「丁仏参道から千葉山とどうだん原の紅葉」-2 歩行月日・2011/11/30
智満寺~どうだん原
鳥居を潜り智満寺の奥の院のある千葉山に登っていくと、国の天然記念物に指定された十本杉が現れてくる。
樹齢は800年から1200年と推定される杉の大木で、現在はそのうち8本が現存している。
20分ほどで奥の院がある山頂(496m)に着くが、山頂は鬱蒼とした杉林に囲まれ視界は利かない。
付近には大杉、雷杉、達磨杉などと名前の付いた杉が林立していて、一人でいると神々しさも感じてくる。
何故この場所に杉の大木が集中しているのだろう? この地が杉の生育に適しているのか? いや違うと思う。
ここは古刹智満寺の奥の院のある地で神聖な場所だ。そのため無益な殺生をすることなく自然がそのまま保存されたのだろう。
このように大木・古木がある場所は案外寺社仏閣の境内に多いのも、そんな理由があるからだろう。
だがここの十本杉も八本杉になり次第に数が減ってきてしまっている。なのに次の杉を指定しないのは、もう大木が無いのだろうか。
大 杉 雷 杉
山頂からペンションへは道は台風で倒れた倒木が目に付いたが登山道には影響がなかった。
山頂から15分ほど下ると展望台に着いたが、生憎遠くの景色は霞んでいて見えない。近くを見ると今日登るかどうかまだ決断していない矢倉山も見える。そして田代温泉の屋根も見えている。今時刻は12時。さてどうしよう温泉に入るか、それとも矢倉山に登るか------
展望台やペンション付近には紅葉した木もあり、それなりの紅葉狩りの気分を味あわせてくれる。だがどうやら時季が少し遅いようで、近くで見る紅葉は乾燥しきっていて落葉寸前のように見える。
ペンション
ペンションへの吊橋を渡るのだが、この吊橋の下には車道が走っている。この車道は亀石から智満寺まで歩いた車道の続きで、十本杉の奥の院に行きたくなければ、この車道を歩いて来れば楽にペンションに来ることは出来る。
更に車道を西に下っていけば相賀のを経て大井川に出ることも可能だ。帰りの伊太丁仏参道はここで合流することになる。
ペンションの横を通って伊太丁仏参道をどうだん原に向かう。この伊太丁仏参道は朝歩いた尾川丁仏参道より参詣客が少なかったのが石仏の数が少ないように感じた。だが西国33カ所の写し霊場なら33個の石仏はあるのだろうが。
今日はまだ誰一人のハイカーにも会っていないが、この先にあるドウダンツツジの自生地の「どうだん原」はハイカーに人気のある場所なので、きっと何人かの紅葉狩りのハイカーに出会うことだろう。
どうだん原 どうだん原
どうですかどうだん原の紅葉は。少々遅すぎのきらいはあるが、まだ中々の物でした。来年は勤労感謝の日より前のが良いかな、いやその前にドウダンツツジの咲く春に来てみよう。とそんな気持ちが湧いてくるような場所でした。
そうそうドウダンツツジを漢字だと満天星躑躅と書くそうだが、これは春に咲く下向きに一杯咲く可憐な花を星に譬えたのだろうか。だとしたら作者は随分ロマンチックな人だが、とても知らなければ読めない。
どうだん原の先で2カ所の分岐がある。最初の分岐を右に行くと大井川の赤松地区にでる。そう丁度新東名の橋脚の所に出る道だが今日は左の丁仏街道を下っていく。
次の分岐は右が丁仏参道で矢倉山に登るときはこの道を利用する方が便利だが、温泉に行くときは左の道の方が楽に行ける。
犬を連れた人がいる。オヤ!肩に鉄砲を掛けているが猟師なのだろうか、連れている犬は雑種のように見えるが頭に針金を付けている。アンテナかな?
