雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

武尊山(2158m)・谷川岳(1977m)…1日目

2013年09月18日 | 北陸&長野県以外の山

東洋のナイヤガラと言われる 吹割の滝 (天然記念物)


2013/8/1(木)~8/2(金) 武尊山(2158m)途中撤退 と 谷川岳(1977m)


(前日)金沢東IC(14:00)→沼田IC(18:00)→武尊牧場キャンプ場(19:10)
ログハウス(8:40)→登山口(9:20)→眠る男ロケ地(9:30)→避難小屋(10:30~11:40)→登山口(13:00)


雨にも負けず…とはいかなかった雷と集中豪雨


紅葉の名所と言われている谷川岳ではあるが、今夏に武尊山と谷川岳、二つの百名山を登る事になった。
平日に休みを取れるメンバーではあったが、お天気との睨めっこで日付は二転三転とし
まぁまぁの天気予報で出発したにもかかわらず、予報は大きく外れて、初日の武尊山では朝から雨模様、
小雨のち止むのを待って予定より大幅に遅れて出発したが、途中でまさかの雷&集中豪雨となったのである(>_<)

今夏の天気は気象庁の発表が当てにならない、と言うか、気象庁も予想外の特別警報とかを設定したようで
地球規模での異変が起きていて、世界で日本各地で、今迄に経験がない事態が続発しているようだ。
夏山の縦走で雷や雨には何度か遭遇していたが、ここまでの集中豪雨を見たのは初めてであった。

武尊山と書いて、「ほたかさん」と読み、群馬県に数ある日本100名山の中の一つであるが
標高2158mの沖武尊を主峰に、前武尊、中ノ岳、剣ヶ峰、家ノ串などの峰々を総称して武尊山とのこと。

武尊山は登山コースが多く、前泊と温泉や観光を兼ねて、武尊牧場キャンプ場からのコースを選んだ。
冬はスキー場となる武尊牧場キャンプ場は標高1400m、白樺やブナ林に囲まれた大自然の中にある。
広い高原台地で、テントサイトやログハウスがあり、予約したログハウスは人数で広さを選ぶ事が出来た。
武尊牧場登山口から武尊山(沖武尊)山頂までは片道7km、標準タイムは4時間となっていた。

雨上がりで足場は悪いが登山口までは舗装され、ヤナギランやオダマキの群生を楽しみながら歩く。
登山道途中には、武尊自然観察遊歩道への分岐や、花咲湿原を巡る4kmトレイルの案内板などが設置され
春から初夏にかけて、天然林や水芭蕉など、花の群落が楽しめそうな散策コースと思えた。

遠くで雷音が聞こえたと思ったら小雨…このまま雨があがる事を願っていたが、黒い雲と共に集中豪雨
運良く直ぐに中間地点の避難小屋(1758m)に避難できたが、登山道は見る見る川と化し、様子を見る事に!
豪雨は続き危険と判断して、山頂を諦め沢下りのような登山道を引き返し、登山口の牧場に戻ったのである。

車は前泊させて頂いたログハウスに横付けできる環境であり、下山後も自由に使用許可を頂いており
着替えや食事など、ゆっくり過ごせて、このログハウス(寝具込み2500円)の存在がとても有難かった。

武尊牧場を後にした頃、山頂にはまだ黒い雲が残っていたが、皮肉なことに青空が戻ってきていた。
後ろ髪引かれながらも、山の天気はこんなものだねと、思うしかないのであった(^^ゞ

帰路には、予定していた 「花咲の湯」 につかり、R120 ロマンチック街道沿いの「吹割の滝」 を観光して
沼田ICから水上IC経由、途中でバンジージャンプで有名な橋を通って、谷川温泉の宿へと向かった。

到着時間が遅くなる可能性もあり、夕食は宿から徒歩で行ける 「焼肉 ありさん」を予約してあった。
これがまた大当たり! 和牛が絶品!全てが手作り!おかみが気さく!徒歩なので乾杯ビールも全員で!
明日こそは何があっても山頂を目指すぞー…の一心で、焼肉をたらふく食べて体力をつけた(^^ゞ
ホロ酔いで宿に到着し、山好きオーナーの好意で、ボイラー室にカッパと靴を置かせて頂き、助かった。

武尊山では集中豪雨で山頂を踏めなくても、温泉と観光でちょっぴり元がとれた感じではあったが
そうは問屋が下ろさず! 明日だけは晴れて欲しい…の願い空しく、次に日もまた雨に振られたのである。


 
   貸切りのログハウスを出発!                  舗装された白樺の森を行く



スキー場の高原いっぱいにヤナギランの群生!…今が見頃!



