すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「人生フルーツ」とアベ閣僚のおぞましさと

2017年07月21日 | 本・雑誌・映画

北陸地方の梅雨明けはまだですが、今日も朝から気温上昇で先ずは家の窓を開けて空気の入れ替えです。室温が30度以上になるとエアコン1台で約30帖ほどの空間を冷やして、玄関先の愛犬と私の熱中症対策です。

「家は暮らしの宝石箱でなくてはいけない」とはモダニズムの巨匠ル・コルビュジエの言葉ですが、建築家の津端修一さん(1925年生まれ)はアントニン・レーモンドや坂倉準三の事務所を経て、日本住宅公団で「阿佐ヶ谷住宅」「多摩平団地」などをはじめとする多くの団地の設計を手がけられた方です。1969年には、愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウン計画で日本都市計画学会石川賞を受賞されています。

実は津端修一さんをはじめて知ったのは、東海テレビ『人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり』のドキュメンタリ番組でした。ご自宅は津端さんが設計した高蔵寺ニュータウンの一角にあり、師である建築家アントニン・レーモンドのかつての自邸を模した家で、無機質な大規模団地の敷地に雑木林を育てながら、妻の英子さん(1928年生まれ)とキッチンガーデンに囲まれての心温まる暮らしぶりに惹きつけられました。この番組は映画化されて全国の映画館で上映、上越市の高田世界館でもこの春に上映されていたことを後で知り残念な思いです。

2015年に修一さんが亡くなって、『ふたりからひとり~ときをためる暮らし それから~』(自然食通信 ¥1944円)が昨年暮れに出版されたので、図書館から借りて心温かくして読み通しました。ドキュメンタリー映画『人生フルーツ』劇場予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Y6geEC5-p44

このところのアベ閣僚、山本地方創生大臣の加計学園獣医学部設置の公募2ヶ月前の日本獣医師会幹部との面会記録に、「獣医師会側の思い込み」と“記憶で記録”を否定です。58才の稲田防衛大臣といえば、もはや辞任の域を出た発言で、政治家のおぞましさにウンザリです。そんな中で、朝日新聞の読者投稿でウィットに富んだ90歳の女性の政権批判が清涼剤です。