さこのごみばこ

自分の中のごみを捨てていきます。

べんきょ

2018-11-16 18:48:19 | 日記
パン屋で働くことの醍醐味といえば(唐突)

自分がおいしいと思ったものを、自信をもってお客さんに販売できること。おすすめできること。
製造さんが心を込めて丁寧に作ったパン。
それを生かすも殺すも販売の仕事で、責任は重い。

ただおいしいと伝えてもそれはおいしさの安売りになってしまう。あれもこれもおいしいの一言で片付けるのは販売業の怠慢でしかない。
なにがどうおいしいのか、ほかのパンとどこが違うのか、どういう人におすすめなのか。ちょっと考えたら勉強することは山ほどある。
たとえば、クリームパンを買うか悩んでるお客さんに「甘いのは苦手」と言われたらどう返すか。他のクリーム系のパンと比較して、「どちらもクリームが入っていますが、こちらの方があっさりとしています」と返すのか、「でしたらクリームを生地に練りこんだものはいかがですか、クリームパンよりも甘さ控えめですよ」と返すのか。それともいっそ新商品のお惣菜パンをすすめるのか。いろいろと話の展開の仕方はある。「甘いのが嫌いならクリームパンなんて向いてないよ」って思ってしまったらそこで終わる。
なんて奥深い。
新しく働き始めたお店のパンについては、少しずつ食べてみながら特徴を掴んで自分なりの感想を考える努力中。

んー。明日は休みやけど、はやく働きたい。
はやく明後日になってほしい。

なかなかスムーズにこなせやんこともあるけど、それも勉強。みんな優しく教えてくれるから。
新しいお店は、なによりも、従業員みんなの仲が良くて明るいのが良い。毎回たのしい。
笑顔が良いとかおもしろいと言ってもらえるけど、そうじゃなくて、お店全体が明るいから自然とこっちも笑顔になるだけの話。

パンの販売業についてあれこれ考えた、研修中バッジが取れた日の夜。


ちなみに製造さんがかけとるスピーカーからたまに歌ってみたが聴こえてくるのが個人的にやばいところ。シャルルとかドラマツルギーとか流れたら歌ってしまう笑