相場博士(ファンドマネージャーのテクニカル分析)

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債券先物テクニカル分析(2月28日)

2006-02-28 23:55:43 | 債券先物テクニカル分析
2月28日 本日の債券先物相場

債券先物3月限:終値135.99(前日比+0.13)
寄付135.85、高値136.02、安値135.71、終値135.99

小幅続伸。売られ過ぎから買い戻しの流れ継続。136.20台、136.70前後が抵抗線として立ちはだかる展開を予測。

28日の債券先物相場は小幅続伸。終値は前日比13銭高い135.99となった。
寄り付き後に135.71まで下げたものの、切り返す展開。後場中ごろまで一進一退の状況が続いたが、引けにかけて買い戻しの流れが強まり、136.02まで上昇。高値圏で本日の取引を終了した。
相場は16日に136.25以上で引け、買いシグナルが点灯。21日には終値ベースの上値目標値の136.80にほぼ匹敵する136.82まで上昇した。終値ベースの上値目標値に到達したことで、水準訂正的な調整を考えていたが、23日、24日と大幅に下落する展開となっていた。24日は135.87を下回り、売りシグナルが点灯。下値目標値は、第一目標値135.15、第二目標値134.95であったが、27日に135.29と下値の第一目標値135.15に近い水準まで下落した。しかし、その後は売られ過ぎの見方が強まり、急速に買い戻され、売りシグナルは一旦消滅した形となっている。今後、相場が再度下値確認に行き、135.60以下で引けると、下値目標値は135.20となる。また、中期的には134.95の下値ポテンシャルも考えられる。一方、上値については、現段階では136.85以上の引けにならないと買いシグナルは点灯しない形となっている。もし、ここを上回るようだと上値目標値は137.25となる。しかし、一気に上を抜いてくる可能性は低いと考えている。その途中の136.20台や、136.70前後が抵抗線となって立ちはだかるだろう。

(相場の森)
相場の大局的な流れである相場の森を見ると、相場は大きな三角保ち合いを形成する可能性を予測していた。中心限月の終値で見ると、下値は11月4日の136.05、12月12日の136.27、上値は11月30日の138.40、1月17日の138.15と下値切り上げ、上値切り下げ型の形状となっており、上下の幅を縮小しながら、次の中長期的目標値に向けてエネルギーを蓄積する展開にあると見ていた。しかし、相場は10日に下抜け。2005年11月4日の136.05も下回った。垂直計算による下値目標値134.95に加えて、2005年6月30日の141.20をヘッド、2月2日の139.94を左肩、9月2日の140.12を右肩とするやや右肩上がりのヘッドアンドショルダーのネックライン138円を切っており、下値目標値は134.70となる。前述の短期的下値目標値134.95とも水準が近く、相場が上昇しても終値で138.45以上にならない限り、中長期的には134円台後半が中長期的な下値になる可能性が残ると予測する。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で136.85以上で引けると→:137.25
下値:先物終値で135.60以下で引けると→:135.20、134.95

的中例
①上値:12月30日に先物終値で137.16を上回り、買いシグナル→:138.05(1月5日終値で的中)
②上値:1月17日に先物終値で138.11を上回り、買いシグナル→:138.55(1月18日ザラ場高値138.56でほぼ的中)
③下値:1月26日137.72を下回り、売りシグナル→:136.85(1月27日ザラ場安値136.84、31日終値136.79とほぼ的中)
④下値:下値拡大の場合の目標値136.35に対して、3日の安値136.35(的中)
⑤上値:先物終値で136.25以上で引け、買いシグナル→:136.80(21日終値136.82でほぼ的中)



日経平均テクニカル分析(2月27日)

2006-02-28 00:32:56 | 日経平均テクニカル分析
2月27日 
寄付 高値 安値 終値 前日比
日経平均先物3月限 16170 16300 16120 16150 +60
日経平均株価(現物)16156.15 16290.15 16123.29 16192.95 +91.04