しばらくは白樺の森が続く。。。


 
オダマキが咲き乱れており、蕾が多くてまだまだこれからのようだった。


     



花を楽しみながら遊歩道を過ぎると、いよいよ登山口だ。


 
(左画像)登山口に、トレイルの案内と、何故か気になる 「ヒメカイウの群生5分」 の案内文字


 
これだった!ヒメカイウ(珍しい品種)                        眠る男のロケ地


避難小屋付近までは順調だったが…



大粒の激しい雨(集中豪雨)で、あっという間に登山道が川となる!(避難小屋から撮影)


 
  これを見たら先に進めない(>_<)              かなり下りて、少し水が引いてもこの通り。


東洋のナイヤガラ 「吹割の滝」 に寄る。



滝の入り口には、まるで明治時代にタイムスリップしたような雰囲気のお店が、ズラッと並ぶ。


 
   ねずみ男?のような岩                    こちらは名前あり!…はんにゃ岩



鱒飛びの滝から始まり、奇岩が並ぶ川の流れに沿って歩くと。。。(これは後ろを撮っている)



人が集まる広場に出た! お~これだ  ナイヤガラ



核心部の滝…音も凄いが、流れが360度ここに集中していて、壮絶な迫力!



方向を変えて見ると、更に凄かった!


通り道のバンジージャンプの橋に寄る。


 
本来は左折だが目の前が橋                   歩道に囲いがあった。


 
川沿いには遊歩道があるので、下からもバンジーの様子を見学できるらしい。
川底は岩!水深浅く流れは荒く、しかもお金を出して飛ぶなんて、100万円貰っても無理無理(^^ゞ


 
   花咲の湯の天然水                    また行きたい「焼肉ありさん」


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白山南竜ヶ馬場テント泊体験

2013年09月10日 | 石川県の山

うさぎの耳のようなハートの花びらが可愛いくて、大好きな花…ハクサンコザクラ (室堂平にて)


2013/7/20(土)~21(日) 白山南竜ヶ馬場(2100m)テント泊体験


<1日目>白山ひめ神社(6:00)→市ノ瀬(7:00~20)→別当出合(7:35~45)→別当覗(9:30)→
甚之助避難小屋(10:25)→南竜山荘(11:35)→テント場(11:45~テント設営~昼食~自由行動~夕食)

<2日目>4~5時各自起床~朝食~テント場発(6:15)→展望台(7:10~25)→室堂(8:20)→山頂(9:10~25)
→室堂(9:55~10:10)→テント場撤収と昼食(11:10~12:20)→甚之助(13:20)→中飯場(14:45~15:00)
<事故により待機15:40~16:10>→別当出合(16:15)→市ノ瀬(16:40~50)→白山ひめ神社(17:50)


雪解けのタイミングで花の時期は変わる!


梅雨明け宣言はまだであったがお天気に恵まれ、テントやシュラフ、2日分の食料などを分担して、
それぞれがいつもより重いザックを背負って、13名で南竜ヶ馬場でのテント泊体験をしてきた。
本日は南竜テン場までであり、ザックが重い事などから、休憩も長めで多めの、ゆっくり山行であった。

2日間を通して、白山への登山者が余りにも多くて少し驚いた。 夏山のピーク時ではあるが、
全員が口を揃えて、白山がこんなに混んだのは初めての経験!と言うほど、登り下り共に長蛇の列であった。
土曜(7/20)の室堂宿泊予約者だけでも680人だったそうで、団体さんも多く、すれ違いもままならない程であり、
南竜山荘宿泊や日帰りの人たちを合わせると、どれだけの人出であったか想像がつくだろうか?

初日は砂防新道から南竜山荘を経てテン場まで、昼前に到着したにもかかわらず既にテントは多い!
運良く奥に、トイレが近くて避けらていたのか?炊事場との間に空いた一角があり、ここで6張り分を確保した。
テントは13名で6張り(内、会のテント1張り)5名がMyテント持参であったが、流石に皆さん手慣れており、
会のテント以外はあっという間に完成である!(会のテントは4人用で、皆さんの応援で完成)

テン場から白山方面を眺めるのもなかなか良い! 山頂だけ頭を出し、望遠では人が立っているのも分かる。
ジグザグ…エコーラインの全貌も見え、長蛇の列の様子が、よく見ると肉眼でも伺えた。
白山での宿泊イコール室堂(山頂でのご来光)だと思っていたが、意外とそうでもないと悟る(^^ゞ

