聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

病院見学お待ちしています!

聖マリアンナ医科大学病院群では、いつでも医学生や研修医の皆様の病院見学を受け付けています。 聖マリアンナ医科大学病院・横浜市西部病院・川崎市立多摩病院で病院見学できます。 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターHPもしくは 臨床研修blog内の記事をお読み下さい。 お待ちしています!

後期臨床研修医募集中!

聖マリアンナ医科大学では平成26年度後期臨床研修医を募集中! 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターまでお問い合わせ下さい!

平成23年度聖マリアンナ医科大学臨床研修プログラム 第1報

2010-04-30 19:24:28 | お知らせ
平成23年度聖マリアンナ医科大学病院群
初期臨床研修プログラムべーた版

本当にお待たせいたしました
なんとなくイメージとして雰囲気が伝わるのではないかと思いアップしてみました
ここでお示しするのはべーた版です
注:今後厚労省にプログラムを提出したのち正式なプログラムとなります

ぜひお読みいただき皆さんのご意見ご質問をコメントでお待ちします

さ~て今度の見直しのポイントは
研修必修診療科は内科6ヶ月と救急3ヶ月を原則1年次に研修
選択必修診療科として小児科・産婦人科・外科・麻酔科・精神科があり
その中から研修医個々の希望によって2つの診療科を選びそれぞれ1ヶ月以上研修
つまり合計で2ヶ月以上となりますね
研修必修診療科として地域医療を1ヶ月2年次に研修
なるほど
そして
残る研修期間は・・・・12ヶ月これがすべて選べる期間となるわけです
そこでよ~く考えた結果がこれ


平成23年度プログラムも3つの臨床研修病院ごとに!
まずは研修プログラム聖マリ一般です

1年次の研修は聖マリアンナ医科大学病院本院で研修を行って頂きます
特色その1です
内科の研修は3つの診療科を6ヶ月研修するグループ(研修プ一般A)
1年次に2つ4ヶ月の内科研修とその分選択で診療科を選べるグループ(研修プBとC)
これによって将来外科系志望の研修医も進路決定を焦る事なく1年次から準備可能!
特色その2
選択必修診療科で麻酔はやはり重要
そこで2ヶ月の研修を必修としたグループ(研修プAとB)と
とくに外科を必修としたグループ(研修プC)を用意しました
注意が必要なことは研修プCでも麻酔科を選べるので
より自由度が高いということですね
特色その3
2年次の研修は横浜市西部病院や川崎市立多摩病院で研修できます
つまり選択の期間が長い2年次の研修において施設が選べる利点があります
大学本院も西部も多摩も同じ診療科で雰囲気を比べたいなんてときにはいいですね
特色その4
救急や麻酔科など研修医が偏りやすい研修診療科の研修期間は固定していますから
研修医数に偏りなく全員に平等に経験できる配慮がされています
特色その5
もちろんランチョンレクチャーや選択プログラムは例年同様に用意されていますから
経験・行動目標の修得はばっちりです
特色その6
なんといっても夜間急患センターでの研修が1年を通じて可能
これは実力UP間違いなしですね
と書ききれないほどの中身です

さらに本学の臨床研修の最大のポイントは
その指導体制評価システムにあります
全国一と多い言われる指導医
さらにその指導能力も高く
メンタルサポート能力を修得したアドバンスコース修了指導医がいること
もちろん研修医甲子園では最優秀指導医賞もいただいていますからね
大丈夫!
そして何よりも自分で研修を意識してプロとしての自覚を促すことができる
ポートフォリオはあまりにも有名?
研修医の実力も証明されています

ぜひぜひお手にとって見てみて下さい

                    

聖マリアンナ医科大学初期臨床研修について詳しく知りたい方は
臨床研修センターにアクセスしてみてくださいネ

聖マリアンナ医科大学の初期臨床研修の研修内容については
臨床研修センターの初期臨床研修までアクセスしてみて下さい

聖マリアンナ医科大学後期臨床研修プログラムの概要は後期臨床研修プログラムまで

                    


平成23年度聖マリアンナ医科大学臨床研修プログラム川崎多摩 第1報 

2010-04-30 19:22:32 | お知らせ
平成23年度聖マリアンナ医科大学病院群
初期臨床研修プログラムべーた版

本当にお待たせいたしました
なんとなくイメージとして雰囲気が伝わるのではないかと思いアップしてみました
ここでお示しするのはべーた版です
注:今後厚労省にプログラムを提出したのち正式なプログラムとなります

