10月初めから小豆が熟しはじめ、今はほとんどの小豆の鞘は茶色になっています。一つだけ鞘をもいで調べてみると、中の豆は硬く熟していました。このため、いつ刈り取ってもいいように、小豆を天日干しできるように竹を組みました。
鞘を開くと、硬く熟した小豆粒 天日干しできるように竹を組む
小豆や大豆などの豆類は、麦や稲のようにカマで根元を刈り取ることはしません。手で引っ張り根ごと抜きます。そして、抜いた小豆の根元を合わせるように積み重ねます。地方によっては、束ねた小豆を根が上になるように逆さにしてそのまま天日干して乾燥させます。
根ごと抜いた小豆、根部分が一緒になるように積み重ねる
積み重ねた小豆の根の部分を手で持って縄で硬く縛ります。私は、硬く縛れるように巻き結びをしています。数束の小豆の根元を束ねると、手で持って運搬するにに便利ですし、竹棒に架けるときにも便利です。面積が広いとこの作業は大変です。このため、プロの農家は小豆や大豆を専用機械で刈り取りしているようです。
手で根元を束ねる 束ねた根元を縄できつく縛る
小豆を引き抜くときは、雨が降った一日後がいいようです。地面がまだ柔らかいので、とても引き抜きやすいです。地面が乾燥して硬いと、引き抜くための力がそれだけ必要で疲れますし、根元が切れてしまい後で縄で縛りにくくなります。このため、去年は地面が乾燥していた引き抜くのが大変でした。なお、今回は試しの刈り取りでした。休みの日を利用して、残りの小豆を刈り取って干そうと思っています。
試しに刈り取って干した、2束の小豆