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エジプト旅行記 - 仕方噺 9日目 ハーン・ハリーリ散策

2008年11月13日 ハーン・ハリーリ

昼食後エジプト考古学博物館へ行き、夕方からハーン・ハリーリ散策の予定だったが、エジプト考古学博物館を明日に廻し、すぐにハーンハリーリ散策へ行くことにスケジュールが変更になった。
カフェなどがあるフセイン広場から数本の小道がバザールに延びている。2009年2月24日に爆発事件があり、フランス人観光客が亡くなったニュースはまだ記憶に新しい。あんなに狭くて、人がいっぱいいるところで「ドカン」とやられたら・・・と思うと、とても人ごととは思えない。こんなことは早く無くなってほしいものだ。
フセイン広場から小道に入ると、両側にびっしりと土産物屋が並び、いまだに「バザールでござーる」や「山本山」と日本語が飛び交う。一通り、小牧さんからオススメのお店やお土産と、トイレを使うことの出来るレストランの説明があり、後は自由時間となる。
いろいろな店が並ぶハーン・ハリーリ。どの店もきれいにディスプレイされていて、見ているだけでも飽きることはない。
奥に行くと素朴な店が多くなる。
もちろん、こんな怪しい商品を扱っている店も少なくない。
といっても自由になる時間は、1時間もなかったと思う。とりあえず、最初の路地(一応メインストリート)をまっすぐ行ってみた。100mも行くとうるさく声を掛けてくる土産物屋は無くなり生活感が感じられる。
紅茶とお菓子を土産に買いたかったので、引き返しもう一本隣(広場から見て左側)の路地へ。こちらの方が声を掛けてくる割合は少ない。
大きな紅茶屋があったのでちょっと入ってみた。すぐに店員が寄ってきて、あれこれ説明をしながら勧めてくる。勧めるのはいいが、「このお茶はお腹にいい」と言ってはカミさんの腹を触り…と、エジプト人迪エロ度全開である。当然すぐに店を後にし、結局、小牧さんが紹介してくれた小さな店で買うことにした。
ここの主人はいい感じで、いろいろ試食もさせてくれた。お菓子と紅茶を買ったら「サービスだ」と言って違うお菓子一つずつくれた。写真を撮っていいかと言ったら、店の中に入って来いといって一緒に撮ってくれた。
残り時間が少なくなり、アクセサリーを探しに再び迷路の中へ。今度はメインの通りを避け、細い路地を見つけて奥に入ってみた。そこはメインの土産物屋通りと違い、誰一人として声を掛けてこない。ショーウィンドウを覗いていても、店の前のイスに座って話をしている。店に入って商品を見ていても、近寄ってくることもない。いいところだった。

大きな銀製品のお店の前にいた子猫。ここで飼っているようで、このあと店に入っていった。
アクセサリーのお店を見つけ、中に入ってみた。ペンダントヘッドを見せてもらい、銀のアンクを購入することに。「ちょっとまけて」と言ったら、「僕はエジプト人にもこの値段で売っているよ」と。でも、何点か買ったら少しまけてくれた。「こんな形のはないか?」とリクエストしたら、わざわざ他の店まで言って聞いてきてくれたり、親切な兄ちゃんだった。
ここでタイルリミット。集合時間まであと10分も無くなっている。結構奥まで来てしまっていたので間に合うか…。メインストリートに出ると人混みで動けないので、勘を頼りに細い路地を通り、2分くらい前に集合場所に無事到着。他の人たちはみんな戻っているようで、小牧さんが心配そうにバザールの奥をのぞき込んでいた。

売っているものは眉唾物が多いのは否めないが、一日いても飽きない処だ。
奥に行くほどローカル色が強くなり、こんな人たちがいっぱいいた。
フセイン広場近くは完全に観光客相手のバザールだが、バスでホテルに帰る間数キロに渡って庶民のバザールが広がっていた。衣類を扱うバザール、食料品を扱うバザールなど、エリアによって分かれているそうだ。

この時期、カイロの街は「犠牲祭」の準備で、あちこちに羊を売っている店を見ることが出来た。「犠牲祭」とは…

イスラームの預言者イブラヒームがアッラーから息子を生け贄にするという命令が下り、イブラヒーム預言者は悩んだあげく、アッラーの命令に反することができないという思いで息子を生け贄にすることを決断します。 アッラーはイブラヒーム預言者の従順さを確信し、息子の代わりに羊を生け贄にしたということがこの犠牲祭の由来です。(出典:日通ペリカントラベルネット

羊を高く売るため、客が来る直前に塩水をしこたま飲ませるそうだ。そうすると羊は一時的に丸々と太って見え、高い値段で売れるらしい。もちろん、家に帰ってからみる見るやせていく羊を見て、客は文句を言いに来るのだが、したたかなエジプト人は知らん顔…。
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