ぜひお読みいただき皆さんのご意見ご質問をコメントでお待ちします

さ~て今度の見直しのポイントは
研修必修診療科は内科6ヶ月と救急3ヶ月を原則1年次に研修
選択必修診療科として小児科・産婦人科・外科・麻酔科・精神科があり
その中から研修医個々の希望によって2つの診療科を選びそれぞれ1ヶ月以上研修
つまり合計で2ヶ月以上となりますね
研修必修診療科として地域医療を1ヶ月2年次に研修
なるほど
そして
残る研修期間は・・・・12ヶ月これがすべて選べる期間となるわけです
そこでよ~く考えた結果がこれ


平成23年度プログラムも3つの臨床研修病院ごとに!
今回のご紹介は研修プログラム川崎多摩です


最後は研修プログラム川崎多摩のお話
まず1年次は川崎市立多摩病院での研修となります

注:2年次は聖マリアンナ医科大学病院本院での研修が8ヶ月以上となります


特色その1です
内科の研修は3つの診療科を6ヶ月研修
何と言っても総合診療部を中心とした総合的な診療能力を修得できること
これは最大の魅力です
何よりも自分のキャリアデザインに合わせて選んで
総合診療部と専門医のそろった内科診療科各科での研修が可能なんですから
本学研修では当たり前なんですけどね
研修医にとってはこれは嬉しいらしい
特色その2
救急3ヶ月を内科救急・外科救急そして小児救急を中心に1ヶ月づつ
一次・二次救急を初診外来を中心に研修できます!
これが最大のポイントでしょう!
なんといっても年間3万人の外来患者数の半数
15000人は夜間に受診するのです
ここに一次・二次医療の必要性があるわけで
そこで実際に研修してもらうこと
とくに小児救急をおそれるのではなく
その重要性を知り実力をつけてもらうこと
それが願いです
特色その3
だからこそ1年次の小児科研修は必修にしました
ねね!小児救急のあと1ヶ月はそのまま小児科研修となるのです
いいでしょ?
特色その4
もちろん救急や麻酔科など研修医が偏りやすい研修診療科の研修期間は固定
研修医数に偏りなく全員に平等に経験できる配慮がされています
特色その5
そして多摩病院研修のポイント
1年間を通して救命災害医療センターでの夜間研修
外来でいかに教えるか!
これが多摩病院の指導医のモットー
これなら実力UP間違いなしですね
特色その6
選択必修診療科で麻酔はやはり重要
そこで2ヶ月の研修を必修としたグループと
その2ヶ月を選択できるグループを用意しました
特色その7
さらに2年次の地域医療は
福島・四国・三宅島の僻地医療での1ヶ月
もしくは川崎北部の開業医での地域医療1ヶ月
さらに老人保険医療施設での老人医療研修1ヶ月
精神疾患を診る精神科の1ヶ月
この中から2つ選び研修することを必修としています

と本当に中身が濃いのですがどうでしょう?

もちろん2年次の研修は聖マリアンナ医科大学病院で研修できます
つまり選択の期間が長い2年次の研修において将来を意識した研修が可能です

それに言うまでもなく本学の臨床研修の最大のポイント
指導体制評価システムはここでもしっかり行われています

全国一と多い言われる指導医
さらにその指導能力も高く
メンタルサポート能力を修得したアドバンスコース修了指導医がいること
もちろん研修医甲子園では最優秀指導医賞もいただいていますからね
大丈夫!
そして何よりも自分で研修を意識してプロとしての自覚を促すことができる
ポートフォリオはあまりにも有名?
研修医の実力も証明されています

ぜひぜひお手にとって見てみて下さい


川崎市立多摩病院の病院見学のご案内です
こんな素敵な多摩病院の見学を希望される場合は
tama-rinsho-kenshu@marianna-u.ac.jpまでご連絡下さい


病院見学の詳細はこちらまで
なお
ここでアクセスする場合は多摩病院の見学希望ときちんと書き込んでくださいネ

平成23年度聖マリアンナ医科大学臨床研修プログラム横浜西部 第1報

2010-04-30 19:20:44 | お知らせ
平成23年度聖マリアンナ医科大学病院群
初期臨床研修プログラムべーた版

本当にお待たせいたしました
なんとなくイメージとして雰囲気が伝わるのではないかと思いアップしてみました
ここでお示しするのはべーた版です
注:今後厚労省にプログラムを提出したのち正式なプログラムとなります

