雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

医王山(覗)&山菜天ぷらパーティー

2011年05月26日 | 石川県の山

新緑のメタセコイヤ並木 … 医王の里からの帰り道より
 

     2011/05/08(日)    医王の里で山菜天ぷらパーティー     石川県金沢市


医王の里(7:20~40)→西尾平休憩所(8:30)→覗休憩所(9:20~35)→
西尾平休憩所(10:20)→医王の里(10:50)→医王の里キャンプ場(11:10~13:00)


今日はいつもとは趣向が違い、美味しいお昼を食べる為に、ちょっとその辺 ( 覗まで ) 散歩して 。。。
あくまでもメインは山菜の天ぷらを食べる事! だったような …

出足から小雨が降り出し、いきなり傘をさしての歩きとなったが、医王の里から覗までの標高差は
200m 弱しかないので、山に登ったと言う感覚が全くないまま、覗休憩所に着いてしまった!

途中で雨は降ったり止んだり、タラの芽や、コゴミ、コシアブラなど、山菜を見つけながら のんびり歩く。
足元にはショウジョウバカマや、小さな花のコシノコバイモ、とりわけ目立っていたのは
鈴なりに咲いていたクロモジの花、他にもそれぞれの木々の新芽を多く見る事が出来た。

残雪の中、途中から濃いガスも出てきて視界不良、花に気を取られていると、あれ?前の人が見えない!
覗休憩所はカギが締めてあり入れず、寒いので集合写真だけ撮って早めに引き返した!
下りでは西尾平に着く手前辺りからお天気が回復し、その後は 車道歩きで医王の里に戻った。

スゲ池の上にあるキャンプ場に場所を移して、山菜の天ぷら盛り沢山と本日のメッタ汁を頂く!
本日の収穫と、予め集めて頂いた山菜を合わせると、食べられるものなら全種類あったような (^^ゞ
取り分け気になったのは 「アザミの葉っぱ」 皆さん普通に食べると言うので ちょっと驚き!
そう言えば、椿の花びらまで天ぷらになっていた、福井県人には考えられない石川県人嗜好!

天ぷらは私の得意料理なので、今日は揚げる人に参加した (^_-)
カラッと揚げるにはちょっとしたコツが…そんな事考える暇もなく、次から次へ。。。
草でも何でも、やっぱり揚げたてと言うのが美味しい…22名のお口にどんどん消えて行く!

午後からは晴れて天ぷらパーティーは盛り上がったが、家に帰ってもしばらく胸やけだった。


食前運動の為?覗に出発!



医王の里、スゲ池前広場でいつもの準備運動!


 
道中はショウジョウバカマが見頃 … 薄紫と薄ピンク


 
アケビの花                     キクザキイチゲの群生


 
( 左画像 ) すっかり雪が解けた 西尾平休憩所…この辺りからガスが出て来た!
( 右画像、帰路に撮影 ) 西尾平からの登山道で多く見かけた クロモジの花は、見事に今が満開だった。



足元に咲いていたのは、コシノコバイモ … 誰かが気付かなかったら見逃したほどの小さくて色のない花。


ガスが濃くなり 急激に寒くなる


 
西尾平休憩所から再び登山道に戻ると、ガスも濃くなり道の半分以上は残雪だったが、春の芽吹きは確実のようだ。


 
雨は降ったりやんだり…小雨の中、覗休憩所に着いたが、しっかりカギが締めてあり、何処からも入れず!
こんなに寒くて悪天の時こそ、休憩所として役立って欲しかったけど、山開き前はこんなもんか? (^^ゞ
動かないとどんどん寒くなるので、覗休憩所からは早めに引き返した。


お天気は回復傾向!


 
西尾平から奥医王山方面                      西尾平から車道を歩く!


 
車道から … 咲き残る山桜と、これから咲こうとしている薄紫色のタチツボスミレ



見上峠登山口から15分程の場所…西尾平に車があったので車両通行止めにはなっていないようだが
残雪や土砂崩れには要注意だ! 夕霧峠までの全面通行はもう少し先だろうか?


