ドル・円テクニカル分析
USD/JPY(11月29日東京市場終値82.20(+0.33))、28日NY市場終値82.12(+0.04)
ドル円相場は2012年2月2日終値76.13を底に3月15日はザラ場で84.18、終値で83.74に上昇。その後は下落に転じ、6月4日に78.00に下落した。6月5日から反発基調に転じ、6月21日に79.62に上昇し、ドル買いシグナル。22日は第一上値目標値80.40に対して、80.36に続伸。しかし、25日から軟化。28日は79.42で引けた。29日からドルの買戻し基調となり、7月6日は79.88まで反発したが、。9日から軟化。7月10日に79.25で引け、ドル売りシグナル。大きな戻りもなく、ドルの上値の重い展開が続き、19日には第一下値目標値78.50に対して、78.60に下落し、79円割れ。23日は78.01に下落。その後は第二下値目標値の78.20前後での小動きが継続。8月2日に78.47に上昇し、1枠10銭の絵ではドル売りシグナルは一旦消滅。しかし、3日は78.26に反落するなど上値も重い状態が継続。その後も8日まで78.36前後の終値が継続したが、9日は78.53に上昇。しかし、10日は78.46に反落するなど上値の重い展開が継続。13日に78.24に下落後は反発に転じ、15日に78.94で引け、8月9日終値78.53を上回り、買いシグナル。20日には第一上値目標値79.40を上回る79.51に5日続伸となった(ザラ場では第二上値目標値79.70に対して79.66まで)。しかし、21日から軟化に転じ、23日は78.60に3日続落。戻りが鈍く、9月3日は78.35に下落。9月7日は78.93に反発したが、海外市場では予想を下回る雇用統計から78.24に押し戻されている。8月20日終値79.51からの差込が深く、戻り売りに押される展開を予測したが、引き続き78.35や78円を割り込むと下値拡大のリスクを予測したが、10日に78.28で引け、9月3日終値78.35を下回り、売りシグナル。第二下値目標値の77.10に対して、13日にはザラ場で77.13まで下落。終値では14日の77.65に5日続落。株式相場などリスク資産の上昇によるリスク選好からクロス円の上昇に連れ高したことや日銀の追加緩和を受け、19日には79.05に続伸。しかし、20日は78.21に急反落。下落基調が継続し、28日は77.58に下落。10月1日から反発に転じ、4日は78.61に4日続伸。11日に78.09に下落したが、12日以降は反発基調に転じ、16日は78.92に3連騰し、買いシグナル。25日には第四上値目標値の80.40に対して、ザラ場で80.38、終値で80.15に上昇した。26日の79.97から軟化に転じ、30日の79.47まで3日続落したが、31日は79.73に反発。10月25日終値80.15の上抜けを試す状態に入ってきた。
その後、11月1日は79.98、そして11月2日は80.34に3日続伸し、ドル買いシグナルが点灯。終値ベースで見て5月2日80.33、5月16日80.39、6月22日80.36と、80.30台で過去3回抑えられているゾーンをブレイクできるかも焦点であった。雇用統計において非農業部門雇用者数が前月比17万1000人増となり、予想中央値の12万5000人増を上回ったことからドルが上昇。海外市場で80.68まで上昇。しかし、労働力人口の増加に伴い、家計調査に基づく失業率は7.9%と、前月の7.8%から上昇したことで株式相場が軟化したこともあり、上昇後は伸び悩んだ。6日に80.07へ下落後、7日に80.28に反発したが、チャート上に変化はなく、8日の79.88から13日の79.30まで4日続落し、ドルの下落リスクが高まったが、14日の野田首相の衆議院解散示唆を受けて79.91に反発。15日は80.85で引け、過去上値の壁であった80.30台を突破し、ドル買いシグナル。16日は81.12と3日続伸。その後もドルの上昇基調を継続し、22日は終値で82.54まで上昇。第二中長期上値目標値の82.60をほぼ達成。ザラ場では11月22日に82.84まで上昇し、短期的なピークを示現した。