天皇陛下、生前退位についてのお言葉

今日発表されたお言葉を聞いての感想です。

公務負担軽減は陛下の意にそぐわないこと、負担軽減は公務軽視になるとお考えだったのは事前の報道にあったので想定していました。
（完璧主義なんですね）

驚いたのが天皇交代時の国民や皇室内の負担を避けたいという意向で、昭和天皇崩御の時にまさに当事者であられた陛下の率直なお気持ちだと思います。
国民としても、あの時の過剰とも言える自粛ムードを避ける仕組みは必要なことだと思います。
（今のままだと必ず何十年に一回はあの状態が繰り返される仕組みになっている）

ご自身の身体の衰えを感じ、また自分が変えなければ皇室にも国にもよくないとお感じになってのお言葉でしょう。
象徴というお立場での意見表明は難しいことですが、これで大きく変わっていくでしょう。

退位を政治利用や天皇の恣意的なものにされない仕組みは相当難しいでしょうから、特別立法で逃げる先延ばし作戦に落ち着くのではと呼んでいます。


いずれにしろ、平成は間もなく終わるのですね。
しかも、思わぬ形で。

昭和に育ち、平成誕生の時から共に歩んできた世代としては感無量です。
自分の職業人としての身の引き方、人生の幕の引き方を改めて考えようと思います。