少し遅れて白山フウロの方達が、大きなザックを背負って南竜テン場にやってきた!
少し出遅れただけで、テンバは奥の奥に設置!会の30周年記念行事でテント泊との事であった。
そう言えば2年前であるが、大々的に計画していた私達の30周年記念行事も、ここ南竜でバンガローを予約し、
参加予定者も多数であったが生憎の雨天で中止となり、とても残念だったなぁと思い出された。

昼食後は、ひたすら夜まで宴会組と周辺散策組に分かれて、大自然の中でそれぞれが自由に過ごした。
私を含む散策組は油坂方向に出向き、南竜庭園池塘付近で、ハクサンコザクラやイワイチョウの群生を見て来た。
その後私とTさんは南竜山荘の自然解説員さんの後ろを付いて行き、今年の白山は雪解けが遅く花が遅れている
と言う話や、良く似た花(オオバコと白山オオバコなど)の違いや見分け方、特徴など、貴重なお話も聞けた。

夕食準備は少し早目の4時頃から、皆で持ち寄ったおかず一品とMシェフのパスタ&Tシェフのメッタ汁、
豪華な山ご飯となり、南竜山荘がテン場で出張販売していたビールが加わり、宴会も盛り上がる!
ちょっぴり夕日観賞と星空観察の後、8時頃に各自テントへ入り、おしゃべりの後就寝。

2日目は曇り空の朝を迎える。Tシェフ特製雑炊(白ご飯おにぎりが美味しい雑炊に変身!)で腹ごしらえ!
予定より少し遅れて、皆さん軽身のサブザックで、展望コース経由の白山山頂に出発した。

途中の展望台では、剱岳から槍穂岳連峰、乗鞍岳や御嶽山が雲海に浮かびあがり、とても幻想的であった。
コバイケイソウの群生が見事で、室堂平ではクロユリの群生が満開、この時期なかなかのコースである。
山頂を踏んでしばし360度の眺望を楽しみ、室堂に下りて雪渓の残るエコーライン経由で南竜テン場に戻った。
皆で各自テントの撤収!昼食はテン場で済ませて、登りと同じ砂防新道で下山した。

下山途中の別当出合直前(5分程手前)で、前を歩く方の転倒事故があり、30分強の待機となった。
 ヘリでの搬送の為の待機であったが、土日の下山ピーク時間と重なり、待機者は200~300人位の列をなした。
その場にお医者さんもいたのだが、看護師さんとの呼びかけに、我がクラブのT&Tコンビが駆け付け、
人工呼吸などのお手伝いをする場面もあったが、脊椎強打で既に心肺停止状態であった。

 山では最後まで気を緩めてはいけないと言う教訓として、今日の日を忘れないでおこうと思う。
亡くなられた方には心からご冥福をお祈りいたします。


 
7時20分発の臨時バスで室堂へ          甚之助も休憩の人で混み合う


 
南竜分岐からの別山方向



南竜山荘を過ぎてテン場へ向かう


 
南竜山荘を振り返る                  テン場はかなり広い


  
3人でギュッと寝たKさんのテント          見えている建物は炊事場棟


南竜庭園周回コースを散歩。。。



湿地帯には見頃の花が多かった。



特に群生していたのは、ハクサンコザクラ



急登の油坂と頭…人混みを避けて、チブリ尾根から来たという方が数人登って来られた。


 
350ml 500円、500ml 700円             ちょっぴり夕陽鑑賞!


曇り空で肌寒い朝を迎える。


 
ナメコと卵とネギの雑炊で暖まる。


サブザック、展望歩道で山頂アタック!


 
展望歩道にも雪渓が残っていた。



テン場と別山を振り返る!



展望台より…雲海に浮かぶ北アルプス



展望台を過ぎると、コバイケイソウの群生が続いた。


 
  またまた雪渓あり                         室堂が見えて来た


見慣れた光景の室堂山荘に到着!…曇りでも視界良好!



いつもの鳥居をくぐると、クロユリのお花畑出現!


  
高度を稼ぎながら室堂を見下ろす!



山頂(御前峰)からの大汝峰と剣ヶ峰


エコーライン経由でテン場に戻る。



相変わらず混み合う室堂山荘を後にして…



五葉坂では擦れ違いが困難だった。
 


エコーラインからの南竜山荘 と テン場


 
おっ!目の保養だけ(^^♪ 運んだ人は偉かった!    テント撤収!テン場から引き上げる。


雪解けが遅く、6月~7月の花がいっぱい!


