相場博士(ファンドマネージャーのテクニカル分析)

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ドル・円テクニカル分析(10月29日)

2009-10-30 00:07:04 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

10月29日 東京市場終値(17時)90.65/66   安値90.24 高値90.81

ドル円続落。22日に91.43で引け、16日終値91.17を上回ったことによるドル買いシグナルは当初の上値目標値(13日に90.12で引け、1日終値89.98を上回ったことによる)92.20に対して27日ザラ場で92.33、終値で92.04で引けたことにより、一旦の上値達成感。その後、28日に91.16に下落したことで、東京市場終値で91.60を下回った(91.59以下)ことから一旦買いシグナルは消滅。今後の上下のトリガーポイントは92.20以上と90.19以下。
ただし、ドルが反落して買いシグナルが消滅しても91.60~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成(このレンジ形成の場合は現段階で東京市場終値で91.20以上を回復した場合が条件となる)した場合は逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成段階の可能性が高まる。P&Fチャート上ではネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とし、既に上方へブレイクしている状態で93.80~95.00程度の上値ポテンシャルは継続。また、中長期的には100.40の可能性もある。
一方、罫線などの時系列では92円前後をネックラインとしていることから一旦反落しても右肩部分形成のための反落であり、この場合でも96円台の可能性が出てくる。上記P&Fチャートの場合でも、罫線の場合でも5営業日~10営業日程度の時間調整が必要と考えている。
対主要通貨で既にドル高トレンドへの転換の可能性が高まっている状態。ただし、株式相場の下落基調が継続し、リスク回避によるドルの買い戻しとなった場合は、クロス円の下落がドル円の上値を抑える可能性があり、ドル高・円高から短期的にはドル円の戻りは鈍い展開を予測。


ドル円相場は、9月14日の90.59以降、9月15日91.12→9月16日90.29→9月18日91.25→と推移。レンジを形成し、エネルギーを溜めている状態となっていたが、28日の89.57でドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で90.00以上を回復しない限り、ドル円の下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として第一目標値88.40、第二目標値87.20を計測していた。10月1日は89.98まで終値で上昇したが、結局90.00に届かず、ドル売りシグナル継続となり、2日の89.37に繋がった。
ドルはドル売りシグナルが点灯した28日の早朝に既に88.24まで下落しており、第一下値目標値の88.40を下回る水準まで下落していることから一旦のドルの下値達成感が見られたこともあり、ザラ場での90円台回復に繋がったが、あくまでも東京市場終値で90.00を回復することが一旦のドル円の下値達成感醸成の条件であった。
その後、相場は5日に89.84に反発。一旦のドル売りシグナル消滅となったが、6日は89.27に再度反落。2日終値89.37の下抜けを試す展開となった。
そして7日は88.15で引け、2日終値89.37を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。下値目標値として87.40を計測。しかし、相場は7日の東京市場引け後の海外市場で88.01をつけた後は切り返し、8日終値88.28、そして9日は89.29と続伸し、ドル売りシグナルは消滅した。その後、相場は13日に90.12で引け、5日終値89.84を上回り、ドル買いシグナルが点灯したが、14日に89.19と急反落し、ドル買いシグナルは消滅。しかし、15日89.54に反発後、16日に91.17と大幅に続伸。13日終値90.12を上回り、ドル買いシグナルが点灯。しかし、19日はドル買いシグナル継続のためのギリギリのポイントである90.60に反落した。
相場はその後、20日に90.31と続落し、東京市場終値で90.60を下回ったことからドル買いシグナルは一旦消滅。しかし、21日90.71、22日91.43と続伸。16日終値91.17を上回ったことからドル買いシグナルが点灯。東京市場終値で91.00を下回らない限り、ドルの上昇バイアスは継続し、上値目標値として92.80を計測していた。
相場は7日のザラ場安値88.01で一旦のドルの下値を確認した形となっている。この水準は2008年12月18日終値87.92の二番底を試す位置であり、ドルの下値確認の正念場であった。相場はこの水準をとりあえずサポートし、反発。9日海外市場で89円台後半、そして12日(東京市場は休日)は90.20程度まで上昇している。ドルが本格的に下値を確認して、戻りを試すステージに移行するためには東京市場終値で90.00以上を回復することが条件となるとコメントしていた。
相場は13日終値の90.12の後、14日は終値で89.19に押し戻されたが、16日は91.17に上昇し、ドル買いシグナル点灯。20日に90.31に反落したものの、22日は91.43で引け、91.17を上回りドル買いシグナルが再度点灯。そして23日は91.82と3日続伸となった。
そして26日は91.84、27日も92.04と5日続伸。終値で92円台に乗せて引けた。しかし、28日は急反落し、91.16で引けた。。米国株式相場の急落からグローバルなリスク回避に繋がり、クロス円主導で下落した。東京市場終値で91.60を下回ったことから(91.59以下)、ドル買いシグナルは一旦消滅。そして本日29日も株式相場の大幅続落を受けて下値を拡大。90.66で引けた。また、ザラ場では右肩形成のためのレンジの下限と見ていた90.20に対して90.24まで下落した。しかし、引けにかけて反発し、一旦の下値を見た形となっている。今後は下記逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成部分のためのレンジ形成のため一定の反発が考えられる。その際の条件としては東京市場終値で91.20以上を回復することが条件となる。
今後、ドルが再度反発して27日終値92.04を上回り、92.20以上で引ける場合は上値目標値として第一目標値を93.80、第二目標値95.00、第三目標値100.40と計測している。
一方、ドルが東京市場終値で91.20以上を回復せず、レンジを形成できずに下値を拡大し、20日終値90.31を下回り、90.19以下で引ける場合はドル売りシグナルとなり、下値目標値として第一目標値89.00、第二目標値87.80を計測している。
相場は28日、ドルは91.16で引け、91.60を下回り、ドル買いシグナルが一時的に消滅。本日29比も続落したが、上記91.20以上の回復があれば、下値ゾーンとして91.60~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成し、逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成段階の可能性が高まる。P&Fチャート上ではネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とし、既に上方へブレイクしている状態で94.50~80程度の上値ポテンシャルが出ている。また、中期的には100.40の可能性も考えられる。一方、罫線などの時系列では92円前後をネックラインとしていることから一旦の反落と右肩部分形成のための反落の可能性も残るが、この場合でも96円台の可能性が出てくることになる。
いずれにしろドル高トレンドへの転換の可能性が高まっている状態で、当面は上記の逆ヘッドアンドショルダーの右肩部分形成のためのドルの下値固め的な展開と考えている。
ただ、上記P&Fチャートの場合でも、罫線の場合でも5営業日~10営業日程度の時間調整が必要と考えている。
対主要通貨で既にドル高トレンドへの転換の可能性が高まっている状態と考えている。ただし、グローバルな株式相場の下落基調が継続し、リスク回避によるレパトリのドルの買い戻しとなった場合は、クロス円の下落がドル円の上値を抑える可能性があり、ドル高・円高から短期的にはドル円の戻りは鈍い展開を予測。
29日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は90.32近辺。上下の2σはそれぞれ92.44と88.20近辺となっている。MACDは12日にプラス領域(ドル買い)に転換し、本日も継続中であるが、プラスry法息を縮小。RSIは48.62となっている。また、パラボリック・システムは15日から円売り/ドル買いシグナルに転換し、本日も継続しているが、早ければ明日にも円買い/ドル売りシグナルに転換しそうな形となっている。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で92.04を上回り、92.20以上で引けると→:上値目標値93.80、95.00、100.40
下値:終値で90.31を下回り、90.19以下で引けると→:下値目標値89.00、87.80


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。

終値で95.61を上回り、95.80以上で引けたことによるドル買いシグナルの上値目標値97.40に対して8月10日に終値で97.39まで上昇→その後、17日に94,67まで終値で下落。

上値:10月13日に90.12で引け、1日終値89.98を上回ったことによるドル買いシグナルの上値目標値92.20に対して、27日終値で92.04、ザラ場で92.33まで上昇→その後28日終値91.16、29日終値90.66に下落。

         
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落。

6月16日に終値で97.61を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値95.20に対して、23日に終値で95.23まで下落。→25日は96.35に小反発。

7月6日に95.19で引け、29日終値95.53を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値92.40に対して、13日に終値で92.46まで下落。→その後21日は94.09まで反発。

8月17日に94.67で引け、12日終値95.26を下回り、ドル売りシグナルの第一下値目標値93.40に対して、21日にザラ場で93.43まで下落。→その後24日終値で94.97に反発。

9月8日に92.39で引け、3日終値92.43を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値89.40に対して、10月2日に終値で89.37まで下落。→その後5日終値で89.84に反発。



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日経平均テクニカル分析(10月29日)

2009-10-29 23:59:48 | 日経平均テクニカル分析
日経平均の中長期的、短期的なトリガーポイントと上下目標値

10月29日終値:先物12月限9880(-200)、現物:9891.10(-183.95)

大幅3日続落。相場の森では、本日29日に9891.10で引け、現物終値で10000を下回ったことから10月5日の9674.49の下抜けを試す可能性が高まる。現物終値で10200以上を回復しない限り下値を試すバイアスは継続。引き続き中期的な方向性を決める上下のトリガーポイント10600以上と9600。
 一方、相場の木では、先物は10月1日に9980で引け、9月28日終値10030を下回ったことによる売りシグナルの下値目標値9680に対して、5日、6日と9680で引け、一旦の下値達成感。15日に10240で引け、9月30日終値10110を上回ったことによる買いシグナルの上値目標値の10340に対して20日に10330で引けた。その後、予測通り一旦の上値達成感から水準定性的なスピード調整を入れたものの、切り返し、10360に上昇。やや大きい枠のP&Fチャート上では変化なかったが、27日に10250で引け、先物終値で10300を下回り、買いシグナルは消滅。さらに小さい枠の短期的な細かい絵では、22日終値10270を下回り、売りシグナルが点灯。短期的下値目標値の10150に対して10080まで下落。本日は9880まで下値を拡大。今後、一旦の反発はあっても罫線では三羽烏となっており、本格的な調整局面入りの可能性が一段と高まる展開を予測。


 日経平均の中長期的な流れである相場の森を日経平均現物で見ると、相場は10月1日に9978.64と終値ベースで10000円割れ。そして2日は9731.87、5日は9674.49と3日続落となった。しかし、下記先物の短期的下値目標値9680に匹敵していることもあり、6日は9691.80と小反発となった。
しかし、7日9799.60、8日9832.47、そして9日は10016.39と6日から4日続伸し、終値で10000以上を回復したことから売りシグナルは消滅し、仕切り直しとなった。その後相場は上昇基調を継続。20日は10336.84と戻り高値を更新した。
相場が先物の短期的上値目標値の10340に近い水準まで終値で上昇したことから、上値達成感によるスピード調整を予測していたが、その後、相場は22日に10267.17に反落。23日10282.99、そして26日は米国株式相場の下落にも10362.62と続伸したが、27日10212.46、28日10075.05と大幅続落。調整色が強まってきた。そして本日29日は9891.10で引け、終値で10000円を下回った。これにより10月5日の9674.49の下抜けを試す可能性が高まっている状態と考えられる。本日の下落により、現物終値で10200を回復しない限り下値を試すバイアスは継続する。
その際、相場が下値を拡大して5日終値9674.49を下回り、9600以下で引ける場合は下値目標値として8800を計測している。
一方、相場が戻りを拡大して、10362.62を上回り、10400以上で引ける場合は上値目標値として第一目標値11600、第二目標値12400を計測している。この場合は当然、8月26日の10639.71を上回ることも条件となる。