ぜひお読みいただき皆さんのご意見ご質問をコメントでお待ちします

さ~て今度の見直しのポイントは
研修必修診療科は内科6ヶ月と救急3ヶ月を原則1年次に研修
選択必修診療科として小児科・産婦人科・外科・麻酔科・精神科があり
その中から研修医個々の希望によって2つの診療科を選びそれぞれ1ヶ月以上研修
つまり合計で2ヶ月以上となりますね
研修必修診療科として地域医療を1ヶ月2年次に研修
なるほど
そして
残る研修期間は・・・・12ヶ月これがすべて選べる期間となるわけです
そこでよ~く考えた結果がこれ


平成23年度プログラムも3つの臨床研修病院ごとに!
まずは研修プログラム横浜西部と川崎多摩です


今日は横浜市西部病院の研修プログラムの特色を解説
まず1年次は横浜市西部病院で研修となります

注:2年次は聖マリアンナ医科大学病院本院での研修が8ヶ月以上となります


特色その1です
内科の研修は3つの診療科を6ヶ月研修
総合診療部での内科研修はありませんが
その分自由に自分のキャリアデザインに合わせて選んで研修できます
これは嬉しい!
特色その2
選択必修診療科で麻酔はやはり重要
そこで2ヶ月の研修を必修としています
西部病院の麻酔科での研修はちょっと有名
ここで刺激を受ける研修医は非常に多いのです!
わたくしもここの門下生です   ハイ
特色その3
2年次の研修は聖マリアンナ医科大学病院で研修できます
つまり選択の期間が長い2年次の研修において将来を意識した研修が可能です
いろいろな診療科の雰囲気を比べたいそんな人にお勧めです
特色その4
救急や麻酔科など研修医が偏りやすい研修診療科の研修期間は固定していますから
研修医数に偏りなく全員に平等に経験できる配慮がされています
特色その5
なんといっても救命救急センターでの研修が有名
これは実力UP間違いなしですね
と書ききれないほどの中身です

さらに本学の臨床研修の最大のポイント
指導体制評価システムはここでもしっかり行われています

全国一と多い言われる指導医
さらにその指導能力も高く
メンタルサポート能力を修得したアドバンスコース修了指導医がいること
もちろん研修医甲子園では最優秀指導医賞もいただいていますからね
大丈夫!
そして何よりも自分で研修を意識してプロとしての自覚を促すことができる
ポートフォリオはあまりにも有名?
研修医の実力も証明されています

ぜひぜひお手にとって見てみて下さい




横浜市西部病院の病院見学・実習希望の方 ご連絡ください

横浜市西部病院 臨床研修担当:岡田智幸tomoyuki@marianna-u.ac.jpまでどうぞ
もしくは
横浜市西部病院 総務課seibu-soumuka@marianna-u.ac.jpまでどうぞ

241-0811 横浜市旭区矢指町1197-1
代表045-366-1111 FAX045-366-1172・1182(総務課)
ホームページは
横浜市西部病院ホームページを見て下さい
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横浜市西部病院へのアクセス方法


                    

聖マリアンナ医科大学初期臨床研修について詳しく知りたい方は
臨床研修センターにアクセスしてみてくださいネ

聖マリアンナ医科大学の初期臨床研修の研修内容については
臨床研修センターの初期臨床研修までアクセスしてみて下さい

聖マリアンナ医科大学後期臨床研修プログラムの概要は後期臨床研修プログラムまで

                    



平成23年度聖マリアンナ医科大学病院群臨床研修プログラム

2010-04-29 09:17:56 | お知らせ
平成23年度聖マリアンナ医科大学病院群
初期臨床研修プログラムべーた版

本当にお待たせいたしました

本当はスケジュール表でお見せしたいのですが
なかなかサイズの調整ができず
ご迷惑をおかけしてしました

まだ調整できずスケジュール表そのものをお見せできませんが
とにかくその内容の一部だけでもお知らせしようと
まずは特色をお伝えしたいと思います

というわけでここでお示しするのはべーた版です
ぜひお読みいただき皆さんのご意見ご質問をコメントでお待ちします

もしすてきなご指摘がいただければ
すぐに対応させていただきます

注:今後厚労省にプログラムを提出したのち正式なプログラムとなります

平成23年度プログラムも3つの臨床研修病院ごとに!
平成21年度・22年度と好評だった3つの臨床研修病院ごとの研修スタイルは今年度も変わりません!
横浜の救急医療を支える横浜市西部病院で最前線の救急医療現場で研修してみませんか?忙しいながら満足感の得られるその現場はきっとその後の皆さんのキャリアデザインに大きく影響することと思います
川崎一の救急外来数を誇る川崎市立多摩病院そこで皆さんも一次・二次救急医療で力をつけませんか?多摩病院の小児救急医療や総合的な内科診療そして24時間・365日の意識障害や心疾患対応はきっとあなたの実力upになること間違いなし
そして何よりも大学病院でありながら常に救急医療を地域に貢献する医療を提供している聖マリアンナ医科大学病院本院であなたも研修してみませんか?
昨年度人気の3つの研修プログラムが今年はさらにバージョンアップしています

