富士見岳より北アルプスを望む。。。
2012/9/9(日) 富士見岳(2817m)~乗鞍岳(3026m) 畳平より
今町P(5:30)→福光IC(5:55)→高山IC~朴の木平バス乗り場(7:15~25)~バス~畳平(8:10~25)→
富士見岳(8:45)→肩ノ小屋(9:15)→頂上小屋(10:00)→乗鞍岳山頂(10:05~25)→
頂上直下で昼休憩(10:35~11:15)→肩ノ小屋(11:45)→畳平バス乗り場(12:25~50)→
朴の木平バス乗り場(13:35)→高山IC(14:35)→福光IC(15:10)~今町P(15:55)
登り1時間半のお散歩で、3026mの山頂へ 。。。
乗鞍スカイラインはマイカー規制の為、朴の木平バス乗り場(無料駐車場)よりバスに乗り換えて出発!
到着した畳平は(標高2702m)…この数字、何と 白山山頂と同じではないか~(^^ゞ
前日までの雨予報が好転して、青空が広がり良い天気!バスの窓から朝日に輝く笠ヶ岳が美しかった。
畳平から、まずはコース上にある富士見岳を目指す!ここで一風変わったスタイルのおじさんに遭遇 (^^ゞ
あれ?何処で滑るのやら?スキーを担いでいて、今から滑りに行くと言うのである。
後に山頂直下の雪渓で滑るおじさんを発見、帰りに再度確認したら、スキーヤーが4~5人に増えていた。
富士見岳への登りの途中では、何度も後ろを振り返った!
山々に囲まれた緑色の広い大地、赤い屋根の建物と青い鶴ヶ池が見える光景がとても絵になる。
ちょっとだけ見えていた槍ヶ岳の頭が、高度を上げる度に徐々に大きく顔を出してくる様も楽しい ♪
富士見岳では雲上の北アルプス、槍ヶ岳~穂高連峰までが望め、そして雲上の八ヶ岳連峰も…。
つい2週間前に、奥穂高岳から見ていた乗鞍岳に、今は立っているんだと思うと、とても感慨深い。
眺望を楽しんでいる間に、雲がどんどん上がってきており、槍が隠れそうだと慌てて集合写真を撮った。
富士見岳からは一旦車道のような道を通り、肩ノ小屋裏手の剣ヶ峰口から本格的な登りに入る!
登り始めて間もなく 「足元と熊にはご注意!」と書かれた看板があり、とても印象的だったのだが、
森林限界を超えた、こんなに見通しの良い場所にも熊が出没しているのか?何だか不思議だった。
ガスの流れはとても速い!山頂を隠したり見せたり、山頂に着いた頃には朝の眺望は雲の中だったが
山頂から、登って来た直下や権現池を見下ろす間近な光景なども、なかなか良かった。
山頂には「 乗鞍本宮 」 と書かれた大きなお社と鳥居があり、中には男性の神主さんがおられた。
手軽に登れる100名山である為か、外人さんの登山者率は全体の10%以上で富士山並みだ!
山頂でもお気軽な外人さんと集合写真を撮り合って、「サンキュー」と言ったら「ありがとう」と返って来た (^^ゞ
標高2702mからスタート!と言う山は、日本では他にないのでは??あるのかな??
外人さんも多かったが、自転車やトレランの若者もいて、いつもとは全く違う雰囲気の山行であった。
さて乗鞍岳、今回は富士見岳と剣ヶ峰の頂上を踏んだのだが、この2座を除いても
手元の地形図では、少し足を延ばせば登れそうな、いずれも高山の山々で囲まれているのである。
乗鞍スカイラインから順番に、猫岳(2561m)・四ツ岳(2745m)・烏帽子岳(2692m)・大丹生岳(2698m)
大黒岳(2772m)・恵比寿岳(2831m)・里見岳(2824m)・魔利支天岳(標高??)・朝日岳(2976m)
屏風岳(2968m)・大日岳 奥ノ院(標高??)・高天ヶ原(2829m)…そして池の数も多い。
鶴ヶ池・亀ヶ池・不消ヶ池・五ノ池・権現池…バスの時間などもあり急いで帰ってきてしまったのだが
もしもこれらの山に登山道などがあれば、小屋などに泊まって、山巡り池巡りなども面白いと思った。
現地の案内看板では、大黒岳・富士見岳・魔王岳はOKだったが、立入禁止や登山禁止などの言葉が目立つ。
ううう…そうだったんだぁ、やっぱり自然保護は大切だ!
まずは富士見岳を目指す!
朴の木平バス停 乗鞍岳バス停(畳平)
鶴ヶ池を右手に見ながら富士見岳へ、岩ゴロゴロの登山道だけど後ろの眺望が素晴らしい!
富士見岳からの眺望!
槍ヶ岳・奥穂高岳・前穂高岳・ジャンダルム・西穂高岳…笠ヶ岳も見えていた。
眼下にはバスターミナルのある畳平と鶴ヶ池
富士見岳より乗鞍岳剣ヶ峰
一旦車道を歩いて。。。
肩ノ小屋裏手からが剣ヶ峰口
熊手が熊にはご注意と言っている。 正面に剣ヶ峰が見えて来た。
登り左優先、下り右優先! 右眼下には権現池
頂上小屋から山頂はすぐ! 神社の裏手に到着です!
山頂は外人団体さんでいっぱいだった。
乗鞍本宮…どっちから読む? 大日岳(奥ノ院)と屏風岳
鳥居と鳥居から眼下の眺望は、権現池と歩いてきた登山道が一望!
再び肩ノ小屋に戻って、ソフトクリームタイム
階段を下りて、お花畑経由で帰ります。
花の見頃は過ぎたようだったが、トウヤクリンドウは花盛りだった。
立ち入り禁止の焼岳南峰と、直下で寛ぐ人たち
2012/08/24(金)25(土)26(日) 断崖絶壁!されど憧れのジャンダルム!
