萌映画

映画評と映画与太話

ウォンテッド(2008)

2008-09-15 | 映画評・クレッチマン
途中で気がついた、これR-15だった!
ってことで、がんがん宣伝すんなよR-15なのに、な、キワもの「ウォンテッド」を先行上映で見て来た。
久しぶりのトーマス・クレッチマン出演のメジャー映画だよ、ってことですごく楽しみにしていたのだ。
…ええと、春には「Next」にも出てたけど、あれはケイジ映画だったから(^^;

暗殺者組織のメンバーが次々と殺される。下手人は裏切り者のクロス(トーマス・クレッチマン)、ってことで彼を向かい撃つべく、父親が暗殺組織のメンバーだったというウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)がスカウトされて訓練されるのだが…。

サスペンス要素のある作品なので、以下ほのめかしもイヤな人はご注意。(一応、確実にネタバレ部分は黒文字にするけど)


トーマスは重要な役です。でも、謎っぽい扱いなので出番が少ない!
とりあえず冒頭の狙撃シーンに萌え! < こら
強引にウェスリーをおっかけるところはまあまあかな。
ということで、インパクトは「キング・コング」の船長ほどないものの、とりあえずトーマスである意味がありそうな役でよかった。

が、映画のほうはですね、おもしろいことはおもしろいんだけど、もう一度見たいかというとごにょごにょって感じだなぁ。
とりあえず、フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)がクールでかっこいいです。もう最後までクールです!

マカヴォイくんは、最初の惨め青年から途中の生意気青年、そして一皮むけた策士と目力が変わっていくところがさすがですねぇ。
でも最初の惨め描写、もっと短くしてくれよー。ああいうのイヤなんだよぉ。
そして予告編でほのめかされていたフォックス姐さんとの濡れ場、なかったですね…。 < ナニを期待(^^;

「ナイトウォッチ」で主人公をやっていたコンスタンティン・ハベンスキーがロシア人役で出ている。最初、気付かなかったんだけど、回復槽のところにいる人だ。

まあ、とにかくR-15ですよ、殴るわ撃つわ壊すわ殺すわ…。
R-15っていう覚悟がないと途中でイヤになる人もいるのでは? ってくらい(^^;
やりかたも無茶無茶でしてね。なにより、悪いのは名前をすりかえていたスローン(モーガン・フリーマン)だけだろ。なのに何故かつての仲間も滅多切りに殺さねばならないのか?ってあたりがね…。

設定もアクションもありえねーって感じなところが娯楽作品でよろしいかと思うのだが、ベクマンベトフ氏ってほっとくとR-15になっちゃうのねん。
ということで、ワイヤーアクションともひと味違ったありえねーアクションが見たい人にお勧め。
理不尽が嫌いな良い子にはお薦めできない(^^;

それにしても最初の指令はいったいどこからくるのだろう。神の声みたいなもん?


萌え度:クロスさん、もうちょっと。それよりフォックス(爆)
好き度:
鑑賞:劇場(2008.9)

原題:Wanted
監督:ティムール・ベクマンベトフ
配役:ジェームズ・マカヴォイ(ウェスリー・ギブソン)
   アンジェリーナ・ジョリー(フォックス)
   モーガン・フリーマン(スローン)


NEXT -ネクスト-(2008)

2008-05-07 | 映画評・クレッチマン
ケイジ御馳走様だけどクレッチマン目当てで頑張って見るぞーと思って臨んだ「ネクスト」、
ケイジ、分身増殖、やめてくれ~!

というわけで、rukkiaが見たかったのは敵役Mr.Smithことトーマス・クレッチマン。最初に謝っておきます、ニコラス・ケイジ・ファンの方、ゴメンナサイ。 > 主人公ないがしろ

トーマスったら、「キングコング」以来、3年ぶりの本邦スクリーン登場ですよ。(その間、日本未公開作品7本。しくしく。)
そして本作では板につきすぎた悪役実行部隊親分。名前がスミスでも一目瞭然な欧州人顔で、任務に疑問を呈しつつも容赦なく遂行。ああ、似合いすぎます。
もうひとり、「アラン」って呼ばれてた無慈悲実行部隊の人もかっこよかったんだけどなー。(俳優さんの名前がわからない)

