すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

みかん騒動と「ノーベルレクチャー」と

2018年12月12日 | 日々思うこと

今日は朝から雨降りで最高気温が10度を超えたものの風が強いことで寒くなり、こうして日一日と真冬に近づいていることを感じます。

昨日の夕方、チョッとしたハプニングがありました。毎年、「食べもの通信」役員の静岡県浜松市のKさんの無農薬無肥料みかんをお願いしているのですが、先月末に突然の電話で(後でこれが彼女の間違い電話・・)「今年のみかんは台風もあって届けられない」と・・・。それは大変とばかり、愛媛県宇和島の西日本豪雨災害の“復興みかん”をお取り寄せです。

“復興みかん”が先日届いたばかりで、昨夕はゆうパックでKさんからドカッと例年の注文数以上のみかん箱にビックリです。これは大変と、メールでは時間を要するので直ぐに電話を入れると、「そうなの、この頃チョッとおかしいんだよ」とご自身にも驚くお疲れの様子です。間違えてしまったことは仕方なく何とかしなくてはと、車庫には先週の愛媛“復興”みかんがあるので、とりあえず玄関の中へ・・・。

その後は下の孫の塾のお迎えで、ママが仕事から帰宅するまでの間、しばらく我が家に滞在です。孫は玄関のみかん箱に驚きながらも、コタツでポケモン録画を見ながらパクパクと口を動かす“みかん王子”です。私は「間違っていっぱい届いたので、ばばはこれから“みかん売り”だよ」に孫は「・・・・・」無言です。

7時のNHKニュース時にチャンネル権は私になり、ノーベル賞授賞式のストックホルム市庁舎での晩餐会の様子に、「19年前に、ここへ行ったことがあるよ」と言うと、「そんなお金があるんなら、みかんくらい・・・」に私は「・・・・・」。

かくして“みかん王子”は3個を平らげ、ママが帰宅したので風の又三郎の如く隣りへ帰ってゆきました。そんなことで愛媛のみかんもあることで、ビーチホールまがたまでの今月の「こども食堂」へ1ケースプレゼントすることにしました。

そうそう、ストックホルム市庁舎“青の間”の大階段は勾配も緩やかでしたが、これは女性たちがイブニングドレスで降りるときに美しく見えるように設計されたそうで、和装の本庶特別教授もゆったり降りてきたことでしょう。

そして本庶特別教授は受賞式前の「ノーベルレクチャー」と呼ばれる記念講演で、免疫の力を使ってがん細胞を攻撃するという新たながんの治療法を確立したことを紹介しました。最後に本庶さんは、「現在、がんの治療は外科手術や抗がん剤が大半を占めているが、2020年には免疫療法が治療の中心となる。そして、2030年頃には、がんは人の命に関わる病気では無くなるだろう」と語り、「幸運だった」という言葉を何度も繰り返し、さまざまな人の支えによって成果を得てきたと話されていた謙虚さが心に残ります。

そんなことでみかん騒動に明け暮れですが、2030年にはまだ12年・・・、とりあえず美味しいみかんで免疫力を高めて元気で年の瀬を向かえねばなりません。そして浜松の高級“三ケ日みかん”産地での無農薬無肥料栽培とあれば手に入らない貴重さで、感謝の気持ちを忘れずに陳皮として活用するなどの一日です。


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