お腹も空いて、医王の里で山菜天ぷらパーティー


 
まずは乾杯 … 皆さん手にしているのは、当然ビールだけど、ビールじゃない? (^^ゞ
このビール、お開き後10本ほど残ったので、飲みそうな人にお持ち帰りの声をかけたが、全員拒否!
そっか  飲んべいさんはいらないんだった、名前だけビールでも ノンアルコールは人気薄 。。。
ちなみに、今回使用した天ぷら鍋は3個、飽きるほど食べても材料の山菜は残り、こちらはお持ち帰り 大人気


医王の里から帰り道 。。。


 
雪景色以来のメタセコイヤ並木 … 今日は新緑が綺麗、ここは四季折々気持ちが良い場所だ!




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尖山(559.2m)

2011年05月25日 | 富山県の山

尖山 山頂より 鍬崎山と薬師岳


         2011/04/30(土)   尖山&結の小屋 下見山行へ   富山県立山町


金沢東IC(7:05)→立山IC(7:55)→尖山登山口P(8:20~30)→尖山山頂(9:10~40)→
登山口P(10:10~20)→結の小屋(10:40~13:00)→立山IC(13:30)→金沢東IC(14:20)


天候不良で順延としていた尖山に、連休に入ってしまったが何とか4月中に行く事が出来た!
来年の4月15日に予定している、新人歓迎登山 「 尖山 」 の下見山行の為だ。

今回参加して頂ける5名プラス、急きょ我が家の娘も同行する事となり、6名で富山方面に向かう!
昨日までの予報では晴れだったが、朝から曇り空で、高速道路からは剱岳の姿も見えない。

本来ならアルペン村から歩くのだが、今日は車が1台のみだったので、
林道を走りながら何処に止めようかと思っているうちに、登山口のある夏の駐車場に着いてしまった。
駐車場は思っていたよりも広く、先着で2台程止まっており、帰りには10台程と道路にも2~3台
私達が出て行くのを待っていた車もあり、気軽に登れる低山として、尖山はなかなか人気のようだった!

登り40分、下り30分…里山を散歩してきたという感じで、何だか物足りない位あっけなかったが
低山にして山頂では360度の眺望、北アルプスなどが望めることは素晴らしい!
この日は残念ながら曇り雨で、鍬崎山や薬師岳など身近な山、辛うじて大日岳などが望めたが
本来晴れていれば、毛勝三山、剱岳、立山連峰や弥陀ヶ原、鷲岳、鳶山なども望め
尖ったその山容からUFO伝説もあり、最近はパワースポットの山として、マニアの間では人気があるとかないとか (^^ゞ

早めの登頂だったので、山頂では我がグループの貸切となり、静かでとてもラッキーだった!
下山を始めたと同時に、登りの何組かのグループとすれ違い、言葉を交わす。
中には、ジョギングでかけ登って行く  中学生風の十数人もおり、登ってまた直ぐに駆け下りて来た!
凄い勢いなので気になって尋ねると、スキークラブの部活で、尖山2往復のトレーニング中だとのこと。
流石に地元の中学生さんたち、鍛える場所が違う (^^ゞ できるならそのファイト、見習いたい

下山後は一路、芦峅寺 尾山神社の近くにある 「結の小屋」 に向かう 。。。

私が元会員だった富山HCメンバー、小屋オーナーの A さんと S さんが、先に来て出迎えてくれた。
結の小屋は小さくて古いが、13名のオーナーさんたちによって、手入れは万全!
手作りの五右衛門風呂や囲炉裏、台所も広くて使いやすく、男女のトイレも完備
和室も半分は改装して、2段ベット式にしたので、15~20名くらいは泊まれるようになったとか。
何と言っても一番は薪ストーブがあること、里山は寒いので春先にはとても重宝する。

昼は手作りの鉄板をお借りして、野菜とお肉たっぷりの焼きそば&焼きおにぎり&焼フランクフルト…
私の他の皆さんは始めましてでも、山談義で打ち解けて、いつの間にか話は弾む!
食後のコーヒーの後は、小屋前で(元スキー場) S さん考案のゲレンデボールで遊び、また盛り上がった。
今日はゲレンデにカモシカも遊びに来ており、また晴れていれば、結の小屋からも立山連峰が望める。

山登りだけでなく、時にはこんな風に皆で寛げる場所があると言うのも、良いものだ!
来年もお世話になる事をお願いして、A さん S さんに見送られ、結の小屋を後にした。

何と言っても一番気に入ってくれたのは我が娘、楽しい体験だったと嬉しそうに言う (^.^)
これなら新人さんたちにも受けるかな? 後に会長さんからも良かったとのメールを頂き、ホッとした。