28日に81.87に反落し、スピード調整を入れたが、本日29日は82.20(82.19/20)に反発し、22日終値の82.54の上抜けを狙う体制に入ってきた。次の中長期上値目標値は83.20であり、且つボリンジャーバンドの上限2σが83.24であることから、82.54を上抜けし、さらにザラ場高値である82.84も上抜ければ、83.20前後に上昇する可能性が出てきた。チャートの形状は良く、上方のメジャードムーブの可能性があり、上昇バイアスに弾みが出れば83.20ではなく、85円台の可能性がある。ただし、この上昇バイアスも明日以降、終値で82.40以上に上昇することが条件であることや、逆に反落して、81.87を下回る状態になる場合は要注意である。その場合は80.90や80.60まで急反落するリスクがあり、相場はまさに分岐点に来ている。昨日は米政府高官や経済紙の観測記事を背景に株式相場が日本時間12時半前後から急反発したことからリスク回避から一転してリスク選好の地合いとなり、外国為替相場も急速に円が反落した。しかし、これは経済指標の好転などの実態の伴わない情報操作の感が否めない。残存する金融市場のリスク要因(欧州債務問題や米国財政の崖問題など)を考えれば、早ければ12月中に株安とともに円急騰のリスクシナリオも依然として念頭に入れておいたほうがよいかもしれない。外国為替相場も正念場を迎えており、構造的に円安トレンドに移行するか、ドル余剰を背景とした大勢基調としての円高トレンドの中の小さな円反落なのかを見極める段階の中で、非常に難しい局面を迎えている。ドル円は、クロス円の水準も決めるため、全般的な対主要通貨での円の居所を予測するうえでも正念場にある。
MACD:買い、ストキャス:売り、パラボリック:買い、RSI:69.22、BB:83.24と78.82
相場の木:短期トリガーポイントと目標値
上値:11月22日東京市場終値82.54を上回り、82.60以上で引けると→上値目標値:83.40、85.00 中長期上値目標値 83.20、87.00
下値:11月28日東京市場終値81.87を下回り、81.79以下で引けると→下値目標値:80.90、80.60
USD/JPY(11月29日東京市場終値82.20(+0.33))、28日NY市場終値82.12(+0.04)
ドル円相場は2012年2月2日終値76.13を底に3月15日はザラ場で84.18、終値で83.74に上昇。その後は下落に転じ、6月4日に78.00に下落した。6月5日から反発基調に転じ、6月21日に79.62に上昇し、ドル買いシグナル。22日は第一上値目標値80.40に対して、80.36に続伸。しかし、25日から軟化。28日は79.42で引けた。29日からドルの買戻し基調となり、7月6日は79.88まで反発したが、。9日から軟化。7月10日に79.25で引け、ドル売りシグナル。大きな戻りもなく、ドルの上値の重い展開が続き、19日には第一下値目標値78.50に対して、78.60に下落し、79円割れ。23日は78.01に下落。その後は第二下値目標値の78.20前後での小動きが継続。8月2日に78.47に上昇し、1枠10銭の絵ではドル売りシグナルは一旦消滅。しかし、3日は78.26に反落するなど上値も重い状態が継続。その後も8日まで78.36前後の終値が継続したが、9日は78.53に上昇。しかし、10日は78.46に反落するなど上値の重い展開が継続。13日に78.24に下落後は反発に転じ、15日に78.94で引け、8月9日終値78.53を上回り、買いシグナル。20日には第一上値目標値79.40を上回る79.51に5日続伸となった(ザラ場では第二上値目標値79.70に対して79.66まで)。しかし、21日から軟化に転じ、23日は78.60に3日続落。戻りが鈍く、9月3日は78.35に下落。9月7日は78.93に反発したが、海外市場では予想を下回る雇用統計から78.24に押し戻されている。8月20日終値79.51からの差込が深く、戻り売りに押される展開を予測したが、引き続き78.35や78円を割り込むと下値拡大のリスクを予測したが、10日に78.28で引け、9月3日終値78.35を下回り、売りシグナル。第二下値目標値の77.10に対して、13日にはザラ場で77.13まで下落。