「今日は。何を狙っているのですか」
「イノシシだが駄目だなー、中々遭遇しない。たまに見つけてもすぐこっちの沢に逃げ込んでしまう」と言う。
こっちの沢の意味が分からないので質問すると
「この尾根の東側は禁猟区で、猟をすることができないのを奴らは(猪)は知っていて、犬に出会うとすぐこっちの沢に逃げ込んでしまう」なるほどな。猪も学習するのか。ところで犬の頭の針金はなんだろう。
「これはアンテナで、このハンディナビに犬の行先が出るので、どこにいるかすぐ分かる」と手にしていたハンディナビを見せてくれた。
そのナビは歩行用のナビよりは大きいが、山道が表示されているわけではないので、ただ犬のいる方角が分かるだけのものだった。
これでは自分のいる場所が分からないので、素人にはどの方角に犬が居るのか判断が難しそうだった
「一人で猟をしていて猪を捕まえたときはどうするのですか」と質問すると
「携帯で仲間に来てもらうのだけど、めったにそんな事はないなー」だそうです。
猪が増えて農作物を荒らすと聞いていたが、いざ捕まえるとなると大変なことなのだ。
車道が見えてきた所に伊太和里の湯への指導票が建っていた。そこには温泉は右に行くようになっている。確かに道は右にも続いている。
しかし温泉の横には沢が流れていて橋が無ければ渡れなかったはずだ。橋があるのかそれとも沢の手前に温泉に行く道があるのか、行ってみようかとも思ったが止めた。今日はまだ先がある確かな道を行こうと車道に向かう左の道にした。
山道が車道に合流する。この車道を左に下れば朝歩いてきた尾川に。右に下れば田代温泉を経由して伊太にと通じている。その車道を下り始め5分もすると「田代の郷温泉 伊太和里の湯」に到着。
この日帰り温泉施設にはバスが島田や金谷駅から乗り入れているので、ここで温泉の入り一杯飲んでからバスで帰るのも一興だろう。
このコースで温泉を目的にするなら丁仏参道とドウダンツツジを廻ってからここに来ればよい。コースは
島田駅-(バス)-尾川-千葉山-伊太和里の湯-(バス)-島田駅 とすれば良いだろう。
さて私はどうしよう。温泉で一杯も魅力だが、まだ1時前だ。エイ!歩きを続行しよう。
伊太和里の湯
伊太和里の湯~島田駅
矢倉山への道は温泉から車道を更に下り、田代環境プラザ(塵芥処理場)の横から処理場をほぼ一周して矢倉山の登山道に入る。
この処理場は私が歩いた時はまだ無名な存在だったが(?)今はかなり有名になってしまった。
それは島田市が静岡県で最初に岩手県の瓦礫を、この田代環境プラザでの処理すると手を挙げたからだ。
それを知った地元の茶農家は猛烈に反発して地元説明会で怒号が飛びかわったと報道された。私個人では放射能も含まれていない瓦礫を余裕のある処理場で燃やすことは大賛成だ。
それに東海地震が叫ばれている今、静岡県はいつ被害者になるのか知らないのだから、どこよりも先に率先して瓦礫の処理に協力すべきだと思っていた。
だが冷静になって考えてみると地元の意見も尤もだと思えるようになってきた。その理由は
・地元でも瓦礫に放射能が無い事は理解してるようだが、お茶栽培の盛んな地区で風評被害を恐れている。
・環境庁は最初「風評被害など起きない」と言い切っていたので、余計に地元の反発が大きくなった。
・市長は当初から「地元の了解を得た」と言っていたが、地元民は勿論、自治会長も知らず、話を聞いたのは区長クラスだったという。 これでは地元の了解を得た事にはならないだろう
簡単に整理すれば以上3点が行き違いの原因だと思うが、過去に京都の大文字焼のまきの問題など放射性物質を含んだ物の処理では色々の失敗事例がある。なのに身内ともいえる区長クラスだけに説明して「地元の了解を得た」という市長の態度は如何なものかと思う。
ここは国は実質被害は当然のことで、もし風評被害が発生した時は全額補償すると宣言すべきだ。
最近のお茶は地元の茶葉だけで製茶するのではなく、色々ブレンドするらしい。そうなると伊太のお茶が風評被害にあうと島田のお茶も静岡のお茶も被害を受けるかもしれない。「ただちに影響はない」では済まされない問題だ。
矢倉山の登山道は静かで道には枯葉が積っている。良く整備された道は地元の青年が一人で整備しているとブログで読んだことがあるが、ありがたいことだ。自然石を利用した階段や板を使った階段も高からず低からず。また巾も歩幅を考慮してくれてあるので1歩1歩が歩きやすい。途中にある分岐も見やすい標識が完備されているの初めてでも何の不安も感じることはない。
