EKKEN♂

このブログは http://ekken.blog1.fc2.com/ に移転しました

続・匿名はやっぱり推奨しないのです

2005-05-14 | WEBにまつわる話
 ブログというか、自己主張の場としてのウェブサイトにおける「匿名かそうでないか」の問題ってなんでしょう?
 
 僕は匿名はやっぱり推奨しないのですで述べているように、匿名でコメントをすることには基本的に反対です。しかし、その記事をお読みいただければわかるとおり、その記事で言う「匿名」とは、名無し・その場限りの捨てハンドルの事を指すのであって、常に統一した自分を表すハンドルを用いることとは、質が全く異なります。
 ご覧のように僕は、実名ではなく、ハンドルを用いてブログをやっております。
 「匿名はやっぱり推奨しないのです」の記事内で書いているように、固定ハンドルを使って、自分が恥をかく場所を用意している人は、ネット上では匿名とは考えないし、仮に実名を出したところで、無名で平凡なサラリーマンたる、僕の発言の価値が上がるものだとも思えないです。
私は、ブログで情報発信するからには、自分がどういう立場の人間かをしっかり明かして情報発信すべきだと考える。勿論、ブログという社会に公にする情報発信である以上、発言内容の責任を持つということでも、実名でブログをあげるべきだと考える。

ドクター苫米地ブログ:匿名ブログはやめてしまえ

 こんなことを書いているブログを、まなめはうすから知った。
 「実名でブログを書くべき」なんて、ずいぶんと威勢がいいですね。ブログという社会に公にする情報発信である以上、発言内容の責任を持つという部分は、なんら異論は無い。しかし、どうだろう? 僕は自分の無知を曝け出すことになるかもしれないが「自分の立場を明らかにしている」という「ドクター苫米地さん」なる人のことは、全く知らないわけです。苫米地さんの「公式サイト」という場所を眺め、どうやら小難しい本を出されている方、というのまでは分かったけど、僕にとっては全く無縁な方であり、そういう仕事を生業としていることが分かった程度では、自分のサイトの存在と、その中で趣味・嗜好を明らかにしてハンドルを用いて活動する人との差なんか、全く感じないのですよ。
 僕は「えっけん」とは別に、「越後屋健太」と名乗ってます。
 先に「えっけん」があって、後から考えた「実名風の名前」ですが、もちろんこれは虚偽の名前であり、実名ではありません。
 しかし、このことを書かずに苫米地さんのブログに「越後屋です」と書き込んだ場合、苫米地さんは、それを実名と判断されるのではないですか?
 
 大事なのは、実名か匿名かなんかじゃなくて、発言内容ですよ。
 実名であろうが、匿名であろうが、価値のある発言はなされます。
 ただ、名無しや捨てハンドルの発言は、その高い卑怯性を利用して、無責任で、悪戯に他者を傷つけることのみに重点を置いたものになりやすいだけです。
 そういう面で、僕も自分の所在を明らかにしない匿名は、好きではないし、そうした方からの反論に応じる必要は、無いと思いますが、否定すべきは「匿名」ではなく、匿名によって行われがちな「無責任な発言」なのです。
 
 ぶっちゃけ、僕にとっては「苫米地さん」の名前が実名なのか否かを知る術は無く、苫米地さんの実名が、山田太郎であっても全く変わらないというか、実在する山田太郎さんや鈴木一郎さんには申し訳ないけれど、ありふれた実名よりも、ネット上で区別のつけやすいペンネーム(ハンドル)のほうが、よっぽど便利ですって。
 
 
 以下、追記。
 
 あえて「誰のこと」とは書きませんが、タレントやスポーツ選手など、有名人のブログ、僕には面白いと思って読んでいるものはほとんどありません。全てが面白くない、とは言いませんが、あの手のブログが人気があるのは、「有名人だから」であって、内容が面白いとは思えないです。
著名人や知り合いのサイトの場合は、その人の書いた記事が読みたいとなります。しかし、多くは良い記事あるいは自分の興味のある記事を書く人のサイトを見るようになるものです。

304 Not Modified: サイトを巡回リストに入れるとき

 自分にとって知らない人のサイトを読む場合、実名か否かなんて、全然関係ないですよね。実名であろうとアホなことしか書かない人もいるんだし。

最新の画像もっと見る

7 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (こに)
2005-05-14 01:08:56
芸能人にしろ、芸名で活動している方もいますし、作家さんだって、本名じゃなくてペンネームで活動されている方もいます。