すべての研修診療科で選択の自由度が広がっています!
今度の見直しによって必修研修診療科は内科3ヶ月・救急3ヶ月
さらに2年次に地域医療を1ヶ月
残りの研修期間はすべて選ぶことができます
もちろん研修する期間も選べるのでその組み合わせは皆さん次第
これまで提供してきた研修スケジュールにまったく同じものはありません
そんなことが可能なの?
はい!それが自慢です

たとえば
内科専門医を目指したいキミ
ここなら最大9診療科で18ヶ月の内科研修も実現可能!
外科系専門医を目指したいキミ
内科6ヶ月を研修しても
その後の選択必修期間も利用すれば
7診療科で最大13ヶ月の研修が可能となるはず
ね~魅力的でしょ?
もちろんそれぞれキャリアデザインに合わせて
いろいろな組み合わせが可能なんです
多くの臨床研修病院で同じようなスタイルになるでしょうが
大事なのは研修における指導体制を保ったまま
研修医の経験数や評価フィードバック体制を整えてってことになると
これが大変なんです
そこのバランスはこれまでの経験を評価システムが左右する
そう
それこそが我が聖マリのもっとも得意とするところ
お任せ下さい

研修プログラム聖マリには小児科医・産婦人科医養成プログラムがあらたに登場!
平成23年度の目玉はこちら
地域・全国で不足している小児科医・産婦人科医を養成するのか
このプログラム
決して偏った研修ではなく内科や救急医療もしっかり学べるその研修環境は
きっと皆さんの小児科医・産婦人科医になる夢の実現を
より確かなものにしてくれるはず
とくに今年は新生児医療も研修できる独自の研修内容になっています

などなどすぐにはご紹介できないほど中身が濃い

それぞれの3つの施設にプログラムが用意されていますので
ゆっくりこのblogでご紹介していきたいと思います

ご期待下さい

研修プログラム説明会を開催します!

2010-04-28 23:01:54 | お知らせ
お待たせしました
聖マリアンナ医科大学平成23年度初期臨床研修研修プログラム説明会
開催いたします

聖マリアンナ医科大学の初期臨床研修プログラムは
1年目に研修する病院ごとで5つの研修プログラムに分かれます

聖マリアンナ医科大学本院では
一般的な研修ができる研修プログラム聖マリ一般
小児・新生児を診る小児科医を養成する研修プログラム聖マリ小児・新生児
そして
産婦人科医を養成する研修プログラム聖マリ産婦があります
このほかに
横浜市西部病院で救急医療などを中心に研修する
研修プログラム聖マリ横浜西部
そして
川崎市立多摩病院で一次二次救急医療などを研修する
研修プログラム聖マリ川崎多摩
などなど
多彩な研修プログラムが揃っています

聖マリアンナ医科大学での研修でどのような診療技術が修得できるか
それは研修医の診療技術を競うAdvancedOSCE大会でも
毎年好成績を収めていることでもおわかりいただけると思います
とにかく研修到達目標を常に意識して
さらに自分で研修スケジュールをすべて立案して研修していく独自の研修スタイルは
きっと皆さんの思い描くキャリアデザインを実現させること間違いなし

どうぞ研修プログラム説明会においでください
お待ちしています

聖マリアンナ医科大学本院 説明会 平成22年6月27日
横浜市西部病院      説明会 平成22年6月26日・7月10日
川崎市立多摩病院     説明会 平成22年7月4日

詳細はそれぞれの研修病院の研修窓口までお問い合わせください
たくさんの応募お待ちしています

病院見学のお誘い
聖マリアンナ医科大学病院群ではいつでも見学を受け付けています
興味が少しでもあったら是非遠慮しないで病院見学してみてください

本物のポートフォリオを手にとってみることもできます

研修医の生の声も聴けるはずです

聖マリアンナ医科大学の経験豊かなスタッフが皆さんの不安や疑問をきっと
解決してくれるはずです

病院見学の詳細は聖マリアンナ医科大学臨床研修センターまで


                    

聖マリアンナ医科大学初期臨床研修について詳しく知りたい方は
臨床研修センターにアクセスしてみてくださいネ

聖マリアンナ医科大学の初期臨床研修の研修内容については
臨床研修センターの初期臨床研修までアクセスしてみて下さい

聖マリアンナ医科大学後期臨床研修プログラムの概要は後期臨床研修プログラムまで

                    





FDって何?

