萌映画

映画評と映画与太話

Day Watch、米国では6月公開!

2007-03-31 | 映画与太話
「ナイト・ウォッチ」の続編「Day Watch」、全米公開は2007年6月1日公開だそうだ。 →Comingsoon.net
そんでもって映画のポスター5枚が公開されている。
…怖いんですけど…。

英語版公式サイトもできていた。
…だけどちゃんと見れないんですけど…。
そんでもって、公式サイトなのにYouTubeにリンクしまくりなんですけど…。 > 公式提供?
しかも、ロシア語のトレイラーに(^^;

英語版の予告編はAppleのサイトでどうぞ。 →Apple - Trailers - Da Watch
こっちはロシア語台詞抜きで英語の語りが入っている。

さて、日本ではやってくれるかどうか。
IMDbの公開日情報を見ると、ロシア方面では去年の1月にすでに公開、米国で今年の6月、西欧で今年の秋、となっている。
アジア圏の情報はなし。秋に欧州と一緒にやってくれないかな。

まだなの?プレステージ前売り券

2007-03-31 | ヒュー与太話
今日、発売って聞いた気がしたが、行き付け映画館で「プレステージ」の前売り券、売ってなかった。
上映予定には入ってるそうだ。
売店のにーちゃんに聞いても、入るのか入らないのかもわからなかった。
そういえばまだチラシもおいてないな。
はて、どーしたもんか。 > トランプ欲しい

追記:公式サイトを確認したら、前売り券を売る劇場と売らない劇場があるようだ。知らなかったよー > 前売りなんて買ったことないんだもん
まだ出直さななければ。

NEXTの公式サイトオープン

2007-03-30 | クレッチマン与太話
あちらでの4月27日の公開を控えて、映画「Next」の公式サイトがオープンした。 →NEXT(英語only)

うーんでもまだ、つくりかけってかんじで、オープンしてないコーナーが多い。
予告編も前に公開された1個だけ。
ギャラリーもな、憔悴したケイジの顔だらけ。
トーマスはあの予告編の一瞬しかわかんないぞ。
うーん、せっかくSFアクション系出演なのに、ちょい役すぎるんだろうか…。

ゼノサーガ3 ネタバレ記10 永劫回帰はごめんだ

2007-03-28 | ゲーム日記
*ネタバレ関係なく書くので、これからゲームをやろうという人は見ないほうがいいです*

奥のほうへいくと、データベースがあって、100年前のヴォイジャー事件の周辺情報を読むことができる。ふむふむ。

で、変な暗号扉を開くと。

出た、マーグリス!

しまった、準備してないよー。

マーグリス、兄様と戦うのを喜んでます。あ、こいつ、テスタメントになってないよ。そーいう生き方は却下したのか。
「貴様がここにいるということは、ペレグリーを殺ったな」とかなんとか、ねちねち言うんじゃない、向こうが聞く耳持たなかったんだからっ。
でも、兄様はオトナです。ちび様みたい激昂したりシオンちゃんみたいに喚き散らしたりしません。さすが、ドクトゥスに「相変わらずなに考えてんかわかんない顔ね」といわれただけのことはあります…。
ここもロボット戦。マーグリス、変身しないけど強い。
またしても最後の1機になってしまったが、なんとか倒した。
そして、彼もまた…。
なるほど、後悔しない男はテスタメントになる必要性がないのか…。
合掌。