また、日経平均の短期的な流れである相場の木を日経平均先物中心限月で見ると、相場は9月25日に10310に反落。そして、28日はザラ場で9970まで下落。終値は10030となり、9月14日終値10180を下回ったことから売りシグナルが点灯。しかし、相場は既に下値目標値の10000に対してザラ場で9970、終値で10030まで下落していることから一旦の下値達成感が醸成されやすく、短期的にはリバウンドが入り易い展開を予測。暫くは下値を探る展開ながらも、一旦は反発する可能性を予測していた。
相場はその後、29日10100、30日10110と続伸したが、10月1日に9980に反落。9月28日終値10030を下回り、売りシグナルが点灯。下値目標値として9860を計測していた。2日は9730と第一下値目標値を下回る水準まで下落。この流れは第二下値目標値9680までの下落を予測していた。
相場はその後5日に第二下値目標値の9680に下落。6日は現物が反発したものの、先物は9680で変わらずとなった。
今後の展開として、第二下値目標値に到達したことから、一旦の反発の可能性があるものの、高値圏でのレンジ形成で溜め込んだエネルギーを下に噴出していることから、中期的には9220を第三下値目標値として計測していた。
相場は7日に9790に反発し、売りシグナルは消滅。8日9860、9日10010と3日続伸となり、現物の相場の森の視点でも一旦の売りシグナル消滅となり、仕切り直しとなった。
今後、相場が10110を上回り、10120以上で引ける場合は上値目標値として10340への上昇を計測していたが、相場は上昇基調を継続し、15日は10240で引け、9月30日終値10110を上回り買いシグナルが点灯。16日は10270へ小幅続伸したが、19日は10250と小反落。しかし、20日は上値目標値の10340にほぼ近い10330まで終値で上昇した。
相場が上値目標値に到達したことから、一旦のスピード調整的な調整局面入りを予測していたが、相場は22日に10270に反落。しかし、P&F上では10260以下にならないと変化はない状態となっていた。相場は23日に10290、そして26日は10360と続伸し、戻り高値を更新した。しかし、27日は10250に反落。小さい枠の短期的な細かい絵では、22日終値10270を下回り、売りシグナルが点灯。短期的下値目標値の10150に対して28日は10080まで下落。そして本日は9880まで下落した。
今後の展開として相場が短期的下値目標以下に下落したことから一旦の反発はあっても戻りは鈍く、本格的な調整局面入りの可能性が高まる展開を予測している。特に先物などでは、罫線では三羽烏となっており、本格的な調整局面入りの可能性が一段と高まる展開を予測している。
上値は先物終値で10360を上回り、10380以上で引けると上値目標値として10540を予測する一方、下値は9680を下回り、9660以下で引けると下値目標値として9500、9220を計測している。
29日終値時点での現物のボリンジャーバンドの中心値は10067近辺。上下の2σはそれぞれ10516と9618近辺となっている。MACDは14日にプラス領域(買い)に転換し、28日まで継続したが、本日マイナス領域(売り)に転換。RSIは39.78。また、パラボリック・システムでは本日29日から売りシグナルに転換している。


相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で10362.62を上回り、10400以上で引けると→上値目標値:11600、12400 
下値:現物終値で9674.49を下回り、9600以下で引けると→下値目標値:8800
   
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で10360を上回り、10380以上で引けると→上値目標値10540  下値:先物終値で9680を下回り、9660以下で引けると→下値目標値9500、9220
短期の細かい絵では、27日に10250で引け、22日終値10270を下回り、売りシグナル→下値目標値:10150

的中:

上値;15日に10240で引け、9月30日終値10110を上回り、買いシグナル→上値目標値10340  → 20日終値10330→22日10270


下値:6月16日に9770で引け、9780を下回り、売りシグナル→:下値目標値9540→23日終値9540

下値:7月6日に9700で引け、9820を下回り、売りシグナル→:下値目標値9100→13日終値9040

下値:8月17日に10250で引け、10440を下回り、売りシグナル→:下値目標値10200→19日終値10210→その後、20日10360、26日10640まで戻りを拡大。

下値:10月1日に9980で引け、10030を下回り、売りシグナル→下値目標値9680→5日および6日終値9680→その後9日の10010まで3日続伸。

下値:10月1日に9980で引け、10030を下回り、売りシグナル→下値目標値9860、9680、9220(ただし、先物終値で9740以上を回復すると売りシグナルは一旦消滅)

上値:7月27日に10088.66で引け、9958.44を上回り、買いシグナル→上値目標値:10500、11400 (ただし、現物終値で10300を下回ると買いシグナルは一旦消滅)


ドル・円テクニカル分析(10月28日)

2009-10-28 23:36:36 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

10月28日 東京市場終値(17時)91.14/17   安値91.07 高値91.81

ドル円6日ぶりに反落。22日に91.43で引け、16日終値91.17を上回ったことによるドル買いシグナルは東京市場終値で91.60を下回った(91.59以下)ことから一旦消滅。今後の上下のトリガーポイントは92.20以上と90.19以下。ただし、ドルが反落しても91.60~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成(このレンジ形成の場合は現段階で東京市場終値で91.60以上を回復した場合が条件となる)した場合は逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成段階の可能性が高まる。P&Fチャート上ではネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とし、既に上方へブレイクしている状態で93.80~95.00程度の上値ポテンシャルは継続。また、中長期的には100.40の可能性も。一方、罫線などの時系列では92円前後をネックラインとしていることから一旦反落しても右肩部分形成のための反落であり、この場合でも96円台の可能性が出てくる。いずれにしろ対主要通貨でドル高トレンドへの転換の可能性が高まっている。ただし、株式相場の下落基調が継続し、リスク回避によるドルの買い戻しとなった場合は、クロス円の下落がドル円の上値を抑える可能性があり、ドル円の戻りは鈍い可能性がある。


ドル円相場は、9月14日の90.59以降、9月15日91.12→9月16日90.29→9月18日91.25→と推移。レンジを形成し、エネルギーを溜めている状態となっていたが、28日の89.57でドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で90.00以上を回復しない限り、ドル円の下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として第一目標値88.40、第二目標値87.20を計測していた。10月1日は89.98まで終値で上昇したが、結局90.00に届かず、ドル売りシグナル継続となり、2日の89.37に繋がった。
ドルはドル売りシグナルが点灯した28日の早朝に既に88.24まで下落しており、第一下値目標値の88.40を下回る水準まで下落していることから一旦のドルの下値達成感が見られたこともあり、ザラ場での90円台回復に繋がったが、あくまでも東京市場終値で90.00を回復することが一旦のドル円の下値達成感醸成の条件であった。
その後、相場は5日に89.84に反発。一旦のドル売りシグナル消滅となったが、6日は89.27に再度反落。2日終値89.37の下抜けを試す展開となった。
そして7日は88.15で引け、2日終値89.37を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。下値目標値として87.40を計測。しかし、相場は7日の東京市場引け後の海外市場で88.01をつけた後は切り返し、8日終値88.28、そして9日は89.29と続伸し、ドル売りシグナルは消滅した。その後、相場は13日に90.12で引け、5日終値89.84を上回り、ドル買いシグナルが点灯したが、14日に89.19と急反落し、ドル買いシグナルは消滅。しかし、15日89.54に反発後、16日に91.17と大幅に続伸。13日終値90.12を上回り、ドル買いシグナルが点灯。しかし、19日はドル買いシグナル継続のためのギリギリのポイントである90.60に反落した。
相場はその後、20日に90.31と続落し、東京市場終値で90.60を下回ったことからドル買いシグナルは一旦消滅。しかし、21日90.71、22日91.43と続伸。16日終値91.17を上回ったことからドル買いシグナルが点灯。東京市場終値で91.00を下回らない限り、ドルの上昇バイアスは継続し、上値目標値として92.80を計測していた。
相場は7日のザラ場安値88.01で一旦のドルの下値を確認した形となっている。この水準は2008年12月18日終値87.92の二番底を試す位置であり、ドルの下値確認の正念場であった。相場はこの水準をとりあえずサポートし、反発。9日海外市場で89円台後半、そして12日(東京市場は休日)は90.20程度まで上昇している。ドルが本格的に下値を確認して、戻りを試すステージに移行するためには東京市場終値で90.00以上を回復することが条件となるとコメントしていた。
相場は13日終値の90.12の後、14日は終値で89.19に押し戻されたが、16日は91.17に上昇し、ドル買いシグナル点灯。20日に90.31に反落したものの、22日は91.43で引け、91.17を上回りドル買いシグナルが再度点灯。そして23日は91.82と3日続伸となった。
そして26日は91.84、27日も92.04と5日続伸。終値で92円台に乗せて引けた。しかし、本日28日は急反落。東京市場終値で91.60を下回ったことから(91.59以下)、ドル買いシグナルは一旦消滅した。
今後の展開としてドルが再度反発して27日終値92.04を上回り、92.20以上で引ける場合は上値目標値として第一目標値を93.80、第二目標値95.00、第三目標値100.40と計測している。
一方、ドルがレンジを形成せずに(このレンジ形成の場合は、現段階では東京市場終値で91.60以上の回復がドルの一時的な下値確認とレンジ形成のための条件となる)下値を拡大し、20日終値90.31を下回り、90.19以下で引ける場合はドル売りシグナルとなり、下値目標値として第一目標値89.00、第二目標値87.80を計測している。
本日28日、ドルは91.15で引け、91.60を下回り、ドル買いシグナルが一時的に消滅したが、上記91.60以上の回復があれば、下値ゾーンとして91.60~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成し、逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成段階の可能性が高まる。P&Fチャート上ではネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とし、既に上方へブレイクしている状態で94.50~80程度の上値ポテンシャルが出ている。また、中期的には100.40の可能性も考えられる。一方、罫線などの時系列では92円前後をネックラインとしていることから一旦の反落と右肩部分形成のための反落の可能性も残るが、この場合でも96円台の可能性が出てくることになる。いずれにしろドル高トレンドへの転換の可能性が高まっている状態で、当面は上記の逆ヘッドアンドショルダーの右肩部分形成のためのドルの下値固め的な展開と考えている。ただし、グローバルな株式相場の下落基調が継続し、リスク回避によるドルの買い戻しとなった場合は、クロス円の下落がドル円の上値を抑える可能性があり、ドル円の戻りは鈍い可能性がある。

28日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は90.28近辺。上下の2σはそれぞれ92.44と88.12近辺となっている。MACDは12日にプラス領域(ドル買い)に転換し、本日も継続。RSIは52.28となっている。また、パラボリック・システムは15日から円売り/ドル買いシグナルに転換し、本日も継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で92.04を上回り、92.20以上で引けると→:上値目標値93.80、95.00、100.40
下値:終値で90.31を下回り、90.19以下で引けると→:下値目標値89.00、87.80


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。

終値で95.61を上回り、95.80以上で引けたことによるドル買いシグナルの上値目標値97.40に対して8月10日に終値で97.39まで上昇→その後、17日に94,67まで終値で下落。

