10月31日終値:先物12月限8450、現物:8576.98
3連騰後の反落。8400~8200を下値、8900~9500を上値とした値固めをし、逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成段階に入る。9000~9500のネックラインを上抜ければ、上値ポテンシャルとして10700~11700のゾーンへの戻りを予測。P&Fでは現段階での上値目標値は11400
日経平均の中長期的な相場の森を日経平均現物で見ると、相場は9月30日に11259.86で引け、11489.30を下回ったことから売りシグナルが点灯。10月10日には8276.43まで暴落した。その後、14日、15日と戻りを見せ、9547.47までリバウンドしたが、16日は再度急落。8458.45まで下落し、10日の8276.43を下抜けするかどうか早くも二番底確認ステージに移っている状態であった。10月16日段階の記事(10月16日終値:先物12月限8250、現物:8458.45)では、仮に切り返して、一旦の底抜けを回避しても、下値切り上げ形の保ち合いレンジとなった場合は経験則的に再度下値を試す可能性が高く、まだまだ、厳しい相場展開が続くと予測していた。その後、相場は16日8458.45→21日9306.25と下値切り上げ、上値切り下げの三角保ち合いレンジを形成。そして、24日に7649.08で引け、16日の8458.45を下回ったことから、売りシグナルが点灯。下値目標値を第一目標値6800、第二目標値を5700と計測していた。
その後相場は27日に終値で7162.90に下落。28日にはザラ場で6994.90と7000割れまで下落したが、急速に切り返し、7621.92で引け、29日8211.90、そして30日には9029.76まで戻りを拡大してきた。しかし、本日31日は8576.98に反落した。三連休前のポジション整理的色彩もあり、引け際に350円以上も急落した。
罫線ではこの三日間、大きい陽線が三つ並ぶ三兵という形となっている。赤三兵ともいうが、安値圏からの出直り場面で出ており、本日の反落は小休止で上昇一服場面となっても中期的に今後も更なる戻りが期待できる兆候である。しかし、時系列のチャートでは切り返して一気に上抜けを試すというよりは、逆ヘッドアンドショルダー(逆三尊)の右肩を形成する可能性が高いとみている。下げ相場のから回復への転換点であり、大底形成が確認されたシグナルと考えられる。現段階では7162.92を下回り、7000以下で引けない限り、売りシグナルとはならないが、もし下抜けすれば6200が下値目標値となる。しかし、ここから続落しても8400~8200を下値とした値固めを形成し、上記の逆ヘッドアンドショルダーの右肩を形成する状態に入れば、あとはネックラインの9000~9500のゾーンをいつ上抜けするかとなり、10700~11700のゾーンへ向けてかなり早い段階で上昇すると見ている。P&F上では、現段階で9029.76を上回ると買いシグナルが点灯するが、9600以上で引ける場合は、さらに上抜けの強いシグナルとなる。この場合、上値目標値は終値ベースで11400と予測する。この11400は9月18日の11489.30という大暴落を誘発した下値のトリガーポイントでもあった。相場はその水準まで戻ることになり、相場の芸術性が感じられる。さらに、この水準は上記の逆ヘッドアンドショルダーによる上値目標値ゾーンの10700~11700の領域に入っており、整合的と考えられる。
また、その他のテクニカル指標ではMACDおよびパラボリック・システムが買いシグナルに転換。RSIは14日間で42.88となっている。
相場は7000割れで一旦の底値を確認。9029.76まで戻したが、本日は反落。今後は値固めをしてエネルギーを再度蓄積すべく、保ち合いをしばらく経て、再度動き出す展開に移行している状態と予測する。
相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で9029.76を上回り、9100以上で引けると→上値目標値:11400、11700
下値:現物終値で7162.90を下回り、7000以下で引けると→下値目標値:6200、5700
3連騰後の反落。8400~8200を下値、8900~9500を上値とした値固めをし、逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成段階に入る。9000~9500のネックラインを上抜ければ、上値ポテンシャルとして10700~11700のゾーンへの戻りを予測。P&Fでは現段階での上値目標値は11400
日経平均の中長期的な相場の森を日経平均現物で見ると、相場は9月30日に11259.86で引け、11489.30を下回ったことから売りシグナルが点灯。10月10日には8276.43まで暴落した。その後、14日、15日と戻りを見せ、9547.47までリバウンドしたが、16日は再度急落。8458.45まで下落し、10日の8276.43を下抜けするかどうか早くも二番底確認ステージに移っている状態であった。10月16日段階の記事(10月16日終値:先物12月限8250、現物:8458.45)では、仮に切り返して、一旦の底抜けを回避しても、下値切り上げ形の保ち合いレンジとなった場合は経験則的に再度下値を試す可能性が高く、まだまだ、厳しい相場展開が続くと予測していた。その後、相場は16日8458.45→21日9306.25と下値切り上げ、上値切り下げの三角保ち合いレンジを形成。そして、24日に7649.08で引け、16日の8458.45を下回ったことから、売りシグナルが点灯。下値目標値を第一目標値6800、第二目標値を5700と計測していた。
その後相場は27日に終値で7162.90に下落。28日にはザラ場で6994.90と7000割れまで下落したが、急速に切り返し、7621.92で引け、29日8211.90、そして30日には9029.76まで戻りを拡大してきた。しかし、本日31日は8576.98に反落した。三連休前のポジション整理的色彩もあり、引け際に350円以上も急落した。
罫線ではこの三日間、大きい陽線が三つ並ぶ三兵という形となっている。赤三兵ともいうが、安値圏からの出直り場面で出ており、本日の反落は小休止で上昇一服場面となっても中期的に今後も更なる戻りが期待できる兆候である。しかし、時系列のチャートでは切り返して一気に上抜けを試すというよりは、逆ヘッドアンドショルダー(逆三尊)の右肩を形成する可能性が高いとみている。下げ相場のから回復への転換点であり、大底形成が確認されたシグナルと考えられる。現段階では7162.92を下回り、7000以下で引けない限り、売りシグナルとはならないが、もし下抜けすれば6200が下値目標値となる。しかし、ここから続落しても8400~8200を下値とした値固めを形成し、上記の逆ヘッドアンドショルダーの右肩を形成する状態に入れば、あとはネックラインの9000~9500のゾーンをいつ上抜けするかとなり、10700~11700のゾーンへ向けてかなり早い段階で上昇すると見ている。P&F上では、現段階で9029.76を上回ると買いシグナルが点灯するが、9600以上で引ける場合は、さらに上抜けの強いシグナルとなる。この場合、上値目標値は終値ベースで11400と予測する。この11400は9月18日の11489.30という大暴落を誘発した下値のトリガーポイントでもあった。相場はその水準まで戻ることになり、相場の芸術性が感じられる。さらに、この水準は上記の逆ヘッドアンドショルダーによる上値目標値ゾーンの10700~11700の領域に入っており、整合的と考えられる。
また、その他のテクニカル指標ではMACDおよびパラボリック・システムが買いシグナルに転換。RSIは14日間で42.88となっている。
相場は7000割れで一旦の底値を確認。9029.76まで戻したが、本日は反落。今後は値固めをしてエネルギーを再度蓄積すべく、保ち合いをしばらく経て、再度動き出す展開に移行している状態と予測する。
相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で9029.76を上回り、9100以上で引けると→上値目標値:11400、11700
下値:現物終値で7162.90を下回り、7000以下で引けると→下値目標値:6200、5700