矢倉山は標高311mの低山で山頂はやはり林の中で視界は無い。だが「展望台へ」の標識に誘われて西に1分も下ると林が途切れ崖の上の展望台に出る。
そこからの眺めは空気が澄んでいればさぞ素晴らしいと思うのだが、今日は霞んでいて近くですらハッキリしない。それでも足元に吸い込まれていく新東名が見えたことで良しとしよう。
歩きやすい山道 新東名
整備された道は、帰りも矢倉山の下りが終るまで続いていた。山道によっては急な斜面に砂利が浮いていて滑りやすくなっている場所もあるが、ここはそんな不安を感じることはなく快適に下る事ができた。
山道が林道に合流したら、そこを左折して林道を下れば、朝歩いた尾川のに出る。更に正面に伸びている道を進めば尾根伝いにバラの丘公園の団地に出るようだ。いつもは農道を下って尾川に出ていたが、今日は尾根伝いに行くことにした。
前方が明るく感じて顔を上げると、黄葉した公孫樹の木が何本も立っている。高さはさほどでもないが本数が多いので周囲の常緑樹の中で異彩を放っていた。銀杏の実を栽培しているのかと近寄って地面を見たが実は見当たらない。ドウダンツツジの紅葉は若干遅かったが、この公孫樹の黄葉が見れたことで、今日の歩きは合格点を与えよう。
軽いアップダウンの続く道は農道を下る道より歩きやすかった。その山道が舗装道路に出ると、玩具の家のような家の集団が見えてきた。あれはバラの丘公園の団地だろう。思ったより早く着いたように感じた。
道はやがて朝歩いたバラの丘公園の交差点に出た。島田駅まではあと一分張りだ。
公孫樹の黄葉
このように島田駅を出発して島田駅に戻るのもよいが、もっと気楽なコース設定を紹介します。
参考コース1(湯ったりコース)
島田駅-バス-尾川参道入口-1:30-智満寺-0:20-千葉山山頂-0:20-ペンション
-0:10-どうだん原-0:25-伊太和里の湯-バス-島田駅
歩行時間:約3時間 歩数:12,650歩 歩幅推測:0,77m 距離推測:9.7m (GPS距離:7.7km)
参考コース1(矢倉山省略コース)
島田駅-0:30-ばらの丘公園-0:20-尾川参道入口-1:30-智満寺-0:20-千葉山山頂-0:20-ペンション
-0:10-どうだん原-0:25-伊太和里の湯-0.40-バラの丘公園-0:35-島田駅
歩行時間:約5時間 歩数:27,000歩 歩幅推測:0,77m 距離推測:20.8.7km (GPS距離:18.9km)
ドウダンツツジの咲く春には是非歩いてみてください。
智満寺~どうだん原
鳥居を潜り智満寺の奥の院のある千葉山に登っていくと、国の天然記念物に指定された十本杉が現れてくる。
樹齢は800年から1200年と推定される杉の大木で、現在はそのうち8本が現存している。
20分ほどで奥の院がある山頂(496m)に着くが、山頂は鬱蒼とした杉林に囲まれ視界は利かない。
付近には大杉、雷杉、達磨杉などと名前の付いた杉が林立していて、一人でいると神々しさも感じてくる。
何故この場所に杉の大木が集中しているのだろう? この地が杉の生育に適しているのか? いや違うと思う。
ここは古刹智満寺の奥の院のある地で神聖な場所だ。そのため無益な殺生をすることなく自然がそのまま保存されたのだろう。
このように大木・古木がある場所は案外寺社仏閣の境内に多いのも、そんな理由があるからだろう。
だがここの十本杉も八本杉になり次第に数が減ってきてしまっている。なのに次の杉を指定しないのは、もう大木が無いのだろうか。
大 杉 雷 杉
山頂からペンションへは道は台風で倒れた倒木が目に付いたが登山道には影響がなかった。
山頂から15分ほど下ると展望台に着いたが、生憎遠くの景色は霞んでいて見えない。近くを見ると今日登るかどうかまだ決断していない矢倉山も見える。そして田代温泉の屋根も見えている。今時刻は12時。さてどうしよう温泉に入るか、それとも矢倉山に登るか------
展望台やペンション付近には紅葉した木もあり、それなりの紅葉狩りの気分を味あわせてくれる。だがどうやら時季が少し遅いようで、近くで見る紅葉は乾燥しきっていて落葉寸前のように見える。
ペンション
ペンションへの吊橋を渡るのだが、この吊橋の下には車道が走っている。この車道は亀石から智満寺まで歩いた車道の続きで、十本杉の奥の院に行きたくなければ、この車道を歩いて来れば楽にペンションに来ることは出来る。
