つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

こういうのが欲しかったのよっ!

2005-10-15 12:43:42 | 学術書/新書
さて、資料的にかなり当たりを引いたの第319回は、

タイトル:印と真言の本
著者:藤巻一保、羽田守快、大宮司朗
出版社:学習研究社

であります。

まず、タイトル通りの本、と言える。
構成は、次のとおり。

巻頭:秘密仏教のシンボリズム
第1章:印明とは何か
第2章:密教の不思議な話
第3章:秘儀秘伝の世界
第4章:印と真言の事典
第5章:修験・神道・陰陽道の秘呪
巻末特集:秘伝・密教行法次第

第1章から第3章までは読み物。
それでも、印と真言の本であるので、そこかしこにどういう印を組むのか、どういう真言を唱えるのか、と言うことが書いてある。

でも、資料目的で買う、と言う時点で3章までのはおまけのようなもの。
第4章からは、とにかくそのタイトルに違わない充実の本。
とは言うものの、どうやらひとつの仏に対していくつもの印があったり、真言があったりするので、基本的に一仏一印一真言なので、必要十分、と言うわけではない。

それでも資料としては十分。
密教が主体というのは、まぁ、仕方がないが、第5章でそれ以外のもぼちぼちある。
そこがまた資料としてはいい。

もっとも、この手の話はけっこう好きなので、資料として買ったわりにはふつーに読んで、ほー、とか、へー、とか言ってたりするけど(笑)

ちなみに、密教占星術では私の守護仏は文殊菩薩。
なので、とりあえずそういうのもきっちり載っていたのだけでも、OKだったりして(笑)