2月27日 本日の株式相場

3日続伸。上値目標値16120を若干上回る水準まで上昇。終値で15800を下回らない限り、緩やかな戻りを試す基調が継続。

株式相場は3日続伸。先物は前日比80円高の16170で始まった。寄り付きから上値を試し、16300まで上昇した。しかし、その水準からは上値も重く、値を崩す展開となった。後場には16120まで下落したが、その後は一進一退の展開。揉み合いのまま本日の取引を終了した。先物の終値は前日比60円高の16150。現物は前日比91.04高の16192.95。
相場の短期的な流れである相場の木を先物のP&Fチャートで見ると、相場は23日に15890を上回り、買いシグナルが点灯。上値目標値16120に対して、23日はザラ場で16090、24日は16130まで上昇。ほぼ目標値近辺まで上値を伸ばしてきたことで、今後は上値の伸びも短期的には鈍くなる展開を予測していた。本日ザラ場で16300まで上げたものの、終値は16150に押し戻された格好。今後はむしろ軽い調整を入れたほうが上がりやすいと予測する。
また、相場の大局的流れである相場の森を日経平均現物の1枠100円チャートで見ると、相場は2月8日に16400を終値で下回ったことで、上昇基調が一旦中断。元の揉み合いに回帰する形となり、再度エネルギーを蓄積する仕切り直しの状態に戻った格好と考えられる。揉み合いレンジの下限近く(15437.93)まで下落したが、下値バイアス回避の条件と見ていた現物終値の15800以上の回復を21日に示現したことで、現状は下値固めから戻りを試す展開に移行している状況と考えられる。現段階では、終値で15800を下回らない限り、短期的な小幅調整はあっても、緩やかな戻りを試す基調が継続する可能性が高いと予測する。中長期的な上値のトリガーポイントは16800。ここを上回ってくると、中長期的に18200、19400などの上昇ポテンシャルが出てくる。

相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
○8月11日に12200台乗せで中長期的買いシグナル、上値目標値:16400(的中)
○現物終値で16400を下回り、再度エネルギーを蓄積する状態に戻り、仕切り直し
○16800を上回ると中長期的な上値目標値は18200、19400

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で15890を上回り、買いシグナル→:16010、16120
下値:先物終値で15750を下回ると→:15600、15440

ドル・円テクニカル分析(2月27日)

2006-02-27 22:03:18 | ドル・円テクニカル分析
2月27日 本日のドル・円相場

東京市場終値(17時):116.17/22  安値115.68  高値117.15

ドル3日続落。第一下値目標値115.40に近い115.68まで下落。116.80以上の回復が下値拡大のリスク緩和の条件。

27日の東京市場ドル・円相場はドルが3日続落。午後5時時点の終値は前日比43銭円高・ドル安の116.17/22。
このところのドル弱含みの流れを引継ぎ、117円台前半で始まった。朝方は24日の高値117.15を更新できなかったことから、一気にドル売りが入り、値を崩す展開。115.68まで下落した。しかし、ドル売り一巡後は緩やかなドルの買い戻しが続く展開。116円台前半でドルが小幅に値を切り上げる状態となった。
ドル・円相場は24日に117.20を下回り、売りシグナルが点灯。このところ続いているレンジの下限を壊したことで、下値ポテンシャルとしては、第一目標値115.40、第二目標値113.60と計測していた。本日一気に115.68まで下落したことから、戻り一巡後は再度下値確認の可能性がある。目先、ドルの上値は重いものの、やや売られ過ぎの状態に近く、下値を固める展開を予測。現段階では終値で116.80以上を回復できれば下値拡大のリスクも緩和されると予測する。
中期的に見れば、このドルの下落は、むしろドルの上昇のためのショートポジションを溜める状態と考えている。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で118.80を上回ると→:121.60、122.80
下値:終値で117.20を下回り、売りシグナル→:115.40、113.60

的中例
下値:4日に終値で116.43を下回り、売りシグナル→:113.40(的中:12日113.42)
上値:26日に終値で115.40を上回り、買いシグナル→:117.60(達成)

債券先物テクニカル分析(2月27日)

