美多哲夫★新・月の起源★

月はゆっくり地球に接近して激突したが、奇跡的に破壊を免れて、地球を回る衛星となった。

探査機ジュノー、木星大気中の水の量を調査

2020-02-27 09:12:45 | news
探査機「ジュノー」による観測から、木星の赤道領域の大気を構成する分子の約0.25%が水であると見積もられた。過去の探査では水が極めて少ない可能性が示唆されていたが、その量は予想以上に多様なのかもしれない。
【2020年2月25日 NASA JPL】

木星大気内における水の量の正確な値は、過去数十年にわたり惑星科学分野における課題の一つとされてきた。木星は太陽系の惑星のなかで最初に形成されたと考えられており、太陽に取り込まれなかったガスや塵の大半が含まれるとみられている。木星がどのように作られたかだけでなく、木星の気象学や内部構造にも、水の量は重要な意味を持つ。しかし、大気の奥深くに存在する水の量を正確に観測することは長年困難だった。
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アストロ天文ニュース

銀河宇宙線がタイタンの大気深くまで届いている証拠を発見

2020-02-18 07:49:03 | news
アルマ望遠鏡の観測データから、土星の衛星タイタンの大気深くで銀河宇宙線によって窒素分子が分解されている証拠が初めて得られた。
【2020年2月17日 アルマ望遠鏡】

土星で最大の衛星タイタンは、約94%を占める窒素と約5%のメタンからなる分厚い大気を持っている。惑星探査機「ボイジャー」や「カッシーニ」によるこれまでの観測で、タイタンの大気からシアン化水素(HCN)やプロパン(C3H8)など様々な分子が見つかっており、こうした分子から、生命の構成要素であるアミノ酸も生成されるかもしれないという研究もある。
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太陽探査機「ソーラーオービター」打ち上げ

2020-02-15 20:54:58 | news
2月10日、ヨーロッパ宇宙機関の太陽探査機「ソーラーオービター」が打ち上げられた。太陽の極域を観測する計画だ。
【2020年2月14日 ヨーロッパ宇宙機関】

日本時間2月10日13時3分、米・フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の太陽探査機「ソーラーオービター」が「アトラスV 411」ロケットで打ち上げられた。その後、探査機からの信号が地上局で受信され、打ち上げ成功が確認された。
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彗星の色の変化を追いかける

2020-02-15 07:56:59 | news
探査機「ロゼッタ」により得られた2年分のデータから、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の色が太陽からの距離によって変化していたことが示された。太陽から遠い時にはコマが青く核は赤く、太陽に近づくとその反対になっていたようだ。
【2020年2月13日 ヨーロッパ宇宙機関】

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」は、2014年からおよそ2年間にわたってチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)を観測し、2016年9月に彗星に制御衝突してミッションを終了した。チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の大きさは約3kmほどしかないため、地上から彗星の核を観測することは難しく、長期的な変化を追い続けるのも難しいが、ロゼッタの膨大な観測データによって彗星の変化とその過程の理解が進んでいる。
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