雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

カナディアンロッキー縦断の山旅(7日目)

2013年09月01日 | カナディアンロッキー

青い湖とテンピークスの山々が美しい…モレインレイク


2013/7/5(金)~13(土)  カナディアンロッキー縦断の山旅(9日間)


7月5日(金)…小松空港~成田空港~バンクーバー乗り継ぎエドモントン空港~エドソン(泊)
7月6日(土)…(マウントロブソン州立公園)キニーレイク周辺の往復ハイキング~ジャスパー(泊)
7月7日(日)…オパールヒルハイクとマリーンレイクのクルーズ~ジャスパー(連泊)
7月8日(月)…アイスフィールドパークウェイを氷河や湖を見ながら南下~レイクルイーズ(泊)
7月9日(火)…フェアビューマウンテン(2744m)登頂~レイクルイーズ(連泊)
7月10日(水)…アイスライン&ヨーホーレイクループハイキング~バンフ(泊)
7月11日(木)…ラーチバレーコースのモレインレイク~ミネスティマレイク往復~バンフ(連泊)
7月12日(金)~13日(土)…カルガリー空港~成田空港~小松空港(帰国)




7月11日(木) モレインレイク~ミネスティマレイク往復


ホテル(8:00)→モレインレイクP(9:20)→ロックパイル(9:30~40)→展望地(9:10~25)→
ミネスティマレイク(12:10~45)→モレインレイクP(14:30~40)→Mt.ランドル展望湖(15:50~16:05)
→ホテル(16:20)→カスケイドロックガーデン(16:45~17:00)→サプライズコーナー(17:20~35)
→ディナー(18:40~20:10)~ショッピング~ホテル(21:10)


ヒーリークリーク ハイキングが予定変更!


カナダへの出発直前、ツアー会社や山のいっちゃんさんからもご心配のコメントを頂いたのだが
今世紀最悪クラスの(今迄とは桁違いの)大洪水が、6月20日前後にカナダ西部を襲い
カルガリーで建国以来初の非常事態宣言が出され、ニュースでは住民10万人が避難したとのこと。
特にアルバータ州南部地域での被害が甚大で大きく、複数の河川が氾濫し、ボウ川も氾濫!
最終日に予定していたバンフ近くのヒーリークリークへの橋が崩れ、未だ通行止めとなっていたので
モレインレイクからのラーチバレ―コースに予定を変更、私達は再びバンフから北上となったのである。

ホテルから徒歩2~3分、マウントロイヤルホテルのレストランで朝食を済ませて、バンフ出発は8時、
朝は青空であったが、30分程走るとまたまた雨模様となり、う~ん最終日も雨かーと少々気落ち(>_<)
ところがモレインレイク到着と同時に雨はやみ、その後は青空が回復してトレッキング日和となった。

トレイルの駐車場から少し歩くと、深いブルーのモレインレイクが見えて来た。
ここから7~8分(300m)、岩のようなロックパイルまで、整備されたトレイルを歩いて撮影ポイントへ!
そこは絵はがきやガイドブックで有名な、観光客でも簡単に行ける、モレインレイクのビューポイントである。
針葉樹林の緑がアクセントになり、ターコイズブルーの湖の青と、背景にテンピークスの山々が連なり
わ~~綺麗 思わず感嘆の声を上げる程それはそれは美しく、正に絵になる光景であった。

一旦下りて湖畔から、ラーチバレ―トレイル(標高1885mから最高点2430mが目的地)へ出発!
ここはグリズリー・ベアの生活の場であり、他より遭遇率が高く、4人以上のグループでとのルールあり!
背の高い針葉樹の森を行くと、しばらく九十九折れの険しい登りで、後半はなだらかなコースとなった。

ラーチバレ―とは、森林限界のちょっと手前に広がる広場であるとのこと。
その広場に出ると、正面にはエッフェル・ピーク(3084m)と、ピナクル・マウンテン(3067m)
後方にはテンピークスの山々がズラリと並び、右手にはマウント・テンプル(3544m)のどっしりとした南壁
間近に迫るマウントテンプルは、昨日まで見ていた山と同じだとは、全く想像できない山容である。

ミネスティマレイクの湖畔で昼休憩となり、(足が限界の人もいて)私達はここから引き返す予定であった。
この先にはセンチネル・パス(2611m)、更にその先にはセンチネルパス・トレイルが伸びており
途中の休憩で一緒になった秋山さんのグループは、センチネル・パスまで行くと言うので、
目的地と湖からのトレイルが綺麗に見えていた事もあり、とても羨ましく後ろ姿を見送った(^^ゞ