粗筋ではテロリストの親玉ということだったのだが、頭脳ヘッドは別にいて、スミスは一番の親玉というわけじゃない。そこのところがちょっとがっかりだけど、でもそうじゃないから肉体労働もあるということでアクションが見れるんだから、ま、いいか。
ただし、胸板はさらさないのー。ケイジはさらしまくってるのにー。
そして最後があっけない。うーん、これから公開の「Wanted」のほうがかっこいい悪役かも…。 < 悪役と決まったわけでは…

原作はSF。2分後のことが見える男の話。
作品としては、どこまでがこれから起こり得ることでどこからが今起こっていることなのか、というのがわかりにくいのが魅力でもあるし、罠でもある。あまり多用されるとちょっとうんざりしちゃうな。
…といっても、これがトーマスのバリエーションだったら涎たらして見るのに、ケイジのバリエーションだったから辟易したのかも(^^;

ニコラス・ケイジも冒頭の爪を隠すマジシャンのところはハマっててよかったけど、後半はやりすぎ!って感じ。
ということで、ジュリアン・ムーア(FBI捜査官)は切れ者だし、ジェシカ・ビール(カノジョ)はかわいいし、ピーター・フォーク(お世話になってるおっさん)は味があって素敵だけど、全体としてはケイジ映画なので…、「ゴーストライダー」に満足した人にはお勧め、かな。

エンドロールが上がるのではなく、下がるのはなにかの洒落?
と思って最後まで見てたけど、洒落た趣向があるわけじゃなかった。がくり。


萌え度:悪者♪
好き度:ちょっとずるいよな、この演出と思った
鑑賞:劇場(2008.4)

原題:Next
監督:リー・タマホリ
配役:ニコラス・ケイジ(クリス・ジョンソン)
   ジュリアン・ムーア(カリー・フェリス)
   ジェシカ・ビール(リズ)



La Principessa e il povero(1997)

2007-01-05 | 映画評・クレッチマン
トーマス・クレッチマンが王位を狙う悪辣王弟をやっているイタリアのテレビ映画「La Principessa e il povero」を見た。
「エクスカリバ戦記」でダグナーを、「トータル・リアリティー」でチュニス司令官をやっていた頃の作品だ。
もう思いっきり力いっぱい悪役ですよ。しかも活き活きとやっているなぁ、楽しそうだなぁ。
そしてこれは完璧にテレビモード演技だなぁ。 > 水戸黄門の悪役を思い浮かべていただければ(^^;

字幕無しのイタリア語である。もう、さっぱりわかりません。聞き取れるのは「バンビーノ(=赤ちゃん)」という単語くらい。
内容は、まあ、いわゆるファンタジーである。魔法使いが登場する。わかりやすいといえばわかりやすいし、わかりにくいといえばわかりにくい。なぜなら、なんでもアリだから、常識では推測できかねます(^^;

原題は直訳すると「王女と貧者」になると思うが、相手は乞食でもなく普通に農民だ。しかも親子揃って体格も立派なので、いいもん食べてるんだろう(^^;
以下、rukkiaが作品に関する予備知識を加味して見てとったネタバレ粗筋である。イタリア語がわかんないので、間違ってたらごめんなさい。





王様にはダークな弟ミゲル(Migal;トーマス・クレッチマン)がいて、なにやら家来をひきつれて村人を襲い(?)ひったててくる。村人が何の罪を犯したのかは不明…。
お妃が御懐妊らしいが、なにやら容態が思わしくない。悩む王様に月が歌いかける。オペラ調。さすがイタリア。で、王様は夜中にこっそり一人ででかける。そこは怪しげな魔法使いの城。
薬を調合してもらった王様はそれをお妃に飲ませる。いきなり花びらが降ってきてなにやらハッピーな…。そして無事、赤ちゃんが生まれる。
一方、魔法使いの城、薬を調合したのは弟子のガマシュ(Gamesh)。ガキンチョだ。どうやら魔法使いの留守に勝手にやったらしい。魔法使いは赤ん坊が生まれると、犬・猫・鼠の着ぐるみ連中を送り出し、ミゲルになにやら暗示をかける。と、城の護衛兵が殺され、赤ん坊がさらわれる(おそらく、ミゲルのさしがね)。追跡する王様。さらった者どもは逃走中に沼に落ちて死亡。赤ん坊はガマシュに拾い上げられ…。

