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映画評と映画与太話

デイ・ウォッチ(2006)

2008-02-18 | 映画評・ファンタジー
ロシア圏ではすでに2年前に公開されていたのにやっと本邦公開になった「デイ・ウォッチ」、
相変わらずハチャメチャでおもしろいです。
ハリウッド映画にはない何でもあり度、そしてまた香港映画やインド映画とも方向の違う「何でもあり」。
前作「ナイト・ウォッチ」とあわせて
B級映画好きには大プッシュです!

…なのに劇場はガラガラだったよ。どうしてだよ、みんな見てよ!
って公開劇場が無情に少ないです。たまたまrukkiaのいきつけでやってたからいいものの…。

1作目同様、画面下に英語字幕、右に日本語字幕が出る。今回は忙しくて、英語字幕を見ている暇がなかった。
ロシア語は挨拶言葉と「カク、カク」(как = howに相当)しか聞き取れなかった。 > ラジオ露西亜語講座歴半年(^^;
DVDが出たらゆっくり見てみよう。

さて、お話は前作を見ていないとわからないと思う。
そして好き勝手に感想を語るとネタバレになってしまう。
サスペンス要素もあるお話なのでネタバレ度を押さえつつも以下、全面的に黒文字。

冒頭、アントン(コンスタンチン・ハベンスキー)が妙にこざっぱりしていて、ふーんと思ったのだが、その後酔っ払ったりヘロヘロになったりと、本領発揮(?)。
前作ではすばらしく薄幸そうだったスヴェトラーナ(マリア・ポロシナ)、今回はなんかピチピチ押しが強くなっていた。呼称も「スヴェータ」と軽いノリに変更。
いつの間にかアントン・ラブになっていて恋は盲目状態で突き進む。しまいにはイゴール(ディマ・マルティノフ)とアントンをとりっこする…。あらら。
で、アントンの息子イゴールくんの成長が楽しみだったんだけど、まだお子ちゃまでしたな。ああ、もうちょっと成長してるほうが…。 < こらこら

ガリーナ(Irina Yakovleva)とアリサ(ジャンナ・フリスケ)の関係がわかんなかったんだけど…。
だって、アリサ、なんかものすごーーーーーく怒ってたよ。
そして、何故かコスチャ(アレクセイ・チャドフ)にメロメロになって…。よくわかんない(^^;

お話は濡れ衣を着せられたアントンをかばおうと光側の人たちが四苦八苦することで展開。
一方、アントンはティムールの「運命のチョーク」で事態を打開しようと。
スヴェータのシャワーシーンはお約束のお楽しみなのかなと思っていたら、
なんでそこで急に強引になるんですか~!?
ぜいぜい。

突然ですが、rukkiaはフクロウ女オリガ(ガリーナ・チューニナ)が好きです。今回、このオリガがフクロウにされちゃったわけがわかります。な~るほど~。
しかし、闇側のオウム男はなんだったんでしょうかね…。

クライマックスは無駄にパニクる街。
なんでそーなるかなー。
そしてアントンはついに「運命のチョーク」で運命を変える。
それじゃ、元も子もないという言葉がrukkiaの頭を過ぎる…。

ダサダサ女学生風スヴェトラーナが笑えた。あの時代のロシアはダサダサがキーポイントなのか?

といわけで、続きはなさそうな終わり方をした。
「Twilight Watch」は本当にやるんでしょうかね…。

あー、闇側のボス・ザヴロン(ウラジミール・メニショフ)は前作のがかっこよかったですね~。

翻訳は「太田直子」って出てたから、ロシア語から訳しているわけではなく英語字幕から訳してるのかな、と思っていたら、なんとこの人、ロシア学科卒だった。失礼しました。

エンドロールの最後の最後に
R指定であることを告げる英語の画面が出てきます!
コラ、そいういうことは早く言え! > USではR指定、欧州でもR-15相当
って、日本ではPGもRもついてないぞ、いいのか!?


萌え度:萌えてる暇がなかった
好き度:
鑑賞:劇場(2008.2)

原題:Дневной дозор
監督:ティムール・ベクマンベトフ
配役:コンスタンチン・ハベンスキー(アントン・ゴロデツキー)
   マリア・ポロシナ(スヴェトラーナ)
   ガリーナ・チューニナ(オリガ)




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