雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

残雪の取立山(1307m)…2015/4月

2015年04月05日 | 福井県の山

取立山山頂からのお決まりショット…白山


2015/4/4(土)  残雪の取立山(1307m)
                                                   いこいの森 R157沿い登山口より


自宅(7:00)→取立山P(8:30~9:00)→登山口(9:05)→取り付き(9:25)→夏P(10:00~10)→
取立山(11:40~13:05)→取り付き(14:15)→取立山P(14:35)→自宅(16:20)


間近な白山眺望を満喫 ♪♪♪


3~4日前は硬い蕾だったはずが、勝山に向かう道中に見えた金沢市内の桜並木、花が一気に満開になっていて
あれあれっ?と自分の目を疑った程(^^ゞ…昨日は大雨の一日でもあり、5分咲きや8分咲きを見ていなかったので。

この日夕方のテレビニュースで、満開宣言が発表され納得ではあったが、20度前後の気温が数日続いたせいか?
車中ではあったが思わぬ花見もできて、明日の日曜は雨予報でもあり、本日はお出かけ桜日和、山日和であった。

山日和ではあったが登山口での出足は失敗 今冬は山に残雪多く、いつものように歩けるはずだったが
林道が途中まで除雪されており、雪壁は2m程あるのでよじ登る事もできず、一旦引き返して再スタートでロスタイム!
除雪の終点まで車で行けるかと思ったが、まだ車は通行止めとなっており 「騙された~」&「浅はかだった~」(@_@;)
雪の取立山には何度か来ていたが、4月の取立山は初めてで、 こんな事になるんだと教訓であった。

除雪はキャンプ場まで、そこからつぼ足でスタート! 尾根に出るまでと出てからのいつもの急登は慎重に!
晴れでも強風と予想していたが、尾根上も山頂でも意外と穏やかで、結局登り下りともつぼ足で歩き通した。 

この日に見かけた取立山人口は、単独の方が多く、12組17名程である。
私達は、白山が見えたら山頂でゆっくり過ごす予定であったが、夕方から仕事なのでと急ぎ足の若者や
名古屋からはるばるやって来たというご夫婦、護摩堂山からピストンの方、単独スキーヤーも2組
スキーヤーも含めて1383mピーク付近まで向かった方達は3組、残雪の取立山はまだまだ人気のようであった。

過去の取立山歴…2010/2月 護摩堂山周回 、2011/1月 取立山ラッセル 、2011/11月 大滝へ下山 
2012/1月 護摩堂山周回 、2012/3月 護摩堂山周回、今回は久々取立山ピストンで6回目である。



取立山GPS軌跡…往復歩行総距離(9.1km)


 
(右画像)いつもの登山口…登山口の気温は7℃だった。



除雪されているのに車が入れない!ガスで真っ白の中をR147から再スタート!


 
キャンプ場の管理棟まで除雪されており、少し先の除雪最終地点を取り付く。


 
取り付きから25分程、前方のガスが徐々に薄く、明るくなって来たので後ろを振り向くと、青空が覗いていた!


10分間程立ち止まって魅入った光景!



夏の駐車場付近で振り向くと、雲海の上に白い山が浮かび、まるで外国のようで絵になる光景!
この瞬間の幻想さ、自然が織り成す美しさは、画像でも言葉でも伝えられない。



越前甲山、加賀大日山をアップで。。。


急斜面をトラバース!



前日の雨で締まったザラメ雪ではあったが、クレパス多数!木の枝など障害物多数!
残雪時期としてトラバースできるのは、今週?来週?あたりが最後かも?



尾根上に出たが、最後の急登も木が露出していて、歩きにくかった。



幻想的だった雲は徐々に消えて行った。



いつもの雪庇はまだ健在だが、厳冬期の迫力はなし!
雪も汚れていて、取立山を楽しむにはちょっと(かなり)出遅れた感である。



法恩寺山、経ヶ岳、奥に銀杏峯、部子山



甲方面は雲が消えてスッキリ!



こつぶり山~護摩堂山、奥には手取湖、奥獅子吼山の林道までスッキリ見えていた。


尾根からの360度を楽しみながら山頂へ。。。



山頂からの白山…頭が黒くはげて真っ白とは言えないが
この眺望を見ながら、いつもよりのんびりゆっくりと過ごした。



白山アップ



別山アップ



原高山方面…1549mピークの右奥に見えるのは大長山の頭か?


 
雪山の下山は早く、1時間10分で取り付きへ         獅子吼山を一面覆う雲…帰路の道の駅から




残雪の医王山(939m)…見上峠~奥医王山

2015年04月02日 | 石川県の山

奥医王山山頂からの眺望…散居村と北アルプス


2015/3/27(金)  残雪の医王山(939m)…見上峠~奥医王山


見上峠(7:50)→西尾平(8:45)→しがら首(9:05)→白兀山(9:40)→夕霧峠(10:20)→
奥医王山(11:00~12:00)→夕霧峠(12:35)→白兀山(13:20)→しがら首(13:55)→見上峠(15:00)


久々の医王山で北アルプスと白山の眺望を楽しむ♪


昨日、3月26日は全国的に快晴の予報!西穂丸山のリベンジ山行に誘われたが、親戚の葬儀で行けず、
帰路の高速で、部子山、法恩寺山、経ヶ岳、大日山、白山が青空に映えてクッキリ真っ白に見えていたので
新しいカンジキも買ったことだし、もうしばらく残雪の雪山を楽しめそうだなーと、思いながら眺めていた。