更に車道を西に下っていけば相賀のを経て大井川に出ることも可能だ。帰りの伊太丁仏参道はここで合流することになる。
ペンションの横を通って伊太丁仏参道をどうだん原に向かう。この伊太丁仏参道は朝歩いた尾川丁仏参道より参詣客が少なかったのが石仏の数が少ないように感じた。だが西国33カ所の写し霊場なら33個の石仏はあるのだろうが。
今日はまだ誰一人のハイカーにも会っていないが、この先にあるドウダンツツジの自生地の「どうだん原」はハイカーに人気のある場所なので、きっと何人かの紅葉狩りのハイカーに出会うことだろう。
どうだん原 どうだん原
どうですかどうだん原の紅葉は。少々遅すぎのきらいはあるが、まだ中々の物でした。来年は勤労感謝の日より前のが良いかな、いやその前にドウダンツツジの咲く春に来てみよう。とそんな気持ちが湧いてくるような場所でした。
そうそうドウダンツツジを漢字だと満天星躑躅と書くそうだが、これは春に咲く下向きに一杯咲く可憐な花を星に譬えたのだろうか。だとしたら作者は随分ロマンチックな人だが、とても知らなければ読めない。
どうだん原の先で2カ所の分岐がある。最初の分岐を右に行くと大井川の赤松地区にでる。そう丁度新東名の橋脚の所に出る道だが今日は左の丁仏街道を下っていく。
次の分岐は右が丁仏参道で矢倉山に登るときはこの道を利用する方が便利だが、温泉に行くときは左の道の方が楽に行ける。
犬を連れた人がいる。オヤ!肩に鉄砲を掛けているが猟師なのだろうか、連れている犬は雑種のように見えるが頭に針金を付けている。アンテナかな?
「今日は。何を狙っているのですか」
「イノシシだが駄目だなー、中々遭遇しない。たまに見つけてもすぐこっちの沢に逃げ込んでしまう」と言う。
こっちの沢の意味が分からないので質問すると
「この尾根の東側は禁猟区で、猟をすることができないのを奴らは(猪)は知っていて、犬に出会うとすぐこっちの沢に逃げ込んでしまう」なるほどな。猪も学習するのか。ところで犬の頭の針金はなんだろう。
「これはアンテナで、このハンディナビに犬の行先が出るので、どこにいるかすぐ分かる」と手にしていたハンディナビを見せてくれた。
そのナビは歩行用のナビよりは大きいが、山道が表示されているわけではないので、ただ犬のいる方角が分かるだけのものだった。
これでは自分のいる場所が分からないので、素人にはどの方角に犬が居るのか判断が難しそうだった
「一人で猟をしていて猪を捕まえたときはどうするのですか」と質問すると
「携帯で仲間に来てもらうのだけど、めったにそんな事はないなー」だそうです。
猪が増えて農作物を荒らすと聞いていたが、いざ捕まえるとなると大変なことなのだ。
車道が見えてきた所に伊太和里の湯への指導票が建っていた。そこには温泉は右に行くようになっている。確かに道は右にも続いている。
しかし温泉の横には沢が流れていて橋が無ければ渡れなかったはずだ。橋があるのかそれとも沢の手前に温泉に行く道があるのか、行ってみようかとも思ったが止めた。今日はまだ先がある確かな道を行こうと車道に向かう左の道にした。
山道が車道に合流する。この車道を左に下れば朝歩いてきた尾川に。右に下れば田代温泉を経由して伊太にと通じている。その車道を下り始め5分もすると「田代の郷温泉 伊太和里の湯」に到着。
この日帰り温泉施設にはバスが島田や金谷駅から乗り入れているので、ここで温泉の入り一杯飲んでからバスで帰るのも一興だろう。
このコースで温泉を目的にするなら丁仏参道とドウダンツツジを廻ってからここに来ればよい。コースは
島田駅-(バス)-尾川-千葉山-伊太和里の湯-(バス)-島田駅 とすれば良いだろう。
さて私はどうしよう。温泉で一杯も魅力だが、まだ1時前だ。エイ!歩きを続行しよう。
伊太和里の湯
伊太和里の湯~島田駅
矢倉山への道は温泉から車道を更に下り、田代環境プラザ(塵芥処理場)の横から処理場をほぼ一周して矢倉山の登山道に入る。
この処理場は私が歩いた時はまだ無名な存在だったが(?)今はかなり有名になってしまった。
それは島田市が静岡県で最初に岩手県の瓦礫を、この田代環境プラザでの処理すると手を挙げたからだ。
それを知った地元の茶農家は猛烈に反発して地元説明会で怒号が飛びかわったと報道された。私個人では放射能も含まれていない瓦礫を余裕のある処理場で燃やすことは大賛成だ。