シオンちゃんのペンダントが怪しく光って、ご一行様さらに奥へ。
途中の戦闘は、EP1腕輪を装備したメンバーにエルデカイザーΣ召喚呪文を唱えさせると、どんな敵でもほとんど一発で全滅。楽勝すぎる。
そして、ペンダントと同じ材質のクリスタルの部屋に行き着く。
ここでまたバタリと倒れるシオンちゃん、ウ・ドゥのアベルとお話…。
ネピリムが出てきてなにやらいったが、耳を貸さずに奥に進むシオン。
で、話がややこしいので端折るが、次のようなことだったらしい。
  • 宇宙の崩壊の原因はなんとケイオスくん=イェオーシュア。彼のアニマの力を分散させ封じこめた女性がマリア。(アニムスといってたな)
  • マリアは何かがあってお亡くなりになった。肉体は棺の中、精神はU.M.N.の中に散逸。
  • KOS-MOSは散逸したマリアの精神を集めるための器。シオンは集める助けをするマリアの巫女。シオンちゃんはウ・ドゥと感応する力がある
  • KOS-MOSの中で目覚めたマリアはKOS-MOSと統合されて元のマリアとは独立した人格になった。
  • ヴィルヘルムは、宇宙を散逸から守るために永劫回帰(何度も同じことを繰り返す)をさせようとしていた
  • マリアはグノーシスとなった人々の意識を集め、巨大装置ツァラトゥストラを使って永劫回帰を起動することができる
マリアはどうやらマグダラのマリアを模しているようだ。

さて、マリアが目覚めたところでT-elos登場。でも結局KOS-MOSにやられておしまいになった。

そして、ついに出た、ケビン。
なんと、ケビンはミズラヒ博士のところで働く前にヴィルヘルムに見込まれてて、その後、テスタメントになるべくわざとKOS-MOSアーキタイプに殺されたのだった!
そして愛は盲目のシオン、みんなを振り切ってケビンの元へ走る。
この宇宙を滅ぼしてでも幸せになりたいそうだ。

そうなると、黙っていない兄様、自らの手で成敗してくれると…。
そこへ、アレン君が捨て身の説得。KOS-MOSも加勢。
さすがの盲目シオンも、友達が痛めつけられるのは耐えられない。
やっとケビンと袂を分かつ。

で、ラスボスはケビンでもヴィルヘルムでもなく、アベル搭載のなにかでした。
これもね、なんかね、エルデカイザーΣ数発であっけなく倒してしまったよ > いいのか!?

さてさて、ラスボスを倒してからが長いゼノサーガ(^^;
シオンちゃんがケビンにもらったペンダントがツァラトゥストラを起動する鍵なんだそうだ。
シオンに鍵を使わせようといたぶるヴィルヘルムにケビンが反逆。
こいつ、いろんな悪さ(?)をしてきたもの
「この世をおしまいにして、お母さんと新しい世を生きる」
「シオンちゃんと永遠にいちゃいちゃする」
という我執からだそうだ。
あちゃーーーーーーーーーー。
ま、シオンを騙していたにしても、愛していたことに偽りはなかったっちゅーことか。
すでにマリアではないKOS-MOSもヴィルヘルムの言うことを聞かず、鍵を壊しちゃうし。
そして、ゾハルのエネルギーを使ってヴィルヘルムを道連れに消えていくケビン。
暴走するアベルはネピリムがなだめて事なきを得る。

後始末をするケイオスくんたちを残して、ご一行様脱出。
この時、ハカセのジェネレーターを積んだロボットが活躍 > 他はアニマの器が抜けちゃってるから動かない
が、最後の最後になって、兄様が助太刀に戻っていく。
えー、兄さんやだ、やだよぉ。

……

というわけで、終わりましたにゃ。
長かった、ゼノシリーズ。
最後は、いろんなメンバーが抜けて、シオンとアレンくんとちび様だけでロスト・エルサレムを探しにいくのだ。
続きが作れそうな終わり方ではあったが、4は無いそうだ。
つまんないな。

<ゼノサーガ3 ツァラトゥストラはかく語りき(PS2版)>

ゼノサーガ3 ネタバレ記9 ロボットを倒せ

2007-03-27 | ゲーム日記
*ネタバレ関係なく書くので、これからゲームをやろうという人は見ないほうがいいです*

ヴォイジャーもいなくなって、そろそろラストダンジョンかと思うので、寄り道である。
実は、ヴォイジャーと戦う前にも挑戦したことがあるのだが…。

シトリンをやっつけると兵装開発区の鍵というのが手に入る。
これ、フィフス・エルサレムの研究所にあるので、KOS-MOSの兵装かなと思っていってみると…。
ここを脱出する時に戦ったオメガなんたらかたらという無人ロボットとシミュレーション・バトルができるということだった。
とりあえず戦ってみる。
もうあれから大分たっているので、わりと楽勝♪
と、思ったら、変身が始まった。赤くなった。
オメガ・イド!