尖山は里山散歩 。。。


 
   夏の駐車場 (下山時に撮影)           登山口にはクマ出没注意の看板

 
3分程で美味しい水場あり!            右手に沢を見ながら歩く            

 
少々残雪…小雨がパラツキ傘をさす。                 沢を渡る 。。。


 
(左画像) 30分程で右手に直登の迂回路があり、二手に分かれてみたが、急なのでお勧めではない。
国土地理院の地図には載っていないが、夏のP 少し手前に、別ルートで山頂に至る夏椿峠登山道があった!
右画像は山頂まで3分程手前、「 夏椿峠へ 」 と書かれた看板があり、鎖の下にそれらしい下山道が見えたが
余り使われてはいない様子、もしやここからも繋がっていると言う事か?帰りに冒険してみるべきだったかな (^^ゞ


 
いこいの里山らしく、親切な表示が多い!           この階段を上がれば…


あっと言う間に山頂!


 
もう着いたの?信じられな~い…と言っています!            山頂から富山平野


 
山頂 と 二等三角点 … 遠目は尖だけど、実は山頂だけ スパッと水平に切れてます!


 
山頂より、鍬崎山と薬師岳                大日岳はやや薄っすら


 
この時期に見かけた花は、山桜、タムシバ、薄紫色のスミレ …



結の小屋で、なが~い昼休憩!


    

青い屋根のちっちゃな小屋だけど、中はとってもホッとな 立山山麓 「 結の小屋 」
五右衛門風呂…本当の名前は 「 美しの湯 」 … 結の小屋を見下ろす 美し山 から付けたそうです!


    
野菜とお肉でこの量、焼そばはこれから入れます … 囲炉裏テーブルで食べた焼きそば、美味しかった!
いくつになってもロマンチストA さん、遊び心いっぱいのS さん、お世話になりました m(__)m
 

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奥獅子吼山(928m)

2011年05月22日 | 石川県の山

マンサクが満開 … 奥獅子吼の本格的な春はもう少し先のようだった。
 

              2011/04/24(日)     残雪の奥獅子吼山へ        石川県金沢市


白山比め神社(8:00)→パーク獅子吼登山口(8:30)→月惜峠(9:35)→林道犀鶴線出合(10:40)
→奥獅子吼山頂(12:20~35)→山頂直下(12:35~13:35)→月惜峠(15:30)
→パーク獅子吼登山口(16:15)→パーク獅子吼(16:20~25)→白山比め神社(16:45)


カタクリ の群生には会えず 。。。


奥獅子吼山と言えば、獅子吼高原を含めて今の時期は、何と言ってもカタクリの群生で有名な山域であり、
タイトルは、当初の計画目標でもある 「 奥獅子吼山のカタクリ街道を行く!」 となる予定だったが
当日までの淡い期待は裏切られ、月惜峠経由の登山道で見かけたのは、悲しくも蕾を数輪のみ!
今年は、特に山間部は大雪であった事や、里では桜も散ったと言うのに、まだまだ寒い日が多く
高山植物の開花時期にも2週間程のズレがあるようで、代わりにマンサクやショウジョウバカマが見頃だった。

登り始めて1時間位、月惜峠の避難小屋を過ぎた辺りから雪道となる。
早朝は青空も見えて晴れていたが、峠を過ぎると突風が吹き、雨雲が覆い始めて時々ミゾレも降り出した。

ちょうど一週間前の17日(日)に、下見山行をしたリーダーの話では、夏道に残雪で危険な個所があった為
そこから無理をせずに引き返して来たので、今回も様子を見て、先に行くかどうかは現地判断との事だった。

えっ?危険個所? 奥獅子吼山は始めてだったので、何処がどうなっているのか想像もつかなかったが
危険と判断したのは、月惜峠と林道犀鶴線出合との中間、水場から100m程先の標高700m辺りだ!
右手側が谷になっている為、登山道を覆った雪で足を踏み外すと危ない場所だったが
今日の状態では何とか行けそうです!となって慎重に渡り、そこからは夏道とは関係なく自由な雪上歩きとなる。

谷側のやや雪庇を避けて歩くうちに、少し大回りになってしまい複雑な木の枝潜りの連続もあったが
少し開けて山頂が見えて来た時に若干方向を修正して、めでたく奥獅子吼の山頂を踏む事ができた。

