写真は銘文が読みづらかった石碑
正面横に石碑が残っており、四字熟語らしき標語が刻まれていた。
一行目は達筆過ぎて漢字が読めないが、二行目には不撓不屈、三行目には深川市立多度志中学校と書いてある。
不撓不屈はよく知られている。困難に屈しないという意味で、貴乃花の横綱昇進時の口上文としても有名である。
しかし、一行目の文字が気になり、帰宅後候補文字をいろいろ考えたが、なかなか正解にたどり着かなかった。最初の文字が刷に見えるし、最後の文字は新だとは思うが折にも見える。四字熟語辞典で調べたが、解明できなかった。造語なのだろうか。ここでくじけずに多度志中学校記念誌を調べてみた。
記念誌の学校紹介のところに、『「剛く雄々しく我らあり」「日々に新たに我らあり」と校歌にあるように、開拓魂を引き継ぐ力強い校風・・・』とあった。これだ!これに違いない!また教頭先生の言葉として「剛雄日新」「不撓不屈」の精神を、今後も守り続けたいとあったので、剛雄日新で間違いないだろう。
校歌からの引用ということであれば、多度志中学で学んだ人達にとっては、「剛雄日新」はあたりまえのように知っている言葉だと思うが、校歌を知らない者にはわからない銘文である。
私も不撓不屈の精神で、正解と思われる言葉にたどりつき、胸のつかえがとれた。
一方、別の施設に転用で、この石碑はどうなるのだろうという疑問も生じてきた。