上高地 涸沢より
涸沢~穂高山荘(1日目)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-ジャンダルムまで)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-天狗のコルまで)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-西穂山荘まで)
西穂山荘~焼岳(3日目)
西穂山荘(6:00)→西穂・焼岳分岐(6:10)→焼岳小屋(8:10)→焼岳(10:40~50)→中の湯登山口(13:10)
平湯P~平湯の森お風呂(~15:15)→高山IC(16:15)→金沢森本IC(17:25)→観法寺P(17:30)
焼岳経由で中の湯温泉へ下山。。。
昨夜はまたまた眠れぬ時間を過ごし、早めに起きて外に出て見ると満点の星空!
丸山辺りまで登らないとご来光は拝めないのだが、山荘からでも朝焼けは美しく、笠ヶ岳も綺麗に望めた。
今日は焼岳経由で下山のみ!いつもより時間も余裕なので山荘で朝ご飯を頂く。
焼岳には、中の湯温泉からピストンで一度登っているのだが、西穂山荘からのルートは始めてであった。
昨日までの緊張した岩稜歩きと比較すると、普通の登山道であることが何だかホッとしたが
思ったよりロングコースで、樹林帯の為ヌカルミも多く、足元の笹原は朝露で濡れていた。
細かいアップダウンありで、山頂を巻くような箇所もあり、どちらかと言うと裏街道的な歩き辛い登山道であった。
それでも、岩稜ではなく普通の登山道を歩く感触が、久しぶりのような気がして嬉しかった ♪
焼岳小屋で一息ついて、登り10分で焼岳展望台へ。
焼岳展望台からは、焼岳を目の前にして360度の眺望、お花畑ありの気持ちのよい登りが続く。
途中で何ヶ所か見られた穴のような所からは白い煙が上がり、手をかざすと温かく硫黄臭がしていた!
中の湯からと西穂山荘側からの交差点、焼岳山頂直下にザックをデポして、一応山頂を踏んだ。
次々現れる団体さんなどで山頂直下が混んでいたのと、メンバー全員が焼岳は過去に登っている事もあり、
ロープウェイで新穂高に短距離楽ちん下山も出来たので、やはり焼岳はおまけ気分が強かったのか?
山頂を踏まずに下山と言う話も出たが、後ちょっとの事なので「一応」などと、贅沢な気分だったのである。
焼岳からの下山では途中で昼休憩を取って、13時10分頃、中の湯温泉登山口に下山できた。
登山口(下山口)までタクシーが迎えに来てくれたので、平湯の森でゆっくり入浴後、帰途に就いた。
金沢までの長い車中は、疲れて眠ってしまうんじゃないか?運転手さんには悪いけど…と思っていたのだったが
まだまだ岩稜歩きの興奮は覚めず、ずっと金沢まで楽しい会話は続いたのである。(^^)v
3日間を振り返ると、やはり一番に思い浮かぶのは、間近で見たジャンダルムと、その頂上に立った瞬間だ!
憧れのあのジャンダルムに立てたこと自体、私には夢のようであった。
適切で頼もしかったリーダー、体力、技術力ともに優れたメンバーが一緒だった事で
今回私にも勇気が宿り、無事に通過、そして無事に下山でき、メンバーの皆さんには心から感謝している。
星空と朝焼けが美しかった。
(4:35) 穂高山荘の朝 (4:54)
(5:44)小屋の食堂の窓から笠ヶ岳 小屋前で出発の1枚
西穂高岳、焼岳分岐…西穂に行くより焼岳の方が、距離で言うとかなり遠いのである。(^^ゞ
そして右画像は、途中で木々の間に見えた穂高連峰…やや逆光だが奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳
先ほどまでいた西穂山荘の赤い屋根も確認できた。
3日間ずっと一緒だった笠ヶ岳 焼岳も見えてきた!
樹林帯を抜けて 焼岳小屋で一息 。。。
焼岳小屋でペットボトルのオレンジジュースを買ったのだが、この暑さのせいで水が蒸発したのか?
5センチほど浸かっていたのみ!冷たさを期待していたのだが、やはり生温くてガックリ…
右画像は焼岳(標高2455m)への登山口にあった看板で、上高地の名所と言うだけあって
この後登った焼岳は、前回と同じで相変わらず大勢の人で賑わっていた。
リンドウ コケモモの実
展望台からの焼岳
振り返ると歩いた稜線が…
西穂山荘からあの樹林帯を通り、前日に奥穂、西穂から望めた焼岳にやって来たのだ!
やはり山は10時の原則か?雲が湧いてきて、この時見えていた槍の穂先はすぐに隠れてしまった。
焼岳北峰の肩についた。
人が集まって見える箇所は、岩場の一方通行で常に混みあっている。
煙の上がる噴火口 山頂の賑わい
山頂看板 エメラルドグリーン
立ち入り禁止の南峰
そして下山。。。
焼岳を振り返る!…右画像は昼休憩を取った唯一の大きな広場から、名残り惜しく焼岳を撮った。
下山口で待っていてくれた、2日前のタクシー運転手さんと再会♪ …右画像は中の湯からの登山口である。
今回の穂高縦走は、奥穂側から4名 ( I さん、Sさん、Mさん、私)、そして同日に西穂側から1名 (O さん)
私達2組が下山の日、新穂高温泉から槍ヶ岳入りして、キレット経由で奥穂入り、
そして同コースを辿って、西穂山荘からロープウェイで下山した別のグループ (Yさん、Kさん、Nさん、Mさん)
考えて見れば、3組目の皆さんは、労少年さんと同じツワモノコースを歩いているのである。
そして後日、この3組9名の仲間(仕事で一人欠席で8名)で、ジャンダルム打ち上げ会を開催!
