思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

天皇って何?知らない人が多すぎです。即位の礼の前に知りましょう。マンガ『日本人と天皇』は、一冊で俯瞰できる優れた本で、必読です。

2019-10-11 | 書評

 わたしが見るところ、天皇の歴史書=日本書記に書かれていることを知っている人は、意外と少ないようです。あなたも?
 明治維新によりつくられた天皇という存在と、それ以前の日本史とは、大きく異なることも、知っている人は案外少ないようです。
 平安初期の村上天皇を最後に、天皇と呼ばれる人はいなかった事実(800年以上たって江戸時代の後期に光格が再び天皇を名乗るまで)を知っている人は、少数です。
 「元号」(一世一元)が、明治政府がつくった天皇教の土台石であると知る人は、稀です。
 戦後の象徴天皇という規定がどうして誕生したのか?も知られていません。

 何も知らないで(明治政府がつくった神話を信じ込んで)、天皇を有り難がるのは、ちょっと不味いのではないでしょうか?

 

 Amazonのお知らせで3日前に買ったマンガ「日本人と天皇」(雁屋 哲 作 画はシュガー佐藤)を読みましたが、これは、単なる事実学を超えた本質学としての天皇論で、とても優れているものと思いました。ここで得られる俯瞰はとても大切で、こういう基本知識と意味本質をつかまないと、とても危険で、不幸を招いてしまいます。



以下に数ページご紹介します。






















武田康弘

コメント (1)
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