2010-04-27 16:38:53 | 指導医日記
今度聖マリの学術集会では「頑張れ!オールマリアンナ!元気の出るFD」というテーマでシンポジウムが開催予定
ほほ~おもしろいこと考えたな~って感心

仲間内で話ししてたらとある指導医がぼそっと一言
「エフディって何ですか?」

ありゃ~そうか~そう来ましたか

では早速解説しておきましょう
フリー百科事典Wikipediaの登場
FDとはファカルティ・ディベロプメント (Faculty Development)の略
ファカルティ=Facultyとは大学の教員組織
ディベロプメント=developmentとは能力開発のこと
つまり
『大学教員の教育能力を高めるための実践的方法』のことで
大学の授業改革のための組織的な取り組み方法を指すとあります

そもそも大学における教育的手法とは大教室における講義が主体
そしてその中身は教授の専門領域が一方的に話されるのみって一方通行の手法であった
それが少子高齢化にともなって大学が学生のニーズに応える教育をする必要に迫られたため
さまざまな『教育支援ツール』が考えられてくるようになってきた
この『教育支援ツール』を覚えることがFDではなく
あくまでこの『教育支援ツール』を使いこなせるように教員を導く組織的な取り組みがFDです

話を続けます
歴史的に
大学の管理サイドからは教育評価のひとつとしての「授業評価システム」を導入し
大学教員の教育的手法の改善に「気づき」を促すというアプローチをとった経緯がありますが
どうも多くの大学で抵抗にあったようです
教育に関して興味の薄い教員は相変わらずの大講堂での授業を続け
熱心な先生はさまざまな取り組みを行うのでさらに忙しいということみたい
でも教育的効果をあげるには
教員サイドの意識改革を行い気づきを促し教育能力を高めることが寛容なのです

医学部ではまだまだ教え方を含めて満足行く内容ではないけど
でもそんな中で
本学ではこんな風に頑張っているぞって意気込みを伝えたい!ってことです

ぜひぜひ学術集会当日多くの方が参加してくれるとうれしいと思っています

研修における保険診療 応用編:入院中に知っておくべきことパート2

2010-04-26 16:38:09 | 指導医日記
病棟ではどうでしょう?

病棟でもコスト漏れはたくさん見受けられます

ちょっともったいないのは食事オーダーのこと
研修医の先生は病棟で研修するとすぐに食事のオーダーを出すように指示されますが
そのときもただ単に食事をオーダーするのではなく
必要な病態では特別食・治療食をオーダーしなければいけません

もちろんこの食事オーダーも患者さんの状態に合わせて
きちんと食止めのオーダーが大切です
せっかく食事を作っても食べない状況が生じます
外泊・手術・検査など状況を見極め計画的に食止めオーダーしないといけません
食事は1日で計算ではなく1食単位で計算されるからです

さらに食事に関しては内容によって栄養指導をきちんと行うことは重要
この指導については服薬指導もありますから内科や外科の研修ではきちんと修得しましょう

そうそう病棟で結構知られていないのですが
外泊って1泊2日ではカウントされないんです
『丸1日』病院を空けてる必要があるので
1泊2日では1日空いていないので『外泊』じゃないんです
外泊すると診療報酬上は基本料の15%のみですから注意しましょう

このように外泊とか食事とか普段何気なく口頭指示で電話口で済ませちゃう内容とは思わず
きちんと患者さんとは日ごろより話をして相談しておくこと
計画的な診療が重要です

手技とか診断・治療行為にのみ思わず目がいきそうな研修ですが
こうやってみると日々大変なんですよ

もちろん長期入院患者さんのことはもっと大切
転院先を見つけたり
不安な家族や本人へきちんと利用できる社会資源を説明したり
その上で今後のことを説明したりってフォローはたくさん

これらを全部一人の研修医が受持医となって診る?
それはすご~く大変なことだと感じませんか?