夕方近く、やはり用事で西穂丸山に行けなかったKさんに誘われて、今日は2人で医王山に行くことが決定!
毎年、雪の医王山に一度は行っていたのだが、今冬は手の骨折で機会が無かったので有難いお誘いだった。

昨日に引き続き金沢は快晴!いつもよりひときわ青い群青の青空の中を見上峠からスタート!
登りは全行程つぼ足で行ったが、アイゼンがあった方がより安全で安心して登れた箇所が2ヶ所あった。
しがら首を過ぎてからの登り標高100m程の急登は、残雪期は硬く凍っている場合もある。
夕霧峠から直ぐの奥医王山方面を見上げた箇所、標高50~60m程の急登では尾根上の雪割れが大きく、
右側に大きくトラバース、一歩一歩慎重にキックステップで歩いたが、50~60mなので何とかなっただけで
残雪時期の医王山(本日の場合)には、アイゼンが必要であったと、ちょっと反省であった。

白兀山でも眺望は十分であったが、お天気も安定して風もなく、予定通り奥医王山まで行く事に。
道中は何度も北アルプスの眺望に見惚れ、奥医王山への尾根上では白山がより大きく見えていて
何度も足を止めて写真撮影!こんなに良い日は滅多にないだろうと、長い距離も苦にならず歩けた。

奥医王山では先客の男性が一人、その後男性2人が登って来られて、まるで知り合いのように話かけられた!
聞くと、あの有名な「医王山のおばあちゃん」の息子さんだとかで、おばあちゃんはとっても目立つけど
いつも傍にひっそりといる息子さんは存在感が薄く、本人が名乗るまでは全く気付かず(^^ゞ

今日は一緒じゃないのですか?と尋ねると、おばあちゃんは土日しか登らないとのことだった。
へ~~そんなこだわりがあったとは、それにしてもおばあちゃんがいないと、良く話し活発な息子さんで、
最初の一言が、「笈ヶ岳に行きませんか?連れて行ってあげますよ!」だった。(@_@;)

ちょうど一緒に行ったKさんが、冬限定の山「笈ヶ岳」に登って見たいと話していた後だったので
まるで聞こえたようなタイミングに我々はビックリ!奥医王山まで来てザックを背負ったまま休憩も取らず、
私達の顔を見て話をして、名刺を置いてサッサと下山して行かれただけであった。
 もしやきっと、医王山の眺望も飽きる程見慣れており、ただ山を歩く事が楽しみなのであろうか?

次に登って来られた単独の男性が、先程擦れ違った男性2人から私達に伝言を頼まれたと言う。
「笈ヶ岳は5月の連休前までが登り時だと…」 私達は苦笑いをするしかない状況であった(^^ゞ

下りでは夕霧峠から林道を下りようかとも話していたが、やっぱり再度白兀山まで登り返す事に!
午後になっても雲ひとつない青空と、真っ白な山並みの眺望を見ながら、何度も後ろを振り向きながら…
白兀山の次のピークを過ぎて、足跡のない広々雪原が気持ち良すぎて、調子に乗りどんどん歩いていたら、
若干、覗方面の尾根に下りかけたが、GPSを見てすぐに気付き方向修正(^^ゞ

気温も高く、朝より雪も緩んできたので、奥医王から林道の途中(スゲ池近くまで)カンジキで下山した。

この日、他に擦れ違って言葉を交わしたのは、見上峠が同時スタートで白兀山までのご夫婦と
下山の林道途中、医王の里付近で山菜(フキノトウ)採りをしていた女性2人連れと、見上峠で単独の女性
西尾平を過ぎてから、登り方面に向かっているので、今頃何処に行かれるのかと尋ねたら
西尾平でラーメンを食べて帰る予定と話してくれた単独の男性、擦れ違ったのは8組12名であった。

いずれも金沢市近郊の方々、それぞれの目的で楽しめる身近で良い山だと、改めて思えたのである。



GPS軌跡



トラックデータ


朝から夕方まで雲ひとつない青空。。。


 
  自宅より日の出前の医王山                林道から大門山、大笠山、高三郎山


 
スゲ池はまだ雪の下                         西尾平避難小屋



林道より白山の頭が見えたので、カーブミラーで記念撮影!



見えていた眺望を望遠で(大笠山、高三郎山、中央奥に白山)



白兀山(左ピーク)まで後一歩。。。



白兀山から北アルプス(午前中は霞んでいた)



白兀山からダオ山方面



白兀山から奥医王山



ダオ山から猿ヶ山、白山



ダオ山から、金剛堂山、三ヶ辻山、猿ヶ山、大門山、大笠山、白山、高三郎山…



夕霧峠に下りて来た。



夕霧峠から奥医王方面の尾根…いつもの尾根が雪割れで危険な状態に見えていた。



夕霧峠とダオ山方面を振り返る。



危険個所を避けて、右側をトラバースして尾根上に…夕霧峠を眼下に白兀山とダオ山を振り返る!




左手に北アルプスと白山を見ながら、奥医王山(右ピーク)へ



奥医王山からの白山方面



奥医王山からの剱岳、立山連峰



奥医王山からの槍ヶ岳、笠ヶ岳…



奥医王山からの北アルプス パノラマ



奥医王山で、篠山紀信になりきり男性に撮って頂いた。


ゆっくり昼休憩後下山。。。



3日前に新雪が積もった事もあり、奥医王山の雪質はサクサク。。。



ここからの下山(トラバース)はかなり慎重に下りた。。。



夕霧峠に下りて一息して振り返る! 林道はまだ斜面化していた。



イオックスアローザは既にクローズ



ダオ山より白兀山方面



白兀山に再び向かう。。。



しがら首から林道に入り、林道途中で満開だったマンサク