下山して再びモレインレイクのそばを通ると、湖畔でゆっくり過ごす観光客で賑わっていた。
多くの登山者グループ、トレランの若者やカウボーイハットの警備(?)の方などと擦れ違い
ラーチバレ―はとても人気のトレイルであり、モレインレイクは何度も来たくなるような場所である。

センチネルパスに行かなかったので、Mリーダーから「これはおまけです!」と、気を使って頂き
バンフに戻る途中、マウントランドルが見渡せる湖に立ち寄って、まったり過ごした。

16時半頃にホテルに戻り、夕食の集合時間(18:30)までを利用して、バンフの町探検に出かける!
下調べはバッチリ(^^)v グーグルアースでも既に訪れていて、見覚えのある景色を探して
まずはカスケードロックガーデンへ、バンフアベニューの正面に聳えるカスケードマウンテンを撮りに行く。
次は片道徒歩20分、サプライズコーナーからの 「バンフ・スプリングスホテル」 を見に行った。
延泊が実現していれば、サルファー山のゴンドラにも乗る予定であったが、それは叶わず(>_<)
皆で最後のディナーの後、お土産を探してお店を回り、ホテルに戻ったのは21時過ぎであった。

7日間の行程で一番印象に残ったのは、本日のモレインレイクとラーチバレートレイルである。
中止となったサンシャインメドウにも心残りはあるが、今回の山旅では一番のお気に入りとなった。
ちなみにラーチとは落葉松、秋には落葉松が紅葉し美しい森と化す、ラーチバレ―なのだとか。
湖から出発して、氷河の残る山々を展望しながら、目的地がまた湖であると言う
カナダらしいラーチバレ―トレイルを最後に、楽しかった私達の7日間の行程は終了した。


再びレイクルイズ方面へ北上。。。


   
  バンフの宿…ブリュースターマウンテンロッジ    眼鏡橋のように見えるのは動物が渡る為の専用橋



赤のラインが今回歩いたトレイル…(Runkeeper 軌跡のデータを参考に手書き)



モレインレイク駐車場から大きく見えていた 「マウントテンプル 3544m」 の南壁


 
  整備されたロックパイルトレイル      途中で、ピカ (なきうさぎ)に出会う



息を呑む美しさの 「モレインレイク」 と テンピークスの山々


ラーチバレ―トレイルへ。。。


 
カナダの旧20ドル紙幣の図柄になっていると言うモレインレイクを、左眼下に見ながら登る!


  
樹林帯の間からチラッと見える光景を楽しむ♪


広場に出ると。。。



後方はテンピークスの山々…白いのはMt.Fay(3285m) と フェイ氷河



右手にはマウント・テンプル(3544m)…白いのはマクドナルド氷河か?



正面には、エッフェル・ピーク(3084m)と、ピナクル・マウンテン(3067m)


ミネスティマレイク湖畔で寛ぐ。。。



ミネスティマレイクと、白いピークは マウント・テンプル(3544m)



湖の上の鞍部がセンチネル・パス…湖畔から続くトレイルがしっかり見えていた。


 
  足元にやってきたラーチバレ―の住人(リス)      マウント・テンプルのろうそく岩?


テンピークスを正面に下山。。。



10山全部は見えていない…擦れ違うハイカーが多かった。


下山後、マウントランドルを見に行く。。。



ここはバンフに近い湖の休息地…湖越しのマウント・ランドル(中央左)


ラーチバレ―で出会った花たち。。。


 
シューティングスター(日本には存在しない)   ハートリーフアーニカ(ウサギギクの仲間)


       
シオガマギク属  アズマギク属   ウェスタンアネモネの花後  アルパイン・スピードウェル  カノコソウ属  


バンフの町探検!



カスケードロックガーデンより、バンフアベニューとカスケード山



小滝のように流れるボウ川と、お城のような佇まいの 「バンフスプリングスホテル」


最後のディナーは近くのレストランで。。。


 
ディナーを頂いたレストラン                 前菜のサラダ


 
 メインディッシュは エビとお肉…食後のコーヒーが特大で飲みきれず!お代り自由だと言われてもねー(^^ゞ


お土産探し。。。



観光馬車かな?


 
日本食ご用達のSEABORN 「味のブランド」…コーナーの棚には見慣れた商品が(^^ゞ
このお店の美人店員さん、実は先日、フェアビューマウンテンの下山途中で(彼女は登りで休憩中)お会いして
ちょっとだけ言葉を交わし、懐かしいだろうと思い日本から持ってきたチョコをお渡しした方でした。
お店を覗いてビックリ!この偶然にお互い、あ~っフェアビューと言う感じで盛り上がりました(*^^*)


 
日本人経営のすし屋 「杉乃家」…毛虫にクモ(@_@;) 食べたいような食べたくないような…。


コメント (4)
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