皆で撮った写真を持ち寄り、プロジェクターの演出によりスライドショーをして大いに盛り上がった!
北海道でなく北陸の方であれば、労少年さんにも是非とも声をお掛けしたいところであったのだが。(@_@)
穂高縦走<完>
<メンバーのブログ紹介> …ジャンダルム縦走の様子が、より リアルな解説です!
一度きりの人生楽しんで行こう! (Sさんブログ) 好山病日記 (Mさんブログ)
そして画像でお世話なった老少年さんHP 「 やま旅、はな旅、北海道 」 はこちら へ。。。
11個の峰がある 西穂高岳から独標まで。。。
2012/08/24(金)25(土)26(日) 断崖絶壁!されど憧れのジャンダルム!
上高地 涸沢より
涸沢~穂高山荘(1日目)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-ジャンダルムまで)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-天狗のコルまで)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-西穂山荘まで)
西穂山荘~焼岳(3日目)
天狗の頭、間ノ岳、まだこれから。。。
天狗のコルの垂直登りの後は、しばらく普通の登山道で、後ろを振り返る余裕もある。
槍の穂先があんなに小さくなってきた!…(10:20)この後、穂先はガスに巻かれてしまった。
天狗の頭付近は、赤い岩だった!
(左)目の前のピークを超える!…ピーク直前の私の後ろは、ガスで真っ白に!(右画像はSさん撮影)
(左)そしてピークは天狗の頭だった!…(右)天狗の頭を下山している私とMさん(画像はSさん撮影)
この後、逆層スラブ 。。。
(左画像Mさん撮影)…考えてみれば、ここからが逆層スラブの始まりだったかも!
前方の岩は滑りそうだったが、「 鎖はボルトが緩んでいる 」 と書かれていたので、触らないように慎重に通過。
そして右画像の位置へ!ここからは鎖に頼って、逆層スラブを下りて行く!(右はSさん撮影)
3人とも、スイスイすい~っと下りて行ったが、私はこの標高ゆえ慎重に…(^^ゞ
鎖があったのは上の方だけ、下り切ってから逆層スラブを撮る!…労少年さんも下りて来た。
間もなく、ガスの中に斜塔が現れる 。。。
手前の小ピークを超えるとガスが切れて斜塔がクッキリ…でもまさか、この尖りは超えないでしょ??
何処かに巻道があるのでは?私の願い空しく、リーダーはこの尖りを超えると言う (>_<)
良く見たら、丸と ↑ が尖りの先の先まで続いていた!
(右画像は労少年さんHPより)…斜塔への最後の登り、鎖のある岩に取りつく4人の姿。
先に登ったSさんが上から撮った画像!ガスっていて良かった(^^ゞ 右手側はヤバイ程切れている!
登ってみたら、斜塔の正体は間ノ岳だった!
この尖りじゃ無理もない!看板設置は無しで、岩にペンキで 「間ノ岳」 と書かれているのみ!
奥穂高岳方面は濃いガスで何も見えない…今頃O さんはどの辺りだろう?と、ふっと心配になった。
後日聞いた話では、ジャンダルムからの眺望は全く無かったらしい!(…無言)
間ノ岳山頂から西穂高岳方面…西穂に立つ人が見えており、射程距離に入って何となく嬉しかった
間ノ岳直下で、まったり昼休憩!
間ノ岳から若干下る! 振り返って間ノ岳…鉄分を含んだ赤い岩だ!
偶然座った場所に平らなテーブル岩あり!昼休憩&コーヒー、もうすぐ行くからね!西穂と乾杯!
ここで過ごした約40分間と温かい珈琲は、本当に緊張をほぐしてくれた!しかも本格的な珈琲の味。。。
登った以上に下りたかも?
浮き石が多かった間ノ岳からの下り。。。(画像2枚はMさん撮影)
赤く見えるピークが間ノ岳で、これ全部下った何て信じられないくらいだ!(Sさん撮影画像を一部拡大)
さて、前を向いて進みます。。。
(左)さて前を向いて、まだまだピークが待っている!西側のガスも一段と迫って来ており
(右)同時に後ろを撮ったら、奥穂方面はこんな事になっていた (^^ゞ
近付いたら稜線が見えて来た!
(左画像は I さん撮影)…ここを下りたら、眼下正面にまた尖り岩!でも良かった、ここは巻いて行くみたいで。
巻き道にはしっかりと鎖が…一番安定した岩で、この2枚はSさんが撮ってくれた。
何気に撮ったこの一枚!
西穂攻略を目の前にして、何気に後ろが気になって撮ったのだが、手前の赤いのが荒々しい間ノ岳
ほとんどガスなので分かり辛いが、ここからだと槍のように尖りに見えているのが奥穂高岳か?
そして半分ガスだが、その左の一番ピークに見えている丸い形はジャンダルムだ!
画像を拡大してみたら、人が一人立っているのが確認できたので、間違いないだろう。
西穂高岳が目の前!
急に緑色が増えて来た(^^♪ …足元にはハイマツも。
西穂高岳山頂!(2909m)…ここまで4人が無事に来れたと言う安ど感で、
西穂高岳山頂はジャンダルムに立てた瞬間の次に嬉しかった。…右画像は山頂から独標を見下ろす!