ぎゃー、イドですか~。 > ゼノギアス参照(^^;
で、イドらしくなんか連続ガンガンパンチを食わせてくる。
ぎゃー。全滅!

でも、シミュレーションバトルのせいか、ゲームオーバーにはならない。
でもでも、悔しいのでリセット。

もうひとつ、ブラックハカセの遺作、エルデカイザーΣというロボットと戦うことができる。
これも、ヴォイジャーと対戦する前に一度挑戦しているのだけど…。
ココナッツザルに話しかけて対戦させてもらう。

げげ、ロボットに生身で対戦?

というわけで、あっというまに全体攻撃くらって全滅してしまった。

さて、奥に進む前に再挑戦である。
まず、エルデカイザーΣと戦ってみる。
こいつ、1つの属性のみ有効な防備技を使ってくる。これを破るには、有効属性を持っているロボット召喚呪文を使う必要がある。宝箱から拾った、エルデカイザーとか、エルデカイザー烈とか。
が、もうひとつブラックエルデカイザーというのがあるのだ。こいつはまだ入手してなかった。
全部そろわないと勝てそうもない。

とりあえず退散(リセット)だ。

そのブラックエルデカイザーを入手するには、オメガ・イドを倒さねばならぬらしい。
いってみよう、オメガ・イド。
やっぱり強いよ、オメガ・イド!!
味方が最後の1機になってしまった。もうこの必殺技で終わらなければおしまい!

やった。倒した。

経験値3機分、入ってきた!!

パーティーにいない人は経験値が減るので、1機しかフルにもらえないと思ってたらそうじゃなかった。最初に離脱した1機だけが戦闘メンバー外と判断され、他の倒れてた2機はメンバー内という扱いになってるみたい。儲けものにゃ。

オメガ・イドを倒すと、貨客船の中にいるドロイドが腕輪を鍛えてくれる。
(そのまえに、その腕輪を拾っとく必要があるが)
それを装備するとどんな技でもEP1(FFでいえばMP1)になるのだ!!
なんて便利な。

そして、ブラックエルデカイザーを回収して、エルデカイザーΣに挑戦だ!
長期戦になったが、何度も生き返り技を使って、なんとか倒した。

ロボットたちを倒すとデコーダーが全部手にはいるので、セグメントファイルがコンプリートする。そうするとKOS-MOSの水着がもらえる。今回の水着はあまり役に立たないので別にいいんだけど。
KOS-MOSの水着、前回と変わってかなりえっちぃです(^^;

…入手してないけど、裏情報でみると、サイボーグ氏もウェットスーツではなく海パンになってました > それを思うとやはり兄様の水着が納得いかない < こらこら

あ、それからエルデカイザーΣを倒すと、宿命のライバル、ハカセとブラックハカセのええ話がきけるぞ。
なんかゼノサーガの登場人物の中ではブラックハカセが一番充実した生を全うしたような気がするなぁ。
…でも、彼、ゼノサーガ2で出てくるんだよね。面倒くさいから2の時はこの対決エピソード、全然やってなかったのだ。ので、生身(?)のブラックハカセには一度もお目にかかってない(^^;

すっきりしたところで、奥へ進むか。

<ゼノサーガ3 ツァラトゥストラはかく語りき(PS2版)>

まだ内緒なbond22のプロット

2007-03-26 | bond22 QOS
007シリーズの次作,bond22のシナリオがどうなるかの噂が飛び交い始めた。 →MI6
噂によると、イアン・フレミングの短編「The Hildebrand Rarity」「 The Property Of A Lady」「 Risico and 007 In New York」あたりにヒントを得た話になるのではとか。