上値:10月16日に91.17で引け、13日終値90.12を上回ったことによるドル買いシグナルの上値目標値91.80、92.40に対して、27日終値で92.04、ザラ場で92.33まで上昇→その後28日に終値で91.16に反落。

         
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落。

6月16日に終値で97.61を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値95.20に対して、23日に終値で95.23まで下落。→25日は96.35に小反発。

7月6日に95.19で引け、29日終値95.53を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値92.40に対して、13日に終値で92.46まで下落。→その後21日は94.09まで反発。

8月17日に94.67で引け、12日終値95.26を下回り、ドル売りシグナルの第一下値目標値93.40に対して、21日にザラ場で93.43まで下落。→その後24日終値で94.97に反発。

9月8日に92.39で引け、3日終値92.43を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値89.40に対して、10月2日に終値で89.37まで下落。→その後5日終値で89.84に反発。


日経平均テクニカル分析(10月28日)

2009-10-28 23:33:26 | 日経平均テクニカル分析
日経平均の中長期的、短期的なトリガーポイントと上下目標値

10月28日終値:先物12月限10080(-170)、現物:10075.05(-137.41)

大幅続落。相場の森では、9月28日に10009.52で引け、9月4日終値10187.11を下回ったことによる売りシグナルは、10月9日に10016.39で引けたことにより消滅。相場が現物終値で10000を下回らない限り、9月24日の10544.22、8月26日の10639.71の上抜けを試す可能性が残るものの、終値で10000を下回る場合は10月5日の9674.49の下抜けを試す可能性が高まる。引き続き中期的な方向性を決める上下のトリガーポイント10600以上と9600。
 一方、相場の木では、先物は10月1日に9980で引け、9月28日終値10030を下回ったことによる売りシグナルの下値目標値9680に対して、5日、6日と9680で引け、一旦の下値達成感。15日に10240で引け、9月30日終値10110を上回ったことによる買いシグナルの上値目標値の10340に対して20日に10330で引けた。その後、予測通り一旦の上値達成感から水準定性的なスピード調整を入れたものの、切り返し、10360に上昇。やや大きい枠のP&Fチャート上では変化なかったが、27日に10250で引け、先物終値で10300を下回り、買いシグナルは消滅。さらに小さい枠の短期的な細かい絵では、22日終値10270を下回り、売りシグナルが点灯。短期的下値目標値の10150に対して10080まで下落。今後の展開として相場が短期的下値目標以下に下落したことから一旦の反発はあっても戻りは鈍く、本格的な調整局面入りの可能性が高まると予測する。


 日経平均の中長期的な流れである相場の森を日経平均現物で見ると、9月25日に10268.98に反落。そして、28日はザラ場で9971.05まで下落。10009.52で引け、9月4日終値10187.11を下回り、売りシグナルが点灯。現物終値で10400以上を回復しない限り、下値を試すバイアスは継続。下値目標値は9000と計測していた。
相場はその後、短期的な下値達成感から29日10100.20、30日10133.23と続伸したものの、10月1日は9978.64と終値ベースで10000円割れ。そして2日は9731.87、5日は9674.49と3日続落となった。しかし、下記先物の短期的下値目標値9680に匹敵していることもあり、6日は9691.80と小反発となった。
今後の展開として現物終値で10000を回復しない限り、下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として引き続き9000を計測していたが、7日9799.60、8日9832.47、そして9日は10016.39と6日から4日続伸し、終値で10000以上を回復したことから売りシグナルは消滅し、仕切り直しとなった。その後相場は上昇基調を継続。20日は10336.84と戻り高値を更新した。
相場が先物の短期的上値目標値の10340に近い水準まで終値で上昇したことから、上値達成感によるスピード調整を予測していたが、その後、相場は22日に10267.17に反落。23日10282.99、そして26日は米国株式相場の下落にも10362.62と続伸したが、27日10212.46、28日10075.05と大幅続落。調整色が強まってきた。
今後の展開として、相場が現物終値で10000を下回らない場合は、9月24日の10544.22、8月26日の10639.71の上抜けを試す可能性が残るものの、終値で10000を下回る場合は10月5日の9674.49の下抜けを試す可能性が高まる。その際、相場が下値を拡大して5日終値9674.49を下回り、9600以下で引ける場合は下値目標値として8800を計測している。
一方、相場が戻りを拡大して、10544.22を上回り、10600以上で引ける場合は上値目標値として12000を計測している。この場合は当然、8月26日の10639.71を上回ることも条件となる。

また、日経平均の短期的な流れである相場の木を日経平均先物中心限月で見ると、相場は9月25日に10310に反落。そして、28日はザラ場で9970まで下落。終値は10030となり、9月14日終値10180を下回ったことから売りシグナルが点灯。しかし、相場は既に下値目標値の10000に対してザラ場で9970、終値で10030まで下落していることから一旦の下値達成感が醸成されやすく、短期的にはリバウンドが入り易い展開を予測。暫くは下値を探る展開ながらも、一旦は反発する可能性を予測していた。
相場はその後、29日10100、30日10110と続伸したが、10月1日に9980に反落。9月28日終値10030を下回り、売りシグナルが点灯。下値目標値として9860を計測していた。2日は9730と第一下値目標値を下回る水準まで下落。この流れは第二下値目標値9680までの下落を予測していた。
相場はその後5日に第二下値目標値の9680に下落。6日は現物が反発したものの、先物は9680で変わらずとなった。
今後の展開として、第二下値目標値に到達したことから、一旦の反発の可能性があるものの、先物終値で9740以上が短期的下値確認の条件となる。また、高値圏でのレンジ形成で溜め込んだエネルギーを下に噴出していることから、中期的には9220を第三下値目標値として計測していた。
相場は7日に9790に反発し、売りシグナルは消滅。8日9860、9日10010と3日続伸となり、現物の相場の森の視点でも一旦の売りシグナル消滅となり、仕切り直しとなった。
今後、相場が10110を上回り、10120以上で引ける場合は上値目標値として10340への上昇を計測していたが、相場は上昇基調を継続し、15日は10240で引け、9月30日終値10110を上回り買いシグナルが点灯。16日は10270へ小幅続伸したが、19日は10250と小反落。しかし、20日は上値目標値の10340にほぼ近い10330まで終値で上昇した。
相場が上値目標値に到達したことから、一旦のスピード調整的な調整局面入りを予測していたが、相場は22日に10270に反落した。しかし、P&F上では10260以下にならないと変化はない状態となっていた。相場は23日に10290、そして26日は10360と続伸し、戻り高値を更新した。しかし、27日は10250に反落。小さい枠の短期的な細かい絵では、22日終値10270を下回り、売りシグナルが点灯。短期的下値目標値の10150に対して本日28日は10080まで下落した。
今後の展開として相場が短期的下値目標以下に下落したことから一旦の反発はあっても戻りは鈍く、本格的な調整局面入りの可能性が高まると予測する。
上値は先物終値で10360を上回り、10380以上で引けると上値目標値として10540を予測する一方、下値は9680を下回り、9660以下で引けると下値目標値として9500、9220を計測している。
28日終値時点での現物のボリンジャーバンドの中心値は10079近辺。上下の2σはそれぞれ10522と9637近辺となっている。MACDは14日にプラス領域(買い)に転換し、本日も継続中だが、本日大幅に縮小。RSIは45.78。また、パラボリック・システムでは15日から買いシグナルに転換し、本日も継続している。


相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で10544.22を上回り、10600以上で引けると→上値目標値:12000 
下値:現物終値で9674.49を下回り、9600以下で引けると→下値目標値:8800
   
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で10360を上回り、10380以上で引けると→上値目標値10540  下値:先物終値で9680を下回り、9660以下で引けると→下値目標値9500、9220
短期の細かい絵では、本日27日10250で引け、22日終値10270を下回り、売りシグナル→下値目標値:10150

的中:

上値;15日に10240で引け、9月30日終値10110を上回り、買いシグナル→上値目標値10340  → 20日終値10330→22日10270


下値:6月16日に9770で引け、9780を下回り、売りシグナル→:下値目標値9540→23日終値9540

下値:7月6日に9700で引け、9820を下回り、売りシグナル→:下値目標値9100→13日終値9040

下値:8月17日に10250で引け、10440を下回り、売りシグナル→:下値目標値10200→19日終値10210→その後、20日10360、26日10640まで戻りを拡大。

下値:10月1日に9980で引け、10030を下回り、売りシグナル→下値目標値9680→5日および6日終値9680→その後9日の10010まで3日続伸。



ドル・円テクニカル分析(10月27日)

2009-10-27 23:46:35 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

10月27日 東京市場終値(17時)92.03/05   安値91.93 高値92.33

ドル円5日続伸で92円台で引ける。22日に91.43で引け、16日終値91.17を上回ったことによるドル買いシグナルが継続。東京市場終値で91.60を下回らない(91.59以下)限り、ドルの上昇バイアスは継続。次の第一上値目標値は92.80。また、ドルが91.60を下回った場合でも、91.60~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成した場合は逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成段階の可能性が高まる。P&Fチャート上ではネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とし、既に上方へブレイクしている状態で94.50~80程度の上値ポテンシャル。また、中期的には98.20の可能性も。一方、罫線などの時系列では92円前後をネックラインとしていることから一旦の反落と右肩部分形成のための反落の可能性も残るが、この場合でも96円台の可能性が出てくる。いずれにしろドル高トレンドへの転換の可能性が高まっている。