次に目指すピラミットピーク 久々に花…イワベンケイ(花後の赤い実)
ピラミッドピークから西穂、奥穂方面…ガスが晴れて若干青空が戻っていた。
どっぴょう 。。。
ずっと賑わっていた独標も、皆さん下山したようで到着したら静かだった。
東京から来たと言うカップルとの貸し切りで、お互いに写真を撮りあったのだが、逆光でボツ (>_<)
明日は焼岳に行くのだとか、焼岳でまた会いましょうと言って別れた。
ちなみにここの登り、崩れたとかで前回と全く違う雰囲気で、異様にガッチリ補強されていた。
後は楽しい散歩道 。。。
ヘルメットを脱いで頭も楽ちん。(画像はSさん) 西穂丸山をチラ見で通り過ぎる!
ケルンで振り返る。 西穂山荘…ロープウェイ効果で人気だ!
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳~焼岳縦走 (3日目)へ続く…。
<メンバーのブログ紹介> …ジャンダルム縦走の様子が、より リアルな解説です!
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2012/08/24(金)25(土)26(日) 断崖絶壁!されど憧れのジャンダルム!
上高地 涸沢より
涸沢~穂高山荘(1日目)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-ジャンダルムまで)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-天狗のコルまで)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-西穂山荘まで)
西穂山荘~焼岳(3日目)
ありがとう さよなら…ジャンダルムから下山開始!
ジャンダルムから下山方向、西穂高岳、焼岳、乗鞍岳、そして御嶽山も見えている。
まずは一旦肩に下りてから、目の前に立ちはだかる岩稜を、大きく下ります!
西穂側から見るジャンダルムは、余りカッコ良くないかも? (^^ゞ…でもお陰で登りやすい。
その代わり、両肩越しに見えている槍ヶ岳と奥穂高岳が、一段と引き立って美しい。
ピーク付近は岩稜の急登&急下り! 。。。(画像2枚はMさん撮影)
30分程下ってきたら、西穂までの稜線がより鮮明になった!…予想より頭数多過ぎ (^^ゞ
西穂高岳方面を見ながら、この先の長い工程に思いを馳せる。
ジャンダルム(3163m)・天狗の頭(2909m)・間ノ岳(2907m)・西穂高岳(2908.6m)…焼岳へと稜線は続く!
9時頃から徐々に雲が上がって来た!
スッキリ見えていた笠ヶ岳にも… 直ぐそこにも迫って来た!
そして振り返ると…
若干雲に隠れてしまったピークから、ここを下りて来た!ここって何処だ~?中央辺りかな?
女性必見!足場が無かったのはここ!
左は下りる前の画像、左岩側に短い鎖があったのだが、この鎖は使わない方が良かったようだ!
理由としては、下りてからの右画像、黄色い↑ が斜め左になっていて、その先に白丸&黄色丸と、左へ誘導。
つまり、鎖を伝って壁側から平らな岩を下りた為に、1、2ヶ所(足が短くて私だけ)足場に苦労したのだ (^^ゞ
上から見た限り、奥は崖っぷちで危険に見え、丸印も見えないので、まず鎖に取りつくのが普通だが
下から見ると、その真実がハッキリと分かり、左の方がデコボコで足場の確保も容易だったようだ。
画像に移っているのは、ここですれ違った方達であるが、西穂側からの登りの人は左に巻いて行き、
奥穂側からの下りの人は、今から右壁側を下りようとしているのが見えた。(でも男性だから大丈夫そう。)
右手側が切り立った箇所で、西穂側から来た6人パーティーとすれ違ったのだが、皆さんロープで結ばれていた。
ガイド登山となると、こう言う形になるようだったが、私には逆に怖い気がしたのだった (>_<)
左画像の左端、黄色のシャツが私でその後ろがMさん…(前を行くSさんの撮影だ。)
そしてまた、後ろ向き必須の急下り!…(右画像はMさん撮影)
(左はSさん撮影)急下りを終えた後は、両端が切り立った岩の細尾根…決して余裕のポーズではありません!
岩が左斜めに傾いていたので、綱渡りの心境でしょうか?両手でバランスを取ったつもり (^^ゞ でもカメラ目線。
あっ、私達の後ろに労少年さん発見!先ほど下って来た岩を、やはり後ろ向きで下りています。
(右画像は労少年さんHPより)…中央に見える黄色の⇔の上に、ちょうどMさんが立っているのだが、
労少年さんの感想がまた面白い…「先に行った4人の内の一人は、黄色いマークの上を、ヒェーと言って駆けた」
それって、Mさん以外考えられないんだけど…(^^ゞ
天狗のコル手前で、O さんに遭遇 。。。
ちっちゃくし過ぎて点になったけど、中央左辺りに赤ヘルのO さんを発見!…(左画像はMさん撮影)
(右)出会いの記念写真は、老少年さんに撮って頂きました。この節はありがとうございました。
そして、ここが天狗のコルだ!
ロープで繋がった4人パーティーの、一番上から大きな声が聞こえていて、真剣な様子だった!
難儀しているガイド登山のパーティー、そして一歩前を歩いていた青年が、待ち切れずに横を登って行く!
天狗のコルは三叉路 。。。
天狗のコルは三叉路でもあるようだ。4人のパーティーがやっと下りてきたので、さてと思っていたら
上から下を覗くおじさん発見!リーダーがお先にどうぞと譲ったのだが、あっという間に下りて来られた!
しかも 「こんなところは簡単ですよ!」 と、余裕の笑顔で、ここから岳沢に下山するのだとか。
日に焼けて、白髪交じりの白髭がとても似合っていたが、かなりの年配者だった。
あの軽やかな足取りは普通じゃない!もしやこの辺りに住む天狗だったのか~?(^^ゞ
(右画像は上からSさん撮影)…私達に続いて、労少年さんが岩に取りつこうとしている姿が見える。
そしてピタッと後ろで、私の足場を見守ってくれていたMさん…ありがとう (@_@。。。
そしてこれが、天狗のコルを軽快?に登る私達4人の雄姿 (^^ゞ
(労少年さんHPより) …この画像を撮って下さった労少年さんに改めて感謝したい。
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳~焼岳縦走 (2日目-西穂山荘まで)へ続く…。
<メンバーのブログ紹介> …ジャンダルム縦走の様子が、より リアルな解説です!