 
   南竜庭園の ハクサンコザクラ        南竜庭園の クロユリは蕾がチラホラ


 
  南竜庭園の ハクサンオオバコ        展望歩道の キヌガサソウ(開花直前)      



室堂平の クロユリ (3つ子)



展望歩道のサンカヨウ(朝露で半透明に)


 
エコーライン(室堂平)の ハクサンコザクラ           室堂平の コイワカガミ


 
  砂防新道の ホトトギス                 南竜庭園のイワイチョウ


 
↑ (砂防新道)どちらも テガタチドリ と思われる。(展望歩道) ↑


 
ウズラバハクサンチドリ     (どちらもテン場近く)       テガタチドリ


 
 南竜庭園の イブキトラノオ             展望歩道の コバイケイソウ 
   

     

    

    

    

    


  白山ではおなじみの花なので、名前は省略。。。(^^ゞ    


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白山釈迦岳のオオサクラソウ

2013年09月08日 | 石川県の山

ハクサンチドリの群生…白山釈迦岳分岐から七倉山方向へ5分


2013/6/29(月) 市ノ瀬~白山釈迦岳~オオサクラソウを見に行く!


白山比神社P(5:00)→市ノ瀬釈迦岳P(5:50)→釈迦新道登山口(6:10)→釈迦岳登山口(7:00)
→水飲場(8:00)→釈迦岳前峰(9:50)→釈迦岳直下(10:15~20)→オオサクラソウ群生地2130m付近
(11:20~12:00)→釈迦岳(12:50)→前峰(13:00)→水飲場(14:10)→釈迦岳登山口(14:55)
→釈迦新道登山口(16:00)→市ノ瀬P(16:10~20)~永井旅館お風呂 ~白山比神社P(18:00)



標高差1000mのトレーニング第3段


カナダからはとっくに帰ってきているので、標高差1000mと言っても今更の報告となってしまった。

7月に行われるクラブのランクテスト、白山釈迦岳(2053m)の下見山行に同行させて頂いた。
トレーニング目的では釈迦岳往復(標高差約1200m)で十分だが、4~5日前に釈迦岳に登ったKさんから
少し先まで行くと、ハクサンチドリとオオサクラソウが咲いていて、見頃であったとの情報を頂いていたので
時間と体力が許せば、できれば見に行きたいなーと、メンバーに欲張りなお願いをしてあったのだ。

結果的に本番の釈迦岳ランクテストは、残念ながら悪天予報で中止となった (^^ゞ

市ノ瀬奥の駐車場に車を止めて、車道を歩き釈迦新道登山口へ、一旦車道をショートカットする登山道に入るが
再び車道に出て、二つ目の釈迦岳登山口まで、30分強の車道歩きである。
釈迦新道ではちょうどササユリが満開で、目を楽しませてくれて、釈迦岳直下には残雪が多かった!
雪で夏道が見えなかったのもあり、釈迦岳山頂はそこだったが横目で見ながらスルーして、先に進む。

山肌から雲が湧き上がっているが、青空が見えていてお天気の心配もなかったので
白山方面の尾根が一望の場所(山頂は雲に隠れて見えなかった)から、本日の目的地を探す!
ちょうど下山してきた方に、あの辺りですよと教えて頂いた場所は、標高差はなくてもかなりの距離である。
既に4時間強は歩いていたので、行こうかどうか迷うところではあったが、時間的には余裕だったので
片道1時間頑張れば良いだろうという判断と、オオサクラソウ見たさにGOサイン!

ここからの登山道途中には、両脇にハクサンチドリが群生しており、見頃で見応えがあった!
そして何とか約1時間で到着したが、思ったよりアップダウンあり登りありで、足の疲れもピークとなり、
その1時間がとても長く感じられ、この分を引き返すのかーと、早くも下山の心配が頭をよぎる(^^ゞ

そして辿りついたオオサクラソウの群生地、残念ながらやや終わり気味で、花に元気がなかった。
群生と言う程ではなくボチボチだったが、白山山系では滅多に見られない花と言う意味では、貴重な花である。

2130m付近で昼休憩を取って寛いでいたら、七倉山方面から下山してきた単独の男性がいたので
「ここはオオサクラソウが咲いていますよ!」とメンバーが声をかけたところ、途中でも群生を見たそうな。
逆に、もうちょっとだけ上ですよと言われたが、これ以上は何があっても無理無理…と、足が言っている。

5時間ちょっとで登ってきた道のりを、4時間弱で下山してきたのだったが、ど~も足爪先に違和感が!
ピリピリとした痛さだったが見るのが怖くて、長い時間我慢して(無理やり)下りて来たのである。(>_<)
そして、やっとの思いで到着した駐車場で初対面! 何と足指7本が切れて靴下が血だらけに 