1月に脚本家たちは「Risco」ではない、ということは言ったらしいのだが、ヴェスパの彼氏が出てくる話になるかどうかは「ノー・コメント」だったそうだ。
先週、美術担当のピーター・ラモント氏が、次作は「カジノ・ロワイヤル」の直後の話になるだろうと発言している。
だが、ソニー・ピクチャーの偉い人によると、決まっているのはダニエル・クレイグ続投と公開予定日だけだとのこと。

まあ、どんな話になるかはあけてのお楽しみ、なのかな。
サスペンス要素もあるし、あんまりネタバレしてもね。

身代わり人形に針で前売り中止

2007-03-25 | 映画与太話
海賊3の前売り券についてくる「ジャック・スパロウ身代わり人形」に針状の混入物が…、とかで、回収・前売り中止騒ぎになっている。 →公式ファンサイト

あらら。
まあ、五寸釘の代わりに針だったのでしょうか。 < 違います(^^;
前売り再開は3月31日だそうで。
あのおまけ、人気だっただけに打撃ですね。

rukkiaはそれより、プレステージのトランプが欲しい。
公式サイトのニュースの中に画像がちらっと出てます。
こっちも3月31日発売だな。映画館へ走らねば。


ゼノサーガ3 ネタバレ記8 合掌

2007-03-23 | ゲーム日記
*ネタバレ関係なく書くので、これからゲームをやろうという人は見ないほうがいいです*

このところ、シオンちゃんが無口です。
いつもならなんやかんやと言ってくるのに、やっぱひねてるんでしょうか。
ご一行様は、アベルとゾハルが送られたらしいミクタムへ。

このところ、ハインライン卿が冷たいんです。
ゼノサーガ2の教皇亡き後、オルムスを率いているハインライン卿、実は誰も顔を見たことなくて、マーグリスは声だけで指令を受けているのだ。
超球面体が現れた頃からだ。「おまえは何も考えずに指令に従っていればよい」なんていわれちゃって…。
それってさ、マーグリスの性に合わないと思うぞ。ハインライン卿、部下操縦を誤ってないか。それとももっと切羽詰まった状況なのか?
マーグリスもそろそろ「何かおかしい」と思っているらしい。兄様元カノの部下に疑念をもらしていた。あ、そろそろ彼女も名前で呼んであげよう。ペレグリーさんだ。

ミクタムはオルムス発祥の地で、そこにツァラトゥストラがあるんだそうだ。そこが侵攻されようとしているのに、何もするなと言われ、イライラするマーグリス。
あれ? ハインライン卿の声がかわってきたぞ。
げげ、こ、これはヴィルヘルムの声!
そして姿を現したハインライン卿=ヴェクターCEOのヴィルヘルム!
げろげろ。兵器会社はふたつとも彼の傘下だったのかっ!

ヴィルヘルムは、オルムスの真の目的を語る。オルムスは神の遺物とプログラム・レメゲトンを守るための組織なのだと。レメゲトンは「この宇宙を散逸させるフェールセーフ」だと。そしてそれは「イェオーシュアの言葉」だと。
え? ケイオスくんの言葉!?

オルムスはキリスト教団を模していると思われる。6000年前に彼らが主と仰ぐ男が死んで、その男が残した言葉を管理することが仕事だといっている。主ってキリストを模していると思われる。で、その“主”は、言葉の中身を知らなかったと。ってことはイェオーシュアはキリストではないってことになるな…。

信仰のよりどころ、ロスト・エルサレムへの回帰は偽りだったと知ってわなわなするマグーリス。でも、まだ敬語を使っている(^^;

そして現れた残りのテスタメント、赤と黒。
ヴィルヘルムはマーグリスに選択を迫る、「この場を去るか、それとも…」。
加えて「君は決して後悔をしない人間だ。それこそがフィナーレを飾るにふさわしい役者の姿だ。」と。

え、マーグリス、生きたままテスタメントになっちゃうの!?

