県知事選のこと

熊本県知事選挙の投票に行った。樺島知事の退任で4名が立候補していたが、最近はどの都道府県の知事も親中派が多く、県民の声の届かない自治体が増えた印象があり、誰に投票するかが結構重要だと思っていた。特に熊本は、TSMC誘致によって危惧される地下水資源の汚染や、それに関する情報開示の重要性が高いから、候補者の掲げる公約をかなり吟味していた。「知名度や支援母体の規模を考えたらあの人が当選しそうだけど、すでにTSMCから接待漬けにされているだろうし、SDG’sを公約に掲げる人はあまり信用出来ないから、県民に寄り添ってくれそうなこの人かその人か」などと色々考えたら、私が一番望む候補者に投票するより、一番望まない候補者の当選を阻止出来そうな次席を予測して投票する方が勝算はあるかなと思ったりした。熊本はTSMC誘致による好景気を歓迎する県民と、県民の健康被害を危惧する県民に二分されている状況で、次期知事の動向をまめにチェックしておく必要がありそうだ。樺島知事はいい時期に勇退したものだと思う。TSMC誘致を決めたのはこの人なんだけどね。