はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

遠州七福神2-1

2013-03-28 14:44:35 | 寺社遍路
遠州七福神(弁財天・福禄寿天)1              歩行月日2013/03/23

歩行時間:8時間50分 休憩時間:2時間15分 延時間:11時間05分
出発時間:5時45分  到着時間:16時50分
歩  数: 54、766歩  GPS距離:41.8km
行程表
 菊川駅 1:30> 上張南交差点 0:55> 六枚屏風 0:15> 小笠山 1:15> 山本橋
 1:15> 馬伏塚城跡 0:50> 松秀寺 1:05> 福王寺 0:45> 大日堂>1:00> 袋井駅

観歩記
1回目に引き続き一番電車に乗り菊川駅に下車し、明るくなり始めた5時45分に出発。
前回掛川まで歩く予定が菊川になってしまったため、残りのルートを変更することにした。
予定は掛川駅を出て掛川市内の永江院を打ったあと、森町の極楽寺、磐田の法雲寺と回って
磐田駅に。3回目は磐田の福王寺、袋井の松秀寺と回って袋井駅にゴールする積りだった。
別に掛川駅出発を菊川駅に変更するだけでも良いのだが、菊川・掛川間は前に歩いて面白く
なかった覚えがある。そこでまだ歩いた事のない東名高速の側道を歩いて、掛川に向かうこと
にした。

    
        東名高速と取付道路             菊川のお茶の看板

この道は所謂東名の取付道路で、東名高速の建設用に作った道なので見るものは無いとは
思っていたが、その通り興味を引く物は無かった。ただ思っていたよりアップダウンが多く
ここより北にある旧東海道や、南にある塩の道は平坦だったのに比べ予定外だった。
横を走る東名高速は、盛土をしたり切通しにしたりして平らになっているので、余計に差を感
じてしまった。

1時間30分かかってようやく本来なら前回通った筈の上張南交差点に到着。この間が約8km
だったので前回6km少ない菊川駅に行ったのだから差引2km多くなったに過ぎない事になる。
何だか分かったような分からない計算だが、兎も角そうなるのだろう。

さて、この先のコースがまだ決まっていない。このまま県道403号を直進するか、それとも
ここから小笠丘陵に入り小笠山経由で行こうか、どうしよう。
県道は新しい道で只々歩道を歩くのみだが、まだ歩いた事はない。一方山道は六枚屏風を
経由する道で過去何回も歩いている。少し迷ったが、ここまで東名の取付道路が面白くなかっ
たので山道を歩く事にした。

 
       ミヤマツツジ                     六枚屏風入口

畑で作業をしている人が話しかけてきた。
「ラジオを持っているならボリュームを上げて行きなさいよ。今少し前に畑に来たとき、猪が
あすこを登って逃げて行ったから、まだこの辺にいるかもしれない」
と山裾を指さす。
その方向はまさにこれから向かう場所なので少しビビってしまった。
ラジオは持っていないと言うと「では歌でも歌って行けばいい」と言う。
お礼を言って別れたのはいいが何となく気になってしまった。風で木が擦れる音やガサっと
物音がするたびにドキっとしてしまった。歌を歌う気にもなれず、時折大きなため息を出した
りしながら歩いて行く。だがそんな不安な気持ちも、傾斜が強くなった道を歩いているうちに
いつしか忘れてしまった。

  
                    六枚屏風

六枚屏風に近づいてきたころからミヤマツツジが目に付きだした。尾根筋にも咲いているが
北西側の谷には沢山咲いていた。
六枚屏風の入口に案内の看板がある。この看板ができる前は六枚屏風への入口を見落とす
事があったが今は見逃す事はない。下る道も昔は腰をかがめ注意しながら下りたが、今では
腰をのばしたまま下る事ができる。

 
         小笠山三角点                小笠山十字路

小笠山から先のコースは138度展望台を経由して、法多山に下る道を探しながら歩くか、それ
とも展望台を過ぎて小笠山トンネルから県道に出て法多山に向かうか迷っていた。だが途中で
見た案内板の地図で気が気が変わってしまった。地図では小笠山からトンネルまでが随分距離
があり時間も掛かるように書いてある。一方まだ歩いた事はないが、その道より南側にも法多山
方面に抜ける尾根があり、そちらは距離が短く時間も1時間30分ほどとなっていた。
いつも歩く展望台-トンンネル-腹摺峠-法多山は、この倍以上の3時間以上は掛かるようだ。
それじゃ考えるまでもなく南側の尾根を行くしかないと考え出していた。
ただこの小笠丘陵は、標高が低い割には危険な場所が多く気を付けなければと思っている。
今日は山に登る気は無かったので、危険個所などの表示がある「小笠山ハイキングマップ」
持ってきていないが、案内板の地図には危険個所の表示は一ヶ所も無かった。
多分大丈夫と思うが気を付けていこう。

 
       ハッキリしていた尾根道                 法多山が見えた

県道を横断していよいよ初めての尾根道に入ったが案ずるより産むが易しだった。
山道はハッキリしているし、道標代わりになる林野庁の赤い「境界見出標」が続いていた。
所々には他には見ない土管の吸い殻入れもあった。
傾斜も緩やかな下り勾配で、尾根の周りには植林でない自然木の大木もあり森林浴には絶好
な道だった。小笠山は傾斜が急なのか麓が近い低山なのに植林された箇所が少ないのも気持
が良い。六枚屏風側では咲いていたミヤマツツジは、こちら尾根では咲いていなかったが、代り
に馬酔木の白い花が咲いていた。

十字路を出て50分ほど歩いた辺りで、西の方角に法多山の屋根が見えてきた。その屋根の
前後に送電線も見ている。腹摺峠から法多山に向かう途中にある送電線だろう。ここまで
来れば法多山に続く県道は近いだろう。

送電線の鉄塔からは急な下りになった。尾根筋から外れいよいよ県道への下りの始まりだ。
さらにもう一つ鉄塔の下を通り下って行くとようやく県道251号に合流。十字路から1時間で
着いてしまった。
次回この道を逆に歩く時の為周辺の確認をする。合流した県道の少し下に田代橋があり、
山に入る茶畑の中の道の上には送電線が走っている。そしてその入口に建っている中電柱
の番号は「宝野幹104」となっている。この位調べておけば次回も困らないだろう。

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