ドル円相場は、9月14日の90.59以降、9月15日91.12→9月16日90.29→9月18日91.25→と推移。レンジを形成し、エネルギーを溜めている状態となっていたが、28日の89.57でドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で90.00以上を回復しない限り、ドル円の下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として第一目標値88.40、第二目標値87.20を計測していた。10月1日は89.98まで終値で上昇したが、結局90.00に届かず、ドル売りシグナル継続となり、2日の89.37に繋がった。
ドルはドル売りシグナルが点灯した28日の早朝に既に88.24まで下落しており、第一下値目標値の88.40を下回る水準まで下落していることから一旦のドルの下値達成感が見られたこともあり、ザラ場での90円台回復に繋がったが、あくまでも東京市場終値で90.00を回復することが一旦のドル円の下値達成感醸成の条件であった。
その後、相場は5日に89.84に反発。一旦のドル売りシグナル消滅となったが、6日は89.27に再度反落。2日終値89.37の下抜けを試す展開となった。
そして7日は88.15で引け、2日終値89.37を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。下値目標値として87.40を計測。しかし、相場は7日の東京市場引け後の海外市場で88.01をつけた後は切り返し、8日終値88.28、そして9日は89.29と続伸し、ドル売りシグナルは消滅した。その後、相場は13日に90.12で引け、5日終値89.84を上回り、ドル買いシグナルが点灯したが、14日に89.19と急反落し、ドル買いシグナルは消滅。しかし、15日89.54に反発後、16日に91.17と大幅に続伸。13日終値90.12を上回り、ドル買いシグナルが点灯。しかし、19日はドル買いシグナル継続のためのギリギリのポイントである90.60に反落した。
相場はその後、20日に90.31と続落し、東京市場終値で90.60を下回ったことからドル買いシグナルは一旦消滅。しかし、21日90.71、22日91.43と続伸。16日終値91.17を上回ったことからドル買いシグナルが点灯。東京市場終値で91.00を下回らない限り、ドルの上昇バイアスは継続し、上値目標値として92.80を計測していた。
相場は7日のザラ場安値88.01で一旦のドルの下値を確認した形となっている。この水準は2008年12月18日終値87.92の二番底を試す位置であり、ドルの下値確認の正念場であった。相場はこの水準をとりあえずサポートし、反発。9日海外市場で89円台後半、そして12日(東京市場は休日)は90.20程度まで上昇している。ドルが本格的に下値を確認して、戻りを試すステージに移行するためには東京市場終値で90.00以上を回復することが条件となるとコメントしていた。
相場は13日終値の90.12の後、14日は終値で89.19に押し戻されたが、16日は91.17に上昇し、ドル買いシグナル点灯。20日に90.31に反落したものの、22日は91.43で引け、91.17を上回りドル買いシグナルが再度点灯。そして23日は91.82と3日続伸となった。
相場はその後、26日91.84、そして本日27日も92.04と5日続伸。終値で92円台に乗せて引けた。今後、東京市場終値で91.60を下回らない(91.59以下)限り、ドルの上昇バイアスは継続。次の第一上値目標値を92.80、第二目標値94.80、第三目標値98.20と計測している。
一方、ドルが反落し、91.60を下回り、91.59以下で引ける場合はドル買いシグナルは消滅する。さらに下値を拡大して20日終値90.31を下回り、90.19以下で引ける場合はドル売りシグナルとなり、下値目標値として第一目標値89.00、第二目標値87.80を計測。
しかし、仮にドルが91.60を下回り、ドル買いシグナルが一時的に消滅しても、91.60~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成した場合は逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成段階の可能性が高まる。P&Fチャート上ではネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とし、既に上方へブレイクしている状態で94.50~80程度の上値ポテンシャルが出ている。また、中期的には98.20の可能性も考えられる。一方、罫線などの時系列では92円前後をネックラインとしていることから一旦の反落と右肩部分形成のための反落の可能性も残るが、この場合でも96円台の可能性が出てくることになる。いずれにしろドル高トレンドへの転換の可能性が高まっている状態と考えている。
27日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は90.22近辺。上下の2σはそれぞれ92.40と88.05近辺となっている。MACDは12日にプラス領域(ドル買い)に転換し、本日も継続。RSIは61.56となっている。また、パラボリック・システムは15日から円売り/ドル買いシグナルに転換し、本日も継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:21日に91.43で引け、16日終値91.17を上回り、ドル買いシグナル→:上値目標値92.80、94.80、98.20(ただし、東京市場終値で91.60を下回り、91.59以下で引けるとドル買いシグナルは一旦消滅) 
下値:終値で90.31を下回り、90.19以下で引けると→:下値目標値89.00、87.80


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。

終値で95.61を上回り、95.80以上で引けたことによるドル買いシグナルの上値目標値97.40に対して8月10日に終値で97.39まで上昇→その後、17日に94,67まで終値で下落。

上値:10月16日に91.17で引け、13日終値90.12を上回ったことによるドル買いシグナルの上値目標値91.80、92.40に対して、27日終値で92.04、ザラ場で92.33まで上昇。

         
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落。

6月16日に終値で97.61を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値95.20に対して、23日に終値で95.23まで下落。→25日は96.35に小反発。

7月6日に95.19で引け、29日終値95.53を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値92.40に対して、13日に終値で92.46まで下落。→その後21日は94.09まで反発。

8月17日に94.67で引け、12日終値95.26を下回り、ドル売りシグナルの第一下値目標値93.40に対して、21日にザラ場で93.43まで下落。→その後24日終値で94.97に反発。

9月8日に92.39で引け、3日終値92.43を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値89.40に対して、10月2日に終値で89.37まで下落。→その後5日終値で89.84に反発。




日経平均テクニカル分析(10月26日)

2009-10-26 23:55:07 | 日経平均テクニカル分析
日経平均の中長期的、短期的なトリガーポイントと上下目標値

10月26日終値:先物12月限10360(+70)、現物:10362.62(+79.63)

続伸で戻り高値更新。相場の森では、9月28日に10009.52で引け、9月4日終値10187.11を下回ったことによる売りシグナルは、10月9日に10016.39で引けたことにより消滅。引き続き中期的な上下のトリガーポイント10600以上と9600。
 一方、相場の木では、先物は10月1日に9980で引け、9月28日終値10030を下回ったことによる売りシグナルの下値目標値9680に対して、5日、6日と9680で引け、一旦の下値達成感。15日に10240で引け、9月30日終値10110を上回り、買いシグナル。上値目標値の10340に対して20日に10330で引けた。その後予測通り、一旦の上値達成感から水準定性的なスピード調整を入れたものの、切り返し、10360に上昇。P&Fチャート上では変化なく、先物終値で10300を下回らない限り、買いシグナル継続。ただし、相場の上値目標値10340を越える10360まで上昇していること、十分な値幅の調整が足りないことから上値余地も大きくないと予測。相場の上昇が拡大しても10510程度を考えている。

 日経平均の中長期的な流れである相場の森を日経平均現物で見ると、9月25日に10268.98に反落。そして、28日はザラ場で9971.05まで下落。10009.52で引け、9月4日終値10187.11を下回り、売りシグナルが点灯。現物終値で10400以上を回復しない限り、下値を試すバイアスは継続。下値目標値は9000と計測していた。
相場はその後、短期的な下値達成感から29日10100.20、30日10133.23と続伸したものの、10月1日は9978.64と終値ベースで10000円割れ。そして2日は9731.87、5日は9674.49と3日続落となった。しかし、下記先物の短期的下値目標値9680に匹敵していることもあり、6日は9691.80と小反発となった。
今後の展開として現物終値で10000を回復しない限り、下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として引き続き9000を計測していたが、7日9799.60、8日9832.47、そして9日は10016.39と6日から4日続伸し、終値で10000以上を回復したことから売りシグナルは消滅し、仕切り直しとなった。その後相場は上昇基調を継続。20日は10336.84と戻り高値を更新した。
相場が先物の短期的上値目標値の10340に近い水準まで終値で上昇したことから、上値達成感によるスピード調整を予測していたが、その後、相場は22日に10267.17に反落。しかし、23日10282.99、そして本日26日は米国株式相場の下落にも10362.62と続伸。
今後、相場が戻りを拡大して、10544.22を上回り、10600以上で引ける場合は上値目標値として12000を計測している。この場合は当然、8月26日の10639.71を上回ることも条件となる。
一方、相場が再度反落して5日終値9674.49を下回り、9600以下で引ける場合は下値目標値として8800を計測している。

また、日経平均の短期的な流れである相場の木を日経平均先物中心限月で見ると、相場は9月25日に10310に反落。そして、28日はザラ場で9970まで下落。終値は10030となり、9月14日終値10180を下回ったことから売りシグナルが点灯。しかし、相場は既に下値目標値の10000に対してザラ場で9970、終値で10030まで下落していることから一旦の下値達成感が醸成されやすく、短期的にはリバウンドが入り易い展開を予測。暫くは下値を探る展開ながらも、一旦は反発する可能性を予測していた。
相場はその後、29日10100、30日10110と続伸したが、10月1日に9980に反落。9月28日終値10030を下回り、売りシグナルが点灯。下値目標値として9860を計測していた。2日は9730と第一下値目標値を下回る水準まで下落。この流れは第二下値目標値9680までの下落を予測していた。
相場はその後5日に第二下値目標値の9680に下落。6日は現物が反発したものの、先物は9680で変わらずとなった。
今後の展開として、第二下値目標値に到達したことから、一旦の反発の可能性があるものの、先物終値で9740以上が短期的下値確認の条件となる。また、高値圏でのレンジ形成で溜め込んだエネルギーを下に噴出していることから、中期的には9220を第三下値目標値として計測していた。
相場は7日に9790に反発し、売りシグナルは消滅。8日9860、9日10010と3日続伸となり、現物の相場の森の視点でも一旦の売りシグナル消滅となり、仕切り直しとなった。
今後、相場が10110を上回り、10120以上で引ける場合は上値目標値として10340への上昇を計測していた。
相場はその後、上昇基調を継続し、15日は10240で引け、9月30日終値10110を上回り買いシグナルが点灯。16日は10270へ小幅続伸したが、19日は10250と小反落。しかし、20日は上値目標値の10340にほぼ近い10330まで終値で上昇した。
今後の展開として、相場が上値目標値に到達したことから、一旦のスピード調整的な調整局面入りを予測していたが、相場は22日に10270に反落した。しかし、P&F上では10260以下にならないと変化はない状態となっていた。相場は23日に10290、そして本日26日は10360と続伸し、戻りアカネを更新した。
今後の展開として、相場の上値目標値10340を越える10360まで上昇していること、十分な値幅の調整が足りないことから上値余地も大きくないと予測。相場の上昇が拡大しても10510程度を考えている。
今後10300以下で引ける場合は一旦の上値達成の認識がより深まると考えられる。

26日終値時点での現物のボリンジャーバンドの中心値は10071近辺。上下の2σはそれぞれ10510と9631近辺となっている。MACDは14日にプラス領域(買い)に転換し、本日も継続中。RSIは58.00。また、パラボリック・システムでは15日から買いシグナルに転換し、本日も継続している。


相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で10544.22を上回り、10600以上で引けると→上値目標値:12000 
下値:現物終値で9674.49を下回り、9600以下で引けると→下値目標値:8800
   
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で10110を上回り、10120以上で引け、買いシグナル→上値目標値10340  → 20日終値10330→22日10270→26日10360(現段階では10300以下で引けない限り、買いシグナルは継続)
下値:先物終値で9680を下回り、9660以下で引けると→下値目標値9500、9220


的中:
下値:6月16日に9770で引け、9780を下回り、売りシグナル→:下値目標値9540→23日終値9540

下値:7月6日に9700で引け、9820を下回り、売りシグナル→:下値目標値9100→13日終値9040

下値:8月17日に10250で引け、10440を下回り、売りシグナル→:下値目標値10200→19日終値10210→その後、20日10360、26日10640まで戻りを拡大。

下値:10月1日に9980で引け、10030を下回り、売りシグナル→下値目標値9680→5日および6日終値9680→その後9日の10010まで3日続伸。





ドル・円テクニカル分析(10月23日)

2009-10-25 19:41:41 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

10月23日 東京市場終値(17時)91.80/83   安値91.28 高値91.93

ドル円3日続伸。16日に91.17で引け、13日終値90.12を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値は91.80に終値で到達。20日に90.31に反落したことで一旦消滅も、22日に91.43で引け、16日終値91.17を上回ったことによるドル買いシグナルが継続。東京市場終値で91.40を下回らない(91.39以下)限り、ドルの上昇バイアスは継続。次の第一上値目標値は92.80。また、ドルが91.40を下回った場合でも、91.20~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成した場合は逆ヘッドアンドショルダー形成段階の可能性が残る。その際のネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とすると94.50~80程度の上値ポテンシャル。また、中期的には98.20の可能性も。ドル高へのトレンド転換の可能性が高い