2006-02-27 21:49:33 | 債券先物テクニカル分析
2月27日 本日の債券先物相場

債券先物3月限:終値135.86(前日比+0.21)
寄付135.56、高値135.89、安値135.29、終値135.86

4日ぶりに反発。第一下値目標値135.15に近い135.29まで下落後、急速に切り返す。

27日の債券先物相場は4日ぶりに反発。終値は前日比21銭高い135.86となった。
寄り付き後に若干上げたものの、上値が重く、下値を試す展開。後場には135.29まで下落した。しかし、その後は買い戻しが優勢の展開。引けにかけてジリジリと買い進まれ、135.89まで上昇。高値圏で本日の取引を終了した。
相場は16日に136.25以上で引け、買いシグナルが点灯。21日には終値ベースの上値目標値の136.80にほぼ匹敵する136.82まで上昇した。終値ベースの上値目標値に到達したことで、水準訂正的な調整を考えていたが、23日、24日と大幅に下落する展開となっていた。24日は135.87を下回り、売りシグナルが点灯。下値目標値は、第一目標値135.15、第二目標値134.95であったが、本日、135.29と下値の第一目標値135.15に近い水準まで下落した。しかし、その後は急速に買い戻され、売りシグナルは一旦消滅した。今後、相場が再度下値確認に行き、135.60以下で引けると、下値目標値は135.20となる。また、中期的には134.95の下値ポテンシャルも考えられる。

(相場の森)
相場の大局的な流れである相場の森を見ると、相場は大きな三角保ち合いを形成する可能性を予測していた。中心限月の終値で見ると、下値は11月4日の136.05、12月12日の136.27、上値は11月30日の138.40、1月17日の138.15と下値切り上げ、上値切り下げ型の形状となっており、上下の幅を縮小しながら、次の中長期的目標値に向けてエネルギーを蓄積する展開にあると見ていた。しかし、相場は10日に下抜け。2005年11月4日の136.05も下回った。垂直計算による下値目標値134.95に加えて、2005年6月30日の141.20をヘッド、2月2日の139.94を左肩、9月2日の140.12を右肩とするやや右肩上がりのヘッドアンドショルダーのネックライン138円を切っており、下値目標値は134.70となる。前述の短期的下値目標値134.95とも水準が近く、相場が上昇しても終値で138.45以上にならない限り、中長期的には134円台後半が中長期的な下値になる可能性が残ると予測する。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で136.85以上で引けると→:137.25
下値:先物終値で135.60以下で引けると→:135.20、134.95

的中例
①上値:12月30日に先物終値で137.16を上回り、買いシグナル→:138.05(1月5日終値で的中)
②上値:1月17日に先物終値で138.11を上回り、買いシグナル→:138.55(1月18日ザラ場高値138.56でほぼ的中)
③下値:1月26日137.72を下回り、売りシグナル→:136.85(1月27日ザラ場安値136.84、31日終値136.79とほぼ的中)
④下値:下値拡大の場合の目標値136.35に対して、3日の安値136.35(的中)
⑤上値:先物終値で136.25以上で引け、買いシグナル→:136.80(21日終値136.82でほぼ的中)



相場の洗礼

2006-02-26 00:43:04 | 相場体験談
相場の洗礼-外国為替相場で体を壊したときの話-1997年5月  相場体験談

やられたぁ~

小生が運用業務で精神的な負担から体を壊したときの話を書きたいと思います。
自慢話なんかより、やられた話のほうが面白いですもんね!

今は2006年ですから、9年前の1997年の5月のときです。

ドルは1995年4月19日に1ドル79円75銭の史上最安値をつけて以降、順調に値を伸ばし、1997年5月1日には東京市場終値で127円38銭まで上昇していました。ドルの最安値から2年。大きな調整もなく上げ続けたドルもそろそろ調整もあるのではとびびっていました。利食い売りを入れながら思案していると、大きな公的資金で、外債運用のニーズがあると聞かされました。正直買うのに躊躇しました。片方で利食い売りを入れているのにここから買うの?という感じです。

やむなくポートフォリオの構築を開始しましたが、榊原発言で127円50銭近辺まで上昇したドルは急落。当時の小生のチャートでは、売りシグナルが125円30銭をきったあたりで点灯していました。まずいと思い、ヘッジを入れたのですが。。。

ドルはあっさり120円を割り、118円台でも止まらず、下値を試す展開となりました。
この下げのスピードの速さには面食らいました。ちょうどアッパーカットを食らって、リングの上でダウンしているような感じです。

113円台のころから、小生の胃はひくひくと痛み出しました。為替のヘッジをしていましたが、100%ではないため、外国債券の為替の評価損が数十億円にも達していたのです。毎日胃薬を飲みながら、為替の動向に苛立っていました。勿論飲み会はほとんどキャンセル。連日深夜近くまでスクリーンを睨むつらい日々でした。

結局、ドルは下げ続け、結局110円65銭まで17円近く大きく値下がりしました。
しかし、9月に入ると121円台を回復。不思議なことに小生の胃の痛みはどこかに行ってしまいました。含み損から含み益に転じ、精神的な負担が軽くなったためでしょう。

