インプラントでのあれこれ・・・

インプラントに対してちょっと詳しく・・・

残念ながら、インプラント治療は保険適用になること

2017年06月27日 | 日記
残念ながら、インプラント治療は保険適用になることはまずありません。


全額自己負担が普通ですが、しかし、医療費控除の対象ではあります。


医療費控除は職場の年末控除の対象ではなく、個人で確定申告をして医療費を収入から引くサービスを受けられます。


確定申告を行うときには、治療のたびにもらっている領収書が支払いの証拠となるためなくしたらおしまいのものとして保管しておくことをすすめます。


近年、インプラントの治療件数が増えてきました。


これは自分の歯を何らかの原因で失った後、その歯の代用となる人工の歯を作ることだと考えてください。


従来から使われていたブリッジや入れ歯と比べると、歯根からあごの骨に埋め込んでいるので噛んだときの感じも自分の歯に近く、他の歯に負担をかけずに、長く使い続けられます。


なお、インプラント治療は全て自費となり、保険適用の治療より高額になることを覚悟してください。


耐久性の面で、インプラントはどうかというと、歴史が比較的浅いのでデータも多くはありませんが、治療後のメンテナンス次第で自分の歯と同じくらい保つと考えていいようです。


そうだとすれば、セルフケアと歯科医のケアによって長期にわたって維持できますが、日頃のケアが行き届かないと歯周病など、異常が起こることがあると思ってください。


この治療のメインとなるインプラント埋入手術では、もちろん部分麻酔が使われますが、入院して手術することはまれです。


ただし、糖尿病や心疾患など、麻酔や出血に関わる持病がある場合は安全を期すため、入院を求められることもあります。


また、インプラントを支えるだけの強度を持った骨がないと、埋入の前に骨移植が必要になることもあります。


自分の腸骨などを削って、移植する手術だと、手術が二回以上になる場合や、入院する場合もあります。


自分が当てはまるという方は、治療が他よりも長い期間にわたることを知っておくべきです。


インプラントの人工歯(上部構造)は、アバットメントを通じて人工歯根に固定されますが、その部品の接続構造により、数種類の分類があり、患者さんの健康状態などに応じて使い分けられます。


骨に埋め込む歯根部と、義歯を装着する支台部が一体になっている「1ピース・インプラント」、あるいは1ピースタイプと呼ばれるものと、これらが歯根部と支台部に分かれている2ピースタイプがあります。


2ピースタイプは人工歯根とアバットメントをネジのように接続するもので、そのコネクション部分の形状により、歯根側が凸になっているエクスターナルタイプと、歯根側が凹になっているインターナルタイプがあり、インターナルの方がアバットメントの接続が容易なのでよく使われています。