それに東海地震が叫ばれている今、静岡県はいつ被害者になるのか知らないのだから、どこよりも先に率先して瓦礫の処理に協力すべきだと思っていた。
だが冷静になって考えてみると地元の意見も尤もだと思えるようになってきた。その理由は
・地元でも瓦礫に放射能が無い事は理解してるようだが、お茶栽培の盛んな地区で風評被害を恐れている。
・環境庁は最初「風評被害など起きない」と言い切っていたので、余計に地元の反発が大きくなった。
・市長は当初から「地元の了解を得た」と言っていたが、地元民は勿論、自治会長も知らず、話を聞いたのは区長クラスだったという。 これでは地元の了解を得た事にはならないだろう
簡単に整理すれば以上3点が行き違いの原因だと思うが、過去に京都の大文字焼のまきの問題など放射性物質を含んだ物の処理では色々の失敗事例がある。なのに身内ともいえる区長クラスだけに説明して「地元の了解を得た」という市長の態度は如何なものかと思う。
ここは国は実質被害は当然のことで、もし風評被害が発生した時は全額補償すると宣言すべきだ。
最近のお茶は地元の茶葉だけで製茶するのではなく、色々ブレンドするらしい。そうなると伊太のお茶が風評被害にあうと島田のお茶も静岡のお茶も被害を受けるかもしれない。「ただちに影響はない」では済まされない問題だ。
矢倉山の登山道は静かで道には枯葉が積っている。良く整備された道は地元の青年が一人で整備しているとブログで読んだことがあるが、ありがたいことだ。自然石を利用した階段や板を使った階段も高からず低からず。また巾も歩幅を考慮してくれてあるので1歩1歩が歩きやすい。途中にある分岐も見やすい標識が完備されているの初めてでも何の不安も感じることはない。
矢倉山は標高311mの低山で山頂はやはり林の中で視界は無い。だが「展望台へ」の標識に誘われて西に1分も下ると林が途切れ崖の上の展望台に出る。
そこからの眺めは空気が澄んでいればさぞ素晴らしいと思うのだが、今日は霞んでいて近くですらハッキリしない。それでも足元に吸い込まれていく新東名が見えたことで良しとしよう。
歩きやすい山道 新東名
整備された道は、帰りも矢倉山の下りが終るまで続いていた。山道によっては急な斜面に砂利が浮いていて滑りやすくなっている場所もあるが、ここはそんな不安を感じることはなく快適に下る事ができた。
山道が林道に合流したら、そこを左折して林道を下れば、朝歩いた尾川のに出る。更に正面に伸びている道を進めば尾根伝いにバラの丘公園の団地に出るようだ。いつもは農道を下って尾川に出ていたが、今日は尾根伝いに行くことにした。
前方が明るく感じて顔を上げると、黄葉した公孫樹の木が何本も立っている。高さはさほどでもないが本数が多いので周囲の常緑樹の中で異彩を放っていた。銀杏の実を栽培しているのかと近寄って地面を見たが実は見当たらない。ドウダンツツジの紅葉は若干遅かったが、この公孫樹の黄葉が見れたことで、今日の歩きは合格点を与えよう。
軽いアップダウンの続く道は農道を下る道より歩きやすかった。その山道が舗装道路に出ると、玩具の家のような家の集団が見えてきた。あれはバラの丘公園の団地だろう。思ったより早く着いたように感じた。
道はやがて朝歩いたバラの丘公園の交差点に出た。島田駅まではあと一分張りだ。
公孫樹の黄葉
このように島田駅を出発して島田駅に戻るのもよいが、もっと気楽なコース設定を紹介します。
参考コース1(湯ったりコース)
島田駅-バス-尾川参道入口-1:30-智満寺-0:20-千葉山山頂-0:20-ペンション
-0:10-どうだん原-0:25-伊太和里の湯-バス-島田駅
歩行時間:約3時間 歩数:12,650歩 歩幅推測:0,77m 距離推測:9.7m (GPS距離:7.7km)
参考コース1(矢倉山省略コース)
島田駅-0:30-ばらの丘公園-0:20-尾川参道入口-1:30-智満寺-0:20-千葉山山頂-0:20-ペンション
-0:10-どうだん原-0:25-伊太和里の湯-0.40-バラの丘公園-0:35-島田駅
歩行時間:約5時間 歩数:27,000歩 歩幅推測:0,77m 距離推測:20.8.7km (GPS距離:18.9km)
ドウダンツツジの咲く春には是非歩いてみてください。
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