サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

サイババ物語(18)ペット犬の巻

2015-02-18 00:30:14 | 日記
サイババさんは、動物たちをとても大事にされていました。信者たちの数が増えてくるに連れて、何人かの信者たちがサイババさんに犬をプレゼントしました。
最初の犬は、サイババさんの神聖な日である木曜日になると、どういうわけか食事を取らず、水も飲みませんでした。
そして、新しい信者たちがアシュラムに着くと、彼らの沐浴の為に、チットラヴァティ川に案内したり、洗濯をし終えるまで待って一緒に帰って来るのでした。

また、モティという名の犬は、他のもう一匹の犬と一緒にバジャンの時に現れて、二頭共仲良く自分達の頭をサイババさんの左右の膝の上に乗せて、静かにバジャンが終わるまでじっとして聞いていました。
ギータデヴィという王室の女性がマイソールから来た時に、その車を見張るために、そのうちの一匹が車の下で一晩中車を見張っていましたが、朝に運転手がやって来て車を動かした時に、その犬が車の下にいる事に気付かずに、犬をを誤って轢いていまいました。
それによって犬の背骨が折れました。でもその犬は半死の状態でも、なんとかサイババさんの元にたどり着き、サイババさんの御足に触れた途端死にました。
サイババさんは、その犬を礼拝堂のすぐ近くに埋葬し、トゥルシの木をその上に植えました。

ポニョ:ちょっと聞くけど、あの背中を車で轢かれて死んだ犬って、サイババさんの小学生の時の同級生で、一緒に三人で一つの机に座っていた子供と違うんか。

ヨシオ:そうや。サイババさんが学校を離れた時、一人はサイババさんを慕って頭がおかしくなって井戸に飛び込み、もう一人も頭がおかしくなってサイババさんの名前を唱えながら食事や水を一滴も取らず亡くなったんや。

ポニョ:次の生では、サイババさんに仕える犬になって短い生を終えたんか。

ヨシオ:もう一頭もすぐに後を追うようにして死んだんやで。

ポニョ:霊的に見たらどう解釈するのか分からんけど、世の中不思議なことだらけやな。

その当時、プッタパルティへの道は易しくはありませんでした。
まず、ペヌコンダの駅から牛車を雇うか、歩くかしてペヌコンダのバス停まで行かなければなりませんでした。
プラットフォームの無いペヌコンダ駅


ペヌコンダのバス停から、不定期にやって来る蒸気バスに乗らなければなりませんでした。

このバスにはサスペンションは付いていませんでした。それに、後ろの方に乗ると、むき出しの蒸気エンジンの横に座らねばならなかったのです。
バスの運転手も、乗客がヒンドゥー教のタブーを破ったサイババさんの信者だと分かると、彼らをとても無礼に扱いました。
ブッカパトナム付近の道

バスは、ブッカパトナムまで行き、そのあとは牛車を雇ってデコボコ道を行き、ようやく、アシュラムのあるプッタパルティに着くのですが、そこへ行くのにチットラヴァティ川を歩いて渡らなければならなかったのです。
最後の道程やっとプッタパルティが見えた

普段でも大変な道程なのに、雨期になれば道がぬかるんで、乾期の三倍もの時間がかかりました。
チットラヴァティ川を渡りましょう

でも、そんな苦しい旅も、ババの愛がこもった、暖かい歓迎の言葉を聞けば、すぐに忘れることが出来たのです。

その当時、人々は礼拝堂の裏に、ババのベッドを真ん中にして、その両側に男女別々に寝ていました。
毎日、早朝三時にその日のスケジュールが始まりました。

皆が起きて沐浴をしその後、神様の108の名前を歌い上げたり、神様起きて下さいという歌を歌ってサイババさんに目を覚ましてもらいました。
以前の記事の手紙にもあったように、ババは毎日一時間少々しか寝ておられなかったのです。
ババはその日に誰が来るか、何人の人が来るかご存知だったので、その人たちの分まで料理を作って待っていました。でも、ババがキッチンに来られて鍋や釜を触れられただけで、自然に量が増え、その日一日、全ての人のお腹がいっぱいになるまで、食料は足りたのです。
ババは一日中とても忙しくされていました。というのも、結婚したばかりのカップルが、ババの祝福を受けようと周りの村からよくやって来るし、サソリやコブラに刺されたり、噛まれたりして救急を要する治療をされたりしていました。
コブラなどにやられた場合は、軽い症状の時は、壁の祭壇にかけてある花輪の花を患部に擦りつけて癒していましたが、ひどい場合には、ヴィブティを物質化して患部に塗り、残りを患者に食べさせました。そうする事で、皆、癒されて喜んで帰って行きました。
その中には、サイババさんにずっと反感を持ち反対している者も含まれていたのです。

皆で一日三食、ババも一緒に食事をしました。性的な事にはとても厳格なサイババさんの決まりで、食事の時も、バジャンの時も、寝る場所も、男女はいつも別々に分かれていました。
ある日、ババはウプマという食べ物を一人ひとりの両手の中に配りました。
ウプマ

そして、「その食べ物の中に何が入っていると思う?」と聞かれました。

みんなは、手を開いて、その上に盛ってある食べ物の中を見ると驚くなかれ、食べ物の下から、それぞれの人が以前から欲しいなと思っていた物品が出て来たのです。
ある者は、お菓子やお守り。ある者は、エメラルドのリンガム。またある者はロケットなどいろいろでした。
また、ある日バジャンをやっている最中に、ババは容器の上の花びらを、ガネーシャ神の像の上に振りかけました。すると、ガネーシャ神の首の周りに巻いてあった八十センチメートルほどの長さのペンダントが、突然、生命を持った蛇のようになって、曲に合わせて動き始めたのです。蛇が鎌首を上げるようにして、ガネーシャ神の像の周りを動き始めました。
それは、ババがもう一度花びらを神像に投げるまで続いたのでした。
また、サイババさんはバジャンを心から歌っていたので、サイババさんの顔から涙が流れ落ちるのを目撃されたのは、一度や二度ではありませんでした。
バジャンによっては、サイババさん自身が、そのバジャンで歌われている神様などに自らの姿を変えられました。ある日も、クリシュナとラーダの歌を歌っていると、サイババさんの姿は頭からベールを被っている、ラジャスタン地方の女性であるラーダに変わっていました。
そして、額の真ん中から、赤いクムクムの粉が噴水のように溢れ出て来たのでした。
それを拾い集めてバジャンの後、皆に配りました。

サイババさんのオイル浴の儀式も見ていて微笑ましいものでした。お母さんや他の年配の方々が髪の毛などにオイルを塗って行くんですが、その儀式が終わるや否や、ババは恥ずかしがって自分の部屋に飛んで帰って行くのでした。


https://m.youtube.com/watch?v=kwQxrsg-W6s

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