サイズを含めて元々登山靴の選択を間違え、足の形に合わず、いつも負担に思っていたのであるが、
本日の歩きで最悪の結果となったようだ。(カナダでは7日間連続で歩くので、後に登山靴を新調した。)

お風呂でもキズに温泉がメチャメチャ染みまくり(>_今日の下山、我慢しすぎて後半は痛くて最悪だったはずだー、
もうこれしか頭に浮かばなくなっていた。

 スマホのGPS軌跡(性能がイマイチなので参考程度)


 
釈迦新道登山口                        一旦この車道に出る


 
今にも崩れそうなトンネルを抜けて、左手に釈迦岳登山口がある。(右画像は下り方向)


釈迦岳前峰に到着!



前峰から釈迦岳…山頂直下の登山道に雪渓が残っている様子が見える。



前峰から白山方面…道中ずっとガスの中だった。


 
前峰から見えていた雪渓を歩く                   右手、山頂への道だけ確認


七倉山方面、目的地はしっかり見えていた。



山頂直下から七倉山方面…今立っている場所も雪渓の上である。



標高2130m付近の花園にオオサクラソウが咲いていた。



登山道を挟んで、花園のすぐ右手側は崩壊しており、このまま崩壊が進むと危険!


流石に花の白山山系、出会った花は多かった!


 
釈迦新道には、開いたばかりのササユリが見頃で多く咲いていた。


 
雪解けが遅くぬかるんでいる登山道脇に、水芭蕉がチラホラ。



釈迦岳直下から5分程でハクサンチドリの群生に出会う♪…見えているのは七倉山


 
ウズラバハクサンチドリ                        ハクサンチドリ


    
ギンリョウソウ   アカモノ・マイズルソウ    コイワカガミ      コバイケイソウ     キヌガサソウ


    
  ハクサンチドリ     イブキトラノオ     シナノキンバイ       サンカヨウ     グンナイフウロ(白)


 
オオサクラソウ


    
        オオサクラソウ          オオバミゾホオズキ     アカモノ       ニッコウキスゲ   


 
    斑点のある水芭蕉の葉                  アオモリトドマツ(オオシラビソ)


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カナディアンロッキー縦断の山旅(帰国編)

2013年09月03日 | カナディアンロッキー

早朝のバンフの町と カスケード山


2013/7/5(金)~13(土)  カナディアンロッキー縦断の山旅(9日間)


7月5日(金)…小松空港~成田空港~バンクーバー乗り継ぎエドモントン空港~エドソン(泊)
7月6日(土)…(マウントロブソン州立公園)キニーレイク周辺の往復ハイキング~ジャスパー(泊)
7月7日(日)…オパールヒルハイクとマリーンレイクのクルーズ~ジャスパー(連泊)
7月8日(月)…アイスフィールドパークウェイを氷河や湖を見ながら南下~レイクルイーズ(泊)
7月9日(火)…フェアビューマウンテン(2744m)登頂~レイクルイーズ(連泊)
7月10日(水)…アイスライン&ヨーホーレイクループハイキング~バンフ(泊)
7月11日(木)…ラーチバレーコースのモレーンレイク~ミネスティマレイク往復~バンフ(連泊)
7月12日(金)~13日(土)…カルガリー空港~成田空港~小松空港(帰国)



7月12日(金)~13日(土) カルガリー空港~成田空港 <帰国編>


レストラン朝食(8:05~35)→ホテル(9:00)→カルガリー空港(10:50)~エアカナダAC9便(13:45)
~<10時間40分―日付変更線―時差15時間>~成田空港(13日・15:25)→
成田国内線~ANA3119便(18:50)~小松空港(20:05)→空港バスにて自宅(21:10)


カルガリーから直行便で帰国!


今朝目覚めたら、バンフの空は雲一つない青空!今迄で一番の快晴!…何でこうなんだー (@_@;)
朝食の集合が8時だったので、20分程だったが、ホテルのすぐ横を流れているボウ川散策に出かけた。
昨夜のバンフは賑やかで、音楽や人の声が遅くまで聞こえていたが、流石に朝は静寂そのもの。

ボウ川の畔に、ゴミ箱を積んだ大きなトラックが2台、掃き掃除をしていた方が散歩中の私に気付き、
モーニングと声をかけて頂いたので、モーニングと返し、見ると若い青年である。
日本だったら、それはきっとシルバーさんのお仕事だったりするのだが、お国事情は様々だなぁ…。
世界中から登山者や観光客が集まるバンフだから、皆が気付かないところでこんな努力があったりして
少しでもゴミを残しておくと、熊さんが街にやってきたり…と言うこともあるのかも知れない。
そう言えば、何処に行ってもゴミ箱は鉄でできた頑丈な箱で蓋付き、やはり熊さん対策なのだろう。

