休が近いので整形外科に行って、薬を沢山貰ってくる。夜は俳句会だった。帰りは雨が降っていた。まさか雪に変わるとは思は無かった
俳句会参加3名と少なかった。私の選句より2句。「短冊に落款のあり万愚節」俳句の短冊には落款を押さないことが不文律になっている。それが押している。知らないで押したのか、うっかり押したのか、今日は四月馬鹿の日で、軽い嘘のジョークを言って良い日だ。それに免じて許してやろう。「五百羅漢なべて名残の雪の中
遠野の沢辺に石の五百羅漢がある。今年は春になっても季節外れの雪が多い。その情景の写生句。私の1句。「早く出て一人ぼっちのつくしんぼう


3月の暮らし(28日)

2019-03-28 13:03:03 | Weblog

賢治碑入口 タクシーが1台止まっていた。観光シーズン到来。
      入口も大分様変わりした。案内板が設置された。

 

昨夜は雪が降り、今朝は大分寒かった。湿っていたので大丈夫と枯れ葉を焚いた。前に準備していたバケツの水は上が軽く凍ていた。
しかし裏庭を見ると紫の一輪草が咲いているし、片栗も芽を出している。昨日は初めて裏庭の除草をした。時々雨雪が降った。部屋に籠りっぱなしよりも、気分が良い。数日前から愛読書の「武士道」
新渡戸稲造著。を読んでいた。偶然新大関になった貴景勝が挨拶の中で「武士道」の言葉が出た。彼はどのような経緯でこの言葉を選んだか知らないが、良い挨拶の選択だったと感心した。私は詩吟も武士道に通ずる趣味だと理解して精進している。
昨夜は俳句会。私の選句から、何時もの通り2句。「鉄を灼く炭かんかんと春寒し」南部鉄の工場の情景と思う。炭が高温で鉄を溶かしていく情景をクローズアップすることで、外での春の寒さが強調された。「ガックラ漬け凍星ちりばめてをりし鉈で掻いたような形状の大根漬けがある。独特な鄙びた味に仕上げる。その家ごとの独特な味がする。寒い夜更けに凍星の明かりが差し込む漬物小屋で作られそれが味わいに加わったような、冷たくて美味しい。東北の味だ。私の1句「龍になる夢見て蛇は穴を出る」


31.3月の暮らし(17日)

2019-03-17 13:20:10 | Weblog

山茶花 前の庭。14日。スマホで撮る。

今朝風がないので、庭の枝葉を焚火した。焚火の香りは子供の頃からと同じで懐かしく感じられる。昔は芋を焼いたり、わいわい仲間と囲んだものだ。今は町内に子供の姿は殆ど見られない。去年桂の木に取り付けた巣箱を補強した。数年前は四十雀が来てくれた。今年はどうなるか期待して待っている。今年は屋敷内の蕗の薹がなかなか芽を出さずに、昨日やっと10ばかり出た。妻が早速蕗味噌を作ってくれた。晩酌が美味しかった。スマホの映像を始めてパソコンに送ることに成功した。またそれをプリントすることも出来た。90の手習いもゆるくない。

13日俳句会。私の選句から2句。「老いの恋寒波にぐうの音もなかり」作者は2年ほど前に奥さんを亡くした。息子さんと二人暮らしだが、あまり話題もないという。どこまで本当の気持ちか分らないが、寂しさを紛らわす女友達が欲しいのは紛れもないことだろうと思う。しかしこんなに寒くては出かける気持ちにもなれない。ペーソスのあふれる本音半分の句だと思う。「一つづつ買ひし雛なり子等育つこの地方の土雛と思う。割と高価で一度に一式買うのは困難だった。残念ながら子供らに寂しい思いをさせた。そのような親の苦労の中で、その子供たちもいつしか大きくなった。月日の経つのは早いものだ。感無量。私の1句「鷦鷯(ミソサザイ)北上川を望む丘」


31.2月の暮らし(28日)

2019-02-28 09:03:16 | Weblog

庭の花 百日紅(夏)

2月も最終日になった。2月は逃げる月と言うように早く感じた。しかし今年の冬は雪が少なくて助かった。2回ほどしかかかなかった。医師から高血圧対策として10時以後に雪払いをするようにとアドバイスを受けているが、その心配もなかった。血圧対策としては、出来るだけ気持ちを平穏にすることにしている。若い時は超ストレスの連続だった。保険の外交をしていたので、歩合給で、安定性が無く、未来の計画も立てられなかった。しばしば嘱託に降格して基本給もなく、健保も無くなりこまった。妻には迷惑と不便を与えとうしだった。高利を借り、質屋通いも日常的だった。脳梗塞発病の一原因だったと思う。思いがけない多額の収入の時もあったが、それはどこまでも結果オーライだった。精神的に安定するにはある程度の定収が必要だ。その点、今の年金制度には、感謝の何ものもない。若い人たちの御蔭だ。この制度が崩壊しないでほしい。

