けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

ベテランの様子

2008-02-10 01:30:58 | football
 

金曜日のトレーニニングでの様子です。楽しそうでいいですね。


ひとつ前の記事で「中盤の3枚は、ガゴ、グティ、バチスタ」と書いたとたんにグティは負傷しました。木曜のトレーニング中に左足を捻ったそうで、MARCAにも短い動画がありましたが、トレーニング場のピッチでしばし苦悶した後、ドクターに「足首がこうやってぐにゃっとなりましたんで」と説明してました。痛い痛い。
しかしそのグティ、一時期はバジャドリ戦への出場が危ぶまれていましたが、どうやら間に合った様子。今日のトレーニングでは無事に通常通りの全体練習をこなしたようです。とりあえずは一安心。

今回のグティの負傷のニュースを聞いて、そういえばグティは足首の負傷が多い気がする、と思いました。意外性のあるパスを自在に通すために足首が無理をしているのか、試合中にガチガチとタックルを食らうことで足首が疲弊して怪我しやすくなっているのか…なんて考えていたら、MARCAにも似たような一節が。

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このミラクルな回復具合はグティの足首の特性によるものだ。グティの足首は通常の人よりも柔軟で、それ故により負傷しやすく、だからこそ回復も早い。グティはマドリーにおいて相手チームからもっともファウルを受ける選手であり、実際もっとも狙われる部位は左足首だ。
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例えば相手にフェイントをかけて思いがけない方向にパスを出したりするとき、グティの足首は一瞬「え?」と思うような曲がり方をしたりします。基本的に過剰に痛がりなところもありますが、相手選手から足元をすくわれるようなファウルを頻繁に食らっているのも事実。そろそろいい年齢ですし、大切にしてほしいものです。

ということで当初の目論見どおりガゴ、グティ、バチスタの3枚中盤になるのか…というと、それはもう試合になってみなければわからないのですが、MARCAは「ガゴとディアラのドブレピボーテもありだろう」という予測をたてています。ラウルがファン・ニステルローイ的に最前線に張り、ロビーニョとイグアイン/ロッベンを右または左において、真ん中にグティ、そしてドブレピボーテと……ま、本当に先発が発表されるまではどうなるかわかりません。すべては試合をお楽しみに、ということになります。試合は日曜日の19時。

召集選手リストが既に出ています。
GK:カシージャス、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ミチェル・サルガド、マルセロ
MF:グティ、ガゴ、ディアラ、バルボア、ロッベン、ドレンテ
FW:ロビーニョ、イグアイン、バチスタ、ソルダード、ラウル

全部で17人しかいません。さらにディフェンス登録は4人しかおりません。突然シュスターが「今日は2バックね」とか言わない限り、ギリギリです。トーレスもエインセも間に合いませんでした。メツェルダーは手術室行きが決まりました。あれだけ補強してこんなにあっぷあっぷだなんて……。無事是名馬(非ニステルロイ)、カンナバーロとセルヒオ・ラモスに最敬礼。


最後にそんなディフェンス問題に絡んで、ミチェル・サルガドについての記事をASから

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レアル・マドリーのディフェンダー、ミチェル・サルガドは、ベルナベウで配られる「Grada Blanca(マドリーのマッチデイプログラムらしい)」の中で、2週間前のビジャレアル戦で負傷交代する際に、サンチアゴ・ベルナベウのファンたちが彼に送った喝采について、「ベルナベウの観客の喝采が私を再び甦らせ、闘い続ける命を与えてくれた」と断言した。そしてこのクラブですごした9年間を振り返り、「自尊心を増し、同時に彼らのサポートを失わないようにする責任が増すものだ」と述べた。
またサルガドはレアル・マドリーのようなクラブでプレイすることは、チャンスやプレイ時間がチームのどの選手にも訪れるものなのだから、忍耐が必要であると理解している。「我々は、シーズンのある時期に来ればローテーションが重要になるようなビッグクラブに所属していることを理解している」。
一方でサルガドは、前節のアルメリア戦の敗戦が重要なものではないと示した。「あの敗北は我々が喫する初めてのものでもないし、最後のものでもないだろう。まだリーグ戦には多くの試合が残っている。そして我々は自分たちのペースを維持していかなければならない。」
最後にサルガドは、彼の大きな挑戦は、重要な目標のために戦いクラブのためになっていると感じることで自身のキャリアを終わることだと述べた。「レアルマドリーのために自分が重要な存在になり始めた時と同じ願いと夢を持って、ここで自分のキャリアを終えたい。」

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昨シーズン頃から先発の機会はぐっと減る一方で、観客からはブーイングを受けることも増えてきました。それでもマドリーに残って続けることを選択したサルガド。キャリアの終盤にあって厳しい時期を過ごしているとも言えますが、試合慣れしてきた最近は「さすが」の熱いプレイが攻守に見られます。ディフェンダー不足の今、ベテランの力が頼りになります。やり過ぎにだけは気をつけて。