ドル円相場は、9月14日の90.59以降、9月15日91.12→9月16日90.29→9月18日91.25→と推移。レンジを形成し、エネルギーを溜めている状態となっていたが、28日の89.57でドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で90.00以上を回復しない限り、ドル円の下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として第一目標値88.40、第二目標値87.20を計測していた。10月1日は89.98まで終値で上昇したが、結局90.00に届かず、ドル売りシグナル継続となり、2日の89.37に繋がった。
ドルはドル売りシグナルが点灯した28日の早朝に既に88.24まで下落しており、第一下値目標値の88.40を下回る水準まで下落していることから一旦のドルの下値達成感が見られたこともあり、ザラ場での90円台回復に繋がったが、あくまでも東京市場終値で90.00を回復することが一旦のドル円の下値達成感醸成の条件であった。
その後、相場は5日に89.84に反発。一旦のドル売りシグナル消滅となったが、6日は89.27に再度反落。2日終値89.37の下抜けを試す展開となった。
そして7日は88.15で引け、2日終値89.37を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。下値目標値として87.40を計測。しかし、相場は7日の東京市場引け後の海外市場で88.01をつけた後は切り返し、8日終値88.28、そして9日は89.29と続伸し、ドル売りシグナルは消滅した。その後、相場は13日に90.12で引け、5日終値89.84を上回り、ドル買いシグナルが点灯したが、14日に89.19と急反落し、ドル買いシグナルは消滅。しかし、15日89.54に反発後、16日に91.17と大幅に続伸。13日終値90.12を上回り、ドル買いシグナルが点灯。しかし、19日はドル買いシグナル継続のためのギリギリのポイントである90.60に反落した。
相場はその後、20日に90.31と続落し、東京市場終値で90.60を下回ったことからドル買いシグナルは一旦消滅。しかし、21日90.71、22日91.43と続伸。16日終値91.17を上回ったことからドル買いシグナルが点灯。東京市場終値で91.00を下回らない限り、ドルの上昇バイアスは継続し、上値目標値として92.80を計測していた。
相場は7日のザラ場安値88.01で一旦のドルの下値を確認した形となっている。この水準は2008年12月18日終値87.92の二番底を試す位置であり、ドルの下値確認の正念場であった。相場はこの水準をとりあえずサポートし、反発。9日海外市場で89円台後半、そして12日(東京市場は休日)は90.20程度まで上昇している。ドルが本格的に下値を確認して、戻りを試すステージに移行するためには東京市場終値で90.00以上を回復することが条件となるとコメントしていた。
相場は13日終値の90.12の後、14日は終値で89.19に押し戻されたが、16日は91.17に上昇し、ドル買いシグナル点灯。20日に90.31に反落したものの、22日は91.43で引け、91.17を上回りドル買いシグナルが再度点灯。そして23日は91.82と3日続伸となった。今後、東京市場終値で91.40を下回らない(91.39以下)限り、ドルの上昇バイアスは継続。次の第一上値目標値を92.80、第二目標値94.80、第三目標値98.20と計測している。
一方、ドルが反落し、91.40を下回り、91.39以下で引ける場合はドル買いシグナルは消滅する。さらに下値を拡大して20日終値90.31を下回り、90.19以下で引ける場合はドル売りシグナルとなり、下値目標値として第一目標値89.00、第二目標値87.80を計測。
しかし、仮にドルが91.40を下回り、ドル買いシグナルが一時的に消滅しても、91.20~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成した場合は逆ヘッドアンドショルダーの右肩部分の形成段階の可能性を考えている。その際のネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とすると94.80程度の上値ポテンシャルも出てくる可能性も考えられる。
さらに9月14日90.59以降逆ヘッドアンドショルダー部分の相場推移による水平計算では、中期的に98.20への上昇ポテンシャルも計測している。23日の91.43で91.20前後のネックラインを上に抜けてきた状態と考えていたが、23日も上値を試すバイアスは継続し、NY市場では92円台に乗せて引けている。基本的にはドル高へのトレンド転換が既に起こっていると考えている。
23日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は89.99近辺。上下の2σはそれぞれ91.72と88.25近辺となっている。MACDは12日にプラス領域(ドル買い)に転換し、本日も継続。RSIは60.82となっている。また、パラボリック・システムは15日から円売り/ドル買いシグナルに転換し、本日も継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:21日に91.43で引け、16日終値91.17を上回り、ドル買いシグナル→:上値目標値92.80、94.80、98.20(ただし、東京市場終値で91.40を下回り、91.39以下で引けるとドル買いシグナルは一旦消滅) 
下値:終値で90.31を下回り、90.19以下で引けると→:下値目標値89.00、87.80


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。

終値で95.61を上回り、95.80以上で引けたことによるドル買いシグナルの上値目標値97.40に対して8月10日に終値で97.39まで上昇→その後、17日に94,67まで終値で下落。
         
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落。

6月16日に終値で97.61を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値95.20に対して、23日に終値で95.23まで下落。→25日は96.35に小反発。

7月6日に95.19で引け、29日終値95.53を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値92.40に対して、13日に終値で92.46まで下落。→その後21日は94.09まで反発。

8月17日に94.67で引け、12日終値95.26を下回り、ドル売りシグナルの第一下値目標値93.40に対して、21日にザラ場で93.43まで下落。→その後24日終値で94.97に反発。

9月8日に92.39で引け、3日終値92.43を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値89.40に対して、10月2日に終値で89.37まで下落。→その後5日終値で89.84に反発。


ドル・円テクニカル分析(10月22日)

2009-10-22 23:49:25 | 読者の方からのご質問とその解説
ドル・円テクニカル分析

10月22日 東京市場終値(17時)91.42/44   安値90.77 高値91.58

ドル円続伸。16日に91.17で引け、13日終値90.12を上回ったことによるドル買いシグナルは、20日に90.31に反落したことで一旦消滅も、本日22日91.43で引け、16日終値91.17を上回り、再度ドル買いシグナルが点灯。東京市場終値で91.00を下回らない(90.99以下)限り、ドルの上昇バイアスは継続。第一上値目標値は92.80。また、ドルが91.00を下回った場合でも、91.20~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成した場合は逆ヘッドアンドショルダー形成段階にも感じられる。その際のネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とすると94.50~80程度の上値ポテンシャル。また、中期的には98.20の可能性も。


ドル円相場は、9月8日に92.39で引け、3日終値92.43を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で92.60以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として第一目標値90.80、第二目標値89.40を計測。
相場は第一下値目標値の90.80に対して、14日に終値で90.59まで下落。その後、一旦の下値達成感から15日には91.12に反発。しかし、16日は90.29に反落し、14日終値90.59を下回り、ドル売りシグナルが点灯したが、18日に91.25で引けたことからドル売りシグナルの消滅と逆にドル買いシグナルの点灯となった。海外では92円台後半まで上昇したが、24日は90.63で引けたことでドル買いシグナルは消滅し、仕切り直しとなった。その後の相場推移を終値ベースで見ると25日の90.60への小幅反落に続き、28日は89.57で引け、16日終値90.29を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。29日89.72、30日89.76、10月1日89.98と3日続伸となったが、2日は89.37へ反落した。
相場は9月14日の90.59以降、9月15日91.12→9月16日90.29→9月18日91.25→と推移。レンジを形成し、エネルギーを溜めている状態となっていたが、28日の89.57でドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で90.00以上を回復しない限り、ドル円の下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として第一目標値88.40、第二目標値87.20を計測していた。10月1日は89.98まで終値で上昇したが、結局90.00に届かず、ドル売りシグナル継続となり、2日の89.37に繋がった。
ドルはドル売りシグナルが点灯した28日の早朝に既に88.24まで下落しており、第一下値目標値の88.40を下回る水準まで下落していることから一旦のドルの下値達成感が見られたこともあり、ザラ場での90円台回復に繋がったが、あくまでも東京市場終値で90.00を回復することが一旦のドル円の下値達成感醸成の条件であった。
その後、相場は5日に89.84に反発。一旦のドル売りシグナル消滅となったが、6日は89.27に再度反落。2日終値89.37の下抜けを試す展開となった。
そして7日は88.15で引け、2日終値89.37を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。下値目標値として87.40を計測。しかし、相場は7日の東京市場引け後の海外市場で88.01をつけた後は切り返し、8日終値88.28、そして9日は89.29と続伸し、ドル売りシグナルは消滅した。その後、相場は13日に90.12で引け、5日終値89.84を上回り、ドル買いシグナルが点灯したが、14日に89.19と急反落し、ドル買いシグナルは消滅。しかし、15日89.54に反発後、16日に91.17と大幅に続伸。13日終値90.12を上回り、ドル買いシグナルが点灯。しかし、19日はドル買いシグナル継続のためのギリギリのポイントである90.60に反落した。
相場はその後、20日に90.31と続落し、東京市場終値で90.60を下回ったことからドル買いシグナルは一旦消滅。しかし、21日90.71、本日22日91.43と続伸。16日終値91.17を上回ったことからドル買いシグナルが点灯。東京市場終値で91.00を下回らない限り、ドルの上昇バイアスは継続し、上値目標値として92.80を計測している。
一方、ドルが反落し、91.00を下回り、90.99以下で引ける場合はドル買いシグナルは消滅する。さらに下値を拡大して20日終値90.31を下回り、90.19以下で引ける場合はドル売りシグナルとなり、下値目標値として第一目標値89.00、第二目標値87.80を計測している。
相場は7日のザラ場安値88.01で一旦のドルの下値を確認した形となっている。この水準は2008年12月18日終値87.92の二番底を試す位置であり、ドルの下値確認の正念場であった。相場はこの水準をとりあえずサポートし、反発。9日海外市場で89円台後半、そして12日(東京市場は休日)は90.20程度まで上昇している。ドルが本格的に下値を確認して、戻りを試すステージに移行するためには東京市場終値で90.00以上を回復することが条件となるとコメントしていた。
相場は13日終値の90.12の後、14日は終値で89.19に押し戻されたが、16日は91.17に上昇し、ドル買いシグナル点灯。20日に90.31に反落したものの、本日91.43で引け、91.17を上回りドル買いシグナルが再度点灯している。
また、仮にドルが91.00を下回り、ドル買いシグナルが一時的に消滅しても、91.20~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成した場合は逆ヘッドアンドショルダーの右肩部分の形成段階にも感じられる。その際のネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とすると94.80程度の上値ポテンシャルも出てくる可能性も考えられる。
さらに9月14日90.59以降逆ヘッドアンドショルダー部分の相場推移による水平計算では、中期的に98.20への上昇ポテンシャルも計測している。本日の91.43で91.20前後のネックラインを上に抜けてきた状態と考えている。
22日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は89.88近辺。上下の2σはそれぞれ91.41と88.35近辺となっている。MACDは12日にプラス領域(ドル買い)に転換し、本日も継続。RSIは57.15となっている。また、パラボリック・システムは15日から円売り/ドル買いシグナルに転換し、本日も継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:21日に91.43で引け、16日終値91.17を上回り、ドル買いシグナル→:上値目標値92.80、94.80、98.20(ただし、東京市場終値で91.00を下回り、90.99以下で引けるとドル買いシグナルは一旦消滅) 
下値:終値で90.31を下回り、90.19以下で引けると→:下値目標値89.00、87.80


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。

終値で95.61を上回り、95.80以上で引けたことによるドル買いシグナルの上値目標値97.40に対して8月10日に終値で97.39まで上昇→その後、17日に94,67まで終値で下落。
         
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落。

6月16日に終値で97.61を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値95.20に対して、23日に終値で95.23まで下落。→25日は96.35に小反発。

7月6日に95.19で引け、29日終値95.53を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値92.40に対して、13日に終値で92.46まで下落。→その後21日は94.09まで反発。