バンフのホテルを9時に出発して、カルガリー空港には2時間ほどで到着した。

ホテルを出てすぐ、Mリーダーの言葉通り、カルガリーへと続く1号線は Mt.ランドルの裏側を走っていて
車中からではあったが、その裏側と言うか、南北に延びる姿の全貌を見て、凄い物を見たような気がした!
写真と地図を確認すると、ランドル1~ランドル7まで、7つのピークがあり、一番ピークは(2949m)
バンフの町はMt.ランドルの北側になるので、奥深さはあったが、ここまでだったとは全く想像すらできず!

到着したカルガリーはとても大きな街であった。360度見回しても周りに山は見えず平地である (^^ゞ
Mリーダーは(搭乗手続きでお世話を頂き)私達が出国審査に入るまで、ずっと見送っていてくれた。
審査が通らず、誰かが戻ってくるといけないので、しばらくはここにいますと、頼もしい言葉であった。

ところが、出国審査でひやっと冷汗 まずは全員が靴を脱がされて、裸足で進む。。。
私は帽子も脱がされて、裏表ひっくり返して、それでも足りず揺さぶってから 「OK!」
手荷物もX線もOKとなりホッとして進むと、私の前にいた K 姉さんが、何とボディーチェックを受けていた。
ボディチェックだけで終わらず、今度はレントゲン室のような(透明の)個室に入り、更に透視検査!
両手を万歳させられている K 姉さんのお腹と腕に、黄色のマークが出ていて、何やら怪しい様子 (^^ゞ
後に、それはベルトの金属が反応したものと判明し、K 姉さんはめでたく解放されたのだったが
お腹はベルトだったとして、腕の黄色いマークはいったい何だったのか??

そんなこんなで、皆でK 姉さんが来るのを待っていたら、あれっもう一人( F 氏)も出て来ない!
後に聞いたら何やら違う場所に連れて行かれ、携帯電話を出さなかったので、引っかかったのだとか。
う~ん、そう言えば彼は、パソコンも携帯電話も電子辞書も持っていたからなー。

Mリーダーは、私達がこんなことになっていたとは知らず、でもまだ空港にいるのかなぁ?
ともあれ、全員が審査をパスして、無事に飛行機に乗る事ができたのであった。
( ちなみに機内食は、現地カルガリー時間 15時頃と、22時半頃の2回出されて美味しく頂いた。 )

成田空港でも、8人一緒に歩いていたはずが、いつの間にか F 氏が消えてしまい、待つ事しばし!
これも後に聞いた話だが、飛行機の中で寝てしまい、税関申告書を持参していなかったのだとか。
その場で用紙を頂き、書いて提出してきたと言う話であった。…そうだったのかー (^^ゞ

国内線の待ち時間で、携帯のデータローミングを元に戻したところ、メールが一気に100件近く届いた!
そしてまたまた不思議なことに、気付いたら携帯の時計が日本時間に戻っていたのである。

金沢組以外は見知らぬ同士であったが、それぞれ楽しいキャラの人達と過ごした9日間。
お世話になったMリーダー、貴重なお話もいっぱいだったけど、麻雀の話であれだけ盛り上がるとは…ね!
そして縁があり一緒に旅した皆さんありがとう、何処かの山でまた会えると良いですね!(*^^*)


朝のボウ川散歩。。。



ホテル付近のボウ川は流れが穏やか



画廊で見かけた抽象画をガラス越しに撮ったら、後ろの景色の方が鮮明でコラボ画像に(^^ゞ


カルガリー空港に向かう。。。



車中からのマウントランドル(2949m)…バンフから見えていた最初のピーク



車中からのマウントランドル、7つのピークの全貌! 上の画像は、一番右のピークである。


 
いずれも車中より、バンフ近くでは面白い形の山が、他にも沢山見られた。


エアカナダ直行便で帰国の途へ。。。



エアカナダ機内からのカルガリーの街



機内から…川のように見えているのは、氷河の流れと思われる。

 

(完)


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カナディアンロッキー縦断の山旅(7日目)

2013年09月01日 | カナディアンロッキー

青い湖とテンピークスの山々が美しい…モレインレイク


2013/7/5(金)~13(土)  カナディアンロッキー縦断の山旅(9日間)