川で洗濯をしていた農家の奥さんが置き去りにされた赤ん坊を見つけ、自分の子供と一緒に連れ帰った。そこへ帰ってくる旦那さん。あ、冒頭、ミゲルにひったてられた人だ。
で、赤ん坊はこの夫妻に育てられることに。
赤ん坊を失って失意の王様は、村娘に懇願して赤ん坊を託してもらう。それを「取り返した!」と偽って城に連れ帰る。赤ん坊に狼藉を働きそうになるミゲル。が、忠誠を誓わせられる(多分…)

王様が連れ帰った赤ん坊は美しい姫に成長した。イタリア美人らしい大きな口にボンキュボンである。
…、おい、ちょっと待て!生んだのはお世継ぎじゃなかったのか!? 身代わりに女の子だなんて、まずくないか!?(そんなことをおいといて話は進む)
姫(アンナ・ファルチ)は成人したとみえる。そして初めてのお仕事、ミゲルがひったててきた罪人(多分)になにやら判決を下す。これ、死刑とかそういうのかな。すがる罪人にきっぱり判決を言い渡さなければならない姫、うるうる辛そう。追い討ちをかけるように苛めて楽しむミゲル、見た目もより一層ダークになってます。
その後も二人きりの時に姫に言い寄るミゲル。
おりゃ、下心あるなら、もっとうまくやらんか。いぢめたり脅したりやらしかったりでは気の強い姫はかたくなになるだけだぞ。
ミゲルを跳ね除けて自室に戻った姫、「こんな人生、いやだわ」とばかりに苦悩。

…、とこんなことだらだら書いてるととてつもなく長くなるので、このへんまで。
このあと、姫は村にお忍びで出かけて、成長した王子とその兄弟に合ってどうのこうのという展開になるのです。

この兄弟、姫とくっつくのだが、一方が優男(アダマーロ:Ademaro)でもう一方が肉体派やんちゃ坊主(レオナルド:Leonardo)。どっちもrukkiaの趣味でないところがいまひとつこの作品の価値を落としているかも…。 < こらっ

で、クレッチマンだが、まあ、ほんと悪い武闘派王子ですねぇ。指輪もいっぱいしてるし、顔近づけすぎだし(^^;
最後にレオナルドと一騎打ちでやられて死ぬのだが、まあ、その死に様も派手で(^^;;;;
ダグナーとクルト・ライナー(レリック・ハンター)を足して2で割ったような感じの役どころ。ああいうのが好きな人ならちんぷんかんでもDVDを買う価値はあるかと…。

しかし、こう、力いっぱいやっちゃうと、これ系の役しか来なくなっちゃうんじゃないかと心配になるぞよ。あー、軍人姿同様似合いすぎます。
ま、このあと多様な役が来ているから大丈夫といえば大丈夫だけど。 > 相変わらず役選んでないっぽいけど(^^;



萌え度:ふっふっふ。
好き度:話が見えたらもうちょっとおもしろいかも
鑑賞:DVD(2007.1)

原題:La Principessa e il povero
監督:Lamberto Bava
配役:Anna Falchi(姫:Mirabella)
   Lorenzo Crespi(村の若者:Leonardo)
   Thomas Kretschmann(王弟:Migal)
   


ポイズン(2000)

2006-06-25 | 映画評・クレッチマン
とりあえずトーマス・クレッチマンが出ているから買ってみた。
亜米利加のテレビ局HBOの番組だったようだ。
DVDのタイトルは「Tease」になっている。

お話は…(以下、ネタバレにつき、注意)




ママを独り占めしたいトレーシー、二人の間に入ってくる人たちを次々と排除していく。
はい、これだけです。

というと身も蓋もないんだけどねぇ。17歳にもなって何やってるんだって感じです。小中学生ならまだわかるんだけど…。
まあ、ことの起こりの当初はトレーシー、まだ中学生くらいだったと思う。女優であるママは忙しくてあまりかまってあげられない。母親が出かける時にパニックになっちゃうトレーシー、でも置いていかれる。
そして、彼女を引き止めたママのパトロン(?)を腹いせに突き飛ばしてプールで水死させてしまう。
ママは娘の罪を被って服役、出所して娘を迎えにくるところだ。