8月17日に94.67で引け、12日終値95.26を下回り、ドル売りシグナルの第一下値目標値93.40に対して、21日にザラ場で93.43まで下落。→その後24日終値で94.97に反発。

9月8日に92.39で引け、3日終値92.43を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値89.40に対して、10月2日に終値で89.37まで下落。→その後5日終値で89.84に反発。




日経平均テクニカル分析(10月20日)

2009-10-20 23:58:26 | 日経平均テクニカル分析
日経平均の中長期的、短期的なトリガーポイントと上下目標値

10月20日終値:先物12月限10330(+80)、現物:10336.84(+100.33)

反発。相場の森では、9月28日に10009.52で引け、9月4日終値10187.11を下回ったことによる売りシグナルは、10月9日に10016.39で引けたことにより消滅。中期的な上下のトリガーポイント10600以上と9600以下に変化なし。
 一方、相場の木では、先物は10月1日に9980で引け、9月28日終値10030を下回ったことによる売りシグナルの下値目標値9680に対して、5日、6日と9680で引け、一旦の下値達成感。15日に10240で引け、9月30日終値10110を上回り、買いシグナル。上値目標値の10340に対して本日20日に10330で引ける
一旦の上値達成感から水準定性的な調整局面入りを予測。

 日経平均の中長期的な流れである相場の森を日経平均現物で見ると、8月26日に10639.71と10600円台に乗せて引け、戻り高値を更新。27日に10473.97に反落したが、28日10534.14、31日は先物の第二上値目標値の10780に近い10767.00にザラ場で上昇(先物は10770)した。しかし、終値は10492.53と下落。9月1日に10530.06に反発したものの、下落基調に変化はなく、2日は10280.46に反落し、現物終値で10300を下回ったことから、買いシグナルは一旦消滅。そして3日は10214.64、4日は10187.11と3日続落。7日10320.94、8日10393.23と続伸したものの、9日は10312.14と反落。しかし、10日は10513.67に反発したものの、11日10444.33、14日10202.06と続落。そして15日10217.62、16日10270.77、17日10443.80と3日続伸。18日に10370.54と反落したが、24日は10544.22に反発。しかし、25日は10268.98に反落。そして、28日はザラ場で9971.05まで下落。10009.52で引け、9月4日終値10187.11を下回り、売りシグナルが点灯。現物終値で10400以上を回復しない限り、下値を試すバイアスは継続。下値目標値は9000と計測していた。
相場はその後、短期的な下値達成感から29日10100.20、30日10133.23と続伸したものの、10月1日は9978.64と終値ベースで10000円割れ。そして2日は9731.87、5日は9674.49と3日続落となった。しかし、下記先物の短期的下値目標値9680に匹敵していることもあり、6日は9691.80と小反発となった。
今後の展開として現物終値で10000を回復しない限り、下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として引き続き9000を計測していたが、7日9799.60、8日9832.47、そして9日は10016.39と6日から4日続伸し、終値で10000以上を回復したことから売りシグナルは消滅し、仕切り直しとなった。その後相場は上昇基調を継続。本日20日は10336.84と戻り高値を更新した。
今後、相場が戻りを拡大して、10544.22を上回り、10600以上で引ける場合は上値目標値として12000を計測している。この場合は当然、8月26日の10639.71を上回ることも条件となる。
一方、相場が再度反落して5日終値9674.49を下回り、9600以下で引ける場合は下値目標値として8800を計測している。
下記先物の上値目標値が10340であり、現物もほぼこの水準まで上昇したことから一旦の上値達成感があり、ここから水準定性的な調整局面入りを予測する。

また、日経平均の短期的な流れである相場の木を日経平均先物中心限月で見ると、相場は8月24日に10550に反発し、20日終値10360を上回ったことから買いシグナルが点灯。上値目標値として第一目標値10600、第二目標値10780を計測。相場は25日に10500に反落したが、チャート上に変化はなく、買いシグナルは継続。そして26日は10640と第一下値目標値の10600を上回る水準まで上昇した。
今後の展開として、相場が第一上値目標値の10600を超えたことで一旦の軽いスピード調整が入る可能性があるが、下値は10580~10500といった水準に止まれば、切り返しも早く、次の第二目標値の10780へ上昇する展開を予測していた。相場は、その後、27日10510に反落。そして28日10530→31日10450→9月1日10500→2日10310と下げ基調で推移。31日はザラ場で第二目標値の10780に近い10770に上昇したものの、終値では10450と下落。P&Fチャート上に変化はなく、3日に10200で引け、8月21日終値10280を下回ったことから売りシグナルが点灯。先物終値で10260以上を回復しない限り、下値を試すバイアスが継続し、下値目標値を9980と計測していた。相場は4日に10190に小幅続落したが、7日10330、8日10410と続伸。10190を底にして10640からの下落に対するリバウンド局面を形成していたが、9日は10340に反落し、リバウンド局面も終了。仕切り直しとなった。10日に10510に戻りを拡大したが、11日10400、14日10180と続落。9日終値10340を下回ったことから売りシグナルが点灯。しかし、その後15日10190、16日10210、17日10380と3日続伸。18日は10340に反落したが、24日は10460と反発。P&Fチャート上では変化のないまま、レンジ内で戻りを試す形状を示していた。しかし、25日は10310に反落。そして、28日はザラ場で9970まで下落。終値は10030となり、9月14日終値10180を下回ったことから売りシグナルが点灯。しかし、相場は既に下値目標値の10000に対してザラ場で9970、終値で10030まで下落していることから一旦の下値達成感が醸成されやすく、短期的にはリバウンドが入り易い展開を予測。暫くは下値を探る展開ながらも、一旦は反発する可能性を予測していた。
相場はその後、29日10100、30日10110と続伸したが、10月1日に9980に反落。9月28日終値10030を下回り、売りシグナルが点灯。下値目標値として9860を計測していた。2日は9730と第一下値目標値を下回る水準まで下落。この流れは第二下値目標値9680までの下落を予測していた。
相場はその後5日に第二下値目標値の9680に下落。6日は現物が反発したものの、先物は9680で変わらずとなった。
今後の展開として、第二下値目標値に到達したことから、一旦の反発の可能性があるものの、先物終値で9740以上が短期的下値確認の条件となる。また、高値圏でのレンジ形成で溜め込んだエネルギーを下に噴出していることから、中期的には9220を第三下値目標値として計測していた。
相場は7日に9790に反発し、売りシグナルは消滅。8日9860、9日10010と3日続伸となり、現物の相場の森の視点でも一旦の売りシグナル消滅となり、仕切り直しとなった。
今後、相場が10110を上回り、10120以上で引ける場合は上値目標値として10340への上昇を計測していた。
相場はその後、上昇基調を継続し、15日は10240で引け、9月30日終値10110を上回り買いシグナルが点灯。16日は10270へ小幅続伸したが、19日は10250と小反落。しかし、本日20日は上値目標値の10340にほぼ近い10330まで終値で上昇した。
今後の展開として、相場が上値目標値に到達したことから、一旦のスピード調整的な調整局面入りを予測する。
その際、相場が下値を拡大し、9680を下回り、9660以下で引ける場合は下値目標値として第一目標値9500、第二目標値9220を計測している。この9220は上記の水平計算に基づく。ただし、9680からの切り返しが大きいことから、まずはここから予想される反落幅を見てから次の下値目標値を算出したいと考えている。

20日終値時点での現物のボリンジャーバンドの中心値は10089近辺。上下の2σはそれぞれ10582と9597近辺となっている。MACDは14日にプラス領域(買い)に転換し、本日も継続中。RSIは57.54。また、パラボリック・システムでは15日から買いシグナルに転換し、本日も継続している。


相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で10544.22を上回り、10600以上で引けると→上値目標値:12000 
下値:現物終値で9674.49を下回り、9600以下で引けると→下値目標値:8800
   
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で10110を上回り、10120以上で引け、買いシグナル→上値目標値10340  → 本日20日終値10330で上値目標値にほぼ到達
下値:先物終値で9680を下回り、9660以下で引けると→下値目標値9500、9220

的中:
下値:6月16日に9770で引け、9780を下回り、売りシグナル→:下値目標値9540→23日終値9540

下値:7月6日に9700で引け、9820を下回り、売りシグナル→:下値目標値9100→13日終値9040

下値:8月17日に10250で引け、10440を下回り、売りシグナル→:下値目標値10200→19日終値10210→その後、20日10360、26日10640まで戻りを拡大。

下値:10月1日に9980で引け、10030を下回り、売りシグナル→下値目標値9680→5日および6日終値9680→その後9日の10010まで3日続伸。


ドル・円テクニカル分析(10月19日)

2009-10-19 23:41:18 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

10月19日 東京市場終値(17時)90.59/61   安値90.49 高値91.13

ドル円反落も、16日に91.17で引け、13日終値90.12を上回ったことによるドル買いシグナルは東京市場終値で90.60を下回らない(90.59以下)限り継続。上値目標値は91.80、92.40、93.60。ドルが本格的に下値を確認して、戻りを試すステージに移行する条件であった東京市場終値の90.00以上回復によりドル円の上昇バイアスは継続。今後、91.20~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成した場合は逆ヘッドアンドショルダー形成段階にも感じられる。その際のネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とすると94.50~80程度の上値ポテンシャルも出てくる可能性も考えられる。