ちなみに、あとで健康診断に行って分かったことですが、胃の痛みだと思っていたのは、実は十二指腸潰瘍だったのです。それからしばらくはレントゲンを取る度に痕になっているのが分かったくらいです。

当時の上司にこのことを報告すると、十二指腸潰瘍になるくらいでようやく一人前だと言われました。やっぱりタフな仕事なんです。いい相場ばかりではありませんから。

しかし、次の年の1998年はもっと大変なことが起こったのです。

一日に10円以上もドルが下がる日が、なんと二日も続けて起こったのです。
しかし、小生はこの1997年の相場の洗礼のお蔭で、動揺はしましたが、病気にはならずに済んだのです。

1998年の強烈な相場展開は後日にまた書きたいと思います。



債券先物テクニカル分析(2月24日)

2006-02-24 23:57:59 | 債券先物テクニカル分析
2月24日 本日の債券先物相場

債券先物3月限:終値135.65(前日比-0.62)
寄付136.14、高値136.24、安値135.55、終値135.65

3日大幅続落。135.87を下回り、売りシグナル。下値目標値135.15、134.95
短期的なリバウンド期待も、上値重い展開。

24日の債券先物相場は3日大幅続落。終値は前日比62銭安い135.65となった。
寄り付き後に136.24まで上昇したが、上値が伸びず、下値を試す展開。135.80を割り込む水準まで下落した。その後136.11まで戻したが、後場も136.10で上値を抑えられたことから再度下攻めに転換。引けにかけてジリジリと売り込まれ、135.55まで下落。大引けに一旦戻しを入れたものの、安値圏で本日の取引を終了した。
相場は16日に136.25以上で引け、買いシグナルが点灯し、21日には終値ベースの上値目標値の136.80にほぼ匹敵する136.82まで上昇していた。上値目標値に到達したことで、水準訂正的な調整を考えていたが、昨日23日に続き、大幅な下落となった。
相場は、本日、135.87を下回り、売りシグナルが点灯。下値目標値は、第一目標値135.15、第二目標値134.95と予測する。ただし、売られ過ぎ感も強く、短期的なリバウンドも期待されるが、上値は重いだろう。

(相場の森)
相場の大局的な流れである相場の森を見ると、相場は大きな三角保ち合いを形成する可能性を予測する。中心限月の終値で見ると、下値は11月4日の136.05、12月12日の136.27、上値は11月30日の138.40、1月17日の138.15と下値切り上げ、上値切り下げ型の形状となっており、上下の幅を縮小しながら、次の中長期的目標値に向けてエネルギーを蓄積する展開にあると見ていた。しかし、相場は10日に下抜け。2005年11月4日の136.05も下回った。垂直計算による下値目標値134.95に加えて、2005年6月30日の141.20をヘッド、2月2日の139.94を左肩、9月2日の140.12を右肩とするやや右肩上がりのヘッドアンドショルダーのネックライン138円を切っており、下値目標値は134.70となる。前述の短期的下値目標値134.95とも水準が近く、相場が上昇しても終値で138.45以上にならない限り、中長期的には134円台後半が中長期的な下値になる可能性が残ると予測する。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で136.85以上で引けると→:137.25
下値:先物終値で135.85以下で引け、売りシグナル→:135.15、134.95

的中例
①上値:12月30日に先物終値で137.16を上回り、買いシグナル→:138.05(1月5日終値で的中)
②上値:1月17日に先物終値で138.11を上回り、買いシグナル→:138.55(1月18日ザラ場高値138.56でほぼ的中)
③下値:1月26日137.72を下回り、売りシグナル→:136.85(1月27日ザラ場安値136.84、31日終値136.79とほぼ的中)
④下値:下値拡大の場合の目標値136.35に対して、3日の安値136.35(的中)
⑤上値:先物終値で136.25以上で引け、買いシグナル→:136.80(21日終値136.82でほぼ的中)

ドル・円テクニカル分析(2月24日)

