慌てずに、よく考えて、出願してください。ここ2年連続で、塾生の女子に、「意中の大学だったのではない。意中の学科だったのではない。」国公立大学や超有名私学に合格しながら、私のそばに来てそう泣きつかれた。勝負を賭けなかったことへの悔いなのだろう。・・・失敗を恐れるあまり、堅実過ぎる受験だったことへの自らにたいする腹立たしさだったのでしょうね。理解はしています。ただ、合格は君だけにあって、他の人は不合格というもっと苦い涙を流しているということも知っておいてください、ですか。・・・でも、まあ、難しいよなあ。不合格なら浪人か、後期で2、3ランク落としの大学に行くかは。要するに、私にはわかりません。（笑い）
コロナの影響で想定より難易が緩やかだった。平均点も例年並みのようで、昨年、1・2月ごろの当初の思いに反して、センター試験よりも、平均点も上がりそうだ。ただ、物理・化学受験の理系組だけが物理難化・化学難化となれば工学・理学（生物系・地学系を除いて）の受験組は、まあ、それも中間層辺りの、あわよくば神戸大か大阪市大とかいう希望的ライン以下の受験生たちがもろにあおりを食らったということだろう。思考力を試す共通テストの趣旨に乗っ取って実施されたテストが物理・化学だけとは・・・ね。コロナが収まれば否応なく他教科も今年の物理・化学並みに難易を上げていくのだろう。文系はまず例年並みだろう。
共通テスト3日前になりました。そして、コロナ禍も約1年になります。受験生には、酷な1年だったろうと思います。この時期になると大半の受験生は重心が下がってくるものですがどうも今年は・・・とさえ思ってしまいます。状況の過酷さに反するかのように今年の天候は穏やかそうで、共通テストでは、最後の最後まで諦めず頑張ってください。良い結果を待っています。