一度きりの人生楽しんで行こう! (Sさんブログ) 好山病日記 (Mさんブログ)
そして画像でお世話なった老少年さんHP 「 やま旅、はな旅、北海道 」 はこちら へ。。。
間近で撮ったジャンダルムのベストショット!…バックは笠ヶ岳
2012/08/24(金)25(土)26(日) 断崖絶壁!されど憧れのジャンダルム!
上高地 涸沢より
涸沢~穂高山荘(1日目)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-ジャンダルムまで)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-天狗のコルまで)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-西穂山荘まで)
西穂山荘~焼岳(3日目)
穂高岳山荘(5:00)→奥穂高岳(5:50~6:20)→ジャンダルム(8:00~25)→天狗のコル(10:00~15)→
天狗岳(10:35)→間ノ岳(11:50~12:40)→西穂高岳(14:00~15)→西穂独標(15:40~55)→西穂山荘(16:55)
3日間の縦走となると、最低限のものは持参したいので、どんなに工夫してもザックは日帰りより重くなる。
今回は出発時に自宅で量ったら 「9.7kg 」 あり、いつもの縦走より若干重いのはヘルメットを入れたからだろう。
実は眠れなかった事もあり、夜中の2時過ぎに更衣室(未使用の広い部屋)に行き
お腹も空いたので着替えるついでに、ザックを少しでも軽くしようと、早めの朝ごはんを一人で食べた(^^ゞ
奥穂高山頂で朝食の予定であったが、水は最低でも、500ml 3本と思っていたので、それは減らせず…。
8月に入ってから、9k近くを背負った縦走を何度か繰り返していたので、少しは慣れもあったが
今回の岩稜ではバランスを崩したらアウトなので、このザックの重さが一番負担に感じていた。
難所!馬ノ背を超えてジャンダルムへ!
山荘から、早朝の西空がオレンジ色に焼けて綺麗だった!日の出時刻は5:20分予想だったので、
途中でご来光かも?と、待たずに予定通り5時に出発したが、ちょうど奥穂の岩陰となり瞬間は拝めず…(*_*;
西側は雲が多めだったので、昨秋に見たようなご来光やモルゲンロートではなかったようだ。
それでも昨夕の大雨で空気も澄み、朝の眺望は素晴らしく、途中では遠くに白山や富士山も望めた。
奥穂高岳山頂で朝食後、ベテランリーダーを先頭に、私は4人中3番目を歩かせて貰いヘルメット装着で出発!
出足の馬ノ背では、掴む岩を見極めながら3点支持で、ひたすら通り抜けることだけを考えていたことと
前後から見守られ、足が届き手で掴める岩があれば、特に怖いと考えることなく通過できてしまった。
難所と言われている馬ノ背を通り過ぎて、振り返ると岩に白いペンキで 「↑ウマノセ」 と書かれており
振り返って岩稜を見上げた時に、わ~凄いところを歩いたんだなーと言う実感が、じわっと湧くのである!
そして、一つクリアでまたまた次の岩稜への挑戦!この繰り返しで自分なりのリズムが出てきて
先頭2人が行ったから大丈夫!次は私で、後方を守ってくれている人がいて、と思うと安心できた。
ロバの耳の取りつきでも、まずは何処から?と上を見上げて最初の一歩を考えるのだが、
怖いと言う先入観を持たなかったので、気持ちはとても楽に登れたような気がする。
ロバの耳をクリアーしてジャンダルムの肩のような所から、一旦西穂側にまぁるく回るのだが、足幅が狭い。
油断しがちな場所なので滑ったらアウト!ザックや頭が岩に当たって押されないように、気を使って歩いた。
こう言った箇所のトラバースは小柄な私にはやや有利、逆に背が高かったり大柄だったりすると不利かも?
そしてここからわずかな登りで、憧れのジャンダルム山頂に立てた!
怖いと言えば、皆さんはスイスイと登り下りしているのに、私の短い足が届かない箇所があった事!
天狗のコルへ下る途中の滑り台のような岩場、ここには鎖もなく何処を探っても私の足が届かない(>_<)
ほんの1cmでも良いから、引っかかりがあれば何とかなったんだけど、手の位置と離れすぎていた。
そんな時は、後ろのMさんからアドバイスを貰い、前からも足場の指示を頂き、何とか乗り越えることが出来た。
これが低い岩場だったら、多少スルッとなっても平気なのだが、ここでは一瞬の失敗が命取り!
急登、急下りでは浮き石などを踏んで落石を起こさないか?頼って掴んだ岩は体重をかけても安定しているのか?
実際に見た目では大き岩なので安定していそうでも、グラグラっとなった岩は多くあり、
そんな岩を踏んだら半体重で次に移ったり、手で掴む場合も感触をしっかり確認してから体重をかけるなど
その辺の駆け引きではかなり慎重になったが、意外と高所だと言う恐怖感は少なく
今回の岩場歩きの為に新調した靴も頼りになったし、危険地帯では無風に近くお天気も味方してくれたようだ。
前を歩くSさんは足が長いので、同じ岩を頼って同じように行こうとしても無理な場合があり、
あっ!こっちなら行けそう…とか、とっさの判断と自分の感も大事、後ろからのアドバイスなども有難く
一つ隣の岩に足をかけるなどして、自分が登りやすく掴みやすい岩を探りながら、と言うのが一番大事。
ほとんど垂直で壁と言うに相応しい、そんな箇所もあったので、荷物と体重を同時に引き上げる腕の力も必要!