2006-02-24 23:56:06 | ドル・円テクニカル分析
2月24日 本日のドル・円相場

東京市場終値(17時):116.60/65  安値116.43  高値117.15

ドル続落。117.20を下回り、売りシグナルは点灯したが、むしろ中期的なドル上昇のためのショートポジションを溜める展開。

24日の東京市場ドル・円相場はドルが続落。午後5時時点の終値は前日比96銭円高・ドル安の116.60/65。
21日の海外市場で示現した118.99以降、ドルが3日の高値119.40を更新できなかったことから、福井総裁発言をきっかけに昨日23日の東京市場では昼過ぎから持ち高調整的なドル売りが入り、急反落する展開となっていた。本日24日も、朝方の117.15を高値に116.43まで一気に下落した。しかし、売り一巡後は116円台後半で揉み合い。東京市場引け後の海外市場では117円台を一時回復するなど、最近の低ボラティリティ相場では珍しく上下する展開となった。
ドル・円相場は本日、117.20を下回り、売りシグナルが点灯。このところ続いているレンジの下限を壊したことで、下値ポテンシャルとしては、第一目標値115.40、第二目標値113.60と計測されるが、昨日の海外市場の安値の116.78を東京市場で116.43まで更新しており、ボリンジャーバンドでも116円台半ば近辺は売られ過ぎのゾーンとなっていることなどから、このまま一気に下値を拡大するかはやや疑問と考えている。現段階では売りシグナルが点灯した117.20を回復できれば、下値拡大のリスクも緩和されると予測する。
このドルの下落は、むしろ中期的なドルの上昇のためのショートポジションを溜める展開と考えている。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で118.80を上回ると→:121.60、122.80
下値:終値で117.20を下回り、売りシグナル→:115.40、113.60

的中例
下値:4日に終値で116.43を下回り、売りシグナル→:113.40(的中:12日113.42)
上値:26日に終値で115.40を上回り、買いシグナル→:117.60(達成)



日経平均テクニカル分析(2月24日)

2006-02-24 23:54:05 | 日経平均テクニカル分析
2月24日 
寄付 高値 安値 終値 前日比
日経平均先物3月限 16050 16130 15940 16090 +30
日経平均株価(現物)16034.67 16118.11 15947.04 16101.91 +5.81

2月24日 本日の株式相場

小幅続伸。上値目標値の16120近辺まで上昇。今後は、終値で15800を下回らない限り、戻りを試す基調が継続。

株式相場は小幅続伸。先物は前日比10円安の16050で始まった。寄り付きから下値を試し、15940まで下落したが、前場は下値で揉み合う形。15950近辺が堅かったことから、後場から買い直される展開となった。じりじりと上値を切り上げ、引けにかけて16130まで上昇。本日の高値圏で取引を終了した。先物の終値は前日比30円高の16090。現物は前日比5.81高の16101.91。
相場の短期的な流れである相場の木を先物のP&Fチャートで見ると、相場は23日に15890を上回り、買いシグナルが点灯。上値目標値は第一目標値16010、第二目標値16120となっていたが、23日はザラ場で16090、終値で16060まで上値を伸ばした。もう少し上値を狙う可能性を考えていたが、本日24日は、ザラ場で16130、終値で16090まで上昇。ほぼ目標値近辺まで上値を伸ばしてきたことで、今後は上値の伸びも短期的には鈍くなる展開を予測する。一方、下値のトリガーポイントは15750となっている。ここを下回るようだと、15600、15440までの揺り戻し的な下値確認の可能性もある。
また、相場の大局的流れである相場の森を日経平均現物の1枠100円チャートで見ると、相場は2月8日に16400を終値で下回り、上昇基調が一旦中断。元の揉み合いに回帰する形となり、再度エネルギーを蓄積する仕切り直しの状態に戻った格好となっていた。しかし、下値バイアス回避の条件と見ていた現物終値の15800以上の回復を21日に示現したことで、現状は下値固めから戻りを試す展開に移行している状況と考えられる。現段階では、終値で15800を下回らない限り、短期的な小幅調整はあっても、緩やかな戻りを試す基調が継続する可能性が高いと予測する。

相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
○8月11日に12200台乗せで中長期的買いシグナル、上値目標値:16400(的中)
○現物終値で16400を下回り、再度エネルギーを蓄積する状態に戻り、仕切り直し

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で15890を上回り、買いシグナル→:16010、16120
下値:先物終値で15750を下回ると→:15600、15440

債券先物テクニカル分析(2月23日)