でも、その活動を評価するのは実名かどうかではなくて、どのように活動しているかという部分で評価されているわけですから、実名かどうかが重要な要素なわけではないんですよね。



司馬遼太郎がペンネームだから、彼の作品や主張は嘘だという人間はほとんど存在しないと思いますよ。

それと同じことがネット上でも言えると思います。



実名=エライ、正しいではないです。

やはりその人の主張がこちらにも納得できるかどうかだと思うので、何故ネット上では実名かどうかが問題にされるのか、逆に不思議でなりません。



第一、有名人以外の人の実名に興味がある人って、そんなにいないと思うんですけどねえ。。。
うーん・・ (kumi)
2005-05-14 04:12:29
実名を推奨されているサイトは、ずいぶんイノセントな

考えですね。



匿名だから無責任、実名だから責任ある発言だなんて、

一概には言えないと思います。

実名では虚偽を述べるしかないけれど、匿名になると語れる・・なんてことは現実社会だけでなく、ネットでも、普通にあると思います。



それと、前に他人になりすまして、ひどいサイトを作っていた人もいました。被害を受けたほうは実名を出されていたわけです。



あと、身元が確かでないと入れないmixiなんかも、ヤフオクで招待状を売る人がいたとか。



ネットで身元を確かめるのって、案外難しいと思います。

実名を書けば・・なんて、そんな甘いもんじゃないと思います。

だったら、えっけんさんのおっしゃるように、発言の中味で判断するほうが、余程、理にかなってます。



それと、ほとんどの人が匿名にするのは、何も悪いことがしたいんじゃないし、危険だからでもないと思います。

身内にばれるのが恥ずかしいから・・というのが第一じゃないかなと思ったりします。



思いつくままに長々書いてすみません。
実名の不自由さ (MIMIKA)
2005-05-14 15:21:57
私は「MIMIKA」はハンドルですが、サイトにペンネームを載せてますので、実生活(特に仕事関係)の人から本人特定されてしまいます。



ハンドルと実名の差は、ブログやってます、と伝えていない、知られたくない人にまで書いてる内容が知られてしまう事だと思います。(あまり具体的な事を書き過ぎるとハンドルでも内容から特定されちゃう場合もありますが。)



そのため、本人は問題ないと思ってる内容でも、実生活の方でクレームがつくことがあります。その点では、より責任が出てくると思います。しがらみというか…。

ネット上の発言として問題ない事でも、書けないことが発生します。



実名を出してるからエライとはまったく思いません。

自らすすんで不自由になってるだけでしょう。

なぜ、私が実名=ペンネーム(本人特定ができてしまうという意味で)を出してるかというと、最初にサイトを作った時に、仕事のPRを兼ねたかったからです。ネット経由で仕事こないかなって。来ませんでしたけど。そういう意図がなかったらハンドルだけでやってますよ。面倒なだけですもん。



固定のハンドルネームを使ってる人は、「匿名」ではないと思います。「えっけんさん」がどこに住んでるの誰さんかより、「gooブログのむだづかいにっきのえっけんさん」とわかることが重要だと思います。
補足すると (えっけん)
2005-05-15 15:17:42
「名無し」などによるネットの匿名性は、僕は排除されてほしい、と思っております。

 少なくとも、ブログ主同士では特定のIDが表示されるとか、Typekeyにログインしてからでないと書けないとか。



もちろん、それでも悪意のある書き込みがなくなることは無いでしょうが、そうした人たちを排除はしやすくなるし、誰かに成りすまして暴言を残していく、ということに対する防衛策にもなる。



苫米地クンすごいな (えっけん)
2005-05-16 08:06:20
ドクター苫米地ブログ:実名の意味が分からない子供たちへ

http://blog.livedoor.jp/tomabechi1/archives/22040661.html



いやー、苫米地君の考える「匿名と実名の定義」がどこにもかかれていなかった以上、「俺の考えている事がわかってくれない奴は子供だ」なんていうのは、後だしじゃんけんでしょう。

つか、文筆業も苫米地君の生業の一つのようですが?
あしあと (ななし)
2005-05-18 18:06:42
苫米地君ところには足跡つけるの面倒そうだったのでパス



書き込める人間が限定された場所での意見は

思想統制された社会みたいなもので

危険だと思う



誰でも書き込める場所はフィルターが大変だが

開かれた社会だ

Unknown (えっけん)
2005-05-18 20:16:15
でも、そのフィルターを大変にしているのは、多くの場合「名無し」なんだよなぁ。

いや、貴方のことじゃなく。