京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

弥生三月雛の月

2017-03-02 21:55:00 | 季節のことば
立派なひな飾りはないけれど、貝雛作家の原久美子さんに作って貰った貝雛、
一年に一度は箱から出して飾ってあげないと。

        
        大きなハマグリを調達することがまず苦労なんだそうです。我が家に来てもう20年近く
        なります。早いものですね、大事な私のお雛様です。

        
        両親が揃えてくれた私と妹のお雛様は、五段飾りでした。毎年天袋からおろして
        飾るのは一仕事でしたが、母と妹と私と三人の楽しい作業でもありました。
        飾らなくなったのはいつ頃からでしょうか、何年も押入れの中で眠っていましたが、
        やがて、親戚に貰われていきました。

        
        どんなお顔だったのだろう、まだあるのなら会ってみたいな、と思います。
        お雛様と一緒に撮った写真も残っていません。昔は折々にすぐ写真を撮ったわけでは
        ないんですね。フイルムも現像代も髙かったし。いつか古いアルバムから探してみよう
        とずっと思っているのですが…。

        小さな重箱に入ったお雛様も、原久美子さんの作品です。

              
              絞りのお仕覆に入っています。お仕覆も原さんの手作りです。

        
        IMO-TO が贔屓にしている縮緬作家・乙川邦子さんの作品、櫛箱の兎雛です。

        
        同じく乙川邦子さん制作の貝合わせを収める貝桶。とても手が込んでいます。

        
        IMO-TO 制作の折雛。

        どれもどれも心を込めて丁寧に作られたいとおしい小さなひいな飾りです。
        まさに「何も何も小ひさきものはみな美し(何でも小さいものはみないとおしいー枕草子)」

  
  さて、原久美子さんの貝雛の作品展が開かれています。我が家からはちょっと遠くて一人で電車を
  乗り継いでいく自信がなく、アッシー君の予定も合わずに、明日までの期間中にとうとう伺えません
  でした。新作を見て見たかったけど。
         

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