京恋し

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ポルトガル No.2 ポルト

2012-11-11 20:55:36 | 
ポルトはポルトガル北部、ドロウ川河口の丘陵地帯に築かれた港湾都市。
首都リスボンに次ぐポルトガル第二の都市です。

      
      18~19世紀にかけて、ポルト港はイギリスへの特産ワインの積み出しで賑わっていました。
      英語でポートワイン、そっか、ポートワインはポルトワインだったんだあ。
      川に浮かぶ船はラベーロというワイン樽の運搬船、現在は使われていないので飾りです。
      対岸の町は歴史地区。

      
      ドン・ルイス一世橋。上を列車が走ります。エッフェルの弟子の設計。

      
      この川岸にポルトワインの工場が並びます。橋を渡って最初に出会うワイン工場が
      イギリス人・ジョージ・サンデマンによって1790年に設立されたワイン工場。

      
      見学をする人で工場内は賑わっていました。あま~ぃ香りの中をガイドさんに誘導されて
      進んでいくと、ン、ワイン樽の奥に黒い影が…

      
      ほら、誰かにつけられている…ミステリーの始まりってこんな感じィ…

             
             これ、サンデマンのトレードマーク。つば広の黒い帽子と黒いマント、
             手にはワイングラス。工場内のあちこちに看板が立っていました。
             ガイドさんも同じスタイルでサービス。

        
        お待ちかねの試飲。
        そもそも、ポルトワインと言うのは、アルコール強化ワインで、発酵の途中にブランデーを
        加えて酵母の働きを止めるのだそうです。それで葡萄の糖分が分解されずに甘みが強く
        なります。アルコール分は20%だそうで、確かにブランデーのようなまったりとした
        のど越しです。つ・つよ~い
        食前酒や、日本には無い食後酒として飲むのに適しているのだとか。
        赤い方はチョコレートの味がした。

        ちなみに、ポルトワインの商標はドロウ川上流のアルト・ドロウ地区で栽培された葡萄を
        原料とした酒精強化ワインのみに与えられている。昔、日本にも赤玉ポートワインという
        ワインがありましたが、違反とされて赤玉スイートワインと名を変えたそうです。

        
        ほろ酔いでサンデマンを出たときには日もとっぷり暮れていました。

        
        ポルトの観光名所のひとつがここ、サン・ベント駅。

        
        ホールの四方の壁を飾るアズレージョ。

        アズレージョをじっくり鑑賞 して、ホテルに向かいました。
        今夜はポルト泊。ホテルでゆっくり夕ご飯を食べます。