終値では14日の77.65に5日続落。株式相場などリスク資産の上昇によるリスク選好からクロス円の上昇に連れ高したことや日銀の追加緩和を受け、19日には79.05に続伸。しかし、20日は78.21に急反落。下落基調が継続し、28日は77.58に下落。10月1日から反発に転じ、4日は78.61に4日続伸。11日に78.09に下落したが、12日以降は反発基調に転じ、16日は78.92に3連騰し、買いシグナル。25日には第四上値目標値の80.40に対して、ザラ場で80.38、終値で80.15に上昇した。26日の79.97から軟化に転じ、30日の79.47まで3日続落したが、31日は79.73に反発。10月25日終値80.15の上抜けを試す状態に入ってきた。
その後、11月1日は79.98、そして11月2日は80.34に3日続伸し、ドル買いシグナルが点灯。終値ベースで見て5月2日80.33、5月16日80.39、6月22日80.36と、80.30台で過去3回抑えられているゾーンをブレイクできるかも焦点であった。雇用統計において非農業部門雇用者数が前月比17万1000人増となり、予想中央値の12万5000人増を上回ったことからドルが上昇。海外市場で80.68まで上昇。しかし、労働力人口の増加に伴い、家計調査に基づく失業率は7.9%と、前月の7.8%から上昇したことで株式相場が軟化したこともあり、上昇後は伸び悩んだ。6日に80.07へ下落後、7日に80.28に反発したが、チャート上に変化はなく、8日の79.88から13日の79.30まで4日続落し、ドルの下落リスクが高まったが、14日の野田首相の衆議院解散示唆を受けて79.91に反発。15日は80.85で引け、過去上値の壁であった80.30台を突破し、ドル買いシグナル。16日は81.12と3日続伸。その後もドルの上昇基調を継続し、22日は終値で82.54まで上昇。第二中長期上値目標値の82.60をほぼ達成。ザラ場では11月22日に82.84まで上昇し、短期的なピークを示現した。28日に81.87に反落し、スピード調整を入れたが、本日29日は82.20(82.19/20)に反発し、22日終値の82.54の上抜けを狙う体制に入ってきた。次の中長期上値目標値は83.20であり、且つボリンジャーバンドの上限2σが83.24であることから、82.54を上抜けし、さらにザラ場高値である82.84も上抜ければ、83.20前後に上昇する可能性が出てきた。チャートの形状は良く、上方のメジャードムーブの可能性があり、上昇バイアスに弾みが出れば83.20ではなく、85円台の可能性がある。ただし、この上昇バイアスも明日以降、終値で82.40以上に上昇することが条件であることや、逆に反落して、81.87を下回る状態になる場合は要注意である。その場合は80.90や80.60まで急反落するリスクがあり、相場はまさに分岐点に来ている。昨日は米政府高官や経済紙の観測記事を背景に株式相場が日本時間12時半前後から急反発したことからリスク回避から一転してリスク選好の地合いとなり、外国為替相場も急速に円が反落した。しかし、これは経済指標の好転などの実態の伴わない情報操作の感が否めない。残存する金融市場のリスク要因(欧州債務問題や米国財政の崖問題など)を考えれば、早ければ12月中に株安とともに円急騰のリスクシナリオも依然として念頭に入れておいたほうがよいかもしれない。外国為替相場も正念場を迎えており、構造的に円安トレンドに移行するか、ドル余剰を背景とした大勢基調としての円高トレンドの中の小さな円反落なのかを見極める段階の中で、非常に難しい局面を迎えている。ドル円は、クロス円の水準も決めるため、全般的な対主要通貨での円の居所を予測するうえでも正念場にある。
MACD:買い、ストキャス:売り、パラボリック:買い、RSI:69.22、BB:83.24と78.82
相場の木:短期トリガーポイントと目標値
上値:11月22日東京市場終値82.54を上回り、82.60以上で引けると→上値目標値:83.40、85.00 中長期上値目標値 83.20、87.00
下値:11月28日東京市場終値81.87を下回り、81.79以下で引けると→下値目標値:80.90、80.60