桜が咲く頃までには

家族と歩む、ちょっと病気の主婦の日記です

謎の裏側(大河ドラマの感想)

2017-11-19 23:31:08 | 日記

徳川家康の正妻と嫡男が命を絶たれるという、そんなお話でした。

もちろん、歴史上の事実としては知っていました。何かの機会に一度考えたことはありますが、真相がわからないとのこと。

何となく天下人が隠したがっているのだから、後ろめたいことがあったに違いないと思っていました。

要するに、家康サイドに不都合があったのではないかと。その理由は情がなくなったりして、などという、遠くに住んでいたわけだしそんなこともさもありなん。そんな程度に考えて、また戦国の世というのは恐ろしいと、そんな考えでありました。

 

大河ドラマでは、家康は死力を尽くして助けようとするけれども、織田の力の前には単なる言いがかりも振り払えず、という、大変現代的で家庭的で人間らしい家康像が描かれていました。

 

なるほど。。

ふと思いました。

本当に辛い過去というのは話したがらないものです。

私の母方の祖父母は、戦争の体験がそれは凄惨だったらしく、ついに今生で話を聞く機会を得られませんでした。

 

私も、ついぞ話せずにいる体験があります。

話す必要もないのですけれども。話したくないのです。思い出したくもないし。

 

 

もし、家康公も同じように話したくないだけだったとしたら。。

正妻と嫡男を失うというのは、戦国大名にとってとんでもない失態だとは言えます。

明らかな確執があったならばともかく、そうでないなら、失策、失態、失政。。。

 

その自身の失敗のために失った代償はあまりに大きく、つらいと吐露することもはばかられたのかもしれません。

真相が残っていないのは、そういう家康公の姿勢だったからかもしれません。。

 

弟殺しとか、いろんな話がある戦国の世で、もしこんな話が「真相」なんだとしたら、江戸幕府につながる経験であったとか、そういう話以上に、人間くさいというか、今も昔も何も変わらないというか、そんな温かい気分になりました。

 

 

そして、私はこのブログとかで、つらいよーとか今は言えている。

大して辛くないのかもしれません。

そっか。病気は、辛いと周囲に言える分、楽なのかもしれません。

 

と、歴史のとんでもない話まで、自分のポジティブに利用しちゃう自身に少し引いています。


だから、一体なんなのだ。

2017-11-19 00:58:29 | 日記

ふと、病気の人の記載を見ていた時に

「乳製品は乳がんになりやすい」

という情報を目にしました。

 

うーん、乳製品、大好きなんだよなあ。

コーヒーは絶対カフェオレがいいし、ヨーグルトもチーズも!やめられないんだよなあ。

 

娘も牛乳が大好き。

ジュースより飲みたがることもしばしば。

 

まあ、因果関係も明確に証明されたわけでもないし、骨粗しょう症のリスクとか考えたらわるいばっかりじゃないはずだ、なんて思っていたら。

 

乳がんに罹患した方に対して、

「乳製品やお肉が好きだから、乳がんになったんだ。自業自得だ。」

というコメントを見つけました。

 

自業自得ねえ。

私も自分の状況が自業自得だと全く思わないわけではないんですよね。

でも病気になる人もいればならない人もいて、病気って事故的な要素も多分にあると思うんですがね。

 

 

牛乳を飲もうとする度に思い出してしまいました。

乳がんになるのかなあ、これを我慢したら精神病になるのかなあ

 

ん???

今この牛乳が悪いのか?悩んだことは心の毒なのか?

いやいやいやいや!全部ひっくるめて、今と未来の私だ!

 

娘が乳がんになったら、今牛乳を飲ませていることを後悔するのか?

いや、しないでしょう。

 

と、思いっきり開き直り、何ならいっそと、お風呂上がりみたいに一気飲みして、スッキリしました。

おいしいものはおいしい。

 

病気に対して、全く自己責任がないパターンってないと思います。

だからみんな悩むというか。

「自業自得」ねえ。傷口に塩的な?そんなニュアンスに思いましたです。

ちょっとさみしい風が吹くというか。

 

でも、逆に自己責任で終われる部分もあるんですよね。。

ならいっそ、迷惑をかけない範囲で、好きなことをやってニコニコ暮らす、それが家族の望みでもあるので、気をつけすぎないで生きたいと思います。