よく質問します
『あなたはいったい何人の患者さんを受け持てますか?』って

たくさんの症例を経験したいと言ってる強者の研修医の皆さん
保険医としての自分をもう一度見つめ直して見てくださいね

研修における保険診療 応用編:入院中に知っておくべきこと

2010-04-25 02:36:18 | 指導医日記
さて夜間急患センターで研修している研修医の先生方
一生懸命に診察して記録とても重要なこと

患者さんの主訴を記載して
今回の受診動機について詳細に書き留める
もちろんパソコンを見つめ過ぎず書き漏らさずってとても大変ですよね
そのうちブラインドタッチで書き留めれるようになるといいですよね

医学生のときの実習ではすべてを記載する訓練を受けますが
お医者さんになったら要点をまとめて書くことも重要
これまた訓練

既往歴では他院の服薬状況や診療内容も聞くようにして書き留める
必要があれば必ず情報提供書を用意するというのは前回お話ししたようにとても大切
もちろん喘息やアレルギーなど治療によっては副作用は症状の悪化を来す可能性のあることは
ちゃ~んと聞きとめる

ま~ここまでは医学生の実習でも触れるので大丈夫でしょう

そこでここでは臨床医として研修医でも知っていて欲しいとことちょっと書きます

まず
研修医の先生たちは外来ではじめて縫合したときのこと
非常によく覚えてますよね?
綺麗に縫えたかな?とか
ダンダンに縫っちゃったけど・・・・・大丈夫かな?とかね

一生懸命頑張って患者さんの傷をよくしてあげた先生方
よかったね

でも・・・・その縫合した診療行為は保険診療上はどのように扱われたんでしょう?
わかりますか?
たとえば・・・・・頭部打撲でキズがあった
創部を消毒してガーゼで綺麗に覆って診療終了した場合と
診断名は?
そのキズが縫わざるを得なかった場合は?
そのときの診断名は?

まず
頭部打撲してキズがあったら
消毒だけでいいキズは「頭部挫傷(キズ)」ですが
縫合したら「頭部挫創(キズ)」と記載していただけると診査上わかりやすい
単に「頭部打撲」としか記載しないとそれは検査も処置も必要ない外傷とみなされます

またキズの消毒のみであればそれは保険上『創部処置』となり
創部の大きさで点数が違ってきますから必ず創部の大きさ・長さを記載しなければいけません
もし縫合したのであればそれは『創部処理』となります
その場合は長さと深さが大切です
皮下縫合を必要としたのかしていないのか
長さは5cm・10cmでそれ以上で違います

もちろん使用した医療用具・薬剤・消耗品は必ずチェックしておかなければいけません

そうそう僕が研修医のころは
夜な夜な看護婦さんたちに病棟の包交車の整理を手伝わされて
清潔不清潔操作を一緒に覚えたものでした懐かしい

この他にも診療したあと重要なことは
その診療行為も点数が発生していること
患者さんを診察した時間帯によっても加算が異なりますし
来院方法でも異なってきます

初診なのか再診なのかも重要です(もちろん時間外で再診というのはありえないので注意)

たまにあるのが
他の病院へ入院中の患者さんが一時外泊中具合悪くなって受診したなんてとき
それなのに保険で診療を受けてしまうと一人の患者さんが2つの医療機関を受診しているので
非常にややこしいことになってしまいます

などなど
ちょっとした簡単な診療行為ですが
指導医とふたりだけで処置をしたとか検査したなんて場合
カルテの記載がなければ全く詳細がわからないまま
タダで診療したことになってしまうのです

よく看護士さんがコストがとれない!なんて病棟で言ってるのを耳にするのでは?
きちんと診療しているのだからちゃんとコストは請求すべきです
だから夜間急などで診療を終えたら
必ず指導医の先生に診療録をチェックしてもらうと当時に
看護士さんにも確認してコスト漏れないかみるのも大事なこと

そういう目で明日からちゃんと自分のカルテをみて
オーダーで処置のところを覗いてみてくださいね

研修における保険診療 基礎編:入院中に必要なこと

2010-04-24 20:29:20 | 指導医日記
さてさて現場の僕たちがもっと保険診療だという意識をもつ
請求できるものも請求しないで過ぎていることが多いのではって思いませんか?