ドル円相場は、8月25日94.32、26日94.18、27日93.69と3日続落。21日終値93.92を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。下値目標値として第一目標値92.80、第二目標値92.00を計測。28日は93.93に反発したが、31日は92.78と第一目標値の92.80に近い水準で引けた。また、ザラ場では92.55まで下落した。しかし、相場は、1日93.27と反発。第一下値目標値の92.80に到達したことから下値達成感からの一旦のリバウンド局面と考えられ、東京市場終値で93.20以上を回復したことからドル売りシグナルは一旦消滅した。
しかし、その後相場は2日92.66に反落、3日は92.43と続落し、8月31日終値92.78を下回ったことから再度、ドル売りシグナルが点灯。下値目標値として92.00、90.80を計測。ザラ場で第一目標値の92.00に近い91.95まで下落したが、その後は4日92.86、そして7日93.24と続伸。東京市場終値で93.00以上を回復したことからまたまたドル売りシグナルは一旦消滅した。
しかし、8日は92.39と3日終値92.43を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で92.60以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として第一目標値90.80、第二目標値89.40を計測していた。
相場はその後、第一下値目標値の90.80に対して、14日に終値で90.59まで下落。その後、一旦の下値達成感から15日には91.12に反発。しかし、16日は90.29に反落し、14日終値90.59を下回り、ドル売りシグナルが点灯したが、18日に91.25で引けたことからドル売りシグナルの消滅と逆にドル買いシグナルの点灯となった。海外では92円台後半まで上昇したが、24日は90.63で引けたことでドル買いシグナルは消滅し、仕切り直しとなった。その後の相場推移を終値ベースで見ると25日の90.60への小幅反落に続き、28日は89.57で引け、16日終値90.29を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。29日89.72、30日89.76、10月1日89.98と3日続伸となったが、2日は89.37へ反落した。
相場は9月14日の90.59以降、9月15日91.12→9月16日90.29→9月18日91.25→と推移。レンジを形成し、エネルギーを溜めている状態となっていたが、28日の89.57でドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で90.00以上を回復しない限り、ドル円の下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として第一目標値88.40、第二目標値87.20を計測している。10月1日は89.98まで終値で上昇したが、結局90.00に届かず、ドル売りシグナル継続となり、2日の89.37に繋がった。
ドルはドル売りシグナルが点灯した28日の早朝に既に88.24まで下落しており、第一下値目標値の88.40を下回る水準まで下落していることから一旦のドルの下値達成感が見られたこともあり、ザラ場での90円台回復に繋がったが、あくまでも東京市場終値で90.00を回復することが一旦のドル円の下値達成感醸成の条件であった。
その後、相場は5日に89.84に反発。一旦のドル売りシグナル消滅となったが、6日は89.27に再度反落。2日終値89.37の下抜けを試す展開となった。
そして7日は88.15で引け、2日終値89.37を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。下値目標値として87.40を計測していた。しかし、相場は7日の東京市場引け後の海外市場で88.01をつけた後は切り返し、8日終値88.28、そして9日は89.29と続伸し、ドル売りシグナルは消滅した。その後、相場は13日に90.12で引け、5日終値89.84を上回り、ドル買いシグナルが点灯したが、14日に89.19と急反落し、ドル買いシグナルは消滅。しかし、15日89.54に反発後、16日に91.17と大幅に続伸。13日終値90.12を上回り、ドル買いシグナルが点灯した。本日19日はドル買いシグナル継続のためのギリギリのポイントである90.60に反落した。
今後の展開として、ドルが東京市場終値で90.60を下回り、90.59以下で引けない限り、ドルの上昇バイアスは継続し、上値目標値として第一目標値91.80、第二目標値92.40、第三目標値93.60を計測している。
一方、ドルが再度反落し、90.60を下回り、90.59以下で引ける場合はドル買いシグナルが消滅する。さらに下値を拡大して14日終値89.19を下回り、88.99以下で引ける場合はドル売りシグナルとなり、下値目標値として第一目標値86.60、第二目標値86.00、第三目標値84.80を計測している。
相場は7日のザラ場安値88.01で一旦のドルの下値を確認した形となっている。この水準は2008年12月18日終値87.92の二番底を試す位置であり、ドルの下値確認の正念場であった。相場はこの水準をとりあえずサポートし、反発。9日海外市場で89円台後半、そして12日(東京市場は休日)は90.20程度まで上昇している。ドルが本格的に下値を確認して、戻りを試すステージに移行するためには東京市場終値で90.00以上を回復することが条件となるとコメントしていた。
相場は13日終値の90.12の後、14日は終値で89.19に押し戻されたが、16日は91.17に上昇し、ドル買いシグナル点灯。本日19日に90.60に反落したものの、まだドル買いシグナルは継続している。今後、91.20~90.20でエネルギーを溜めるべくレンジを形成した場合は逆ヘッドアンドショルダー形成段階にも感じられる。その際のネックラインを91.20前後、ヘッドを88.15、ショルダーを90.50~90.20とすると94.50~80程度の上値ポテンシャルも出てくる可能性も考えられる。
19日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は89.90近辺。上下の2σはそれぞれ91.50と88.31近辺となっている。MACDは12日にプラス領域(ドル買い)に転換し、本日も継続。RSIは49.17となっている。また、パラボリック・システムは15日から円売り/ドル買いシグナルに転換し、本日も継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で90.12を上回り、91.17で引け、ドル買いシグナル→:上値目標値91.80、92.40、93.60(ただし、東京市場終値で90.60を下回り、90.59以下で引けるとドル買いシグナルは一旦消滅する) 
下値:終値で89.19を下回り、88.99以下で引けると→:下値目標値86.60、86.00、84.80


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。

終値で95.61を上回り、95.80以上で引けたことによるドル買いシグナルの上値目標値97.40に対して8月10日に終値で97.39まで上昇→その後、17日に94,67まで終値で下落。
         
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落。

6月16日に終値で97.61を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値95.20に対して、23日に終値で95.23まで下落。→25日は96.35に小反発。

7月6日に95.19で引け、29日終値95.53を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値92.40に対して、13日に終値で92.46まで下落。→その後21日は94.09まで反発。

8月17日に94.67で引け、12日終値95.26を下回り、ドル売りシグナルの第一下値目標値93.40に対して、21日にザラ場で93.43まで下落。→その後24日終値で94.97に反発。

9月8日に92.39で引け、3日終値92.43を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値89.40に対して、10月2日に終値で89.37まで下落。→その後5日終値で89.84に反発。




対円の主要通貨のテクニカル指標 ボリンジャーバンド(10月15日)

2009-10-15 23:55:35 | 各種テクニカル指標
○対円のテクニカル指標 ボリンジャーバンド 10月15日 東京市場17時時点

     17時気配  BB+2σ  平均   -2σ 
USD/JPY  89.54   91.80   89.95   88.09
CAD/JPY  87.54   87.84   84.60   81.36
AUD/JPY  82.47   82.32   79.54   76.76
NZD/JPY  66.94   66.78   65.26   63.75
EUR/JPY  133.72  135.49   132.37  129.24
GBP/JPY  144.72  149.45   144.17  138.89
CHF/JPY  88.35   89.49   87.43   85.37

主要通貨は対円で堅調。ドル円の上昇と、ドルの対主要通貨での下落からクロス円の上昇となった。特に豪ドル、NZドルが+2σを越える急伸となった。豪ドルは朝方のスティーブンスRBA総裁の追加利上げを示唆するコメントから大きく上昇。また、英ポンドも対主要通貨で堅調。対ユーロでは前日の0.9329から0.9240に大きく上昇した。
ドル円は反発。13日に90.12で引け、5日に89.84を上回ったことによるドル買いシグナルは14日に89.19で引けたことから一旦消滅。東京市場終値で89.60を上回れば、7日終値88.15の下抜けを試すバイアスは後退。さらに13日終値90.12を上回り、90.20以上で引ければ、再度ドル買いシグナルとなり、上値目標値として第一目標値92.40、第二目標値93.60を計測している。

注)BBはボリンジャーバンドでオシレーター系分析、+2σは上限のUpper Band、-2σは下限のLower Band


○対ドルのテクニカル指標は『ファンドマネージャーの相場絵日記 by 相場博士』
でどうぞ!





対円の主要通貨のテクニカル指標 ボリンジャーバンド(10月13日)

2009-10-13 23:58:33 | 各種テクニカル指標
○対円のテクニカル指標 ボリンジャーバンド 10月13日 東京市場17時時点

     17時気配  BB+2σ  平均   -2σ 
USD/JPY  90.12   92.04   90.12   88.20
CAD/JPY  86.94   87.10   84.39   81.68
AUD/JPY  81.54   81.43   79.27   77.11
NZD/JPY  66.32   66.33   65.09   63.85
EUR/JPY  133.07  135.60   132.40  129.20
GBP/JPY  142.00  151.07   144.74  138.41
CHF/JPY  87.69   89.52   87.43   85.35

対円ではドルが90円台に乗せて引けるなど堅調。また、ユーロ、カナダドル、豪ドル、NZドル、スイスフランなど、主要通貨が小幅ながら対円で上昇。一方、英ポンドは11月に量的緩和策拡大の可能性が残ることを背景に対ドルで軟調推移したことから、対円でも下落。NZドルは、追加利上げ観測の強い豪ドルに連れ高。
ドル円は3日続伸。13日に90.12で引け、5日に89.84を上回り、ドル買いシグナルが点灯。東京市場終値で89.60を下回らない限り、ドルの買いバイアスは継続。上値目標値は92.20。一方、89.60を下回り、89.59以下で引ければ、ドル買いシグナルは消滅。そして7日終値88.15の下抜けを試すリスクが残る。

注)BBはボリンジャーバンドでオシレーター系分析、+2σは上限のUpper Band、-2σは下限のLower Band




ドル・円テクニカル分析(10月9日)

2009-10-12 20:03:09 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

10月9日 東京市場終値(17時)89.28/29   安値88.36 高値89.43

ドル円、大幅続伸でドル売りシグナルは消滅。7日に88.15で引け、2日終値89.37を下回ったことによるドル売りシグナルの下値目標値87.40に対して、7日終値の88.15、ザラ場では7日引け後の88.01でドルの一旦の下値は確認。今後の上下のトリガーポイントは90.00以上と87.99以下で上下の目標値は92.20と86.80~20。
ドルが本格的に下値を確認して、戻りを試すステージに移行するためには東京市場終値で90.00以上を回復することが条件となる。


ドル円相場は、8月25日94.32、26日94.18、27日93.69と3日続落。21日終値93.92を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。下値目標値として第一目標値92.80、第二目標値92.00を計測。28日は93.93に反発したが、31日は92.78と第一目標値の92.80に近い水準で引けた。また、ザラ場では92.55まで下落した。しかし、相場は、1日93.27と反発。第一下値目標値の92.80に到達したことから下値達成感からの一旦のリバウンド局面と考えられ、東京市場終値で93.20以上を回復したことからドル売りシグナルは一旦消滅した。
しかし、その後相場は2日92.66に反落、3日は92.43と続落し、8月31日終値92.78を下回ったことから再度、ドル売りシグナルが点灯。下値目標値として92.00、90.80を計測。ザラ場で第一目標値の92.00に近い91.95まで下落したが、その後は4日92.86、そして7日93.24と続伸。東京市場終値で93.00以上を回復したことからまたまたドル売りシグナルは一旦消滅した。
しかし、8日は92.39と3日終値92.43を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で92.60以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として第一目標値90.80、第二目標値89.40を計測していた。
相場はその後、第一下値目標値の90.80に対して、14日に終値で90.59まで下落。その後、一旦の下値達成感から15日には91.12に反発。しかし、16日は90.29に反落し、14日終値90.59を下回り、ドル売りシグナルが点灯したが、18日に91.25で引けたことからドル売りシグナルの消滅と逆にドル買いシグナルの点灯となった。海外では92円台後半まで上昇したが、24日は90.63で引けたことでドル買いシグナルは消滅し、仕切り直しとなった。その後の相場推移を終値ベースで見ると25日の90.60への小幅反落に続き、28日は89.57で引け、16日終値90.29を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。29日89.72、30日89.76、10月1日89.98と3日続伸となったが、2日は89.37へ反落した。
相場は9月14日の90.59以降、9月15日91.12→9月16日90.29→9月18日91.25→と推移。レンジを形成し、エネルギーを溜めている状態となっていたが、28日の89.57でドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で90.00以上を回復しない限り、ドル円の下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として第一目標値88.40、第二目標値87.20を計測している。10月1日は89.98まで終値で上昇したが、結局90.00に届かず、ドル売りシグナル継続となり、2日の89.37に繋がった。
ドルはドル売りシグナルが点灯した28日の早朝に既に88.24まで下落しており、第一下値目標値の88.40を下回る水準まで下落していることから一旦のドルの下値達成感が見られたこともあり、ザラ場での90円台回復に繋がったが、あくまでも東京市場終値で90.00を回復することが一旦のドル円の下値達成感醸成の条件であった。
その後、相場は5日に89.84に反発。一旦のドル売りシグナル消滅となったが、6日は89.27に再度反落。2日終値89.37の下抜けを試す展開となった。
そして7日は88.15で引け、2日終値89.37を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。下値目標値として87.40を計測していた。しかし、相場は7日の東京市場引け後の海外市場で88.01をつけた後は切り返し、8日終値88.28、そして9日は89.29と続伸し、ドル売りシグナルは消滅した。
今後ドルが再度反落し、7日終値88.15を下回り、87.99以下となった場合は、再度ドル売りシグナルが点灯し、下値目標値として86.80、86.20を計測している。
一方、ドルがこのまま戻りを拡大し、東京市場終値で90.00以上となった場合は、ドル買いシグナルとなり、上値目標値として92.20を計測している。
相場は7日のザラ場安値88.01で一旦のドルの下値を確認した形となっている。この水準は2008年12月18日終値87.92の二番底を試す位置であり、ドルの下値確認の正念場であった。相場はこの水準をとりあえずサポートし、反発。9日海外市場で89円台後半、そして本日12日(東京市場は休日)は90.20程度まで上昇している。ドルが本格的に下値を確認して、戻りを試すステージに移行するためには東京市場終値で90.00以上を回復することが条件となる。
9日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は90.20近辺。上下の2σはそれぞれ92.21と88.18近辺となっている。MACDはマイナス領域(ドル売り)を継続するも大幅に縮小。RSIは37.65となっている。また、パラボリック・システムは25日から円買い/ドル売りシグナルに転換し、本日も継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で89.98を上回り、90.00以上で引けると→:上値目標値92.20 
下値:終値で88.15を下回り、87.99以下で引けると→:下値目標値86.80、86.20