遠い昔だが、中学高校とテニス部だったので腕相撲は意外と強かったのだが、長年のサボりで今は貧弱(^^ゞ
楽に登れたらもっと楽しめたのだろうと思うと、今更ながらジムにでも行って鍛えようかという気になった。
天狗のコルの少し手前で、同日に逆コースで西穂山荘を出発したO さんと遭遇!
単独行となったので心配していたが、「岩場はもう慣れたよ」と苦笑いをしていたので、ちょっと安心した。
5人で出会いの記念写真を撮ってしばし休憩後、お互いの無事を祈ってそれぞれ反対方向に進んだ。
そして天狗のコル、ここではお互いの体をザイルに繋がれた4人組がなかなか下りられず、待つ事15分程。
その前から取りついていたようなので、かなりの時間をかけて苦労して下りて来たようであった。
私には鎖の位置と足がかりが合わず、最初の一歩だけは「はて?」と考えたが、ここは2~3分で登れた。
天狗のコルの垂直な岩は、西穂方面から下るより、奥穂方面から登る方が容易だったようである。
間ノ岳手前の逆層スラブと言う危険地帯は、タイルのようにツルツルの岩が斜め下向きに幾重にも重なっていた。
こう言う個所には(一部)鎖があったのだが、もしも岩が濡れていれば、かなりの難所となるだろう。
間ノ岳の山頂付近では、ここで帰らざる人となった方達への花束が添えられた個所があり
皆で合掌して通り過ぎ、「 まだまだ気を抜かないように引き締めて!」と、改めてリーダー指示が来たのである。
間ノ岳直下で昼休憩とし、Sさんの自家焙煎珈琲登場!この縦走3度目のコーヒータイムとなった。
一番の危険地帯は過ぎたのかな?と思った事もあり、ここでのコーヒーは本当にホッと一息 ( ^^) _U~~
これから向かう西穂高岳方面を眼下に見下ろしながら、甘い「えいようかん」を分けあっておつまみに…。
ここで飲んだコーヒーの味は、もう二度と味わえないんじゃない?って思うくらいに美味しく感じた。
間ノ岳付近は浮き石が多く、ここからの下りで、強風が吹いただけでも小石が転がりそうな個所があった。
天狗のコル手前から間ノ岳を通過するまでの間は、逆コースの方達とちょうど擦れ違う場所(時間帯)になるので
幅がある場合でも、すれ違いなどで若干でもコースを外れると、たちまち落石になってしまうことを肌で実感した。
後日Oさんに聞いた話でも、ここで先を行くご夫婦が進路を間違えて戻ろうとした時、凄い落石を起こしたらしい。
落石は谷側に落ちたので問題はなかったらしいが、一番怖いのが落石だと言う事が、私の感想と一致している。
もう一つ O さんは、奥穂高岳の下りで上からストックが落ちて来て驚いたと言っていた。
岩場の急下りでのストック使用は、本人にとっても逆に危険、使わない配慮は常識のように思うのだが。
こうして斜塔のような尖りの岩山を何度も乗り越えて、西穂高岳山頂に立てて、全員がホッとした思いであった。
西穂高岳から西穂山荘までは、まだまだ気を抜けない岩稜のアップダウンが待っているのだが
一度歩いているので気分的にも楽であり、後少しだから気を抜かないで頑張ろうと、新たに皆で励ましあった。
独標を超えれば後は散歩道のようなもの、独標から少し下って安全地帯に出てから、ヘルメットを外した!
山荘泊まりの為、途中の休憩ものんびりで、リーダーがメリハリのある歩きをして下さったので、
怖い箇所あり、楽しい場面ありで、岩で右膝を2回打った以外は足の調子も良く、順調に西穂山荘に辿り着いた。
そしてビール!ビール!…西穂山荘では、無事に縦走できた事を祝って、まずは生ビール で乾杯!
山でも家でもビールは飲まない人だったが、何故か今夏からビールに目覚めた私である (*^^*)
明日の3日目は、焼岳経由で中の湯温泉に下りる予定だが、もうおまけの登山みたいなもの!
食事まで時間があったので、またまたSさんの自家焙煎コーヒータイムでゆるりと過ごす!
美味しい匂いに釣られて、話しかけてきた新潟の団体さんや、仲間たちと暗くなるまで外で談笑した。
そして今宵はぐっすり眠るつもりが…デリケートな私は例のあれでほとんど眠れず (>_<)
ちなみに西穂山荘は土曜の為メッチャ混みで、お布団は2人で1枚、ザックは外のザック置き場に置いた。
私は壁にピタッとくっついて寝たのだが、今何時だろう?と、夜中に時計ばかり、20回程見た気がする。
美しい早朝の光景を見ながら奥穂高岳に立つ!
早朝5時の朝焼けと雲海 モルゲンロート始まる。
槍ヶ岳もピンクに…涸沢岳でご来光を迎えている人たちが見える。
(5:20)ご来光 南アルプスの向こうに富士山
奥穂高岳が赤く染まった。
ジャンダルムと笠ヶ岳にも陽が射し始め、陰奥穂高岳が見える幻想的な夜明け。
ご来光はジッと待ちながら迎えるものと思っていたが、高度を上げながら目に移る光景も変わりつつ…
と言うのもなかなか面白かった。
焼岳、乗鞍岳の雲海 奥穂高岳の山頂祠と
いよいよジャンダルムへ出撃 。。。
ここからの画像には、メンバーが撮影された画像(私が写っている画像は全て)と、
一部 ( 老少年さんHP ) の画像も、2日目の報告で使わせて頂きました。ありがとうございます。
老少年さんは、間ノ岳まで私達の後ろを歩いておられた方で、後に偶然見つけて頂きメールで交流中です。
なかなかのツワモノ登山家さんで、報告の画像も綺麗で素晴らしいです。(もしや一眼?)