前回は入院時にすることを解説しましたが
今回は入院中にすることを少しお話します
研修医だけではなく知らない指導医も多いと思うので
こんなこともレセプトの審査では注意してますよってこともお話しします


まず
基本は診療録というものは患者さんの診療の記録であった
原則として診療録に記載のないような事項は
診療報酬は支払われないということ
だから病院への査察のときに
心電図モニターの記録とその所見が記載されていないと注意されます

注意すべきことは大学病院は包括なので
研修医の先生が記載しなくてもなんとなく過ぎてしまいますが
ほかの病院はそうはいきません
医師として一人前になるための研修期間ですから
まずは心電図や酸素飽和度のモニターもすべて診療報酬として
請求しているということを知ってくださいね
そう言えば心電図モニターのことをレセプト上ではなんて記載されているかご存じですか?
「呼吸心拍監視」です
これも一般病院でないと知る機会がないかも知れないですね

酸素も投与しないで漫然と酸素飽和度をモニターすること
これはしっかり査定の対象です
よく病状詳記というのを先輩医師が書いていますよね
つまり自分たちの診療はこう意味で行ったんです
と解説を加えて居るんです
だからこの詳記を書きたくても研修医の先生たちが
指導助手の先生たちと考えて行った診療行為であっても
きちんと記載なければ詳記にかくことができず
結果的に一生懸命行った医療行為であっても請求上認められず
査定されるなんてことが見受けられるのです
だから注意しましょう

たとえば抗てんかん薬や一部の抗生剤で血中濃度を測定して
きちんと患者さんの治療に役立てている場合は
特定薬剤治療管理料というのが算定できますが
これも2剤使えば2回算定できるのに
これを請求していない場合もある
これは患者さんサービスとは意味が違います
もちろんこれも月1回なのに安定するまで頻回に測定しても認められません
そのような場合詳記に記載する必要があります

「そんなの医事課でやってよ~!」
これって自分の診療行為を知らない人に説明しなさいって
無理を言ってるのと変わりません
それなら面倒だからやらないよ~いいの?病院損するよ?
いえいえ
そんな事言っても先生はちゃんと患者さんを治療したいのだから
きっとその必要な検査をしてくださるはず
だったらちゃんとカルテに記載して
その説明をその都度詳記に書き加えておけば
月末に苦労しなくて済みますよきっと

処置範囲も重要です
外科系研修医の毎日のお仕事である処置
これも処置範囲で点数がことなります
それも病名で推察されてしまいますから
たとえばたくさん挫傷部位がある場合はそれぞれの病名と
できれば創部処置が大変だった~!と詳記を記載するのがベスト

レセプトの審査をする先生たちも
基本的に行われた診療が正しいという前提でチェックしています
だからどのような理由で行ったのかを詳記で知りたいということ
ただ単なるサマリーみたいな詳記はあまり意味ないようですよ

それと
絶対に知っておいて欲しいこと
原則として保険診療なので
薬の処方において
適応病名がない場合や禁忌での使用
さらに不適当な用法や過剰投与はすべて認められません
有名な胃薬で潰瘍治療薬は
注射薬と内服で適応疾患が異なっています
それを知らずに査定されることはしばしばです

ですからすべて詳記が必要です
これを知らない指導医や指導助手のもとでは
ただ処方しとけよ!ってことでは勉強になりませんから
自分で処方する薬の適応病名がきちんと病名にあるかチェックしましょう
その場合すべての病名をつらねていくと
実はこっちの薬の適応だけどこれには禁忌だなんてことがあります
よ~く考えて処方するべきなんです
奥が深いですね

臨床研修目標の達成度評価について 

2010-04-23 20:31:50 | 指導医日記
今日は以前にも紹介した
厚労省のHPよりのご案内
臨床研修の到達目標(臨床医としての適性を除く)の達成度の評価についての意見とその解説です
まずはこんな意見
回具体的に触れられていない経験項目の必須条件について明確な修了要件の説明をお願いします
「~が望ましい」等の表現部分についての補足説明を含む)その具体例として、
1.経験すべき症例に関しては、88項目のうち70%以上となっているが、組合せ等は無条件で62項目以上を経験すればよいのか?
2.特定の症状・疾患に関して30件、外科で1件、CPCで1件の計32件のレポートが求められているが、これはすべて必須なのか?

それに関する解説がこれ
1については、経験が求められる疾患・病態88項目のうち、
(1)A疾患とされている10項目については、必ず入院患者を受け持ち、症例レポートを提出する必要があり、
(2)B疾患とされている38項目は、必ず外来診療又は受け持ち入院患者で自ら経験する必要があり、
(3)(1)(2)以外で14項目以上を経験する必要があります。
2については、お考えのとおりです。


ま~その通りデスヨね
聖マリアンナ医科大学では明確にそのことを最初のオリエンテーションで説明
もちろん本学で研修している研修医はそのことは十分に理解してます
だから研修途中でもちゃんと自分で計画的に研修してます
はい

