北海道旅行記2014 - 仕方噺 4日目 世界自然遺産「知床」

2014.05.13 北見 － 知床 － 釧路 今日は今回の目玉「知床」へ。 と、行く前に花を見ようと、北見フラワーパラダイスと、芝桜の満開にはまだちょっと早いみたいだけど東藻琴芝桜公園に行ってみた。 北見フラワーパラダイスは、山一つ公園にしたようなところで、そのまま車で登っていける。細い山道が続いているが、一方通行になっているので対向車を気にする必要はない。ただ、ちょっと駐めて花を見ていると後ろがつかえてしまうので、あまりゆっくりは出来ないようだ。 この時は木蓮が満開だった。 次は東藻琴芝桜公園。やはり満開には少し早かったみたいで、牛も少し霞んでいる。 これでは入場料500円と時間がもったいないので、写真だけ撮って東藻琴芝桜公園を後にした。 334号線は斜里町を抜け、知床半島の海岸線沿いを走る。景色がいい。 道の駅 うとろ・シリエトクと知床世界遺産センターで、この日の知床の情報と世界遺産でのルール・マナーを確認する。 遊歩道で熊が出没したそうでフレペの滝遊歩道は閉鎖中。また、知床五湖までしか車で行けないらしい。 知床世界遺産センターの展示物を一通り見て近くのオロンコ岩へ向かった。 オロンコ岩の下に数台駐車できるスペースがあったのでそこに駐める。オロンコ岩は高さ60mほどの大きな岩で、看板によると… オロンコ岩とは、「そこに座っている岩」を意味するアイヌ語に由来し、昔、この岩で先住民族が戦ったという逸話が残っています。 ということらしい。 170段ほどあるけっこう急な階段を登るとてっぺんまで行くことが出来る。 オロンコ岩の上からゴジラ岩を見下ろす。左側がゴジラ岩。ゴジラに見えるような見えないような…。 新しく漁港を作っているようだ。その後ろに見える茶色の二棟が道の駅 うとろ・シリエトクと知床世界遺産センター。 オロンコ岩の上は遊歩道（というほど長くはない）になっていて一周できる。何故かこの鳥が一周する時に前をずっと歩いていた。案内してくれたみたいだ。 オロンコ岩の全体写真は撮っていなかった。 334号線から北海道道93号知床公園線に入る。この時期、車は少なく、とても快適な道だ。 鹿が姿を現した。しかし、こちらをちらっと見ただけで、全く逃げる気配がない。この地区の鹿は、危害を加えられないと解っているのか堂々としている。 遮る車もなく、快適なまま知床五湖に到着した。 知床五湖のうち、予約もガイドも無しで普通に無料で行くことが出来るのは一湖の湖畔まで。講習を受けたり、ガイドさんと一緒なら五湖から一湖まで遊歩道を歩くことが出来る。今日は5月12日。10日からヒグマ活動期に入ったばかり。ツアーは要予約で4,500 - 5,100円ほどかかる。 全長約800mある高架木道を一湖畔まで歩くことにした。 空気はひんやりしていて、あちこちに雪が残り水芭蕉が咲いていた。 高架木道は歩きやすく、緩やかに登っている。先が見えないので行きはとても長く感じた。 一湖が見え始める。 一湖畔から知床連山を望む。この時は風はなかったので、綺麗に山々が湖面に映っている。 ちょうどツアーのグループが、一湖にやって来た。ツアーだと五湖、四湖…順に廻って、最後に一湖から高架木道を通ってフィールドハウスまで戻る。ちょっとガイドさんの話に聞き耳を立てていたが、なかなか面白そうだった。また次回、時間があるときにガイドさんと一緒に廻ってみたい。 しばらくすると、高架木道の方から賑やかな声が…。すごい数の団体さんのお越しである。そう、団体さんの団体である。せまい一湖畔展望台はあっという間に人・人・人。みなさん、阪急交通社の目印を付けているが、色でグループを分けているようだ。複数の団体さん全て阪急交通社だった。恐ろしや～。風も出てきて湖面に映った山々も震えていた。 高架木道に入ったときから、草の中から大合唱が聞こえていた。オタマジャクシも少し泳いでいたが、ちょうど蛙になったばかりらしく、鳴き声があちこちから響いていた。 その中に、鳥の鳴き声が聞こえる。しかし、姿はなかなか見えない。たぶんこの辺と大きめの岩を撮ってみた。ファインダーをのぞいたときに鳥は確認できなかった。 拡大してみると…くちばしの長い鳥が見事に岩と同化していた。さて、何という鳥でしょう？ 知床五湖の詳しい情報はオフィシャルサイトを参照してください。 今度は知床半島の東側を走ってみた。地図で見るとけっこう先の方、相泊というところまで道が続いている。正式名称は「北海道道87号知床公園羅臼線」という長い名前の道である。 この道は、自然一杯の西側に比べて、いたって普通の漁村野中を走っている。見せ場と言えば、途中にある「セセキの滝」と「熊岩」くらいだ。 熊が座っているように見えなくはない。でも、膝を抱えている人…かな。 そして行き止まり。往復で結構な時間を使ってしまった。よほど暇な人以外は、行く価値無し。 無駄足をねぎらうように虹が出た。端から端まで綺麗につながっていたけど、近すぎて一枚に収まらず。 今日のルート 走行距離：約370km。 今回泊まったホテル コンフォートホテル釧路 にほんブログ村

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