山頂だけ、何故かまぁるく雪が解けて地肌が見えており、休憩用の椅子も設置してあったが
帽子が飛ばされそうな強風と気温の低下で、ここでの昼休憩は無理と判断し
風を避けられそうな場所を求めて、3~4分下った場所で恒例のお鍋、今日はメッタ汁とぜんざい&コーヒー

雪の上に腰を下ろして、寒いのでウィンドブレーカーの上にダウンを羽織ってもまだ寒く、
皆さん、ザックにある服を全部出して、カッパ上下なども着込んでいたが、それでも震えるくらいだった。

それもそのはず途中からパラパラと、今度は細かいアラレが降り出し、予想外の天気に驚かされた!
熱々のメッタ汁にアラレが降りかかり、猫舌の私にはちょうど食べ頃となったが…(^^ゞ

今年挑戦した冬山では一番寒く感じ、掻いた汗が冷えたせいもあるが、指先も凍る程だった。
気温も氷点下になったようで、更に強風の影響で体感温度はかなり低かったのだろう。
運良く視界はハッキリしていたので良かったが、こんな時にガスなどで道を見失うと怖い気がした。

早々に引き揚げ20~30分程下った場所で、若い(単独)女性と遭遇、私達の姿を見て駆け寄って来た!
女性は山頂に達しない地点で道に迷い、既に警察に110番通報済みであるとの話だったので
再度110番に電話をして、ここから同行して、KHCが責任を持ってお連れして下山と言うこととなる。

下山口では、鶴来の警察官がしっかり待ち構えていた為、事情聴取は免れなかった!
こちらの山行人数や、リーダーの住所や電話番号なども聞かれ、やや緊張の時間を過ごす。

女性は地図もコンパスも何も持参せず、登山開始は10時頃で皆の足跡を辿ろうとしたらしかった。
夏の奥獅子吼山には2回登っているので、楽々と思い込んでいたらしいが
夏道は見えず、今日は何処が山頂かも分からず、また下山路も見失ったとの事で110番通報!
警察では、女性の携帯電話からGPS追跡で位置を把握して、探す予定のようだった。
でもそうしているうちに、携帯の電源が乏しくなってきて、とても不安だったと語っていた。

私達は18名の大人数で歩いていたので少々迷ったとしても不安は少ないが、残雪の山一人歩きは感心できない。
特に皆の足跡を辿ると言うのは一見楽そうだが、目的地が見えていない場合、実はとても危険な考え方である。
今日は暖かいのでは?と、予め予想していたお天気だったが、思わず真冬に逆戻りだった事もあり
標高に拘らず、やはり山では 「 大丈夫だろう?」 の判断は決してしないでおこうと、色々考えさせられた。

下山は当初の計画では、林業試験場への分岐から樹木公園に下りる予定だったが、
地図や鉄塔などを目印に皆で探したが分岐が見つからず、安全策として来た道を戻る事となった。
夏道では実際に下りた経験者が何人かいたにも拘らず、雪景色の中で見つける事が出来なかったのだ!
色々あった結果、15時となっていた下山タイムは大幅に ( 1時間半以上 ) 遅れた。
山は早めに出発して、下山予定も早めにするのが鉄則!…今日はこの事を再認識した日でもあった。

遭難の彼女は、後日KHCの全員集会に顔を出されて、当日のお礼と反省の弁を述べられた。
苦い経験をプラスにして行ける方のようで、今後の活躍を見守りたい。。。


獅子吼山麓の朝は青空だった!


 
八重桜が満開の歩道を歩いて、パーク獅子吼内の登山口(右画像)へ。。。


  
カタクリロードには程遠く、早咲き一輪 … 麓でポツポツと咲いていたのは蕾だった。

 
     ショウジョウバカマは今が満開! 通り雨があったのか?滴が可愛い…。


 
ジグザグ道を登り始めて30分、左画像の位置から手取川や鶴来の街、ぼやっと日本海も一望できた!


 
   所々残雪の登山道となり、1時間程で月惜峠に着いた! 月惜小屋(地蔵堂)があり、小屋の中には3体のお地蔵さん
昭和8年のスキー大会で遭難した、3人の中学生を弔うものと書かれていた。


下見で危険だった場所を通過!


 
右手の谷に注意し、足場の不安定な端っこを慎重に歩いてから垂直に登り、その上の広い雪原に出た!