ってなわけで、おとなしく女学校に通っていたトレーシーだか、次々と邪魔者を消していくわけだ。
ママであるデイナ(ロザンナ・アークエット)との新生活の場はワイナリー、ワイナリーを仕切っているカール(ユンゲン・プロフノウ)はいい人です。
そこへ、カールの弟のジョニー(トーマス・クレッチマン)がやってくる。この男、怪しい、怪しすぎる。げらげら。さっそくママに色目をつかってみたり、トレーシー(マンディ・シェイファー)の色香に迷ってみたり(^^;
トレーシーは小悪魔チックである。が、結局ジョニーが手を出すのはママの方。オトナの女のが好きだったみたいだ。

ママがジョニーと仲良くなっちゃったことに腹を立てたトレーシー、ジョニーを誘惑してみたり濡れ衣着せてみたり…。

で、このクレッチマン、なんか太めです。泳いでます。が、そんなにかっこいいというほどのフォームじゃないなぁ。わざとかなぁ。
シャツをはだけてたり泳いだりしているので、上半身は大サービスである。
とりあえず、ファンなら見ましょう(笑)
なんたって死に方は大大サービスです。他の人が水に沈められちゃうだけなのに…(^^;

そうそう、カール役のユンゲン・プロフノウ、どこかで見たことあると思ったら、「ダ・ヴィンチ・コード」の銀行支店長の人だ。やや、デヴィッド・リンチの「砂の惑星」でレト・アトレイデもやってるぞ、覚えてないや…。


萌え度:うーん、もうちょっと締まっているほうが好き < こらっ
好き度:うーん
鑑賞:DVD(2006.6)

原題:Poison
監督:デニス・ベリー
配役:ロザンナ・アークエット(デイナ)
   マンディ・シェイファー(トレイシー)
   ユルゲン・プロフノウ(カール)


…なんだ日本語版でてるんならそっち買えばよかった。高いけど…。(US版のリージョン1のやつを買っちゃいました。英語字幕付き。安いけどね…)
大きなレンタル屋ならあるかも。犯罪じゃなくてエロティックのコーナーにあるらしい(^^; > 濡れ場はなんとかサスペンス劇場レベルだと思うが < TV見ないからよくわかんないけど

ポイズン

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トータル・リアリティ(1997)

2006-06-18 | 映画評・クレッチマン
本邦未公開でビデオ発売のみだったらしい「トータル・リアリティ」、そこそこおもしろいSFだった。
…といってもですね、字幕無しの英語で見たので、細かいいきさつはよくわからなった。
なにせ、チュニス司令官が1998年で何をしようとしてたのか不明 < 致命的です(^^:
でも、追いつ追われつの展開はわかる。だからアクション映画は好き(^^;;;

DVDのパッケージに書いてあった粗筋を訳してみよう。
2128年、同盟軍はチュニス将軍のファシスト軍を倒した。しかし、勝利には高い代償が。地球はずたずたになり、回復には数世紀かかる。
チュニス将軍はただ降参したわけではなかった。彼はタイムマシーンを乗っ取り、現代(1998年ね)の地球へ。その行動は人類の生存を脅かしかねない。
同盟軍の死刑囚ランドは決死隊に選ばれる。チュニスを追い世界を救え。失敗は死を意味する。(rukkia乱暴訳)

で、この悪役チュニス司令官がトーマス・クレッチマンだ。戦艦に乗っている時から制服じゃなくてロングコートで、ちょっと年季の入ったロック・ミュージシャン風。そして白髪まじりの短髪コマ塩頭である。
チュニスの副官もわりとよかったんだけど、名前不明。

決死隊はみんな軍紀違反の死刑囚。
主人公のランド(デヴィッド・ブラッドリー)はともかく、フランクル(Brian Faker)ともう一人の男はもともと問題児っぽい。ウィンゲイト(Misa Koprova)もちょっと化粧が厚めのねーちゃんだ(でも一児の母らしい)。
48時間以内に戻ってこれないと死んじゃうらしい。あら大変だ。

