
店内に入るとショーケースに季節の和菓子が並び、「牡丹」「青梅」「早苗」などの一つ一つに、それぞれをイメージさせる職人の技を感じさせます。「高砂」のキャッチフレーズである「美味と美技」(駅に出された広告看板に書かれています)が思い浮かびました。
早速、先日の記事に書いた「花菖蒲の節句菓子」のことをお聞きしました。すると奥からご主人が出て来られ説明をして下さいました。
「今はまだ菖蒲の花は咲いていないので、牡丹の次に作りますよ。少し季節を先取りしてお客様に楽しんで頂くのが和菓子の良いところです。」
もう少しすれば花菖蒲の和菓子が食べられそうですので、和菓子好きの皆さんチェックをお願いします。
台に腰を下ろしながらもう一つの質問もしてみました。それは僕の故郷(徳島)では柏の葉の代わりに蔓バラ科の丸い葉を使い、お袋によく山の中に採りに行かされた想い出があり、それは何という葉かご存じかどうかお聞きすると、
「それはサンキライという植物の葉で、関西ではポピュラーですよ」というお応えでした。
その葉で包んだ柏餅が故郷独特の田舎びたものではないことに安堵しながらも、ごく一般的であるということに少し残念な複雑な気持ちでした。サンキライの葉を使う僕にとって本来の柏餅を、来年は自分で作ってみるのも面白いかも知れません。
※サンキライを使った柏餅のサイトを見つけました。
1番.
端午の節句の頃 山が手招きしたんだよ 「ホーイ、ホーイ 待ってるよ」「ホーイ、ホーイ今から行くよ」母ちゃんが柏餅作るから 包む葉っぱ採りに行くかぐわしい空気 みんなのお山
2番.
端午の節句の頃 川が歌って流れたよ 「サーラ サーラ気をつけて」「ヘーイ ヘーイ おおきにー(ありがとうのこと)」 母ちゃんがよもぎもち作るからよもぎの葉っぱ 摘みに行く のびのび手足 渡った木橋
3番.
端午の節句の頃 日本海(うみ)が寝そべり 見てたのよ「ドーラ ドーラ 採れたかい」「採れた 採れた いっぱい採れた」母ちゃんの柏餅食べられる せいろに並ぶ 唾が出そう ゆったり暮れる 海辺の村よ
スーパーで買った柏餅 たった一人で食べてたら 思い出あんころ飛び出した 少ししょっぱい味がした
端午の節句の頃
僕も実は歌を作ってるんです。
カテゴリーの「季宙ブラウズ」に載せてますのでご覧下さいネ!
詞の同人誌よかったら読ませて貰いたいです。
さて、僕の感想ですが、
(1) 「包む葉っぱ」を「包み葉」と一つの言葉っぽくしたらどうでしょうか?
(2) 「ガレンバの葉」そのままも魅力的ではないでしょうか? 「柏餅作るから」と言ってるのだから、分かるし故郷色が強まると思います。よもぎの葉っぱも故郷言葉があると良いですネ。
よろしくお願いします。
"ガレンバの葉"というのは子供の耳で聞いた記憶で半世紀も経った今は定かではありません。それがこちらのサイトをお尋ねした理由ですが、私と同じように山に摘みに行くというのが子供の頃の仕事だったという徳島出身の方の記事をお見かけしてなんかほっとしたのです。宇宙ブラウズ、ざーとですが見せていただきました。又、ゆっくりとお訪ねしたいと思います。
ありがとうございました。
また思いがけず「包み葉」を採用して頂きうれしいです。
同人誌シルクロードの主宰である(有)ろまん社の、北村英明代表の書かれた作詞関連の本は、僕も以前読ませて頂いたことがあります。皆さん真剣に切磋琢磨されているのが感じられます。
そして、また新作などお聞かせ下さい
僕のブログの写真であればご自由にお使い下さい。
よろしくお願いします!
ブログのご紹介有り難うございます。
よろしくお願いします。