 
自然は時として不思議なものを作る… マンホールのように丸い穴がいくつもあった。


 
道中多く見かけたマンサクは今が旬! 雪になぎ倒されながらも沢山の花を咲かせていた。


 
(左画像)標高720m辺りの広い雪原を自在に歩き、(右画像)やがて林道犀鶴線を通過する!


カモシカさんに出会う!



マンサクやタムシバが咲き乱れる平坦な尾根を30分程歩いていたら、カモシカがこちらをジッと見ていた。



多少アップダウンしながら広い尾根を歩き、後ろを振り向くとゴンドラリフトの山頂駅が見えていた。
雲の流れは早く、真っ黒の雨雲が迫って来ていた。



山頂方面…谷側の雪庇が気になるので、この辺りから右手に迂回した。



迂回路は雪が無かったらとても歩けそうにない、道なき道のヤブコギ…若干奥に入り過ぎて山頂を見失う!



10分程で視界が開けた場所に出たが、やや行き過ぎたようで山頂は左手方向となった。
ここから少し下って、更にヤブコギをして本来の尾根に登る事で、進路の修正が出来た。


山頂までの広い尾根歩き。。。



広い尾根に出て一安心! 山頂は中央辺りだが、奥まっているのでここからは見えない。



谷側の残雪は割れて、小さなクレバス状態となっている部分もあった。


ここだけ雪のない 山頂に到着!



山頂 … 画像では青空も見えて穏やかそうに見えるが、もの凄い強風が吹いていた!


 
ベンチありの山頂と、山頂の三等三角点



奥獅子吼山、山頂からの眺望 … 白山はボンヤリだった。


 
望遠で撮ってみたが、山座同定は難しい (^^ゞ … 右画像の左ピークは高三郎山か?


強風を避け、やや下って昼食!



雪壁の下で、昼食タイムとする。


下山開始!



下山方向と怪しい雨雲



月惜峠まで15分程手前の場所から奥獅子吼山方面…鉄塔が目立つ(多い)山だ!
中央を横切っているのは林道犀鶴線で、予定通りの下山なら、あの右斜面辺りを歩いていたのだろうか?


 
下山後は、優雅に散りゆく桜を見ながら公園を横切る! おっ、あの奥のベンチに座っているのは警察官?
右画像は、日本一の木彫り獅子頭が展示されていると言う、獅子ワールド館 ( 私はまだ見ていないが )


 
歩道の八重桜並木は今が満開で綺麗だった! そして歩道の道端に、キクザキイチゲの群生も…。




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細蔵山の尾根で剱岳を眺める!

2011年05月11日 | 富山県の山

光学16倍ズームの威力で撮りました! 剣岳 … 三ノ窓 と 池ノ谷左俣 (中央クジラの影?)


2011/04/17(日)   細蔵山の尾根 (1234m)で剱岳を眺める!


金沢自宅(5:30)→金沢森本IC(5:50)→立山IC(6:30)→D 邸(7:00~15)→登山口P(7:30~50)
→河原~登山口(8:15)→1234尾根(10:35~13:30)→登山口(14:40)→P(14:55~15:10)
→湯神子温泉~立山IC(16:50)→金沢森本IC(17:30)→金沢自宅(17:55)


立山杉、最大級の巨木に遭遇  。。。


富山県、石川県、滋賀県から総勢11名が集まり、 「 I  Love 剱 眺め隊 」 を結成!
私達金沢勢は細蔵山頂までとし、最悪1330m尾根までの計画だったが、1234尾根まででも眺望としては十分
と言う事で、登り慣れている富山グループの計画に従い、1234尾根を本日の目標に変更した。
細蔵山は標高1551mあり、一つ手前の1330m尾根から一旦70m程下り、300m程の登り返しがある。
この登り返しがまた急登で難儀らしく、出発の時間から判断しても余裕がないだろうと言う話だった!