さて、ミクタムに降り立ったご一行様は探索、と思ったらいきなり中ボス戦だ。げげ、準備してないよー。
なんとか破って、先に進んだら、げげ、元カノ・ペレグリー登場だ。
「私は今ここにいる。これこそが、私の存在理由」なんてかっこいいこというなぁ。
…の割には自滅的。ゾハルの民とか血とかいうけどさ、ウヅキ家も移民船団の血を引いてるじゃない、なのに、「人にはそれぞれ歩むべき道がある。あなたと私のそれは交わることはないのよ」ってさ、思い込み過ぎじゃない?
というわけで、ペレグリーとロボット戦になって、彼女はやられてお亡くなりになりました。
今まではやられて退散、だったのに、今回は違うのですよ。
合掌。

さらに進んで、大聖堂に入ると、出た、ヴォイジャー。
そして衝撃の告白が。
ヴォイジャーはサイボーグ氏が一緒にテスタメントになってくれなかったのが唯一の不満らしい(爆)
…もともとの理由は「死の恐怖から逃れる」ことだったようだが。
彼はサイボーグになる前のサイボーグ氏=警察官ジャン・ザウアーの部下だったらしい。それが、ヤク中だかなんだかでテロリストになって指名手配(?)されてたみたいだ。
とりあえず戦う。 > これもロボット戦
が、相手がテスタメントじゃ、戦っても勝てないよ。

そこへしゃしゃり出てくるカナン。なんとカナンの前世(?)はザウアー氏の部下ラクティスで、テスタメントになる可能性のある人をみつけて監視するプログラム・カナンを仕込まれていたレアリエンなんだそうだ。(正しくは、カナンはラクティスのパーソナリティを再利用したレアリエン)
急にサイボーグ氏のことを「隊長!」って呼んでるよ(^^;
カナン、ヴォイジャーに取引を申し出る。テスタメントにしてくれ。そのかわり、ヴィルヘルムの力の源である秩序の羅針盤へのアクセス回路を開く、と。
その気になるヴォイジャー。でも罠。
その力に触れるとテスタメントは消滅しちゃうのね~。
といわけで、ヴォイジャーと一緒に位相空間とやらへ消滅していくカナン。
合掌。

ザウアー氏殉職の理由は、テスタメントになることを拒否して自害したってことだったようだ。
んで、悪夢を見るのでミクタムでの記憶を自ら封印していたのだ。 > だからカナンのことも覚えてなかったようだ
が、ここへやってきて少しずつ封印が解けてきたってことらしい。
ふーむ。


先へ進む前に寄り道しておこう。まだ回収していないアイテムとイベントがあるのだ。

<ゼノサーガ3 ツァラトゥストラはかく語りき(PS2版)>

ラストキング・オブ・スコットランド(2006)

2007-03-22 | 映画評・その他のジャンル
「ラストキング・オブ・スコットランド」って、なぜアミン大統領がスコットランドの?
と思いつつ見たんだけど、やっぱいまいちよくわからなかった。それに関連した台詞が出てくるけど、記者会見でちょっといってみただけって感じだったし。

rukkiaは普通はこの手の映画は見ない。出演者がどうしても見たいときにだけ見る。今回の目当てはジェームズ・マカヴォイ。アミン大統領の主治医のニコラス・ギャリガン役である。タムナスさん以来なので、普通の人を演じるのを初めて見た、っつーことだ。
ニコラスは医者としてはかなりデキる人なのではないかと思うが、いかんせん、軽薄尻軽青二才である。いい役というのとはちょっと違うが、お話は彼の視点で展開する。ので、やっぱ彼が主人公だと思うのだが、主演は今年の主演男優賞総なめのフォレスト・ウィッテカー(アミン大統領役)で、マカヴォイくんは助演なのだ。
で、マカヴォイくんだが、もっとかっこいい役ならかっこよくみえるんだろーなーって感じで今一歩。キリっとする一瞬があるんだけど、そこはかなりかっこいい。
そして、なぜだか脱ぎまくりである…。
あの、欧州人は素肌にジーンズなんですか!? > sven@「Die Ratte」もそうだった…。
尻大サービスである。こっちは目が点である。
そんなところに注目する映画ではないはずであるっ