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。

終値で95.61を上回り、95.80以上で引けたことによるドル買いシグナルの上値目標値97.40に対して8月10日に終値で97.39まで上昇→その後、17日に94,67まで終値で下落。
         
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落。

6月16日に終値で97.61を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値95.20に対して、23日に終値で95.23まで下落。→25日は96.35に小反発。

7月6日に95.19で引け、29日終値95.53を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値92.40に対して、13日に終値で92.46まで下落。→その後21日は94.09まで反発。

8月17日に94.67で引け、12日終値95.26を下回り、ドル売りシグナルの第一下値目標値93.40に対して、21日にザラ場で93.43まで下落。→その後24日終値で94.97に反発。

9月8日に92.39で引け、3日終値92.43を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値89.40に対して、10月2日に終値で89.37まで下落。→その後5日終値で89.84に反発。


日経平均テクニカル分析(10月9日)

2009-10-12 19:57:55 | 日経平均テクニカル分析
日経平均の中長期的、短期的なトリガーポイントと上下目標値

10月9日終値:先物12月限10010(+150)、現物:10016.39(+183.92)

現物は4日続伸。相場の森では、28日に10009.52で引け、9月4日終値10187.11を下回ったことによる売りシグナルは、9日10016.39で引けたことにより消滅
中期的な上下のトリガーポイントは10600以上と9600以下。
 一方、相場の木では、先物は10月1日に9980で引け、9月28日終値10030を下回ったことによる売りシグナルの下値目標値は9680に対して、5日、6日と9680で引け、一旦の下値達成感。7日の9790への反発で売りシグナルは消滅。短期的な上下のトリガーポイントは10120以上と9660以下。

 日経平均の中長期的な流れである相場の森を日経平均現物で見ると、8月26日に10639.71と10600円台に乗せて引け、戻り高値を更新。27日に10473.97に反落したが、28日10534.14、31日は先物の第二上値目標値の10780に近い10767.00にザラ場で上昇(先物は10770)した。しかし、終値は10492.53と下落。9月1日に10530.06に反発したものの、下落基調に変化はなく、2日は10280.46に反落し、現物終値で10300を下回ったことから、買いシグナルは一旦消滅。そして3日は10214.64、4日は10187.11と3日続落。7日10320.94、8日10393.23と続伸したものの、9日は10312.14と反落。しかし、10日は10513.67に反発したものの、11日10444.33、14日10202.06と続落。そして15日10217.62、16日10270.77、17日10443.80と3日続伸。18日に10370.54と反落したが、24日は10544.22に反発。しかし、25日は10268.98に反落。そして、28日はザラ場で9971.05まで下落。10009.52で引け、9月4日終値10187.11を下回り、売りシグナルが点灯。現物終値で10400以上を回復しない限り、下値を試すバイアスは継続。下値目標値は9000と計測していた。
相場はその後、短期的な下値達成感から29日10100.20、30日10133.23と続伸したものの、10月1日は9978.64と終値ベースで10000円割れ。そして2日は9731.87、5日は9674.49と3日続落となった。しかし、下記先物の短期的下値目標値9680に匹敵していることもあり、6日は9691.80と小反発となった。
今後の展開として現物終値で10000を回復しない限り、下値を試すバイアスは継続し、下値目標値として引き続き9000を計測していたが、7日9799.60、8日9832.47、そして9日は10016.39と6日から4日続伸し、終値で10000以上を回復したことから売りシグナルは消滅し、仕切り直しとなった。
今後、相場が戻りを拡大して、10544.22を上回り、10600以上で引ける場合は上値目標値として12000を計測している。この場合は当然、8月26日の10639.71を上回ることも条件となる。
一方、相場が再度反落して5日終値9674.49を下回り、9600以下で引ける場合は下値目標値として8800を計測している。

また、日経平均の短期的な流れである相場の木を日経平均先物中心限月で見ると、相場は8月24日に10550に反発し、20日終値10360を上回ったことから買いシグナルが点灯。上値目標値として第一目標値10600、第二目標値10780を計測。相場は25日に10500に反落したが、チャート上に変化はなく、買いシグナルは継続。そして26日は10640と第一下値目標値の10600を上回る水準まで上昇した。
今後の展開として、相場が第一上値目標値の10600を超えたことで一旦の軽いスピード調整が入る可能性があるが、下値は10580~10500といった水準に止まれば、切り返しも早く、次の第二目標値の10780へ上昇する展開を予測していた。相場は、その後、27日10510に反落。そして28日10530→31日10450→9月1日10500→2日10310と下げ基調で推移。31日はザラ場で第二目標値の10780に近い10770に上昇したものの、終値では10450と下落。P&Fチャート上に変化はなく、3日に10200で引け、8月21日終値10280を下回ったことから売りシグナルが点灯。先物終値で10260以上を回復しない限り、下値を試すバイアスが継続し、下値目標値を9980と計測していた。相場は4日に10190に小幅続落したが、7日10330、8日10410と続伸。10190を底にして10640からの下落に対するリバウンド局面を形成していたが、9日は10340に反落し、リバウンド局面も終了。仕切り直しとなった。10日に10510に戻りを拡大したが、11日10400、14日10180と続落。9日終値10340を下回ったことから売りシグナルが点灯。しかし、その後15日10190、16日10210、17日10380と3日続伸。18日は10340に反落したが、24日は10460と反発。P&Fチャート上では変化のないまま、レンジ内で戻りを試す形状を示していた。しかし、25日は10310に反落。そして、28日はザラ場で9970まで下落。終値は10030となり、9月14日終値10180を下回ったことから売りシグナルが点灯。しかし、相場は既に下値目標値の10000に対してザラ場で9970、終値で10030まで下落していることから一旦の下値達成感が醸成されやすく、短期的にはリバウンドが入り易い展開を予測。暫くは下値を探る展開ながらも、一旦は反発する可能性を予測していた。
相場はその後、29日10100、30日10110と続伸したが、10月1日に9980に反落。9月28日終値10030を下回り、売りシグナルが点灯。下値目標値として9860を計測していた。2日は9730と第一下値目標値を下回る水準まで下落。この流れは第二下値目標値9680までの下落を予測していた。
相場はその後5日に第二下値目標値の9680に下落。6日は現物が反発したものの、先物は9680で変わらずとなった。
今後の展開として、第二下値目標値に到達したことから、一旦の反発の可能性があるものの、先物終値で9740以上が短期的下値確認の条件となる。また、高値圏でのレンジ形成で溜め込んだエネルギーを下に噴出していることから、中期的には9220を第三下値目標値として計測していた。
相場は7日に9790に反発し、売りシグナルは消滅。8日9860、9日10010と3日続伸となり、現物の相場の森の視点でも一旦の売りシグナル消滅となり、仕切り直しとなった。
今後、相場が10110を上回り、10120以上で引ける場合は上値目標値として10340への上昇を計測している。
一方、相場が再度反落し、9680を下回り、9660以下で引ける場合は下値目標値として第一目標値9500、第二目標値9220を計測している。この9220は上記の水平計算のみならず、9月24日終値10460から9680までの下落幅780円を戻りの10010のゾーンから垂直計算した場合の水準と一致する。したがって、これ以上の株式相場の戻りは限定的で、もう一度下値を試す可能性が引き続き残っていると考えている。

9日終値時点での現物のボリンジャーバンドの中心値は10127近辺。上下の2σはそれぞれ10668と9586近辺となっている。MACDは18日にマイナス領域(売り)に転換し、マイナス領域を継続中もマイナス幅は縮小。RSIは47.36。また、パラボリック・システムでは28日から売りシグナルに転換して、継続している。


相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で10544.22を上回り、10600以上で引けると→上値目標値:12000 
下値:現物終値で9674.49を下回り、9600以下で引けると→下値目標値:8800
   
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で10110を上回り、10120以上で引けると→上値目標値10340
下値:先物終値で9680を下回り、9660以下で引けると→下値目標値9500、9220


的中:
下値:6月16日に9770で引け、9780を下回り、売りシグナル→:下値目標値9540→23日終値9540

下値:7月6日に9700で引け、9820を下回り、売りシグナル→:下値目標値9100→13日終値9040

下値:8月17日に10250で引け、10440を下回り、売りシグナル→:下値目標値10200→19日終値10210→その後、20日10360、26日10640まで戻りを拡大。

下値:10月1日に9980で引け、10030を下回り、売りシグナル→下値目標値9680→5日および6日終値9680→その後9日の10010まで3日続伸。


対円の主要通貨のテクニカル指標 ボリンジャーバンド(10月6日)

2009-10-06 22:54:36 | 各種テクニカル指標
○対円のテクニカル指標 ボリンジャーバンド 10月6日 東京市場17時時点

     17時気配  BB+2σ  平均   -2σ 
USD/JPY  89.27   92.36   90.63   88.89
CAD/JPY  83.59   86.29   84.19   82.09
AUD/JPY  79.13   79.99   78.81   77.63
NZD/JPY  65.44   65.81   64.69   63.57
EUR/JPY  131.40  135.77   132.80  129.82
GBP/JPY  143.12  154.41   147.18  139.98
CHF/JPY  86.96   89.58   87.75   85.91

ドル円の下落と対ドルでの主要通貨の上昇から、対円での主要通貨は5日NY引け対比で小動き。一方、予想外のRBA(豪州中銀)の0.25%の利上げを受けて豪ドルは対円でも堅調となった。
ドル円は反落。5日に89.84まで反発し、一旦のドル売りシグナル消滅後の二番底確認プロセス。東京市場終値で89.80以上を回復しない限り、ドル円の下値を試すバイアスは継続。一方、90.00以上を回復すれば、ドルの反発局面へ。上下のトリガーポイントは90.00以上と89.19以下で上下の目標値は92.20と87.40。

注)BBはボリンジャーバンドでオシレーター系分析、+2σは上限のUpper Band、-2σは下限のLower Band


○対ドルのテクニカル指標は『ファンドマネージャーの相場絵日記 by 相場博士』
でどうぞ!

http://pink.ap.teacup.com/soubahakase/