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福島第一原発から発生する水蒸気論争から見えてくるもの。

2017-02-06 05:22:32 | エネルギー
終わりなき危機~日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書~
ヘレン・カルディコット博士他著
ブックマン社


 以前、私は福島第一原発で再臨界が起きているのではないかという推測をした。
仮に再臨界をしているとしても、核燃料は冠水しているので、事故当時に比べれば放射性物質の放出量は少ないが、全く気にしなくても良いというわけでもないだろう。

 短期核種が検出されれば、再臨界が起きている証拠となる。岩手県や群馬県太田市や群馬県桐生市や神奈川茅ヶ崎の下水処理場からまたヨウ素131が検出されている。
 放射性ヨウ素131検出限界値は地域によって差があり、福島、福井、奈良、島根、山口、長崎の検出限界値は高い。
医療用のものが検出されているという言説が流れたが、汚泥焼却灰で不検出レベル(検出限界値)を超えた数値がでるほどの量は投与されていないだろう。

 2015/8/2の福島第一原発3号機燃料取扱機の引き揚げ時に共同通信が空中から撮影した動画をみると、福島第一原発から水蒸気が立ち上る様子がはっきりと分かる。
 
 膨大な核燃料が溶融しているので、崩壊熱だけでも十分に水蒸気を発生させる熱量があるという推測も成り立つが、ヨウ素の検出も含めて考えると、再臨界が起きていると思われる。

 今更こんな事を書くのは、この水蒸気or濃霧論争の結論がほぼ確定したと考えると、おしどりマコ氏が「地元の取材に基づいた」と断った上で水蒸気発生を否定している事が極めて不自然である。2015年8月に私がおしどりマコ氏の見解を聞いたときには、「取材に基いて」と自信満々の発言だったのと、共同通信の映像が出る前だったので、濃霧だったのかと結論付けている。現在、NNNドキュメントで大々的におしどりマコ氏の活動が取り上げられて話題となっている。しかし、現役の吉本芸人が体制側の意向を反映しない事がありえるだろうか。
 いろいろ過去に遡って読み返すと、自然発生の濃霧だけでは説明がつかない。柏崎刈羽原子力発電所元作業員の方は「おしどりマコ氏はあちら側の人」と述べている。私もそのように考えている。



2015-04-27 福島第一原発再臨界運転中
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20150427/1430097950
2015-05-04 地下再臨界を疑わせる数々の事象
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20150504/1430745985
2015-08-03 トリチウム濃霧は本当なのか?
http://blog.goo.ne.jp/takaomorimoto/e/d44837f4bee99c40dc32b96fa0cd5347
2016-03-10 福島第一原発発、猛毒重水トリチウム濃霧警報
http://ameblo.jp/takaomorimoto/entry-12137593734.html
茶番、ずっと続いてたのかな。フクイチでブリ再臨界。(時系列に並べて見たいと思いますがデータ下さい。
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=110966&id=1945076938
「えらい画像が出てきた F1からモクモクと」 (ずくなしの冷や水 2015/8/9)
http://inventsolitude.sblo.jp/article/160739247.html


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