すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

バンコクでの爆弾テロに驚く。。。中国ターゲット仮説の脅威

2015-08-18 11:37:37 | Weblog
バンコクでの爆弾テロに驚く。タクシン・反タクシングループの衝突から軍事政権の介入となった政治情勢は一応の落ち着きを見せている時期でのテロ第一報には首をかしげたが、むしろ国際的な視野で考えるべきだろう。
バンコクはテロリズムの世界では、一種ハブ拠点で多くのテログループが古くから拠点を設けている。いうなれば世界中を飛び回るテロリストが、緊張を解いて、雑踏の中に紛れ込んでいくというような場所だ。そこで国際テロというのは起こりにくいものだ。せっかく確保した安全拠点を危険にさらすテロリストはいない。
イスラム系テロの問題は南部を中心に激しく、その地域に対する弾圧が、タクシン政権崩壊のきっかけともなった。しかし、それはあくまで南部とマレーシアのローカルな問題で、それをジハード主義の運動に直結させるにはまだ時間がかかると考えられている。
むしろ、現地のNGOからはさかんに中国人旅行者(仏教徒)がお参りする寺院がターゲットとなったことを指摘する声が上がっている。中国がターゲットとする仮説はやっかいだ。経済を含めさまざまなほころびを見せて、各地で不安定化が進んでいる中国、新疆ウイグル地区やチベットでの弾圧など、テロの火種は巨大で拡散している。
一番、恐れるのは天津での爆発事件との関連だ。どのメディアもそれを事故として取り扱っている。中国当局はそれ以外の推論を許さないだろう。しかし、もし、何らかの関連があるとすれば、それはテロリズムの世界に新しい一ページを開くことになる。
http://digital.asahi.com/articles/ASH8K75LKH8KUHBI03C.html

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