昨夜は俳句会。 6名。90代2名、80代1名、70台1名、60代(女)1名、20代(女)1名。と高齢者集団。話題も限定されてくる。残された短い時間についての心構えについても勿論話題となる。時間には逆らえないので、1日1日真剣に暮らすことになる。その一つの手段として句作をすることになる。句を通じてその思いを伝えあっているのがわが句会だ。若い世代も入れたいのだが、難しい。私の選句から2句。「石っこ賢さん豊沢川のべんべろこ石っこ賢さんとは賢治の地元での愛称。子供の頃よく妹のトシと豊沢河原に行って石を取ってきて遊んでいた。べんべろことは猫柳の方言。賢治に心酔している作者の追慕の句。「二女嫁して便りあらざり猫の恋」待ちに待っている妊娠したとの便りが今だない。激しい猫の生態と対比させたユーモアとペーソスの句。私の1句。「人生もほどよき苦さ蕗の薹」。


31.2月の暮らし(15日)

2019-02-15 08:26:15 | Weblog

庭の花 アルストロメリア 夏裏庭で

毎日寒い。今朝軒下でマイナス7度だった。しかし雪が少ないので助かる。運動不足だ。ゲートボールは室内運動場補修のため、2か月ほど休んでいる。
13日は忙しかった。午後は地元小学校4年生に、要請を受けて詩吟を教えに行った。2時間みっちり内容の濃い学習にしてきた。私一人では荷が重いので3名で行った。子供らの実技には、短歌。石川啄木の故郷の山にむかいて」を教えたが、すぐ吟じ方をマスターしてくれた。なお最後に地区の健康増進のため、詩吟の愛好者を増やしたいので、家に帰ったら家族の皆さんに詩吟と吟詠会のあることを伝えるようにお願いした。

夜は俳句会6名参加。わたしの選句より2句。「鬼の豆鬼追いだせば老い一人」1年ほど前奥さんを亡くされた。二人の時は賑やかに豆まきをした。今は一人だ。撒いた後ひときは寂寥感が深い。「校庭のどろんこだらけ雪達磨」作者は元教師。子供らが帰った校庭にぽつんと雪達磨が立っている。何時間は前までは大勢の生徒らが歓声を挙げて遊んでいた。そして溶けた雪でもかまわずに作ったのだろう。どろんこだ。放課後の一齣。
私の1句。凍てし脳溶かさんと熱きコーヒーを


31.1月の暮らし28日

2019-01-28 08:59:43 | Weblog

庭の花  椿

寒中でやはり寒い。いろいろ体の不調をきたす。調子が悪かったので大事をとり脳外科でMRIを撮ってもらった。以前に起こした脳梗塞の跡はあるが、それ以外は異常なしとのことだ。なお後日頸のMRIも撮るとのことだ。油断せずに暮らしていきたい。

24日夜。俳句会。私の選句」より2句。「かすかなる鼾ひびける暖房車」外の寒さから乗る暖房車の暖かさは、気分が良い。ついうたた寝をする。かすかなところが良い。「沢庵の音のひびける一人かな冬の沢庵は美味しい。よく味わって食べている。それも一人だ。音をたてて、味わいを遠慮なく堪能している。孤独な楽しみ。私の1句。「少女の絵われを見つめて初暦」


30.12月の暮らし(27日)

2018-12-27 14:15:42 | Weblog

花魁草 赤 (8月)

今年も残り少なくなり、なにかと慌ただしい。昔は旧暦で正月を迎えた。新暦に切り替わった当時には違和感があり、正月の気分がしないで戸惑った。子供の頃の正月の思いでと現在では、おのずから季節感的に差がある。今の正月よりは寒かった。しばれるの感覚だ。雑煮の暖かさや美味さは、今以上だった気がする。

24日のクリスマスイブの日は、室内ゲートボールのステック納の日であった。12名と多く参加した。仲間の一人が丁度満101歳の誕生日で、若いメンバーと何ら変わらずに堂々とプレーしているのを取材に新聞社が取材にきた。おめでたいことである。奇跡的で立派な生命力だと思い畏敬の念がやまない。全員サンタ帽子を被ってプレーし、プレー後に、皆でケーキを食べ、和やかに談笑に、誕生日とイブを祝った。楽しいひと時だった。

昨日の夜は俳句会。5名全員の参加だった。私の選句より2句。
大くさめ眼飛ばしてしまひけり大げさに表現した滑稽な句。
「大根の冷たさ鉄管のごとし」大根は厨に転がっていても、他の野菜と比べても際立って冷たく感じる。事実冷たいし、純白な色がなおさら冷たさを感じさせる。ずばり即物的に表現し成功している。たまたま同じ作者の句となった。私の1句。「湯豆腐も秋田音頭に踊りけり」