さて次の意見は・・・・
(研修において)達成度は、研修医の能力だけによるものではないので、今後の後期研修で、確実に達成できれば、研修修了(予定)としてもよいものと考えるがいかがか?
これについてははっきりとこのように解説されてます
医師法に基づく臨床研修の修了基準であり、それに続くいわゆる後期研修をも考慮することは矛盾しています。臨床研修の目標は2年間の研修プログラムにより達成することが前提であり、達成できなければ期間を延長してでも修了させる必要があります。

つまりちゃんと計画的に臨床研修を修了させよ!
ということそりゃそうだ・・・・そう思うヨ

そしてこいつは非常に問題となる意見
研修病院はあくまで2年間の研修を修了認定できるかどうかの判断のみをするべきで、臨床医としての適性の有無を研修病院に判断させるのは無理があるのではと考える。指導・教育をしたにもかかわらず改善が無く「研修医が医療の安全を確保できない、患者に不安を与える」場合には、「到達目標を達成していない」の判断を下すのみにとどめ、未修了の理由の詳細として「研修医が医療の安全を確保できない、患者に不安を与える」と記入すべきと考える。その上で、当該研修医から研修継続の要望があった場合は、厚生労働省が再教育を行い、臨床医としての適性を判断するべきだと思いますが・・・・どうでしょう?
う~ん聖マリアンナ医科大学でもいろいろ考えています
それについてはこのような解説がされてました
現行制度においては、医師としての人格涵養を基本理念に掲げ、到達目標にも医療人として必要な基本姿勢や態度を行動目標に設定しており、研修プログラムにおいてこれらを身に付ける研修が当然含まれているはずです。すなわち、臨床医としての適性の評価とは、到達目標の達成度の評価に含まれるものであり、当然臨床研修病院が判断すべきものです。ただし、単独の臨床研修病院において判断することは非常に困難なので、原則として少なくとも複数の臨床研修病院における臨床研修を経た後に評価を行うことが望ましいとしています。
 医師臨床研修部会でも議論になりましたが、筆記試験とは異なり、研修医の到達度等を正確に把握・評価できるのは臨床研修病院しかないという結論でした。したがって、地方厚生局は行政としての立場から相談に対応し、適宜、助言・指導等を行うものであり、臨床医としての適性の判断を行うものではありません。


実はこのあとかなりこのことに関してやり取りがなされています

そこで
個人的な意見です
あくまで個人的な意見なので誤解しないで下さい
まず『臨床医としての適正』とは何を示すのか?
まだ研修始まったばかりの最初の2年間
ここでレッテルを貼られてしまう?どうなんでしょう

これは医師国家試験を受験させる前の
卒前医学教育そこからの継続した問題だと感じてます
現状では進級判定試験=評価により十分な正しいフィードバックがなされていない
そんな気がしてます
つまり一度もちゃんと成長を促していない誤解して成長してきた
だとしたら・・・・・・ネ
もちろんこれは決して特定の大学を示すものではありません
そのために医学教育現場ではいろんな議論がなされているのですから
今もなお課題だと思います

そうなると臨床研修病院側としては
ちょっと意地悪な言い方をすれば
マッチングの試験の段階受入れの段階で見抜くしかありません
でもこれも難しいでしょうネ

だって医学部受験においては
予備校が彼ら彼女たちの学力に見合った偏差値で医学部を受験させているのであり
その医学部の校風や建学の精神を本当に意識して受験しているかは
甚だ疑問を持たざるを得ない受験生がいますからネ
あらゆる手段で面接のテクニックや小論文の書きかたを伝授しているわけですから

聖マリアンナ医科大学では30分間ひたすら質問しまくりますデス

あなたの目差す医師像とは何ですか?
この2年間でどうなりたいですか?


面白いことに面接評価点=マッチングの評価点はその後のポートフォリオ作成に影響してきます
ポートフォリオを用いて振り返りができているのかそうでないのか
そこに大きく影響していることが判ってきています
そうなると・・・・そうでない研修医には
頻回に面接を行う
ポートフォリオの作成を促すなんて工夫ができる
振り返りは成長を促します
このことはいろんな分野で専門職養成で示されています
つまり個々に個別化の指導につながります
そんな対応をするしかないと思ってます

ある塾の先生が出来の悪い学生の両親にこんなことを言ってました
私たちは教育のプロです!
成績が上がらないのは私たちにも責任があります!
私たちにも教育のプロとしての意地があります!必ず彼にあった勉強法を見つけます
だからお任せ下さい!

これを格好いい~なんて思っちゃうボクは変わってますかネ