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しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

倒産よりも廃業が多い時代

2016-02-18 13:20:00 | 主張
昨夜、夕飯を食べながらNHKのクローズアップ現代を観ていた。

昨年の中小企業は倒産件数よりも自主廃業をする企業が多かったそうです。

後継者が居なくて廃業に追い込まれるケースは以前からあり

息子が居ても家業を引き継がないケースも目立つ。


私は次男ですが家業を引き継いでおります。

兄は大学卒業後、大手不動産会社に就職。

世の中バブル経済花盛り。

兄は400万を超えるボーナスを年に3度も受け取っていた高給取りに。

「材木屋でこれだけのボーナスが払えるのか?」

酔っぱらって跡継ぎの話題を口にした父に投げつけた兄の言葉。

屈辱的な言葉に顔を歪ませた父を今でも覚えている。

私は設計事務所の1社員でした。

お金よりもやっと見つけたこの仕事を一生の物としようと燃えていた。

バブル崩壊で退職して結局、私が家業を継いでいるのだが

兄もその後は損保の代理店業、結局は自営業の道に進んだけどね。


番組内でも黒字経営なのにどうして廃業の道を選んだか?と追求をしてたけど

社員には給料を滞りなく支払っていても社長は薄給で出たり出無かったり

それでも黒字決算をしないと借入金を工面出来なかったりするものです。

国谷キャスターは間もなく降板するけど

家業を継がない息子への取材を忘れている番組作りだったと思う。


今までやってきた事を続けてゆくのが難しい時代になっているのでしょうね。

個人経営のガソリンスタンドの厳しい経営実態を綴ったブログを読んでますが

どの業種も従来のやり方では喰えなくなっている現代が浮き彫りになってます。


決して安倍政権は大企業だけを優遇なんかしてませんけどね。

まっ、トヨタだけは例外だけど。
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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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時代の流れ (野田)
2016-02-18 14:46:48
先日、初めてヤフオクを見てみたのですが、
出品の数に驚きました。
なるほど、今は、20年前にはなかったような産業? が業績を上げてるのかも。。ですね。
近所の畳屋さんが店を閉めはった時に、妙に淋しくなったのを(特に知り合いとかではないのですが。)
思い出しました。
そういう昔からの仕事と、自分の好きな「日本の姿」って、ものすごく、同じものであるような気がしています。
あっ、、、意味分かりにくかったらすみません。。
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野田さんへ (しゃちくん)
2016-02-18 17:28:44
確かに。古き良き伝統を軽んじ、使い捨ての安っぽい物しか残らない時代ですよね。

左官職人は激減して忙しいと聞くけど、畳屋は安くて大量に扱う会社しか残らないでしょう。

かといって伝統工芸がすべて消える訳でもなく、細々と引き継がれてはいるけど、もはや庶民の手が届く代物では無くなってしまいましたよね。
返信する
そうかあ… (シャイン)
2016-02-19 12:42:04
私も次女でお家の不動産のお仕事は引き継ぎました
子供の頃は、祖母には散々私はオマケのような存在で
言われ続けていたのですが
社会人になって、姉には社会的な一般の仕事は無理だろうな…
ってことは…
って、今の仕事を両親から引き継ぎまして
現在に至ります
気が付いた人が続ければ良い、って思いますが
誰も気づかなかったら…
きっと廃業の道をまっしぐらなのでしょうね…

う~~ん。この記事、すごく深い!
リンクしていいですか?
私も、書きたいな、この内容…
返信する
シャインさんへ (しゃちくん)
2016-02-19 13:02:31
ほぇ?そうだったのですか?シャインさんが家業を引き継いでらしたのですね。

私も自分で巡り合えた設計の仕事に未練はあったけど自営業の家で育つと親の仕事を当たり前に引き継いでいる感覚?
父と一緒に仕事をして初めて見えた物も多かったし。

シャインさんなりの文体でこのテーマで書いてくださいね。
読むのが楽しみだワン☆
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