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エジプト旅行記 - 仕方噺 8日目 アブ・シンベル神殿 その2

2008年11月12日 アブ・シンベル神殿 至聖所

神殿入り口から至聖所まで60mほど、大列柱室、小列柱室、副室、前室、至聖所と一直線に続いている。内部は撮影禁止となっていて、写真が撮れるのは扉の外側から。門番が常に目を光らせていて、一歩でも扉の中に入るとすぐに注意される。このことでちょっとした事件が起きるのだが…それはまた後ほど。
年に2回朝日が神殿に入り、至聖所に4体並んでいるプタハ神、アメン・ラー神、神格化したラムセス2世、ラー・ホルアクティ神の座像のうち、冥界の神プタハ神を除く3体の座像を照らすように作られている。その2日は2月22日と10月22日なのだが、「春分の日、秋分の日」という説と、「ラムセス2世の誕生日、王に即位した日」という説がある。また、ユニセフによる移設の際に、1日ずれてしまったという説もある。
大列柱室には、オシリス神の姿をしたラムセス2世の像が左右に4体ずつ向かい合い、その高さは約10mほどある。左右の壁には、有名なカデシュの戦いで活躍するラムセス2世の勇姿のレリーフが刻まれている。当時、エジプト軍の大勝利と言うことで通っているが、実際はヒッタイトと史上最古の講和条約を結んでおり、その内容が記されたヒエログリフも刻まれている。
四角い柱で支えられている小列柱室には、ハヤブサの頭部を持つ二頭のスフィンクスがあったそうだが、それは現在大英博物館にあるらしい。
前日に、この至聖所でおきた不思議な話を小牧さんから聞いていたので、ラムセス2世の座像を前にしたとたん鳥肌が立ってしまった。座像は小さいけれど威圧感があり、近くで見るとさすがの感がある。
出口では、門番が出てくる人たちにアンクを持たせようと声をかけてくる。もちろんバクシーシが必要だが、記念になるので持たせてもらった。写真まで撮ってくれるサービスぶりだ。慣れているようで、ちゃんと至聖所まで入っていた。
※内部の写真はすべて、13年前にカミさんたちが行った時のビデオから起こしたもの。
この当時は、上に登って写真も撮れたようだが、今は柵で囲われていて近づくことは出来ない。
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