西穂方面へGO! 見通し良好!
何処をどう歩くのか?直前まで想像つかず…ちょうど中央ピークに赤いザックの先行者が見えた。
馬ノ背以外でも馬ノ背のようなナイフリッジばかり…
合成のような本当の写真(^^ゞ … (2枚の画像はいずれもMさん撮影) … この辺りからが馬ノ背?
急下りはザックがあるので後ろ向きが安全!…赤ザックの人が、あの辺りでずっと苦戦していた!
苦戦の原因はここ!岩に抱きつくように下りるようにと指示が来た。(画像2枚はMさん撮影)
指示通りの動作で…偶然にも後ろから前から迫力画像を撮って頂く(^^ゞ (左)Mさん撮影 (右)Sさん撮影。
ナイフリッジ馬ノ背通過!…偶然にも後ろに老少年さんが写っていた!(良い画像だ!Sさん撮影)
馬ノ背を終えてホッとしている間に、数歩先を行く笑顔の2人。
ここは左に回れば楽そうだったけど、積み木崩しのような岩だった!面倒でも 白O を忠実に登る事!
お二人さんもちゃんと 白O印超えしてます(^^ゞ
そして上の画像を乗り越えた眼下には、奥穂側からの美しいジャンダルムが、ドンと目の前だった!
ちょうどカメラに収まって良い感じ。
時間は7時頃だったのでまだ雲は低く、ここでしばし360度の眺望を楽しむ
一旦急降下で、いよいよロバの耳攻略!
先行の赤いザックさんは、もはや壁と格闘中!リーダーはしっかりコースを見極めています。
ロバの耳は、真下から見上げると手強そうだ!いや手強かった(^^ゞ
上の画像と比較したら、何となく場所が分かるかも?
滑り落ちそうでここの鎖は有難かったが、全てを鎖に頼ってはいけない。 (右画像はMさん撮影)
ここからしばらく水平移動…鎖があったのでより安心だったけど、足幅も十分あった。(画像2枚はMさん撮影)
後ろから、なぁんだここ鎖が無くても楽勝って聞こえたような(^^ゞ…Mさんはずっ~と余裕だったなぁ。
ここの登り、画像の方が怖いかも(>_<)
上の画像で、水平道の突き当たりがここだ!手前の大岩を乗り越えて、白い ↑ に取りついた!
画像の左上にリーダーの緑色のザックが見えるので、同じように登った事になるが、記憶にない(^^ゞ
↑ の岩に抱きついて右側から垂直登りをしたようだ! う~ん我ながら凄すぎる! (右はMさん撮影)
登りきって、今度は壁を急降下!
一段とジャンダルムに近付く!右は下りてから見上げた画像…ここは鎖と幅もあるので安全だった。
そしてジャンダルムの肩に登る!
この画像は 「 老少年さんのHP 」 から頂きました!ありがとうございます。
私達4人が、ジャンダルムの肩に上がった瞬間を撮って頂いたものです。
ここから西穂側へ巻く。 スリリングな箇所を、まぁるく回って(Sさん撮影)
最後の登り!ここにも鎖があったけどいらない感じ、けっこう岩がしっかりしていて登りやすかった。
足元に 「ジャン」の文字…(左画像Mさん撮影)…そして登頂の瞬間!喜びの笑顔 (^^♪ …( I さん撮影)
一歩先に到着の2人は影しか写っていないけど、一緒に到着を喜んで笑顔です!
ジャンから望む槍ヶ岳と、最初は貸切りだったので、タイマーで撮った皆んなの笑顔 (^^♪
ジャンダルム山頂から200度くらいの眺望!
クリックで少々拡大。
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳~焼岳縦走 (2日目-天狗のコルまで)へ続く…。
<メンバーのブログ紹介> …ジャンダルム縦走の様子が、より リアルな解説です!
一度きりの人生楽しんで行こう! (Sさんブログ) 好山病日記 (Mさんブログ)
そして画像でお世話なった老少年さんHP 「 やま旅、はな旅、北海道 」 はこちら へ。。。
涸沢小屋から眼下に見えていた、涸沢ヒュッテとテント群
2012/08/24(金)25(土)26(日) 断崖絶壁!されど憧れのジャンダルム!
上高地 涸沢より
昨年の10月、クラブの同期生3人で涸沢から北穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳と、穂高三山を歩いている。
昨年の紅葉はハズレであったが、涸沢ヒュッテで見た光のショーとも言えるモルゲンロートは最高に美しかった!
北穂高岳~唐沢岳までの岩稜ルートは、天気は良かったが強風で、直前に降った雪が岩間に残っていたのは予想外!
岩が雨で濡れている状態よりも更に最悪で、足場がツルツル滑るので一瞬も気を抜けず、緊張の連続であった。
そんな中、奥穂高岳山頂から間近に見えていたジャンダルム、そのピークに立つ人達を見ていたら
今回の厳しかった岩稜を通り抜けて来たのだから、もしかして自分たちもジャンダルムまで行けるんじゃないか?
という気になってしまい、後日、「来年の夏に行こう!」 と言う話で盛り上がったのである (^^ゞ
そして計画は順調であったが、直前になってある問題が発生!