7月5日(金)…小松空港~成田空港~バンクーバー乗り継ぎエドモントン空港~エドソン(泊)
7月6日(土)…(マウントロブソン州立公園)キニーレイク周辺の往復ハイキング~ジャスパー(泊)
7月7日(日)…オパールヒルハイクとマリーンレイクのクルーズ~ジャスパー(連泊)
7月8日(月)…アイスフィールドパークウェイを氷河や湖を見ながら南下~レイクルイーズ(泊)
7月9日(火)…フェアビューマウンテン(2744m)登頂~レイクルイーズ(連泊)
7月10日(水)…アイスライン&ヨーホーレイクループハイキング~バンフ(泊)
7月11日(木)…ラーチバレーコースのモレインレイク~ミネスティマレイク往復~バンフ(連泊)
7月12日(金)~13日(土)…カルガリー空港~成田空港~小松空港(帰国)




7月11日(木) モレインレイク~ミネスティマレイク往復


ホテル(8:00)→モレインレイクP(9:20)→ロックパイル(9:30~40)→展望地(9:10~25)→
ミネスティマレイク(12:10~45)→モレインレイクP(14:30~40)→Mt.ランドル展望湖(15:50~16:05)
→ホテル(16:20)→カスケイドロックガーデン(16:45~17:00)→サプライズコーナー(17:20~35)
→ディナー(18:40~20:10)~ショッピング~ホテル(21:10)


ヒーリークリーク ハイキングが予定変更!


カナダへの出発直前、ツアー会社や山のいっちゃんさんからもご心配のコメントを頂いたのだが
今世紀最悪クラスの(今迄とは桁違いの)大洪水が、6月20日前後にカナダ西部を襲い
カルガリーで建国以来初の非常事態宣言が出され、ニュースでは住民10万人が避難したとのこと。
特にアルバータ州南部地域での被害が甚大で大きく、複数の河川が氾濫し、ボウ川も氾濫!
最終日に予定していたバンフ近くのヒーリークリークへの橋が崩れ、未だ通行止めとなっていたので
モレインレイクからのラーチバレ―コースに予定を変更、私達は再びバンフから北上となったのである。

ホテルから徒歩2~3分、マウントロイヤルホテルのレストランで朝食を済ませて、バンフ出発は8時、
朝は青空であったが、30分程走るとまたまた雨模様となり、う~ん最終日も雨かーと少々気落ち(>_<)
ところがモレインレイク到着と同時に雨はやみ、その後は青空が回復してトレッキング日和となった。

トレイルの駐車場から少し歩くと、深いブルーのモレインレイクが見えて来た。
ここから7~8分(300m)、岩のようなロックパイルまで、整備されたトレイルを歩いて撮影ポイントへ!
そこは絵はがきやガイドブックで有名な、観光客でも簡単に行ける、モレインレイクのビューポイントである。
針葉樹林の緑がアクセントになり、ターコイズブルーの湖の青と、背景にテンピークスの山々が連なり
わ~~綺麗 思わず感嘆の声を上げる程それはそれは美しく、正に絵になる光景であった。

一旦下りて湖畔から、ラーチバレ―トレイル(標高1885mから最高点2430mが目的地)へ出発!
ここはグリズリー・ベアの生活の場であり、他より遭遇率が高く、4人以上のグループでとのルールあり!
背の高い針葉樹の森を行くと、しばらく九十九折れの険しい登りで、後半はなだらかなコースとなった。

ラーチバレ―とは、森林限界のちょっと手前に広がる広場であるとのこと。
その広場に出ると、正面にはエッフェル・ピーク(3084m)と、ピナクル・マウンテン(3067m)
後方にはテンピークスの山々がズラリと並び、右手にはマウント・テンプル(3544m)のどっしりとした南壁
間近に迫るマウントテンプルは、昨日まで見ていた山と同じだとは、全く想像できない山容である。

ミネスティマレイクの湖畔で昼休憩となり、(足が限界の人もいて)私達はここから引き返す予定であった。
この先にはセンチネル・パス(2611m)、更にその先にはセンチネルパス・トレイルが伸びており
途中の休憩で一緒になった秋山さんのグループは、センチネル・パスまで行くと言うので、
目的地と湖からのトレイルが綺麗に見えていた事もあり、とても羨ましく後ろ姿を見送った(^^ゞ

下山して再びモレインレイクのそばを通ると、湖畔でゆっくり過ごす観光客で賑わっていた。
多くの登山者グループ、トレランの若者やカウボーイハットの警備(?)の方などと擦れ違い
ラーチバレ―はとても人気のトレイルであり、モレインレイクは何度も来たくなるような場所である。

