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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

黒澤明作品「赤ひげ(1965年)」「天国と地獄(1963年)」「雨あがる(2001年)」

2019-05-14 12:36:51 | 映画・邦画
黒澤明(1998年88歳で亡くなってる)と言えば、「世界のクロサワ」と称され、ハリウッド映画にもずいぶんと影響を与えた人・・ってことくらいは知ってる
かつてNOVAに行ってた頃、そこのイントラさんと、よく映画の話題をしたもんで、
ブリティッシュのMはまだ若かったけどよく知ってたなあ

すべてBS放送


江戸時代、小石川療養所と言われるお上がたてた施設
貧乏人たちの行き所のない病院を舞台に、
そこの赤ひげ先生と、長崎で蘭学を学んで療養所に新任してきた若い医師・保本登(加山雄三)、
頭でっかちになってる若医者は逃げることばかり考えてたけど、

懸命に治療する医師たちの姿、また病人たちの背景に、違う世界を目の当たりにし、
カルチャーショックを受けて、成長していく・・

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私の好きな山本周五郎の原作です、

「赤ひげ」先生は、最近ドリンク剤のCMで出演(?)してるよね、
三船敏郎は1994年に亡くなってる、三船美佳は娘さんです
昔見たときは加山雄三ばかりを見てた気がする、
今見ると、あ~~今の世界事情と変わらんなあ・・って
格差社会、貧困者、保身・・




暑い夏、見上げれば涼し気な邸が見える、
そこで、幼児誘拐身代金の事件へと発展していく・・

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この時代は特急「こだま」が最速列車でした、
子どもごころに兄たちが面白かったと言ってたのを覚えています、

もうもうすっかり忘れてますが、
今見ても、この時代に見ても十分面白かったです
ハードな部分ソフトな部分はアナログ時代だからこそまた面白い


そして


浪人・三沢伊兵衛(寺尾聡)は、剣は達人ながら、人が良すぎてお勤めがなかなかできない
川止めに会い宿屋はごったがえしになってる、
みんなイライラしてる、路銀も減ってくる、
そんなとき、ちょっと道場荒らし的なことをしてお金をもってそれでふるまい、皆のストレスが軽減される、
そして、腕を見込んだ家臣が仕官するように来るが・・

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これは黒澤明の脚本が残ってて映画化したようですね

最後に伊兵衛の妻が家臣たちに「あなたたちはでくのぼうです。」と言い放った一言、
お~~~、イイね!です

スッキリする良い映画でした、これも山本周五郎原作
寺尾聡、このころは次々と良い作品に出演してましたよね
「阿弥陀堂だより」とかも好きでした


上の二作はモノクロです、
三作目もおおかたそれに近かった、
原田美枝子演じる売春婦だけが色ついてたような・・

雨が上がって二人道中する姿は何ともイイです



黒澤作品ほかに「椿三十郎」「用心棒」とかも面白い
古い作品を見てる、今の役者さんの若き日が見れるのも楽しいです


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