歌会始陪聴記

現在では80名近くが陪聴にあずかる宮中歌会始ですが、昔はどうだったのか、ということがよくわかる記録を入手しました。昭和12年に「歌御会始」を陪聴した、長崎の諫早高等女学校（現・諫早高等学校）の校長先生が非売品として刊行したもので、当日の陪聴者が14名だったことのほか、細かい様子が記されていて、「鳳凰の間」で行われていたころの歌会始の状況がよくわかる資料です。