2006-02-23 22:57:32 | 債券先物テクニカル分析
2月23日 本日の債券先物相場

債券先物3月限:終値136.27(前日比-0.41)
寄付136.73、高値136.82、安値136.14、終値136.27

続落。上値目標値136.80到達後の水準訂正続く。

23日の債券先物相場は続落。終値は前日比41銭安い136.27となった。
前場は136.82の高値を3回つけたが、上値が伸びず、揉み合いが続いた。後場に入ると次第に下値を探る展開となり、136.60を切れると下げが加速。136.14まで下落した。一旦戻しを入れたものの、安値圏で本日の取引を終了した。
相場は16日に136.25以上で引け、買いシグナルが点灯し、21日には終値ベースの上値目標値の136.80にほぼ匹敵する136.82まで上昇していた。上値目標値に到達したことで、水準訂正的な調整を考えていたが、やや予想を上回る下落となった。差し込みが深いことから、再度上値を試しても一気に136.80を抜き去るのは難しいと考えられるが、136.85を上回ると137.25が次の上値目標値となる。
一方、相場の下げが拡大し、135.80を下回ると下値目標値は第一目標値135.40、第二目標値134.95と予測する。

(相場の森)
相場の大局的な流れである相場の森を見ると、相場は大きな三角保ち合いを形成する可能性を予測する。中心限月の終値で見ると、下値は11月4日の136.05、12月12日の136.27、上値は11月30日の138.40、1月17日の138.15と下値切り上げ、上値切り下げ型の形状となっており、上下の幅を縮小しながら、次の中長期的目標値に向けてエネルギーを蓄積する展開にあると見ていた。しかし、相場は10日に下抜け。2005年11月4日の136.05も下回った。垂直計算による下値目標値134.95に加えて、2005年6月30日の141.20をヘッド、2月2日の139.94を左肩、9月2日の140.12を右肩とするやや右肩上がりのヘッドアンドショルダーのネックライン138円を切っており、下値目標値は134.70となる。前述の短期的下値目標値134.95とも水準が近く、相場が上昇しても終値で138.45以上にならない限り、中長期的には134円台後半が中長期的な下値になる可能性が残ると予測する。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で136.85以上で引けると→:137.25
下値:先物終値で135.80以下で引けると→:135.40

的中例
①上値:12月30日に先物終値で137.16を上回り、買いシグナル→:138.05(1月5日終値で的中)
②上値:1月17日に先物終値で138.11を上回り、買いシグナル→:138.55(1月18日ザラ場高値138.56でほぼ的中)
③下値:1月26日137.72を下回り、売りシグナル→:136.85(1月27日ザラ場安値136.84、31日終値136.79とほぼ的中)
④下値:下値拡大の場合の目標値136.35に対して、3日の安値136.35(的中)
⑤上値:先物終値で136.25以上で引け、買いシグナル→:136.80(21日終値136.82でほぼ的中)



ドル・円テクニカル分析(2月23日)

2006-02-23 22:51:32 | ドル・円テクニカル分析
2月23日 本日のドル・円相場

東京市場終値(17時):117.56/61  安値117.35  高値118.54

ドル急反落。上攻めに失敗し、レンジの下限試す展開。下値のトリガーポイント117.20に接近。

23日の東京市場ドル・円相場はドルが急反落。午後5時時点の終値は前日比93銭円安・ドル高の117.56/61。21日の海外市場で示現した118.99以降、ドルが高値を更新できなかったことから、東京市場では昼過ぎから持ち高調整的なドル売りが入り、急反落した。118円を割り込むとストップ・ロス的な売りがかさみ、117.35まで下落。ザラ場の戻り高値119.40に対する二番天井的な雰囲気が漂う中、このところ続いているレンジの下限を試す展開となった。
ドル・円相場は今月6日の終値118.68以降、レンジ推移が続いている。今後の展開であるが、ドルの下攻めが進み、終値で117.20を割り込むと、下値目標値は第一目標値115.40、第二目標値113.60と予測する。
一方、上値の目標値であるが、終値で117.20を割り込まず、ドルが切り返し、終値で118.68を超えて118.80に乗せてくると、終値ベースの上値目標値は第一目標値121.60、第二目標値122.80と予測する。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で118.80を上回ると→:121.60、122.80
下値:終値で117.20を下回ると→:115.40、113.60

的中例
下値:4日に終値で116.43を下回り、売りシグナル→:113.40(的中:12日113.42)
上値:26日に終値で115.40を上回り、買いシグナル→:117.60(達成)