30.11月の暮らし(28日)

2018-11-28 15:13:18 | Weblog

庭の花 アルストロメリア(2)裏の花壇

昨日は天気も良かったので奥の庭、立木が15本位あるので、そこの落ち葉掃きをした。腐食させて来春肥料にする。畑にはまだ葱、大根と蕪が少し残っている。芭蕉菜は味噌汁の具にしている。香ばしくて美味しい。降雪が近いので整理が必要だ。文庫本。小杉健治著「父からの手紙」を読む。サスペンスなのだが人間関係の機微が書かれていて興味が尽きない。違うストーリーが二つ同時進行しているが、どこで交わるのだろうか。
今日の午前中はパソコン教室だった。ワードによる年賀状の作成だ。楽しい勉強になった。右耳は殆ど聞こえないので、今日は指導者に左側に坐ってもらって丁寧に指導してもらったので、ほぼ理解することが出来た。早くも年賀状の作成時期となった。30年度の年賀状は「筆ぐるめ」の参考書を見て作成したが、方法をすぐ忘れるので、その時31年度の年賀状の原文を合わせて作っておいた。だから今度はプリントするだけだ。

夜は俳句会。4名。私の選句から2句。「ながらへて卓に遊べる秋の蠅」にくい害虫である蠅が秋まで生きて無心に遊んでいる。同じ生き物だ。いとおしい。叩くには可哀想だ。躊躇する作者。
白鷺のふはりと峡の冬田かな」蕭条たる冬の情景。清潔感のある句だ。私の1句。「敗軍の将もかんばし菊人形


11月の暮らし(22日)

2018-11-22 08:45:41 | Weblog

花魁草(白)裏庭。赤のある。名前にふさわしいのは赤。

寒く雪が近い予感がする。タイヤは交換済みだ。
昨日はパソコン教室。年賀状の作成だった。以前は作成して出していたのだが近年は「筆ぐるめ」を使っているので、殆ど忘れており初心者と同様だった。親切に個人的にも教えてもらったが、補聴器を用いても、よく聞き取れず残念だった。参考書で復習しようと思う。
先日私の卒寿と妻の米寿を祝って近親者が一堂に会してくれた。子等夫婦、孫夫婦。曾孫、全員20名皆参加して皆遠方より駆けつけてくれた。過って兄弟も無く早く両親を亡くし天涯孤独な私としては感無量であった。

長寿の秘訣とて特にないが、生きていくと言うことは、障害物競走のようなものと思っている。数々の障害を如何にして越えていくかを能力に応じて工夫して超えていくだと思う。努力と工夫だ。
私は元来対人関係が極めて未熟で気まま、自己中心的で短気だ。
これは直していかなければと反省している。その一手段として、次の漢詩を努めて吟じている。陽明学の開祖である中江藤樹の漢詩だ。「忍字に題す。」「一たび忍べば七情皆中和す。再び偲べば五福皆ならびいたる。忍んで百忍に到れば満腔の春。熙熙たる宇宙総て真境」


30.10月の暮らし(25日)

2018-10-25 08:43:53 | Weblog

庭の花 名前不詳。数年前貰う。1本から増えた。名前分る方、
       教えてて下さい。

スポーツの秋で先日町内会の公民館で老若男女参加のスポーツ祭があった。懇親会もかねて楽しい一日だった。また14日は県民会館で県の芸術祭の吟剣詩舞道祭に参加した。800名位の参加だったと思う。小学生から90歳以上の参加で、熱意溢れる出演で有意義だった。私は合吟の部に出演した。漢詩「源義経」を吟舞と共に演じた。日々自宅で吟じているが、満足いく吟が出来ない。初歩からの学習と思い「日本詩吟学院」の「吟道奥義抄」を最初から読んでみる。芭蕉の芸術理念の「不易流行」について触れている。学院の伝統を重んじ、その上で各自独特の風格気品を考慮して吟じることとある。今日、新しい免許証を受け取ってきた。

昨日午前中はパソコン教室。「エクセル」の講習。未経験なので全然要領をえない。学習についていけず、自己流に操作して大事な資料を消してしまう失敗をした。反省として、勇気を持って分らない点は声を挙げること、ある程度自習してから参加することなど反省した。
昨夜は俳句会。5名。私の選句から2句。「蓑虫は江戸の頃より襤褸を着て着想が面白い。江戸の庶民の生活風俗を連想したところが良い。「祝詞聞く足をぶらぶら七五三子供の生態をよく表している。真剣なのは大人のみ。私の1句「大根の辛き純白妥協無し」