つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

仕掛けて仕損じなし

2005-10-17 21:25:36 | 映像関連
さて、お馴染みのあのテーマでお送りする第321回は、

タイトル:必殺シリーズ完全殺し屋名鑑―荒野の果てに編
編者:必殺党
文庫名:ザテレビジョン文庫

であります。

チャララ~
タタタタタタタ
チャララ~♪

必殺です。
必殺ったら必殺なのです。
一話目でいきなり仕損じても仕損じなしなのです。(笑)

『必殺仕掛人』から『翔べ! 必殺うらごろし』までの十四作及び、劇場版『必殺』に登場した人々を紹介するキャラクターブックです。
実際のところ、これより詳しいサイトを探すのに苦労はしないと思うけど、アナログ人間の私にとっては有り難いアイテムと言えます。

メインキャラには顔写真と名台詞付き。
「あたしゃあ、理想とまずいメシは苦手でね」(梅安)
「あーちきしょーゾクゾクしてきやがった。
生きてるってのも満更じゃねぇな!」(鉄)
「これは先の長い、汚ねぇ仕事だ。
向こうがワルなら、俺達はその上を行くワルにならなきゃいけねぇ」(主水)
などなど、味のある台詞を楽しむのも一興。

やたらと作品が多いため、中には「これって駄洒落?」みたいなものもあったりしますが、主水が中心になって完全にパターン化した後期のシリーズよりこっちの前期シリーズの方が私は気に入ってたりします。

これとセガサターンの『必殺』はファンの必須アイテム……だと思う。
役者が違ってもやってることは同じだったりする奴等がちょろちょろいるので、「キャラ被ってるやん!」と吠えたくもなりますが、そこは愛で回避して下さい。
ゲームの方は鉄が波動拳撃ったり、大蛇が敵として出てきたり、やたら操作性悪かったりと粗の目立つ作品ですが――笑えます。