けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

満腹

2008-02-11 13:16:41 | football
その前に

07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 23
Osasuna 1-0 Real Zaragoza

オサスナの得点:ヤロスラフ・プラシル(45) ハイライト

プラシル、今シーズン4点目。モナコ時代は確かシーズン2点程度が最高だったと思うので、よくがんばってますね。というかやっぱりスペインの方がフランスに比べて点が入りやすいというのがあるかもしれない。リーグ・アンはフィジカルが強くまずは守備組織を、という印象がありますし、例えば昨シーズン、1節で行われる10試合のうち6試合が0-0ということがありました。最近点が入りにくいんですよね…。モナコでは中盤の左に入ることが多く攻撃寄りのボランチもやっていたプラシルでしたが、オサスナでは同じ左でももう少し前目というかより攻撃に関わる役割を任されて、それが結果にでているということかもしれません。
ところでプラシルは、1月20日に筋肉を負傷し3~4週間の離脱と言われていました。確かに今節はあれから3週目なのですが、実はプラシルはミッドウィークの代表戦にも出ていたという……2週間ちょっとですか。治りが早いのはいいですね、しみじみと。
(追加:後でふと思いついて調べなおしてみて、その前のバルサ戦に既に出場できていたことに気づきました。気が緩んでて見逃してました…。そうすると実質2週間で復帰していたことになるわけですね。丈夫なのは良いことです)



フィエスタ・グティ

07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 23
Real Madrid C.F. 7-0 Real Valladord

バチスタ(8)
ラウル(30)
ロッベン(32)
ラウル(38=PK)
グティ(43)
グティ(61)
ドレンテ(79)

イケル+バックラインは右からサルガド、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、ピボーテにガゴ、右にロッベン左にロビーニョ、中にバチスタとグティ、トップにラウル、のスタメン。ルートがいないとか、ディフェンスラインがいっぱいいっぱいだとかで試合前は不安要素もあり、しかもその不安がぬぐえない立ち上がりでした。あちこちバタバタしているし、ロッベンはぎこちないし、中盤をボールが素通りして最終ラインまで届いてるし、マルセロはやっぱり軽いし、とかなり受身に回った状態。そんな中でも得点してしまえるのが、いかにもマドリーらしいところかもしれません。早い時間に、ロッベンのパスに反応したバチスタがそのまま突進しゴール、1点目。

先制できたのは良かったのですが、ロビーニョが負傷交代。ドレンテが代わって入り、結局右ドレンテ左ロッベンに中盤が変わります。また負傷者が増えたという不安感に、さらにバジャドリの優勢の時間が続く。これを断ち切ったのがラウルの得点だったように思います。ガゴからのボールをいったんグティに渡し、グティからはラウルが走りこむであろう場所にポンとパスが出てラウルもこれに呼応する。角度のないところから右脚で流し込み2点目。優勢に試合を進めていたのに点が取れないばかりか失点を重ねてしまった、というショックはだいぶ響いたのではないかと思われます。
その後はフィエスタとなりました。ラウルの得点の直後、グティのパスに最終ラインをギリギリで突破したロッベンがそのままボールを運び、3点目。めでたくリーガ・エスパニョーラ初ゴールを決めました。38分には、ロッベンからのスルーパスを拾おうとしたバチスタがアセンホと絡んできれいに倒れてペナルティをゲット。ラウルがこれを決めて4点目、「カピタン、シエテ・デ・エスパーニャ(スペインの7番)、ラウル」と場内アナウンスが入ります。ま、皆いろいろ思うところはあるわけですね。前半最後を締めたのが、グティ。右サイドのドレンテからのパスに呼応して前線に走りこんでいくのが、遠い方からロッベン、バチスタ、グティ。一番近いグティがボールを取り、他の選手の様子もちらっと見た後に自ら左脚でゲット、5点目。

後半はさすがに少しペースも落ちたし、バジャドリも勢いを取り戻すことはほとんどありませんでした。比較的早い時間にセルヒオ・ラモスを交代しディアラがCBに。入ってしばらくの間は、ディアラが出すパスがことごとくディアラに戻ってくるというか、他の選手たちがディアラにボールを触らせる、経由させるようにプレイしているのが面白かったです。ディアラのCBは……うーん、恐ろしいの一言に尽きる。ペペ早く帰ってきて。
その後入ったゴールは2つ。ロッベンからパスを受けたグティが6点目を入れ、グティのヘディングパスからドレンテがリーガ初ゴール、7点目。ラウルは例によって途中から中盤になり、2列目から他の選手たちが前線に突っ込んでいくという図式になりました。途中出場のソルダードは、さすがに久しぶりの15分間では短すぎたか。結果にならず残念でした。

バジャドリは純粋スペイン人チームというのが売りのようですが、これに関して偏見を持って言うと、引きこもることを潔しとせず攻撃に出るチーム。マドリーは引きこもるわけではありませんがカウンター的に得点を重ねていったところから見ても、相性が良かったんだろうなあと思います。

最後にもはや恒例となりつつある試合後の負傷者情報。途中交代したロビーニョは腹筋を痛めたようです。他にセルヒオ・ラモスが内転筋の過負荷、ディアラが足首を負傷。また1週間休養があるので後者の2人は間に合うと思いますが、ロビーニョが重いのか軽いのかは現時点で不明。来週のベティス戦を終えたら、ミッドウィークにはCLローマ戦がやってきます。現在の負傷者てんこ盛り状態からどこまで人が戻ってこれるかが重要になりそうです。