金沢から3名、富山のDさん宅で富山勢7名、滋賀県からの1名と合流後、伊折橋方面に向かう!
富山のメンバーT さんは、細蔵山登山道を整備された一人で、赤谷山に104 回登った記録の持ち主とか!
流石に地元の方達だ!数ある剱岳の展望台を巡り、お気に入りであれば同じ山を何度も繰り返し登って、
山頂で、あるいは途中であっても眺望の素晴らしい場所で、旬の食材でランチ会を楽しむ
それが山行の目的の半分くらいを占めているらしく、準備から解散まで実に手際が良いグループだ!
が、それだけではない!雪で大きく倒れ足元が危険な小枝など、ノコギリ持参でその場で切りながらの山行でもあった。

2009年の9月に整備されたと言う細蔵山への登山道は、登り始めの10分程が半端じゃない急登である!
今は雪の季節だったので、少し大回りをすれば、最初の2~3分の急登は避けられたようだが…。
若干残る雪で足が滑らないように、木の枝の助けも借りて三点支持必須、ストックは使えない!
そこが過ぎても全体的に比較的急な登山道であり、途中に何ヶ所か長いスパンでロープも張ってあった。

最も、整備以前は伊折橋を少し過ぎた河原にある尾根の先端から入り、もちろん積雪期だけの山として
果てしなく伸びる、木ノ根山経由のロング尾根を登ったようだ!かなりの時間と体力が必要だっただろう。
整備されて以来、それでもかなりハードな山ではあるが、知る人ぞ知る剱岳の展望台として、
季節を問わず登れるようになったのは、有り難くて、嬉しい♪ 事である。

早朝は雲が多く、富山に入っても剱が姿を現さないので、眺め隊の目標はどうなる事かと思ったが、
登山道の途中から徐々に雲は晴れ、大日の頭が見えてきたと思ったら、剱岳も少しずつ顔を出し始める。
硬い雪だったのでつぼ足で十分だったが、1150m辺りまでは気の抜けない登りが続いた。
日差しは徐々に強くなり、振り向くと木々の間に大日岳や剱岳が大きく見えていて、お~と歓声が上がる。
そして、1234尾根到着と当時、私達にようこそ歓迎!とでも言うように、スッキリと青空が広がった!

大窓や小窓、三ノ窓、池ノ谷左俣が大きく見える剱岳、早月尾根が目の前に伸びている!
剱御前山、立山連峰、頭だけの奥大日岳に、ドンと構える大日岳、赤谷尾根も一望でき、その先は赤谷山。

1234尾根では、恒例の雪のテーブルを囲んで、昼には少し早い時間だったが本日のお鍋の準備!
持ち寄った食材は多種…具沢山汁、氷見うどん、焼鳥、焼魚、焼おにぎり、焼餅、イチゴ、トマト、ケーキ、コーヒーetc

徒歩2~3分の場所にあると言う、大きな立山杉を見に行ったり、コーヒーを沸かして飲んだり…。
立山杉は一見の価値あり! これがまた半端じゃない巨木中の巨木!
11人で手を繋いで囲ってみようかと提案したのだが、それでは足りないだろうと、あっさり拒否された (>_<)

遊んでいても時間はたっぷりあり、青空の下でそれぞれが剣岳に思いを馳せる 。。。
あくまでも山頂を目標にしなくても、こんな風に仲間とワイワイ過ごすのも良いかな~ (天候次第だが)

私の場合は、剱岳にカメラを向けながら眺めていた時間が、一番長かったかもしれない (^^ゞ
池ノ谷左俣に剱尾根の影が少しずつ写り始め、まぁるく半円になって、次はクジラの形になって…
そんな細かい観察も出来るくらい、ただ剱岳をジ~っと見ながら、本日の仲間11人で3時間を過ごしたのである。
こんなことなら細蔵山まで行けたんじゃない?と、ぼそっと言っていた人が、約1名いたが…(^^ゞ

下り、 979尾根辺りまでカンジキ使用、1時間10分程で下山! 尻セードするには急すぎて危険だった。
最後の下りは慎重に下りて、朝使用して河原の途中に置いた長靴に履き換え、早月川を譲歩して駐車場へ!
通行止め地点の道路路肩に、朝は12台止めてあった車が、まだほとんどが残っていた!
早乙女岳に行って来たと言う、若い男性2人と同着になったが、途中でスキーを担いだ人達も見かけている。
山スキーヤーにとってこの辺りは、まだまだ滑れる圏内で、登山者ばかりの車ではなさそうだった。

伊折橋の真ん中から、早月川の流れと共に、まだまだ綺麗に見えていた剱岳や大日岳に別れを告げ
湯神子温泉に向かう道中や高速のSAなどでは、ちょうど桜が満開で綺麗だった!
細蔵山の山頂には立ってみたかったが、今回は下見だと思って、また次の機会が訪れる事を願おう。


登山口は 早月川譲歩必須!