そんなこの広い地球で一人の男をどうやって探すんだろう、と思ったらなんと未来人はみんな首に何か埋め込まれてて、それを探知して探すらいい。ふーん。

で、キーになるのはジョン・ブリッジ(Michael Mendelsohn)という学者(?)、彼の著書に書かれた思想を元に未来のファシストが管理社会を築いたらしいのだ。ジョンの別れた妻キャシー(エリ・プージェ)が巻き込まれてうんぬんかんぬん、という展開になるわけだ。

主人公、いい人なんだけどいまいち萌えないのがこの映画の欠点か。
まあ、この手の映画、よっぽどのことじゃないとスペクタクルやSF的整合性は求めてないから(^^;


萌え度:ごま塩頭もかっちょええ
好き度:
鑑賞:DVD(2006.6)

原題:Total Reality
監督:フリップ・ロス
配役:デヴィッド・ブラッドリー(ランド)
   エリ・プージェ(キャシー)
   トーマス・クレッチマン(チュニス司令官)


スタンダール・シンドローム(1996)

2006-06-17 | 映画評・クレッチマン
日本版のDVDが出てないのだが、欧米版は結構いっぱい出ている「スタンダール・シンドローム」、NTSCでオール・リージョンのディレクターズ・カットを見た。
冒頭、聞こえてきた会話が日本語だったので、ぎょっとしてリモコンの音声ボタンを押してみたけど、吹替えなどではなく…。観光地の日本人っつーことだったらしい。 > カメラぶらさげたソレらしい人々が(^^;
イタリア語の映画のはずだが、音声は英語だった…。吹替えくさい音質だけど、口の形は単語にあっている気がする。でも、出だしのトーマス・クレッチマンは声が違う気がする。謎。

で、字幕無しなので、内容がちゃんとわかったかどうかは不明。とりあえず、スタンダール・シンドロームというのは絵画を見ているうちにその中に引き込まれちゃう現象をいうそうだ。
主人公アナ(アーシア・アルジェント)、さっそくそうなってます。
ただ引き込まれるだけだったらいいんだけど、絵の中の怖い要素に反応して怖いほうへ引き込まれていきます。そう、なんたってホラー監督のダリオ・アルジェントの作品ですから(^^;

そんな彼女を見ていたアルフレード(トーマス・クレッチマン)に狙われることに…。

ええと、この作品のトーマスはレイプ犯ですからねぇ。といってもえっちなカットはあんまりないのだ。映っているのは被害者に恐怖顔ばっかだし。 < なにを期待してるんですか
とりあえず、トーマスはウツクシク上半身サービスありだ。背広着て出かけるシーンなんかあったりして、役が役だけにそんな普通の人っぽいことされると余計怖いですよ。 > 相変わらずスーツはキマってるし(^^;

アーシアの肢体も期待してはダメ。彼女、やられる役ですが全く脱いでませんから > パパが監督だから?

「ナイト・オブ・ゴッド」でトーマスと共演していたマルコ・レオナルディがアナの元カレ刑事の役ででてくる。いい人役だ。

サイコ系サスペンスということなので、内容については紹介しないが、映画として出来がイイかというとそうでもない気がするので、あまり人にはオススメできない。
強いて言うなら、絵画のどの部分に触発されて引き込まれるかってあたりが、美術好きの人には興味深いかも知れない。…但し、rukkiaは美術オンチなので保証の限りではない(^^;

過去にビデオテープでは日本で発売されているので、大きなレンタル屋に行けば置いてあるかも。


萌え度:トーマス、かっこいいといえばいいけど、ちょっと…。
好き度:やだよ、こんな話
鑑賞:DVD(2006.6)

原題:La Sindrome di Stendhal
監督:ダリオ・アルジェント
配役:アーシア・アルジェント(アナ・マニ)
   トーマス・クレッチマン(アルフレード)
   マルコ・レオナルディ(マルコ)


スターリングラード(1993)

2006-06-11 | 映画評・クレッチマン
1993年のドイツ映画「スターリングラード」である。ジュード・ロウが出ているソ連側から描いた「スターリングラード」(Enemy At The Gate)とは別物である。

これ、トーマス・クレッチマンがブレイクした作品ということで、ファンとしては絶対見なくちゃいけないもの。でもrukkiaにはとても敷居が高かった。
第一、独逸側から描いたスターリングラード戦である。惨めなことは目に見えている。
第二、日本語版DVDが出てない。全編ドイツ語なところ、英語字幕で見なければならない。
ということで、覚悟して見た。