センチネルパスに行かなかったので、Mリーダーから「これはおまけです!」と、気を使って頂き
バンフに戻る途中、マウントランドルが見渡せる湖に立ち寄って、まったり過ごした。

16時半頃にホテルに戻り、夕食の集合時間(18:30)までを利用して、バンフの町探検に出かける!
下調べはバッチリ(^^)v グーグルアースでも既に訪れていて、見覚えのある景色を探して
まずはカスケードロックガーデンへ、バンフアベニューの正面に聳えるカスケードマウンテンを撮りに行く。
次は片道徒歩20分、サプライズコーナーからの 「バンフ・スプリングスホテル」 を見に行った。
延泊が実現していれば、サルファー山のゴンドラにも乗る予定であったが、それは叶わず(>_<)
皆で最後のディナーの後、お土産を探してお店を回り、ホテルに戻ったのは21時過ぎであった。

7日間の行程で一番印象に残ったのは、本日のモレインレイクとラーチバレートレイルである。
中止となったサンシャインメドウにも心残りはあるが、今回の山旅では一番のお気に入りとなった。
ちなみにラーチとは落葉松、秋には落葉松が紅葉し美しい森と化す、ラーチバレ―なのだとか。
湖から出発して、氷河の残る山々を展望しながら、目的地がまた湖であると言う
カナダらしいラーチバレ―トレイルを最後に、楽しかった私達の7日間の行程は終了した。


再びレイクルイズ方面へ北上。。。


   
  バンフの宿…ブリュースターマウンテンロッジ    眼鏡橋のように見えるのは動物が渡る為の専用橋



赤のラインが今回歩いたトレイル…(Runkeeper 軌跡のデータを参考に手書き)



モレインレイク駐車場から大きく見えていた 「マウントテンプル 3544m」 の南壁


 
  整備されたロックパイルトレイル      途中で、ピカ (なきうさぎ)に出会う



息を呑む美しさの 「モレインレイク」 と テンピークスの山々


ラーチバレ―トレイルへ。。。


 
カナダの旧20ドル紙幣の図柄になっていると言うモレインレイクを、左眼下に見ながら登る!


  
樹林帯の間からチラッと見える光景を楽しむ♪


広場に出ると。。。



後方はテンピークスの山々…白いのはMt.Fay(3285m) と フェイ氷河



右手にはマウント・テンプル(3544m)…白いのはマクドナルド氷河か?



正面には、エッフェル・ピーク(3084m)と、ピナクル・マウンテン(3067m)


ミネスティマレイク湖畔で寛ぐ。。。



ミネスティマレイクと、白いピークは マウント・テンプル(3544m)



湖の上の鞍部がセンチネル・パス…湖畔から続くトレイルがしっかり見えていた。


 
  足元にやってきたラーチバレ―の住人(リス)      マウント・テンプルのろうそく岩?


テンピークスを正面に下山。。。



10山全部は見えていない…擦れ違うハイカーが多かった。


下山後、マウントランドルを見に行く。。。



ここはバンフに近い湖の休息地…湖越しのマウント・ランドル(中央左)


ラーチバレ―で出会った花たち。。。


 
シューティングスター(日本には存在しない)   ハートリーフアーニカ(ウサギギクの仲間)


       
シオガマギク属  アズマギク属   ウェスタンアネモネの花後  アルパイン・スピードウェル  カノコソウ属  


バンフの町探検!



カスケードロックガーデンより、バンフアベニューとカスケード山



小滝のように流れるボウ川と、お城のような佇まいの 「バンフスプリングスホテル」


最後のディナーは近くのレストランで。。。


 
ディナーを頂いたレストラン                 前菜のサラダ


 
 メインディッシュは エビとお肉…食後のコーヒーが特大で飲みきれず!お代り自由だと言われてもねー(^^ゞ


お土産探し。。。



観光馬車かな?


 
日本食ご用達のSEABORN 「味のブランド」…コーナーの棚には見慣れた商品が(^^ゞ
このお店の美人店員さん、実は先日、フェアビューマウンテンの下山途中で(彼女は登りで休憩中)お会いして
ちょっとだけ言葉を交わし、懐かしいだろうと思い日本から持ってきたチョコをお渡しした方でした。
お店を覗いてビックリ!この偶然にお互い、あ~っフェアビューと言う感じで盛り上がりました(*^^*)


 
日本人経営のすし屋 「杉乃家」…毛虫にクモ(@_@;) 食べたいような食べたくないような…。


コメント (4)
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