富山県道333号 馬場島方面、伊折集落を過ぎると冬季通行止めとなる道路です!(帰路撮影)
富山県のHPによると、23年度の規制は5月中旬までとなっていた。 ( 例年より積雪が多いせいか?)
開通になれば、本来なら右側の電柱手前の路肩が、雪が解ければ車5~6台の駐車スペースとなる。
電柱2~3本先(道路沿い右手に)お地蔵さんがあったので、通り過ぎればUターン、目印にすれば分かりやすい。


 
ガードレールの切れ目から、早月川の河原に入る! 一つ目の川は工事用の橋を利用して渡る事が出来た。


 
二つ目は深さ10cm、巾20m位、ここまで長靴で来たので、渡り終えて持参した登山靴に履き替えた。
裸足でもOKだが、雪解け水は骨身に沁みる冷たさ…長靴は帰りにも使用するので、まとめて木の陰に置いた。
渡り終えたら早月川を右手にして河原を10分程進む! 登山口は左手の藪の中にある。


冬場は分かりにくい登山口



川の譲歩や靴の履き替えも含めて、道路からここ登山口まで20分程かかった!
雪が解ければ、河原の大きな石に赤いペンキで登山口の案内があり、迷うことは無いかも知れない。


 
一旦登って一息ついて再度登る(左画像)、イメージは登りきって後ろを撮った右画像!


 
再度登りきった個所は平坦、急坂をよじ登ったので一息つきたいところだが、皆さん元気いっぱいで先を急ぐ!
左手に夏道が見えており、雪はほとんど融けていたが、このあと倒木や小枝が覆う細尾根を行く。


 
日差しが徐々に回復してきて、登山口では何も見えなかった大日岳が真っ白な頭を現す!
大雪と戦いながら成長したのだろうか? 海で泳ぐタコ足のような立山杉の横を通り過ぎる。


 
開けた尾根でやっと休憩!ここからは木々間に剱岳が見えていたが、若干光で白っぽい。


 
益々お天気回復!残雪が多くなってきたので、夏道を時々外しながらトラバース気味で近道を行く!
中途半端な残雪個所以外は、やはり雪の中をつぼ足の方が断然歩きやすかった。


目標地点 1234m尾根からの 剱岳



ここからは、剱岳の早月尾根が真正面に見えていた!やはり土倉山から見るより剱が大きい。



中央眼下に 中山、その奥のピークが 大日岳だ!


 
何も語らなくても、ご想像にお任せ画像 (^^ゞ …一つだけ言えば、イチゴとトマトは冷えて美味しかった


「 I  Love 剱 眺め隊 」 に加わりたい方は、クリックを!





      
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1 赤谷山 ・赤谷尾根・白萩山 ・赤ハゲ・白ハゲ   2 大窓 ・池平山    3 小窓の王 ・三ノ窓・池ノ谷左俣 ・剱尾根
4 長次郎ノ頭 ・剣岳山頂    5 前剱 ・一服剱 ・早月尾根    6 剱御前    7 立山連峰  
8 奥大日岳     9 大日岳     10 早乙女岳



のんびり散策 巨木を見つける 。。。



立山杉の巨木を発見! 360度複雑な形をしているが、確かに1本の木だった。
表と裏で相当の温度差があり、こちらは陽が当たらないのでやや暗い、冷え冷えの裏(北)側。


 
明るく陽のあたる表(南)側       裏側には巨木の主、龍の顔?牙のように見えるのは氷のツララ



途中までカンジキで下山!


 
大日岳を頭上に見ながら カンジキで下山開始!   早月川の譲歩…長靴を忘れた人は裸足で!



飲めそうなほど透明に澄んでいた、早月川を流れる雪解け水。



河原から、中山の上に剱岳が頭を覗かせているのが見えていた。
画像右下…道路山側に赤く見えているのが、駐車の目印になるお地蔵さんだ!


 
(帰路車から撮影)除雪は完璧なのに、車はここから先へは行かせないよ! ××× 剱にも大きなバッテンが
右画像は、帰路の伊折橋からの大日岳、下から見上げると また雰囲気が違って見えていた。



いつまでも綺麗に見えていた、伊折橋からの剱岳! 川の流れる音に癒され、しばし耳を傾ける。
富山に住んでいた頃は、天気に誘われここまで走って来た時もあったなぁ…久しぶりに立ち止った伊折橋だった。



コメント (4)
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