後期高齢者中心の桑炭会、今季の目標は5窯できればとの見通しであっ
たが一気呵成の『材料確保』が功を奏した形になり目標の5窯を越して6窯
目を開始した。
ここのところ体調不良の人が増え戦力的に弱体も加わり5窯という低い目
標も仕方がないと納得してきた。条件の悪い中での頑張りが実っているの
だから素直に喜びたい。
今の体力を持ってれば例年並みの7窯を終えて夢見草(桜)を愛でながら一
献を傾けることができるかもしれない。
さて、今日は2/24に籠めた炭出しから始めるとともに、備蓄の割木材を薪
割機で割る作業を行う。窯の中は仕上がってから1週間以上経過している
ので作業には差し支えないと判断し始める。焚口を壊すと中からほんのり
と温かい空気が出てくる。温かいことは予想してのことだから、昨日より1枚
薄着してきた甲斐があり汗ばむこともなく作業を続けることができた。
炭は焚口トラブルの影響はなく見た目にも結果的にもいつも通りの出来。
窯の入り口付近に立てた雑木は粗末なものだった割にしては総量が348kg
といつもより30kgほど多くできた。
窯に立てる樫材はいつもほぼ同量なので出来も20袋前後であとは雑木と
枝木の差が出来高の差になっている。炭の販売としては樫を中心としてい
るが最近は雑木や粉炭をバラの栽培に活用して貰ったりし、無駄のない自
然利用を嬉しく思い更なる利用価値を求め欲を出す。
新たな窯を立て火入れをしたのが17時過ぎ、弥生の炭焼が始まった。
穏やかな炭小屋
左側
右側
割り木づくり
焚口づくり