…ドイツ語だけじゃなくて時々ロシア語も出てくる。しかも、どこまでがドイツ語でどこからがロシア語かわかんなーい。
というのはいいとして、

とりあえずですね、トーマスはかっちょいいです。当時30歳、どんな下っ端かと思ったらそうでもなく、小隊を率いる大尉です。親戚が偉い軍人らしく、いいとこのお坊ちゃまという風情です。
しかも大尉、善人です。善人すぎて軍隊に馴染めないっぽい。得意(?)のあたふた顔がたくさん拝めます(^^;
そして、クレジットでは2番目に名前がでてくるものの、ほとんど主人公です。
これりゃー、やっぱ万難を排して見なければなりませんねぇ。

が、話の方は覚悟した以上に死体累々負傷者累々でもう一片の救いも無いって感じ。横暴な将校は出てくるし、意に沿わない任務も遂行しなくちゃならないし。ひーひー、もう終わりにしてよー。(でもトーマスはみたいよー)

会話がわからないこともあって、中盤ぐらいまで大尉以外のメンバーの見分けがつかない。登場人物の個性とか背景とかわかるともっとドラマがおもしろいんだろけど、この人とその人とどっちが偉いのとか、オットー(シルヴェスター・グロス)って何者とか、イリーナ(ダーナ・ヴァヴロヴァ)は何活動してたのとか、あまり見えなくて…。まあ見えなくても話は進むんだけどね。
あ、監督ったらこの映画紅一点のダーナと結婚してやんの。他の作品でも一緒に仕事してたみたいだ。ふ~ん。

作品によって七変化なクレッチマン、これは「戦場のピアニスト」の大尉に近いイメージかな。本作を見て「戦場のピアニスト」をキャスティングしたのならわかるって感じ。逆に、これの前の「Die Ratte」を見て本作へキャスティングしたとは考えにくい(^^;

トーマス・ファンとリアルな戦争映画が好きな人にはオススメ。

追記:英語字幕では「lieutenant」となっていたので大尉と訳したけど、陸軍なので少尉かもしれない…。軍隊の階級名は相変わらずわからん…。


萌え度:クレッチマン、いい役です
好き度:戦争映画はイヤ。しくしく
鑑賞:DVD(2006.6)

原題:Stalingrad
監督:ヨゼフ・フィルスマイアー
配役:ドミニク・ホルヴィッツ(フリッツ・ライザー)
   トーマス・クレッチマン(ハンス・フォン・ヴィッツランド大尉)
   ヨヘン・ニッケル(Manfred Rohleder "Rollo")


レリック・ハンター7 シドニー・フォックスと開拓者の旗(1999)

2006-06-10 | 映画評・クレッチマン
「レリック・ハンター」のDVD7枚目である。
収録されているのはシーズン1のエピソード4「Flag Day」とエピソード12「Emperor's Bride」
で、第12話にトーマス・クレッチマンがまたクルト・ライナー役で出てくる。

第4話、まあ、なかなかハートウォーミング(?)な話である。お宝はカリフォルニアの開拓者の旗でたいしたことないけど、ハンナ嬢(Cynthia Preston)が強くなっていくのが微笑ましい。
そして、何故かいつもシドニーはノースリーブなのにナイジェルは長袖のセーター。どっちかっていうと太めのナイジェル、それなりに体温高いだろうに…。

第12話にはダラス・カーター(ジョン・シュナイダー)が出てくる。こいつはまさしく元カレらしい。シドニー、いった何人元カレがいるのだ!?
で、シドニーたちが探しているお宝を狙ってダラス登場、さらにライナー(トーマス・クレッチマン)も参戦。元カレ同志当てこすりしてたり…。
クレッチマン、第6話の時よりいいかんじ。出し抜かれキャラというのが定まっているからかもしれない(^^;
登場シーンは大型バイクに乗っててかっこいいんだけどねぇ。 > もっと見せて~

お宝探しの過程がちょっと手抜きな感じがするが、まあいいか。
ナイジェルくんはお色気おねえさんに引きぎみなので、いつも「ゲイ?」とかいわれちゃう。

さて、シーズン2のエピソード12「M.I.A.」にはなんとダラスとライナーとデレクの3人がでてくる。元パートナーそろい踏み?
が、シーズン2は日本ではDVD出てないみたいだ。英密林でポチ(^^;;;;