奥穂高岳~西穂高岳に抜けるのか?その逆コースか?…で意見が分かれてしまったのだが
どちらにしても自分の命がかかっている危険なコースなので、イメージ通りに歩く為、二手に分かれたのである。
私は奥穂から西穂組、新たに剱岳も日帰りしてしまう健脚の若者2人が加わって、4人で臨むことになった。
涸沢~穂高山荘(1日目)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-ジャンダルムまで)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-天狗のコルまで)
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳(2日目-西穂山荘まで)
西穂山荘~焼岳(3日目)
金沢森本IC(4:00)→高山IC(5:10)→平湯P(6:00)→上高地(6:25~35)→明神(7:20)→徳沢(8:20)
→横尾(9:15~30)→本谷橋(10:20)→涸沢小屋(12:15~13:10)→穂高岳山荘(15:20)
初日は上高地から一気に穂高岳山荘へ
平湯からタクシーで上高地へ、河童橋、梓川の見慣れた風景を左手に見ながら、明神、徳沢、横尾、
本谷橋、涸沢小屋で昼休憩をとり、ザイデングラードを経て、一気に穂高岳山荘まで辿りついた!
昨年は、北穂高経由で穂高岳山荘に行っているので、比較するとザイデングラードは楽勝コースである。
人出は多かったが紅葉時期程の混雑はなく、山荘には予定より1時間以上早い到着となった。
宿泊手続き後、時間も余裕なので直ぐそこに見えている唐沢岳まで行くという話も出ていたのだが、
小屋で荷物の整理をしていたら、何と!天気が急変してパラパラっと言う音…雹(ひょう)が降って来たのである!
その後、もの凄い勢いでどしゃ降りとなり、明日の天気がやや心配になったが、雨は1時間程で止んだ。
小屋のスタッフによると、先週からずっとこんな感じで、いつもはこれに雷が伴っていたとか (>_<)
真夏なのに、真夏だから?…やっぱり標高3000mの世界は計り知れない出来事が起こるのである!
びしょ濡れになって駆け込んできた人達を見て、自分たちが早く到着できた事、密かにホッとした思いであった(^^ゞ
金曜日と言うのもあるのだが、穂高岳山荘では一人につき布団が一枚の好条件だった (^_^)v
食事の前にちょっぴりビールで乾杯し、メンバーSさん持参の自家焙煎コーヒーを頂き、至福の一時を過ごす。
夕焼けは小屋の窓から望めたのだが、昨年のように白山は望めず、雲も多めであったが黄昏時は美しい!
明日の快晴を予感するかのように、ジャンダルムのシルエットの上に半月がクッキリ輝いていた。
食後は、前日の寝不足と明日のメイン(岩稜歩き)に備えて早めの就寝とした。…が、訳あって私は眠れず。
その訳ってやっぱりあれです (^^ゞ …次は絶対に最強の耳栓を買って持参するぞ!!
余談だが次の日、すれ違った人から面白いビックリ話を聞いたのである。
ジャンダルムのピークで昨晩を過ごした人がいたとか!夕方にパシパシッと…雹(ひょう)に打たれたそうだ!(^^ゞ
考えて見ればギリギリテントも張れそうな広さだったが、もしやツエルトとシュラフで過ごしていたのか?
そこで時間切れになったのか?予定通りの行動なのか?世の中には色々な人がいて個性豊かである。
それにしても、ジャンダルムからの朝焼け独り占めは、きっと素晴らしかったに違いない。
上高地観光センタ-から出発! いつもの河童橋を経て、梓川から穂高連峰
(左)横尾…昨秋1時間並んだトイレも、今日はガラガラだった (^^ゞ
(右)横尾は上高地から11k、槍ヶ岳まで11k…距離的にはこのまま槍ヶ岳まで行けそうな気になった!
横尾大橋前で出発記念の1枚! 屏風岩をグルッと巻いて行く!
横尾から2.4k、涸沢まで2.8k、ほぼ中間地点の本谷橋で休憩…河原なので気持ちが良い。
今回は涸沢ヒュッテには寄らず右折、涸沢小屋を目指す!
涸沢小屋で昼休憩。
小屋の展望ベランダで奥穂を見上げて昼休憩!…ご飯より先にまずソフトクリームを買って食べて一息!
その次は、Mさんに買って頂いたコーラを4人で分けて、一気飲みで二息つく!
食後はSさんの珈琲タイムで三息、生豆から自家焙煎して持参して頂いたのだとか、何と贅沢な私達
涸沢ヒュッテ周りのテントは平日でもあり50~60張り、昨秋の900張りを知っているだけに、何だか活気がない。
大休憩の後、涸沢小屋奥からザイデングラード目指して出発!途中で涸沢槍とお花畑。
私のリクエストに応えて大岩でポーズのSさん ザイデングラードは近そうで遠いのだ。
トラバース道は見た目より岩がゴロゴロで歩きにくい。 ザイデングラードの中間あたりから岩登りに入る!
ウサギギク と イワギキョウ…岩場の登りばかりだが、時折り可愛い花に癒される。
「 ホタカ小ヤ20分 」と書かれた岩を通過…小だけ何で漢字?と、Sさんの突っ込みが入る!(^^ゞ
20分ちょっと頑張ったら穂高岳山荘に到着!小屋前で早速到着記念の1枚を撮った。
山荘と奥穂高岳…午後からは徐々に青空が消え、到着時はガスが湧いてきていた。
そして天気急変で、通り雨あられ 。。。。
10分くらい雹(ひょう)が降った! 夕食メニュー、新鮮野菜が良いね!
雨は止んだけど外には出ず、部屋の窓から夕景を楽しむ
あっジャンダルムがそこに…大きな雲が邪魔をして赤く焼けることはなく、今回は白山も見えなかったが
雲海の上を、頭でっかちなスピッツが駆けているような雲を発見!目まであるじゃないかぁ (^^♪
黄昏時…ジャンダルムのシルエットと、真上に輝く半月が絵になっていた。
奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳~焼岳縦走 (2日目-ジャンダルムまで)へ続く…。
<メンバーのブログ紹介> …ジャンダルム縦走の様子が、より リアルな解説です!
一度きりの人生楽しんで行こう! (Sさんブログ) 好山病日記 (Mさんブログ)