はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

知多八十八ヶ所霊場

2015-09-01 14:46:20 | 寺社遍路
 「知多四国八十八箇所」 は、愛知県知多半島の7市5町からなる八十八ヶ所の弘法大師(空海)ゆかりの霊場です。

 弘仁5年(814)弘法大師(54歳)が東国巡錫の途中に知多半島聖崎に上陸し、医王寺(30番)と岩屋寺(43番)に滞在された。
その時、弘法大師は知多の風景があまりにも四国に似ていることに驚き、
 「西浦や 東浦あり 日間賀島 篠島かけて 四国なるらん」 という歌を詠んだとされている。
その後、文化6年(1809)に、妙楽寺(79番)住職が、弘法大師の夢告によって発願、知多四国霊場を開創された。
知多四国八十八箇所霊場の全行程は200㎞程度とされ、小豆島、篠栗四国八十八箇所と共に 「日本三大新四国霊場」 
数えられています。

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 静岡県の主な霊場遍路では、伊豆半島にある「横道33観音霊場」と「伊豆88ヶ所霊場」を残すだけになっているが、この二つの
霊場は交通の便が悪く、電車やバスを利用しても途中何泊かしなければならない。年金生活の私にとってはなるべく余計な出費は
押さえたいし、どうせ宿泊費を出すなら車では何度も走っている伊豆より、まだ行った事のない所のが魅力を感じてしまった。
そこで四国霊場の隣にある小豆島にも88ヶ所霊場がある事を思い出して、調べてみると 「日本三大新四国霊場」 なるものがあり、
その一つがお隣の愛知県知多半島にある事を知った。
早速「知多四国八十八箇所」調べてみると、霊場コースは知多半島の東側付根から南下し、半島先端から島を二つ巡り、再度先端に
戻ったら、今度は半島の西側北上して半島の付け根に戻るコースだった。
ただ知多半島には鉄道が先端まで行っていず、更に島にも渡るためオール日帰りは無理だが、島に1泊すればバスも使わずに
7回で結願できそうなことが分かった。
そうなれば「青春18切符」を利用できるので、より安い経費で遍路をする事ができる。と、これで決行する気になった。


 毎年襲われる夏の体調不良に今年も罹ってしまい、6月7月とグダグダしていました。
気分転換になればと決心した遍路ですが、果たして結願できるか心配です。
何は兎も角、88+番外10ヵ所の案内を始めます。

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