けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

裁判

2008-02-23 03:11:59 | football


現地時間22日金曜日10時から、予定通り裁判は行われました。約6時間ほど。結末はどうなるのか、いつ出るのかなどよくわかりませんが、裁判官はとりあえずは和解を勧告しているようです。
各証人が証言した内容もいっぱい出ていますし、総括的な記事もあちこちにありますが、というかありすぎてどうまとめたら良いのか。とりあえずいつもお世話になっているMARCAlas provincias 12を参考に。


裁判には多くの人たちが出席することになりました。ソレール、クーマン、バケーロ、ミゲル・アンヘル・ルイス(ほぼ元SD)、オスカル・フェルナンデス(バレンシア・メスタージャ監督)、その他フィジコなど。選手はアルベルダはもちろん、アルベルダ側の証人として名前が挙がっていたビジャ、ビセンテ、ホアキン、シルバ、さらにカニサレス、アングロ。おそらくクラブ側が選んだと思われるのが、エルゲラ、モレッティ、モリエンテス、アリスメンディ、カネイラ、モラ、マルチェナ、バラハ。全員が証言したのかどうかはわかりません。MARCAでは、選手の中ではエルゲラ、モラ、アングロ、カニサレスが証言を行ったと書いています。

アルベルダの発言の要約(これだけということはないと思いますが)。
●この裁判こそが自分がフットボールを続けていくための唯一残された道だった。
●この裁判は、人々が真実は何だったのか見るためのものだ。ソレールとクーマン、どちらも私に理由を話さなかった。
●(両者での和解について聞かれ)それこそが私が当初から試みてきたことだった。私たちの意思は常に話し合いに向いていた。
●この裁判は金の問題ではない。むしろ問題は、彼らが私をほかのチームに行かせようとしなかったことだ。
●裁判前の交渉は、主に経済面ではほとんど合意に達していた。しかしチームが移籍不可チームの条項を付け加えたため交渉は決裂した。
●(裁判の争点のひとつが、戦力外措置が一時的であるかどうかにあることに対して)戦力外の措置が一時的でないとすれば、それはつまりクーマンが初日から嘘をついたことになる。さらに彼は決定の理由を言わないのだから。
●この裁判には勝ちも負けもない。ただ真実が知られることだ。


ソレールの発言の要約
●アルベルダはチームの中で切り離されてはいない
●クーマンが3人を戦力外にすると決めたことを12月17日に聞いた。理由はロッカールームの問題を解決するため。クーマンは当初「2試合外す」と言っていたが、その後「永久的に」と考えを変えた。
●和解交渉に当たり、スペイン内のクラブへの移籍を許可しない条項を入れた


クーマンの発言の要約
●(ソレールの発言に対し)当初から戦力外は永久的だった
●これはスポーツ上の決定。自分はただベストのチームを作るため、若い選手たちを使いたかった。
●アルベルダは、ほかのチームメイトと同じトレーニング施設を使ってトレーニングをしている。
●代表戦で、レベルが維持されていることは証明されている。
その他いろいろ言っているようですが、とりあえずここまで。


カニサレスの発言「私はピッチの中にいたい、しかし悲しいことに私は今ここにいる」
(自身、アルベルダ、アングロが戦力外通告を受けたことについて質問され)「彼らは公には周知の事実について質問している。私は監督が私に対して言ったこと、同様に公式にこの裁判の場で話したこともわかっている。私は、私が既にプレスカンファレンスで述べたことを繰り返した。
誰もが、ロナルド・クーマンが私たちに言ったこと、私が彼に対して言ったことを知っている。(ソレールが、クーマンがこの決定は一時的だと言った、と陳述したことに対し)私はそれを聞いていないし、それを信じてもいない。監督が公式に話をするときにそう言ったとは思えない。そう言ったということを、私は見つけられていない」





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2 コメント

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ボスマン判決のような歴史的な結末を (shiai)
2008-02-23 18:24:04
戦力外の決定をしながら、実質的に移籍を妨害するような今回のケースはサッカー界全体にとって最悪ですよね。
こんなやりかたで選手が引退に追い込まれたり、飼い殺しにされたりしてはサッカーの発展はないと思う。
ボスマン判決のような歴史的な司法判断がなされることを期待したいです。
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Unknown (本人)
2008-02-25 21:15:20
バレンシア側の言うように「純粋にスポーツ上の問題」なら諦めもつきますが、そうだと信じるには経緯が矛盾だらけすぎます。選手生命の短いフットボール選手に嫌がらせまがいの扱いをしているようでは、先々の補強にも問題が出てくると思うのですが。クラブはただひたすら自分たちの格を落としているだけに思えてしまいます。アルベルダにとってできるだけ良い結果が出るようにと願っています。
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