人間ドラマ系の映画のはずなのに、映画の描きたかったこと、訴えたかったことがいまいち伝わってこなかった。俳優の演技に頼りすぎて、脚本の構成が弱かったのかな。


萌え度:キリっとした時のマカヴォイくんはかなりかっこいい
好き度:この手の話は好きじゃない(映画の出来の善し悪しとは別)
鑑賞:劇場(2007.3)

原題:The Last King Of Scotland
監督:ケヴィン・マクドナルド
配役:フォレスト・ウィッテカー(イディ・アミン)
   ジェームズ・マカヴォイ(ニコラス・ギャリガン)
   ケリー・ワシントン(ケイ・アミン)


不都合な真実(2006)

2007-03-21 | 映画評・その他のジャンル
どうしても寝てしまう会社のISO 14000の研修に是非、ゴアさんを。

1月に公開になったはずなのにまだやっている「不都合な真実」、ドキュメンタリーなのにロングランなのはやっぱ今年が異常な暖冬だからなんだろうな。
ゴアさんはずーっと前から温暖化を訴えてきたのに、今、この時期にこれだけ流行るのはやっぱハリケーン・カトリーナのせいなんだろう。実感が話題を呼ぶのだ、きっと。

地球温暖化。米国人にはなじみがなかったのだろうか。これでアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞受賞である。
普段、NHKのドキュメンタリー見てたり、職場でISO 14000研修受けている身としては別段、新たなインパクトがあったわけではない。政治家ゴアの軌跡にへぇへぇへぇだったくらいだ。
衝撃は別のところにあった。

米国人のスライドショーは本当にショウなのねん。

これに比べたら仕事でのプレゼンとか研究発表とかって、判決文朗読みたいなもんだな。話術も演出もさすが、亜米利加。

ドキュメンタリーとしても一応、合格。NHKとか見慣れていると、米仏のドキュメンタリーって構成が甘かったり演出があざとかったりしていまいちなんだよねー(BBCはNHKと似ている)。でもこれは大丈夫だった。

そして、ひとつほっとしたのはゴアさんが「地球にやさしい」とはいわなかったこと。日本のエコだとやたらそういうんだよね、それ、間違っていると思うのだ。
「地球にやさしい」のではなく、「今の地球環境に適応している生物にやさしい」だろ。
大型恐竜の繁栄した中生代ジュラ紀は今より平均気温が高く、極冠の氷も小さかった(なかったんだったかも。うろ覚え)はず。大気の温度がちょっとあがっても地球そのものは困らない。 > 地殻が溶けるくらい上がったらさすがに優しくないが
問題は、人間が自分で自分の首を絞めていることだろう。そして、他の生物を道連れにしていること、かな。
地球規模の環境変化を引き起こす活動、これは別に人間の専売特許ではない。古くは、藻類が当時いっぱいあった二酸化炭素を吸収して毒である酸素を大量に吐き出し、大気の組成を変えてしまったってこともあったし。> その後、酸素を利用して呼吸する生き物が現れた
いいたいのは、地球温暖化は地球の問題じゃなくて、人間の都合なのだということ。
ゴアさんの主張もそこはしっかり押さえていたと思う。さすがだ。

と、映画の本筋に関係ないことをいっぱい書いてしまったが、環境問題で盛り上がった今年のアカデミー賞、「不都合な真実」と「ハッピーフィート」に賞をあげたのなら、プリウスに乗っているディカプリオにも賞をあげればよかったのに。


萌え度:
好き度:
鑑賞:劇場(2007.3)

原題:An Inconvenient Truth
監督:デイヴィス・グッケンハイム
配役:アル・ゴア