追記:「M.I.A.」はシドニー誘拐の犯人の見当をつけるために過去に関係のあった人物を回想するシーンというのがたんまり入っているという代物。なので、元彼(?)たちの新たなエピソードはなし。しかも、デレクはちゃんと回想してもらえるが、ダラスとライナーは寝袋で寝ているシーンで顔もうつりません。がっかり…。


萌え度:
好き度:まあまあかな
鑑賞:DVD(2006.6)

原題:Relic Hunter "Flag Day" "Emperor's Bride"
監督:David Wu、Stefan Scaini
配役:ティア・カレル(シドニー・フォックス)
   クリスチャン・アイホルト(ナイジェル)
   リンディ・ブース(クローディア)

レリック・ハンター7 シドニー・フォックスと開拓者の旗

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レリック・ハンター2 シドニー・フォックスと伝説のグローブ(1999)

2006-06-09 | 映画評・クレッチマン
「レリック・ハンター」のDVD2枚目である。(1枚目については過去記事参照)
収録されているのはシーズン1のエピソード6「Diamond in the Rough」とエピソード5「Thank You Very Much」
で、第6話にトーマス・クレッチマンがでてくる。クルト・ライナーというドイツ人の役だ。シドニーとの会話のなかで「ya」とか「Auf Wiedersehen」とかいっている。

ライナーとフォックス教授はお知り合いらしい。
こりゃ、ララさんとジェラード・バトラー(役名忘れた)みたいな関係かと思ったけど、元カレというほどのことでもないらしいようなそうでもないような…。
カトマンズでライナーが食い逃げしたんだかシドニーの名前でツケにしたんだか…。とりあえずそういう関係(^^;

ここでのクレッチマン、完全にTVモードです。「ミス・ダイヤモンド」のティムよりもっと…。なんというのか、ええと、わざとな演技です。
これ、「ミス・ダイヤモンド」の後、「U-571」とか「クライマー」よりちょっと前くらいのはずなので、演技力のせいでそうなっているのではなく、敢てそういう演出なんだと思う…。故にかっこいいんだか悪いんだかよくわからない役どころだったりする。
「エクスカリバー戦記」のダグナーとティムを足して二で割った感じといえばいいだろうか…。 > 短髪だし

で、第6話だが、これが「伝説のグローブ」、大リーグ選手のグローブの話。
…ちょっとつまんない(^^;
相変わらず足手まといなナイジェル君…。

そしてまたタイトルも何もなしにはじまるのが第5話。DVDったら順番めちゃくちゃだなぁ。
こっちはなんとナイジェル君、微妙に活躍。
話も二転三転して第6話よりは面白い。
ただ、お宝がエルヴィス・プレスリーのギターなんでね…。やっぱり古代の秘宝のほうがいいなぁ。


萌え度:
好き度:ちょっとボルテージ落ちた
鑑賞:DVD(2006.6)

原題:Relic Hunter "Diamond In The Rough" "Thank You Very Much"
監督:Don McCutcheon
配役:ティア・カレル(シドニー・フォックス)
   クリスチャン・アイホルト(ナイジェル)
   リンディ・ブース(クローディア)


レリック・ハンター2/シドニー・フォックスと伝説のグローブ

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24 シーズン2 6:00AM-8:00AM(2003)

2006-02-16 | 映画評・クレッチマン
トーマス・クレッチマンは「24」セカンドシーズンの最後の2時間にだけ登場するらしい、ということでそのDVDだけ借りてみた。
話が見えないんじゃないかと心配したけど、それほどでもなく楽しめたぞ。

しかし、1話40分の間に1分ずつぐらいしか出ないのだ。
こーいうパターンが多すぎないか。しくしく。
しかも電話しているだけです。しくしくしく。
マックスという役だ。ごく普通のお金持ちスポーツマンっぽいいでたちだが、役どころは黒幕みたいだ。
…ありゃ…、かなりのレベルの黒幕みたいなんだけど、ここにしか出てこないというのはどーいうことだ!?
陰謀の背景はシーズン1から見ないとわかんないんだろうか…。そんな暇はなーい!

とりあえず、しゃべりかたがクレッチマンでした。 > それで結構満足したり(^^;